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当ブログは、広尾サラブレッド倶楽部株式会社様のご厚意により、同倶楽部の所有する競走馬の写真及びWebサイト記載情報の転載許可を頂いております。

2024年8月31日土曜日

【8/31(土)予想】札幌2歳Sの注目馬とねらい目レース(長篠S)

■札幌11R/札幌2歳S ショウナンマクベス

出世レースとしての色合いの濃いこのレースは、絶対能力もさることながらスローの上り勝負になることが多いです。とはいえ最後方から一気の末脚で差し切るとかいう話ではなく、好位先行勢が速い上がりを使ってそのまま押し切るというレースになりがちで、前半が緩む分適性がマイル寄りの馬でも勝ててしまうのがミソです(ソダシなど)。マイルで勝ち上がったのは2頭いますが、より展開を味方につけられそうなのはショウナンマクベスの方かと。誰かを行かせて2番手で蓋をするでもいいし、場合によっては自分で逃げてもよく、テンションを守って走れればここはチャンスありでしょう。


■中京11R/長篠S シュヴェルトライテ

過去稍重以下では(1,1,1,0)。高速決着に課題を残す反面、時計がかかれば自分の力が発揮できます。流石にこの状況では馬場の回復は見込めなさそうですし、元々1400~1600mを走ってきたこの馬にとって中京1200mも合うはず。ここは改めて走れるチャンスと見ます。

2024年8月25日日曜日

【8/25(日)予想】キーンランドC・新潟2歳Sの注目馬

■札幌11R/キーンランドカップ ダノンマッキンリー

近年の藤原厩舎は「使いながら仕上げる」方針のようで、先週の札幌記念でもシャフリヤールが秋のBCターフを見据えた叩きで凡走したように前哨戦は割り切る必要があります。


上記は今年の藤原厩舎の全出走馬におけるローテーション別成績です。御覧の通り前走からの間隔が短い馬の方が好走できており、叩いての変わり身が期待できる仕上がりになっていることがうかがえます。ダノンマッキンリーもUHB賞からの中1週ですが、予定通りのローテということもあって中間軽めの調整も問題はないと見ます。ファルコンSを制した時のようにインが渋滞しがちな札幌の芝1200m戦なら外をスムーズに回して脚を遣えるレースが期待でき、人気が落ちるようならねらい目でしょう。


■新潟11R/新潟2歳S プロクレイア


このレースは前走でマイル以上を使ってきた馬が好走する傾向にありますが、そもそも今の時代はJRAによる早期デビューを促進する流れもあり2歳夏から有力馬がおろされることが増え、結果として一線級の馬が将来を見据えた際に必然的にマイル以上の距離でデビューを迎える好素材馬が増えた結果、長い距離を使われた馬=水準以上の能力を見込まれた馬、という構図が成り立っている側面もあります。該当馬はそこそこ居ますが、新馬戦で1秒ちぎったマイネルステラートが昨日の未勝利戦で②着したレースレベルの高さを踏まえプロクレイアを狙います。先週月曜に落鉄があり2日ほど調教を休んだものの、すぐに坂路で乗り出せており問題はなさそう。姉は今年の桜花賞にも駒を進めたテウメッサで、東京・新潟で2連勝と左回りへの適性にも血統の裏付けあり。一長一短のメンバー構成で相手が難しく、ここは単複で。

2024年8月24日土曜日

【8/24(土)予想】ねらい目レース(WASJ2、新潟12)

■札幌11R/2024ワールドオールスタージョッキーズ第2戦 マイネルニコラス

5走前の東雲賞でも戸崎Jへの乗り変わりのタイミングで◎指名し③着でしたが、ここもまた横山典Jへ乗り変わりのタイミング(騎手抽選のため当然と言えば当然ですが)。全3勝を柴田大Jで挙げているのは事実ですが、そもそも全17戦のうち13回も乗鞍を与えられていれば当然のこと。時計が速くなりすぎない洋芝は向いており、現級好走組がさして多くないこのメンバーなら手替わりの底上げで足りるとみて。


■新潟12R マイネルディレクト

今週は札幌が騎手余りの状況になり、北海道で乗っていた横山武Jが新潟へ。ビッグレッド系の馬もいくつか担当しますが、その中で期待したいのが最終Rのこの馬です。前走の1勝クラス戦は距離延長で行きたがってしまい失速しての大敗。今回は良績のある1200mに戻り、見ながら運べる大外枠も歓迎のクチ。3走前・2走前は現級で⑥④着と通用のめどは立てており、見直せる舞台でしょう。


2024年8月18日日曜日

【8/18(日)予想】札幌記念・CBC賞の注目馬

■札幌11R/札幌記念 ノースブリッジ

昨年のAJCCを勝って以降はかみ合わないレースが続いていましたが、今年に入って海外遠征で④③着と復調気配をアピール。前走のQE2③着後はキャリアで初めての放牧を経験しましたが、6月下旬に帰厩し中間は週を追うごとに時計を詰めており調整は至って順調な様子です。ここは同じくQE2②着以来となるプログノーシスも居ますが、明らかに仕上がり途上という向こうに対し十分な仕上げを施されたこちらの方を上に取りたいです。


■中京11R/CBC賞 スズハローム


2014年以降のうち中京芝1200mで開催された7回を分析すると、前走で1400mを使われた馬が最も好成績&高い回収率を挙げています(上図)。このコースはスタートしてすぐ下り坂の区間に入るうえ、ゴール前には急坂もあることから一介のスプリンターでは太刀打ちしにくい舞台です。したがって1400mを走れるタイプの出番があるわけですが、今回それに該当する4頭のうち京王杯SC③着と最も中身のあるレースをしたスズハロームを推奨します。元々輸送が苦手で前走は1週前から美浦に移動し最終調整を行いましたが、普段の栗東在厩と比較して攻めきれなかった分前2頭には離される結果に。今回はいつもの栗東調整で2週連続の好時計と調整に抜かりはなく、まだよくなる余地はありますがこのメンバーなら再度の通用期待です。

2024年8月17日土曜日

【8/17(土)予想】ねらい目レース(札幌4R)

■札幌4R リヴィングカラー

2走前と4走前は最後方から急かさず運んだのが奏功し、上り最速で何れも⑥着、勝ち馬から1秒差以内に食い込んでいます。前走は道中促したところ馬がリズムを崩したとのことで、今回は改めてじっくり運ぶことを示唆しています。この時期の未勝利戦は勝ちたいのと権利取りを意識してどうしても動き出しが早くなる傾向にありますが、このような展開で焦らずに末脚勝負ができれば最も恵まれうる存在と見ます。

2024年8月11日日曜日

【8/11(日・祝)予想】関屋記念・小倉記念の注目馬

■新潟11R/関屋記念 ラインベック

昨年も16番枠から③着と好走しており、この時期に調子を上げてくるタイプ。前走の米子Sは⑥着も、相変わらず1.32.0のタイムで走ってきており平坦の高速決着への対応も問題なし。キレるタイプではないもののしぶとく脚を使えるので、出たなりで被されないポジションを取れれば一発残り目も。


■中京11R/小倉記念 ファユエン

前走のマーメイドSでも◎としましたが惜しくも④着。コーナー4つは向いていますが京都では前も止まりませんでした。中京コースで難しいのは3コーナーからの下り坂をいかにこなすかで、ここでスピードに乗ってしまうと最後に止まってしまいます。今回はテーオーシリウスがいるため前は速くなることは確実で、これを追いかけて動き出しが早くなれば最後は差し勢が届く展開にもなり得、このコースで2勝を挙げる巧者の出番と見ます。

2024年8月10日土曜日

【8/10(土)予想】ねらい目レース(中京3R・浦佐特別)

■中京3R ルージュロンサール

砂を被るとよくないタイプで、ダート転向後3戦何れも1桁馬番だったところ今回は大外枠。牝馬限定戦となるここは相手関係も楽になるはずで、スタートさえミスらずに好位の外を運べればチャンスは十分でしょう。


■新潟9R/浦佐特別 セッカチケーン

千直の6番枠を引いた前走は参考外。一本調子な点は否めないですが、2走前は中山ダート1200mで33.4(な阪関無)-37.8の前傾ラップを2番手から押し切る強い内容。最終追いは美浦坂路で51.9-12.2の猛時計を減速なしでマークしており、この暑い中でもここまで負荷をかけられるのも好調の証と言えるでしょう。芝スタートの大外枠、吉原Jが駆るここは何が何でもスタートを決めてくれるはずで、自分の形にさえ持ち込めれば。

2024年8月4日日曜日

【8/4(日)予想】エルムS・レパードSの注目馬

■札幌11R/エルムステークス ユティタム

前走のアハルテケSはスタートで挟まれかけたこともあってか終始カリカリした走りで⑩着と大敗。大外枠からのスタートだった2走前のオアシスSではスムーズに運べていただけに、囲まれるような位置にならずに先行できるかがポイントです。陣営は気性面を考慮し逃げることを示唆していますが、普通に考えればミトノオーやプロミストウォリアもいる中で何が何でもというのは考えづらく、好位の3番手に収まる線が妥当と見ています。逆に前が飛ばして単騎追走が叶えば有難く、2走前に下した相手関係からも力量は通用するはずで見直したいです。


■新潟7R/レパードS アラレタバシル

前走のユニコーンSでも◎を打ちましたが落鉄もあり⑥着。本来圧倒的な先行優位の新潟ダート1800mにあって大外枠から追い込むのはだいぶ不利ですが、ここはブルーサンをはじめ先行タイプが揃っており4角から動き出す展開が想定されます。こうなると、一昨年のような体力勝負で差す側の馬にもチャンスが生まれ得、最後は確実に脚を遣えるだけにここも流れ一つで台頭可能でしょう。

2024年8月3日土曜日

【8/3(土)予想】ねらい目レース(新潟日報賞・苫小牧特別)

■新潟7R/新潟日報賞 ロジシルバー

シルバーステート産駒の鬼門である東京コースで②①着と連続好走しており、ここにきての成長がうかがえます。元々夏場に強く昨年も福島・新潟と転戦し②①②着の好成績を挙げているのに加え、過去二度の昇級戦でも何れも②着しておりクラスの壁を苦にしないタイプ。人気が確実視されるトロヴァトーレは前走ハイペースを差し切った反動も懸念されるだけに、ここは昇級初戦から狙いたい舞台です。


■札幌10R/苫小牧特別 サヴァビアン

3年前は夏の函館で2連勝。一昨年、昨年は何れも滞在2戦目で一変の走りを見せており、今年もここが函館を叩いての滞在2戦目となります。この夏の札幌ダ1700m戦は先週までの14鞍のうち8枠が最多の4勝を挙げており、かつ勝率も他の枠の2倍近いという特異なコンディション(通常、複数頭が入ることの多い外枠は分母が大きくなる分勝率は低く出がち)。その中で大外枠を引けた今回は絶好のねらい目と言えるでしょう。