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2022年9月26日月曜日

【一口馬主】パラスアテナ引退、夢を紡ぐ頑張りを見せてくれた人馬に感謝と敬意


(出典:広尾サラブレッド倶楽部Webサイトより)

 出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝5、美浦・高柳瑞厩舎)が先日18日(日)の中山10R・レインボーS(3歳上3勝クラス・芝1800m)に出走し、15頭立ての13着となりました。レース後、左前肢の腱鞘炎が判明し、一定期間の休養を余儀なくされることに加え近走のパフォーマンスも踏まえ、このレースを以て現役を引退することが決まりました。

 2月の初音Sで15着に敗れて以来7か月ぶりとなる復帰戦。昨年の西宮Sに続いて2戦連続での大敗に、陣営はこの中間障害練習を取り入れるなどの工夫を施し心身のリセットを図ってきました。しかしながらレースでは頭の高いままで勝負どころでも全くギアが入らず、ここ2戦と同じような走りでただ回ってくるだけのレースになってしまいました。弟のカイザーノヴァにも見られるようにステラリードの牝系は頭の高いフォームになることが多いのですが、そもそも気持ちの面でオンオフが切り替えられておらず、調教の時計自体も出てはいたのですが実戦でまるで勝負にならないことが続いていました。

 馬の腱鞘炎というのもあまり聞かないですが、けがの程度としては重いものではなく程なくすれば復帰自体は難しくないとのことではありました。しかしながらこのような戦況が続き、なおかつ来春には6歳春を迎える年齢面も考慮し、このタイミングでの決断となりました。個人的にも、ここまで手を尽くして変わらないのであれば無事に次のステージに進めることが大事だと考えておりましたので、この判断を尊重したいと思っています。


 レインボーS当日は現地におり、雨の降りしきる中結果的に最後となったパラスアテナの雄姿を見届けることができました。実は中山に行ったのは彼女のデビュー戦の時以来。パドックの様子もいつも通りで、なぜこの見た目で走れないのかと不思議でなりませんでしたが、性別的なものもきっとあったことでしょう。これまでの頑張りに感謝を申し上げるとともに、良いお母さんになることを祈っています。


 パラスアテナは私が初めて一口馬主として出資を決めた際、広尾TCの4口無料特典で出資したうちの1頭でした。他3口はマミリアス、キャットウォーク、キセキノセンシに使ったためこの馬が一番早いデビューとなり、正真正銘初めての出資馬でした。結果的に初勝利、初重賞挑戦、初G1挑戦と想像をはるかに超える活躍を見せてくれ、勝ち星こそ2勝にとどまりましたが一戦一戦がとにかく楽しみで仕方ありませんでした。

 しかしながら、母ステラリードは函館2歳Sの覇者、弟のキングエルメスも京王杯2歳Sを制したという血統背景や、結局デビュー時から馬体重が大きく変動することなく5歳秋を迎えた点を踏まえれば、競走馬としてのピークは早い段階で迎えていたのかもしれません。その一方で、3歳1月のデビューでクラシック登録すらなかったこの馬が世代G1に出られるまでに出世できたのはその高い完成度故のことでしょうし、一戦一戦大事に使ってきた高柳瑞厩舎の努力の結晶であり、カーネーションCや紫苑S等限られたチャンスを確実にものにしてきた武豊Jはじめこの馬に携わった人々の丁寧な仕事ぶりが伺えました。

 何より、大敗が続き場合によっては今春で引退となっててもおかしくない状況で、ここまで現役を続けてこられたのは厩舎サイドが可能性を信じ再起のチャンスを与えてくれたからにほかなりません。こうして無事に繁殖として上がれることも含め、師を始め厩舎スタッフの皆さんに心から御礼申し上げます。


 私事ですが、最初に一口馬主を始めたときの目標は

 「G1で掲示板に入る出資馬を持つ」

 ことでありました。

 まさか1頭目でそれをなし得るとは思っておらず、今後の出資戦略をどうしようかと悩んでおりました。パラスアテナの引退により、中央現役の出資馬は3頭(アリシアン、セントアイヴス、メグルキセキ)となりこのまま縮小の方向もありかと考えていましたが、家内の「彼女の子供が待ち遠しい」という言葉に、これからも一口馬主ライフをひっそり続けていけたらと思っています。それを叶えてくれたのも、ひとえにパラスアテナのここまでの頑張りが二世への夢を紡いでくれたおかげだと感じる次第です。

 たくさんの感動と喜びをありがとう。お疲れ様でした。

2022年2月13日日曜日

パラスアテナ2022年初陣、進退を賭す一戦となる覚悟で

 初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝4、美浦・高柳瑞厩舎)が13日(日)の東京9R・初音S(4歳上牝3勝クラス・芝1800m)に出走、2022年の初戦を迎えます。


(出典:広尾サラブレッド倶楽部Webサイトより)

 鞍上には初コンビとなる大野Jを迎え、昨年10月の西宮S⑪着以来4か月ぶりの実戦に臨みます。中間は放牧を挟み1月上旬に帰厩、約1か月在厩で調整を続けており最終はポリトラックで併走相手を1.5秒追いかけ0.6先着という上々の動きを見せ、仕上がり自体は問題ないと見られます。

 しかしながら、昨秋以降かつての煩さが影を潜めるなどメンタル面の変化が指摘されるように。それがいい意味で大人になったということなら良いのですが、調教でも追われてからの覇気が見られず、レースに行ってもここ2戦は勝負所で無抵抗なまま流れ込む形に。体重の維持に苦労していた馬でしたが、最近では放牧先ですぐに体重が増えるようにもなったということで、当初は「ようやく成長したか」と喜んだりしたものでしたが実際昨秋以降のパフォーマンスを見ると走る方に気持ちが向いていない模様です。

 思えば、デビュー時450kgだった体重は前走で440kgに。「馬体の成長が待たれる」と思っていましたが、3歳シーズンの好走とそれ以降の低迷を考えると、デビュー時から高い完成度を有していたという可能性も考えられます。

 陣営も前向きさを出すために試行錯誤しており、今回は初めてブリンカーを装着してレースに臨みます。しかしながら、調教でもブリンカーやパシュファイヤーを装着してみたものの効果はいま一つのようで、これが実戦でどこまで活きてくるかは未知数です。


 そして、ここ1年の低迷といい頃に戻ってこない現状を考えると、5歳牝馬という立場からは今回の結果如何で「もう1年やるか否か」を判断せざるを得ないタイミングとも思っています。母ステラリードは今年で15歳、半弟のキングエルメス(父ロードカナロア)が昨年の京王杯2歳Sを制したこともありこの母系の価値が高まっているのも事実で、俱楽部ゆかりの血統馬を準OPで1年試行錯誤させるよりは、厳しいと判断すれば今年から新たな役割を…と考えるのも自然な話でしょう。

 とはいえ、当然この馬のポテンシャルがここまでとは思っていないので、無事に帰ってくることは何よりですが、狙いすました適鞍でもう一度見せ場を作ってくれることを願うのみです。骨っぽい4歳勢もいますが、一泡吹かせる走りを期待します。

2021年4月24日土曜日

パラスアテナ、福島牝馬Sは11着。絶対不利から0.5差の健闘を称える


 初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝4、美浦・高柳瑞厩舎)が土曜新潟11Rの福島牝馬S(G3、芝外1800m)に出走。15頭立ての2番人気に支持されましたが、直線伸びを欠き11着となりました。


 前走のアメジストS(3着)から短期放牧を挟んでの一戦で、馬体重は446kg(-2)と輸送もクリア。まずまずのスタートから後方外に進路を取り、直線では外を回し前を追いましたが、前も止まらない展開の中最後は同じ脚色になってしまい勝ったディアンドルから0.5差の11着で入線となりました。

 個人的には最も恐れていた展開になってしまったという感じです。

 牝馬限定戦でペースが落ち着き、大外を回す形になってしまっては32秒台前半の脚でもないと平坦の新潟では厳しく、結局ある程度の位置にいないとどうにもならないレースでした。最近では道中の追走が難しくなっているように見受けられ、実際に好走した秋華賞もかなり位置を下げてのレースでしたから、今日もこうなることは予想していました。それでも最後に一足使えるので上位に食い込めていたのですが、意外と内も伸びるコンディションであったこと、延々向こう正面を流して前半1000mが60秒というスローペースとあっては、最後の直線だけでどうにかするのはハナから難しかったと言えるでしょう。

 ただ、着順こそ大きく負けたものの着差は0.5差。タイム差だけで言えば4着だったラジオNIKKEI賞(0.9差)のほうが離されており、不利な条件下でもしっかり差を詰めてきてくれたあたりは改めてこの馬の堅実さを示してくれたと言えます。

 あとはこの道中の追走をどうするか。単純に作戦だったのであれば出していけばいい話ですが、馬自身が道中で進んでいかないというのであれば話は別。ハマり待ちのキャラクターとして生きていかざるを得ず、使い詰めできないこの馬にとってはかなりフラストレーションのたまる展開が今後予想されます。いずれにしても、この様子では東京に使うのも得策ではなさそうですから、今後については作戦面含め検討が行われるものと思われます。


 先ずは格上挑戦の身ながら、健闘を見せてくれたパラスアテナを労いたいと思います。この堅実さが報われる日が来るよう、出資者として信じ続けていくのみです。


パラスアテナ福島牝馬S挑戦、ハンデの呪縛から放たれ自分の走りを


 初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝4、美浦・高柳瑞厩舎)が土曜新潟11Rの福島牝馬S(G3、芝外1800m)に出走します。

 前走アメジストSで3着に敗れた後、立て直し後の選択肢として当初より参戦を予定していた舞台ではありましたが新潟への開催変更となったことで登録頭数が増え、直前に回避馬が出たことで何とか16番目に滑り込んで出走が叶ったという顛末でした。師曰く「自己条件はいつでも使えるし、出られるのであれば重賞へ」という判断で参戦を決定。これまでローテーション含め慎重な発言が目立っていたことを思えば、陣営も手ごたえを感じつつある証左なのかとも感じます。

 実際、自己条件の2戦はいずれも実質トップハンデ(牝馬の2kg減を加味)で古馬牡馬も含めてのレース。450kgでデビューした馬体は前走時点でも448kgと、まだ成長が待たれる段階において決して楽な戦いではなく、それでも着をまとめているあたりは現級でやれる手ごたえを得られるレースぶりではありました。個人的には、あまりハンデが重くならず馬格の差も大きくない牝馬同士のレースのほうが今の彼女には合っていると思っているのでこの判断は本当にありがたいの一言です。自己条件では勝ち上がりの椅子は1つしかなく、重賞なら2着でも賞金は加算できるという点も大きいです。

 3戦ぶりに坂井Jが手綱を取り、大外8枠16番からのスタート。ゲートが一息で挟まれたりといった不利を受けることもあることからこの位置は良かったと思いますし、何より隣がカリオストロで直ぐに前に行ってしまいそうなので位置取りの自由度も増しそうという点でもメリットが大きいでしょう。

 本来の予定通り福島での開催であれば、初勝利の舞台でもあり大きな期待を込められましたが、正直この舞台変わりがプラスではないというのは陣営も出資者も感じているところでしょう。それでも毎回述べているように、想像を超える頑張りを見せてくれるのがこの馬の素晴らしいところ。今回もメンバーの壁、コースの壁を超える走りを期待します。


2021年2月21日日曜日

パラスアテナ、アメジストSは3着。現級突破を意識できる段階に


 自分の初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝4、美浦・高柳瑞厩舎)が日曜東京10RのアメジストS(4歳上3勝C、芝2000m)に武豊J騎乗で出走。単勝3.0倍の2番人気の支持を受けましたが、3着という結果になっています。

 今日は前回減らした馬体を戻し、448kg(+10kg)での出走。パドックではいつも通り外目をキビキビと歩き、状態の良さを感じられました。課題のスタートも無難にこなし道中は中団後ろを追走。しかし道中で前後の馬群が大きく離れ、4角の時点で前とは10馬身ほどの差がついてしまいました。勝ったスパイラルダイブが後方追走から馬場の3分どころを伸びたのに対し、パラスアテナは大外を回すロスもあり最後まで前を捉えられませんでした。

 追走の具合から、1番人気のヘイルメリーをマークして進んでプラン通りに捉えたのでしょうが、その内を伸びてくる馬がいたことは想定外だったのでしょう。しかしながらヘイルメリーはこのようなハイペースは未経験で、最後にはお釣りがなくなってしまったような止まり方。一方でスパイラルダイブは人気を落としていたものの現級では連続好走の実績もあり、ここで勝ってもおかしくない馬ではありました。人気上位以外にも警戒すべき馬が多いと踏んでいましたが、足元をすくわれました。

 とはいえ、絶対的な展開不利に加えて実質トップハンデの55kgを背負って0.2差3着まで追い上げるのですから、現級で安定勢力であることには確信を持つことができたレースでもありました。高いレベルで戦績を安定させることができるのも、ひとえに陣営はじめ関係者の毎回の努力あってのこと。心から感謝を申し上げます。

 次は中山で適鞍を探しに行くことになりますが、坂上からの一脚が使えるタイプですからコース条件としては好転すると見ています。次は「決める」ことを意識して観ることができそうで、楽しみがまた一つ広がる一戦となりました。

 先ずはお疲れ様でした。帰ってくるまでがレースですので、どうか無事に。

パラスアテナ、アメジストSへ出走。相手は強いが自分の走りを

 自分の初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝4、美浦・高柳瑞厩舎)が21(日)の東京10R・アメジストS(4歳上3勝C、芝2000m)に出走、OP入りを目指す戦いに挑みます。

 鞍上には3戦ぶりに武豊Jを迎え、前走の寿S(4着)から短期放牧を挟み再立ち上げ後も仕上がり順調と来ています。ハンデは引き続き55kgでトップハンデがダイワダグラスの56kgなので「隠れトップハンデ」ですが、他の自己条件馬とは賞金も違うので仕方のないところでしょう。

 今回壁となるのが相手関係です。

 デビューから3連勝中のヘイルメリーが鞍上にルメールJを配したかと思えば、神戸新聞杯5着のターキッシュパレスも横山典Jに乗り替わり。2走前に好メンバーの2勝クラスを制したシルヴェリオも力はありますし、現級で小差の好走実績ある馬も他多数。この条件ではかなりメンバーが揃った方だと思われます。

 その中で55kgを背負い伍していくことは決して簡単ではないですが、他の人気2頭が内枠に入ったのに対しこちらは中枠で自在なレース運びができそうな点はプラスが見込め、自分の力を出し切れば十分に見せ場を作ってくれるでしょう。ここ2戦はスタートがなかなか決まらず後手を踏むレースが続いていますが、うまく立ち回れる武豊Jならリカバーできそうという期待も込めて応援したいところです。

 とにかく、デビューから②④①①④②④④着と堅実に駆けてくれる孝行娘。今日も無事に、そして自分の走りで上位を脅かす、あわよくば頭を取り切るレースを期待します。

2021年1月11日月曜日

パラスアテナ2021年初戦は4着、改めて示した素質の高さ


 自分の初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝4、美浦・高柳瑞厩舎)が月曜中京10Rの寿S(4歳上3勝クラス、芝2000m)に出走。単勝2.6倍の1番人気に支持されましたが、結果4着に終わりました。

 前走の秋華賞に続く遠征競馬となり、馬体重はデビュー以来最少の438kg(-6)しかしながらパドックの雰囲気は相変わらず好調そのもので、外目をキビキビ歩くさまは気配の良さを感じさせました。

 レースはいつも通り二の足がつかず後方から。集団から離れた後方をダノンマジェスティと2頭そろって追走する形になりました。4角でも動かず直線川田Jは馬群の中を突っ込む選択を取りましたが前が開かず、ようやく進路を見つけて伸び始めたのは残り100mほどのこと。鋭い伸びを見せましたが0.3差の4着で入線となりました。

 あの伸びを思えば、観てる側からすれば安全策で大外を回した方がよかったのでは?と思うのは当然ですし、中継画面でもわかるほどに行き場を失くしていました。しかしながら、パラスアテナと同じく離れた後方を追走したダノンマジェスティは大外を回しましたが、馬場の三分どころを伸びたツーエムアロンソを捉えられなかったことを思えば、内が開く可能性に賭けた川田Jの判断もわからなくはないというのが本音です。ですが騎手は結果責任を負う立場であり、急遽の代打でかわいそうな面もありますが、今日のレースに関してはどのように言われても仕方ないでしょう。

 とはいえ、実質トップハンデの55kgを背負い、得意ではないはずの荒れた馬場を走り最後の100mほどで際どく差を詰めた走りはこの馬のポテンシャルの高さを再確認できるレースだったと言えるでしょう。牡馬混合の準OPで好戦できるのであれば、牝馬限定の重賞でも見せ場を作れるでしょうから、今後のローテ含め期待が拡がります。個人的には馬格に不安を残すこの馬がこの時点で馬群を割るレースをしてくれたということに満足しており、福島牝馬Sのようにローカルでごちゃつくレースになっても対応できるめどを立ててくれた内容であったとも感じています。


 先ずはお疲れ様でした。ちょっとパドックでも気持ちが入っていたようで、ガス抜きを含めていったん放牧かもしれません。続戦にしろ一休みにしろ、春の飛躍に向け今日の疲れをしっかりと癒してください。

2021年1月10日日曜日

パラスアテナ2021年初陣、厳しい条件を乗り越えて


 自分の初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝4、美浦・高柳瑞厩舎)が11日(月・祝)の中京10R・寿S(4歳上3勝クラス・芝2000m)に出走、2021年の初戦を迎えます。

 前走秋華賞(4着)後は放牧に出されたのち12月初旬に帰厩、ここまで1か月じっくり在厩で調整されてきました。放牧先で一旦緩めた馬体も今週時点で452kgまで戻り、態勢は整ったといえるでしょう。

 当初寿Sには33頭の登録があり出走の可否が不安視されていましたが、ハンデ戦につきアローワンス込みの負担重量で1番手(ハンデ55kg+4歳1月1kg+牝馬2kg=58kg、2番手はダノンマジェスティの57kg)となったため、優先出走の運びとなりました。しかし今回最大の課題となるのがこの斤量。上記の通り今回実質トップハンデとなり、馬体に成長の余地を残すこの馬にとっては決して楽とは言えないはずです。左回りは東京で、急坂は中山で経験済みですが初の古馬相手。加えて武豊Jが直前のアクシデントで乗り替わり。川田Jをどうこう言うつもりはないのですが、G14着馬が自己条件に戻って大威張り、というムードにはなかなかなれないというのが本音です。陣営もそして多くの出資会員の皆様も、自分と同じ気持ちなのではないでしょうか。

 とはいえ、常に初物を不安視され続けながらも、結局は我々の想像を超えるパフォーマンスを繰り出し続けているのがこの馬。デゼルやダノングロワールが回避しましたが現級好走実績ある馬も複数おり、相手にとって不足は無いでしょう。今後牝馬重賞戦線で活躍していくためにも、まずはここで目途の付く走りができたらと期待しています。

2020年10月18日日曜日

パラスアテナ大健闘の4着、夢は終わらない


 なまじ惜しかっただけに余計に印象深い…

 自分の初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝3/美浦・高柳瑞厩舎)が、18日(日)京都のG1秋華賞に出走。12番人気の低評価を覆し4着に食い込む大健闘を見せました。まずは最後まで全力を尽くしてくれた彼女と坂井J、ここまで導いてくれた厩舎陣営はじめ関係者の皆様に心から感謝申し上げます。

 デビュー以来初となる関西への長距離輸送。馬体重は紫苑Sから-8kgの444kgと、木曜(調教後馬体重450kg)からの比較でも-6kgに留めました。小春日和のパドックでも発汗は目立たず、いつも通り外目を首を使ってキビキビと歩いており見た目には順調そのもの。あとは相手関係だけ…と思える仕上がりでした。

 レースではゲートでやや後手を踏み、勝ったデアリングタクトの後ろにつけて後方から運ぶ展開。デアリングタクトの進出を見て3コーナーから追い出されましたが、最初暫くは鞍上のアクションほど伸びず「万事休す…」とさえ思ってしまいました。しかし外からソフトフルートに並ばれたあたりでエンジン点火。大外を回すロスの大きい競馬でしたが、最後まで脚を使い勝ったデアリングタクトから0.3差の4着にまで食い込んでくれました。

 4着とは言え、3着のソフトフルートとは写真判定の末僅かなハナ差(上図)。私含め多くの出資会員、そして複系馬券を持っていた人が固唾をのんで判定を待っていたことと思われます。そのあとの溜息まで聞こえてきそうな…しかし、本来であれば募集価格1,680万の馬がG1④着で1,500万を稼いで帰ってくるだけでも、普通にすごいことのはずです。それを「悔しい」に変えるほどのポテンシャルと頑張りを見せてくれたことに、改めて感謝したいです。


 終わったから言えることですが、今回は2桁着順の大敗も覚悟していました。

 堅実に走るタイプとはいえ相手も強く、調教後馬体重の時点で前走からマイナスということからも、まだまだ成長の余地を残している段階であることは明らか。輸送を意識してのものでしょうが、最終追いも芝。1週前にウッドの予定をポリに変えたことも相まって直前に負荷をかけられないもどかしさ。それでも内枠を引いてコースの利で上手く立ち回れたら…と期待していましたが、その希望も遠い16番枠。加えて京都は天候が回復し内もまともに走れる状態に見え、外を回すことのロスの方が大きいとなると末脚勝負でどこまで…と不安を挙げればきりがない、そんな戦前でした。3角でガス欠気味に見えたのも、そういうメンタルがあってのものでした。

 しかしながら、蓋を開けてみれば大外を回してまくり加減の進出を見せ自力で掲示板を確保。他の有力馬がデアリングタクトを封じようと早めに動いたこともありましたが、直線の入り口では一瞬夢を見たほどの伸びでした。挑戦者の立場ですからどんな結果も受け入れられるつもりではいましたが、勝ちに行ってのこの結果はもう疑いようもなく彼女のポテンシャルを証明する結果だったと言えるでしょう。


 力量、精神力、レースセンス全てにおいて世代の牝馬で頭一つ抜けていたデアリングタクトの強さに脱帽するとともに、自らの末脚で自分たちファンの夢をつないでくれたパラスアテナに、重ね重ね感謝を表します。

 消耗の大きいレースでしたので、いつも通り一息つかせて次走、というローテーションになると思います。まだ3勝クラスですので流石に次回は自己条件でしょうが、今日戦った馬たち含め、再び大きな舞台で躍動するその姿を期待せずにはいられません。まずはゆっくりと疲れをいやしてください。お疲れ様でした。


パラスアテナついに秋華賞、どんな結果でも堂々と


 自分の初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝3/美浦・高柳瑞厩舎)が、今日の京都11Rの秋華賞(G1)に出走。ほぼノーマークの扱いですが、人気以上の走りを期待します。

 思えば、自分が広尾TCに入会したのがちょうど1年前。入会特典である4口分の無料出資権をどの馬に使おうかと見繕っていた時、2歳10月にしてまだ出資が間に合う馬が居ることを見つけました。実は当初はカイザーノヴァ(父モーリス、パラスアテナの弟)への出資を検討していたのですが、そうこうしているうちに満口に。それならば、と兄弟の中で一番のサイズ感を持って生まれた同馬を初の出資馬にしようと決めたのがきっかけでした(ちなみに
馬体を見て即決したのはキャットウォークでした)。

 ステラリードの子どもはそれまでいずれも未勝利で引退、パラスアテナはクラシック登録もなくデビューは年明けにずれ込んだだけに「最初の馬だし、勝ちあがってくれれば万々歳」程度に考えていました。1月のデビュー戦ではダートを走り2着とするも、2戦目は4着。既に2月の下旬でしたから「何とか未勝利さえ勝ってくれれば…」と当時は祈るような気持ちだったのを今でも覚えています。

 それが芝を使われ一変。福島で目の覚めるような快勝を見せるとカーネーションCも鋭い末脚で連勝。このころから「いずれ重賞でも手が届くかも…」と思うようになりましたが、3歳の時点でラジオNIKKEI賞4着、紫苑S2着と結果を残し個人的には驚きの連続。何よりダートに使われた2戦を含め②④①①④②着と全て掲示板に載る馬主孝行ぶり。一口馬主やっているとこの有難さがよくわかりますし、何よりデビュー済の現役馬がこの馬しかいない自分にとっては、彼女1頭の活躍だけであわや会費さえペイする月もあるくらいで本当に頭の下がる思いです。

 ここはデアリングタクト以下強い相手も揃っていますし、いずれ壁にぶち当たる時が来るわけで。馬体もデビューから比較してまだ2kgしか増えておらず、ここでの結果がどうであってもこれからの馬であることには変わりなく、今日は無事に堂々と走ってきてほしい、その一心です。まだ条件馬(収得賞金1,600万)の身ですし、連対してOP入りしてくれたら…というのは贅沢でしょうが、どんな条件でも崩れずに走ってきたこれまでの頑張りを見るに一泡吹かせる魅力は十分、そんな気もしています。

 出資馬の初G1を現場で観られないのは残念ですが、テレビの前で最大限に応援します。まずは無事に。

2020年10月17日土曜日

秋華賞枠順確定、天候回復を祈るのみ


 10月17日(日)に行われるG1・秋華賞の枠順が確定し、自分の出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝3/美浦・高柳瑞厩舎)は8枠16番に入りました。

 戦前は外を回すであろう2冠牝馬・デアリングタクトに対し内を突く作戦も示唆していましたが、流石にこの枠では内に潜り込めるかどうか…先週を見るに、京都芝は内側のコンディションが良くないみたいなので外枠はむしろ良かったかと思うのと、テンションが上がりやすいタイプなだけに最後から2番目の枠入れとなるこの馬番も有難いと言えるでしょう。

 上記は09:45時点でのオッズで、やはりデアリングタクトとリアアメリア以外は10倍以上。但し16番人気のアブレイズにしても今年のフラワーCの勝ち馬で、相手はどこからでも入れるメンバー。パラスアテナについては相手格の評価もあればほぼ無印という媒体まで…こうして色々な評価を聞くことができるのも、大レースに出られる醍醐味でしょうか。もう少し楽しみたいと思います。

2020年10月4日日曜日

【秋華賞特別登録】自分史上、最も長い2週間の始まり



 10月18日(日)に京都競馬場で行われる秋華賞(GⅠ・3歳牝・芝2000m)の特別登録馬が発表され、私の初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(美浦・高柳瑞厩舎)を含め21頭が登録を行いました。

 先日、出走馬決定と騎手決定の考察記事を公開しましたがそこから賞金1,500万円組が1頭(ダンツエリーゼ)増えて6頭となり、現段階では優先権5頭+賞金順10頭+3/6の抽選となります。そしてこれと前後して某競馬ポータルサイトにて騎手想定が発表されましたが、未定だった馬のいくつかに名前が入っていました。オーマイダーリンに幸J、そしてパラスアテナに坂井J。

 一体どこからこのラインが出てきたのか想像がつきません。確かに弟のカイザーノヴァの主戦ではありますが、向うは関西馬でこちらは関東馬。念のため調べましたが高柳瑞厩舎の馬に坂井Jが乗ったのは過去1度だけ(2016.7.30 札幌2R ハヤブサミカリン5着)。同馬は未勝利番組終了間近という立場で、当時3kg減だった坂井Jを配して何とか前進を…という起用に見え、この次はアッサリ乗り替わっていることからも特段何か関係性があったり、重用している気配はなさそうです。

 一方で、未確定の情報ながら出資会員の皆さんはおおむね好感触。その中の意見として多かったのが「矢作厩舎とは仲良くしておいた方がいい」というものでした。そういう目的があっての浮上なのかはともかく、自分も坂井Jを押さえられること自体は良いと思います。ただ関西の騎手なのでスムーズにコンタクトを取れるかどうかが少し心配で、厩舎付きの若手ですから追い切りのためだけに美浦に来てもらうわけにもいかないですからどのようにリカバーしていくのかは考えどころです。

 そしてもう一つ、前回の記事で散々語ってきたサンクテュエールの騎手が未定になり、ルメールJはレイパパレに騎乗予定となりました。但し先に述べた通り現状ではレイパパレは3/6の抽選対象で、回避が噂されるウインマリリンとサンクテュエールが揃って回避したとしても抽選は残ります。この方針発表をどう受け取るかは人それぞれですが、同じクラブ、春2冠で跨った馬ではなく抽選待ちの馬に早々と宛がうというのは、場合によってはハレーションを生みかねない発表でもあるでしょう。

 とはいえ、トップジョッキーが抽選待ちという事態になったことでこの問題は本当にギリギリまでもつれそうです。パラスアテナに回ってくる可能性もゼロではないとはいえ、観てる側もヤキモキする2週間になりそうです。

2020年10月1日木曜日

秋華賞パラスアテナの鞍上問題、「あの馬」の出否がカギを握る


(写真:2020年9月12日、紫苑S出走時 出典:広尾TC

 紫苑S2着で秋華賞(10月18日・京都競馬場)への出走を予定している広尾TCのパラスアテナ(牝3、美浦・高柳瑞厩舎)について、ここ3戦で手綱を取った武豊Jが10月2日にパリ・ロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(ジャパン)騎乗のため秋華賞当日の騎乗が不可能となったことは既報の通りです。

 既に出資会員の間でも話題になっていますが、こうなると「本番で誰が乗るのか」が非常に気になるところであります。かくいう私もその一人。個人的には、騎乗経験のある吉田隼Jなんかが良いと思っていましたが、フアナで権利獲れなかったルメールJや、クラヴァシュドールの距離適性に見切りをつけたデムーロJが当日空いている…なんて事態にでもなったらワンチャンあるのでは?と淡い期待を持ったりしていました。


■現時点での出走予定馬とボーダー、想定騎手

 妄想を繰り広げる前に、現時点での出走予定馬をおさらいしておきます(敬称略)。

【優先出走権】5頭予定
マルターズディオサ(紫苑S1着) 田辺
パラスアテナ(紫苑S2着) ○○
シーズンズギフト(紫苑S3着) <回避>
リアアメリア(ローズS1着) 川田
ムジカ(ローズS2着) 秋山真
オーマイダーリン(ローズS3着) ○○

【賞金上位】8~10頭予定
デアリングタクト 松山
ウインマリリン 横山武
サンクテュエール ルメール
ミヤマザクラ 福永
アブレイズ 藤井
ウインマイティー 和田竜
クラヴァシュドール M.デムーロ
ホウオウピースフル 池添
マジックキャッスル 浜中
デゼル 藤岡康

【賞金順】
(1,500万)3~5頭出走可能
クラヴェル 横山典
ソフトフルート ○○
フィオリキアリ 北村友
ミスニューヨーク 加藤祥
レイパパレ ○○

 ざっと名前が挙がっているのはこのあたりでしょうか。


■賞金上位馬の動向

 シーズンズギフトは富士Sへ向かうことが発表されましたが、同じキャロットCのサンクテュエールとの使い分けという話もあります。しかしながら、そのサンクテュエールが帰厩後今ひとつ調子が上がらないというか、陣営のトーンが上がって来ないようで、回避も囁かれるように…とすれば、ルメールJはこれらのいずれかに乗ると目されていただけに、そのいずれも回避となるといよいよわからなくなってきます。

 加えて、持病である右肘の腫れを抱えるウインマリリンも、膿の状態を見ながらの調整を強いられているとのことで予断を許さない状態。彼女ら重賞ホルダー2頭が抜けると、現時点で登録の意向を表明している賞金1,500万の5頭が全頭出走可能になります。


■「川田組」の騎手手配が気になるところ

 次に考えたいのはパラスアテナ以外の未定の3頭。これらはいずれも川田Jで勝ち上がった馬で、リアアメリア参戦によりアテを失ったと言えます。

 まず、オーマイダーリンについては川田Jに加えローズSで3着に導いた和田竜Jも先約で乗れず。先約が無く他に騎乗経験があるのは江田照J、川須Jですが、このためだけに江田照Jを呼ぶのは現実的でないので無難に川須Jでしょうか。河内厩舎なら幸、岡田、和田翼Jも居ますが…

 ソフトフルートは中京の2勝クラスを好時計で勝った馬。騎乗経験あって先約が無いのは吉田豊・隼J、岩田望Jの3名。ゴドルフィンはどちらかというと騎手起用に介入することの少ないイメージで、先週の神戸新聞杯のターキッシュパレス(5着)も富田Jとのコンビを継続させました。そうなると、初勝利以来となる岩田望Jの起用も可能性ありますが、評判が高いだけにエージェントサイドからの売り込みもそれなりにあるでしょう。

 最後にレイパパレ。デビュー3連勝中でインパクトの大きい馬ですが、これまで3戦は全て川田J。ちなみにこの馬もキャロットFの所有馬ですが、横山典Jでの参戦を表明しているクラヴェルと違って鞍上はまだ発表されていません。キャロットFの事ですから、出られるのであればルメールJ等宛がいたいところでしょうが、そのためには確実に出走できる情勢にならないといけません。


■鞍上問題のカギを握るのは「ウインマリリン」

 上記経緯から察するに、私はひとえにウインマリリンの出否が騎手のやりくりを考えるうえで重要になってくると考えます。

 現在、出走表明している中で優先権持ち+賞金的に確実に出られるのは15頭。こうなると残る3枠に対し5頭が抽選となります。この状態であれば、ルメールJはサンクテュエールに乗ることがほぼ確実と言えるでしょうし、レイパパレが除外になっても自己条件で川田Jを乗せれば良いという考え方も出来ます。

 一方、サンクテュエールが回避する流れになるなら、キャロットとしてはレイパパレにルメールJを騎乗させたいでしょう。しかしながらサンクテュエールが回避するだけではまだ5分の4の抽選なわけで、万が一これに漏れてしまったらキープしていたであろうルメールJに申し訳が立たなくなります。ですが、サンクテュエールの出否発表より前に回避馬が1頭出れば、サンクテュエールを引っ込めることで1,500万組の抽選が無くなることが決定するので、正式にレイパパレへのオファーを出すことができます(他に登録する1,500万円馬が居なければ)。

 即ち、サンクテュエール以外に回避の可能性のある馬、今回で言えばウインマリリンがもし先に回避を発表することになれば、サンクテュエールもそれを見て引っ込めたうえでルメールJの乗り馬が決定できる、と踏んでいます。


■使い分けのジレンマ

 では逆にウインマリリンが出走にこぎつけ、なおかつ回避馬も出ないとなるとどうなるでしょうか?シーズンズギフトを富士Sに回してまでお膳立てをしたわけですから、態勢さえ整えばサンクテュエールは普通に秋華賞に向かうでしょう。これはサンクテュエールというより、シーズンズギフトの出資者への配慮だと私は考えます。

 そもそもシーズンズギフトは春にもフラワーC3着、NZT2着としておきながらG1への出走が叶わなかった馬で、会員としても「何とかG1の舞台へ」という思いは強かったはずです。真意はさておき、藤沢和師は「紫苑Sのレースぶり」を理由に距離適性含め秋華賞は厳しいと判断、52kgで出られる富士Sでマイル路線に挑むという方針を明らかにしていますが、この説明にすべての出資者が納得しているとは言い切れないのが実情です。外形的には「トライアルを使って優先出走権を獲得したにもかかわらず本番回避」という事実が残るだけで
、使い分けを疑う声が出るのはやむを得ないでしょう。

 最悪なのは、サンクテュエールが回避してなお抽選が発生し、レイパパレが漏れてしまった場合です。シーズンズギフトの回避を「ルメールJの使い分け」と考えるファンの立場からすれば、「ルメールJを譲った」サンクテュエールが回避し、さらに鞍上未定のレイパパレが出られずとでもなれば、結局何のために譲ったのか、という思いになってしまう可能性もあります。

 これはルメールJの立場で考えても同じことが言えます。ノーザンへの恩義を感じ予定を空けているのでしょうが、デゼルに乗れる可能性だって十二分にあったはずです。騎乗馬が居ないのではシャレになりませんし、仮に抽選でレイパパレが出られたとして、そこにルメールJが収まってもそれは結果論で、囲っていたのに最後までヤキモキさせられるのは気分は良くないでしょう。クラブは複数の馬を送り込めますが、騎手は1人。やりくりがうまく行かないこともあるわけです。


■パラスアテナの鞍上はルメールJ次第?

 さて、何でここまでパラスアテナに関係ない話を書いたのかというと、武豊Jからの乗り替わりを余儀なくされる同馬にとって、ルメールJの鞍上は無関係と言い切れない事情があるためです。

 武豊Jの騎乗依頼仲介者(エージェント)は元競馬ニホンTM(トラックマン)の豊沢信夫氏で、同氏は他にもルメール・浜中・そして泉谷Jのエージェントを務めています(1人のエージェントが担当できる騎手は3人+若手騎手1人まで)。エージェントは同氏のように厩舎関係者とのパイプを持つ競馬新聞や専門誌のTMが務めることが多く、担当エージェントがどれだけ顔が利き信頼してもらえるかが騎乗馬の質を左右します。

 騎手起用に介入するオーナーの持ち馬を除けば、厩舎関係者からの騎乗依頼はジョッキー単位というよりエージェントに対して持ちかけられます。その中でエージェントが差配するので、自ずから同じ担当エージェントの騎手同士で序列があったり騎乗馬の融通があったりします。ルメールJの乗る可能性のある馬に武豊Jが乗ることもありますし、その逆も然り。となれば、武豊Jが継続騎乗していたパラスアテナの宛がう先を探して、ルメールJに話が行っている可能性もゼロではありません。

 実力のほどは走ってみないとわかりませんが、紫苑Sでは自身の騎乗するシーズンズギフトに先着した馬ですから、身体が空いているのであればオファーがあっても不思議はないですし、応諾の可能性も万に一つとはいえ無いとは言い切れません。しかしながら、現時点ではキャロットのいずれかの馬に乗ることが濃厚な情勢で、仮にオファーがあったとしても乗ります、とは言えないでしょう。

 とはいえ、早々と秋華賞参戦を決めていたパラスアテナの陣営としても、可能であれば武豊Jが乗れないとわかった時点で早めに鞍上を決めてコンタクトを取っておきたいはずです。帰厩したこの時点でまだ明確なアナウンスが無いということは、あらゆる選択肢を模索していることの表れでしょうし、そこに全国リーディング騎手というオプションがあったとすれば、ギリギリまで待つのもやむを得ないと考えるのが自然でしょう。


■まとめると

 未定かつ個人の想像であるという断りを入れたうえで書けば…

・本線は吉田隼Jでしょうか。夏の波乱の立役者にして全国リーディング7位。但しこの日は恐らく新潟にいるはずなので、前々から確定させないと厳しそう。
・ギリギリまでルメールJの動向を待つなら、直前の水~木あたりまでずれ込むことを覚悟する必要あり。それで結局乗ってくれない、となるならば、当日京都で乗る人の中から選ぶほかない。藤岡佑Jとか当日居ないですかね…

 というのが現実線でしょうか。誰が乗ろうと応援する気持ちに変わりはありませんが、出資馬が初めてG1に出るとなると思い入れもひとしお。あと2週間半、楽しみに待ちたいと思います。

2020年9月12日土曜日

パラスアテナ紫苑S2着、wktkが止まらない


 自分の初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝3、美浦・高柳瑞厩舎)が12日(土)の中山11R・紫苑S(G3)に出走、直線で脚を伸ばし2着に入る健闘を見せました。

 レースは内から好スタートのショウナンハレルヤがハナを主張し、マルターズディオサが行きたがりながらも2番手で追走。前半1000mは61.8と馬場を考えれば平均~ややスローといった流れでした。

 パラスアテナは中団外を追走。終始距離ロスのある運びでしたが揉まれずに運べ、4角で前に取り付く理想的な立ち回り。直線では内前で運んだマルターズディオサにもう一伸びされましたが、ゴール前で再度伸びて後続の追撃も封じ2着。坂下では一瞬呑まれるかと思いましたが、登り切ってからのもう一伸びで前を捕らえた走りは、勝負の勘所を見誤らなかった武豊Jの好騎乗の賜物と言えるでしょう。

 自分はというと…4角から直線の入りが完璧で、もうクロスセルを捕らえれば勝てるのでは?とさえ思える手応えに叫びまくっていました。この馬場ですし内前のマルターズディオサが残すのは仕方ないとしても、内に潜り込んだシーズンズギフト(3着)、外から鋭く追い込んだウインマイティー(6着)にもしっかり先着できたのは個人的にとても大きいと感じています。早めに進出しても、2000mで最後まで脚が使えることを示す結果となったからです。

 これで賞金加算はもとより、ひそかに願っていた秋華賞出走が可能な状態となりました。連戦が難しいタイプなので現時点でどうなるかはまだわかりませんが、世代3冠の最終に臨むことのできる立場にいるということだけでも有難く、まずは無事に帰ってきてくれることを祈るのみです。本当にお疲れ様でした。そして、関係者・出資者の皆様、本当におめでとうございました。

<※9/12 18:44追記>

 広尾TCのWebサイトが更新され、「本番に向けて体制を整えていく」旨高柳瑞師のコメントが発表されました。次走が秋華賞となることが事実上確定しました。

パラスアテナ紫苑S挑戦、胸を借りる走りを


 初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝3、美浦・高柳瑞厩舎)が、12日(土)中山11Rの紫苑S(G3)に出走。秋華賞の切符をかけて2度目の重賞挑戦を迎えます。

 自分は3歳世代は同馬のみ、2歳世代には2頭の出資馬が居るのですが未デビューにつき、前回のラジオNIKKEI賞から約2か月ぶりの出資馬出走となりました。長かった…陣営も前走後ここを目標に仕上げてきたとあって、直前の追いきりでは軽快な伸びを披露。大方の体制は整ったと見てよいでしょう。

 その前走は「限りなく重に近い稍重」馬場に泣かされる形で4着。道中ペースアップしたところで動かざるを得なかった面もあり、いろいろと「向かなかった」のも事実と見ています。キレを活かすのであれば良馬場が理想でしたが、成長途上の同馬を気遣い師は「足下を思えば多少渋っても構わない」と慎重なコメント。目方を見てももう一回り成長の余地を残しているだけに先々を見据えての一戦ではありますが、それでもオークス上位入着馬をはじめ好メンバーが揃ったここは、現状の力を試すにはもってこいの舞台でしょう。開幕週で内に馬が密集することを考えれば、大外枠はむしろ歓迎のクチ。後方に置かれずに中団外目を追走できれば、適度に時計の掛かる芝なら差しが決まることを期待しています。

 クラシック登録のないパラスアテナについて、自分はかねがね「秋華賞に間に合ってくれれば」とひそかに願っていました。その可能性が見える舞台にまで駒を進めてくれたことにまずは感謝しつつ、その願いが現実となるよう、自宅からその雄姿を見守りたいと思います。

2020年7月5日日曜日

パラスアテナ初の重賞挑戦、楽しみは続く


 一口馬主として初の出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝3、高柳瑞厩舎)が日曜福島メインのラジオNIKKEI賞(G3)に出走、1番人気の支持を受けましたが、結果は4着となりました。

 前走のカーネーションC(1着)から短期放牧を挟み、中5週での参戦。テンションに配慮して中間も軽めの調教ながら仕上がりは良く、コンディションについては各方面から高評価を受けていました。デビューから馬体重が増えなかったことを個人的に心配していたので、今回の+10kgは「やっと増えたか!!!」という気持ち。牝馬は1992年のシンコウラブリイ以来このレースを勝っていませんが、結果的には無敗のグレイトオーサーを差し置いて1番人気に支持され、否が応にも期待の高まる一戦となりました。

 レースはバビットが早々と先行争いを制し、アルサトワ、パンサラッサは控えて番手から。途中スローを嫌ったグレイトオーサーが突いて前半1000mは59.6とスローにはなりませんでしたが、カギとなったのはそのグレイトオーサーが前を突いた2コーナーと後続が差を詰め始めた残り1000m地点。

 このレースのラップは

 12.0-10.8-12.6-11.9-12.3-11.9-11.9-11.6-12.3

 となっており、①3-4F目【12.6-11.9】と②5-6F目【12.3-11.9】で加速が入っています。

 ①で加速したのは、突いた張本人のグレイトオーサーをはじめコスモインぺリウム、ルリアン、そしてパラスアテナ。続いて②のポイントで加速したのはグレイトオーサー、ルリアン、パラスアテナ、コンドゥクシオン。②の段階でコスモインぺリウムは失速が始まり、グレイトオーサー、コンドゥクシオンも4角で手応えが尽き後退。ルリアンは鞍上の叱咤に最後まで応えましたがG前で力尽き5着。勝ったバビットがこれらのシーンでいずれも脚を使うことなくやり過ごせた一方で、ラップに合わせて加速した馬の中で最後まで脚を伸ばしていたのがパラスアテナだったと考えれば、着差ほど悲観する必要は無いと考えます。

 4角から追い通しにもかかわらず2着を確保したパンサラッサは、馬場が合ったのもそうですが成長を感じる走りでしたし、3着のディープキングはギリギリまで追い出しを待った分切れ味を引き出せた印象(次新潟の自己条件出てきたら断然人気でしょうね)。回復途上の福島の馬場にあって、正攻法で外を回して敗れたのであれば仕方ないと割り切れる敗戦でもあります。手綱を取ってくれた武豊Jも「軽い脚捌きをするタイプで、馬場が良ければもっと…」という感触だったようで、敗因は明白と分析してくれています。


 今後については続戦もあり得ますが、馬場を敗因と考えるなら、せっかく馬体も増えたことですし一息入れて梅雨明けの新潟or札幌という選択肢もあるかもしれません。「まだ弱いところがある」と陣営も認めている中、掲示板を確保する走りを見せてくれて本当に頭が上がりませんし、今回の4着で獲得賞金が1,800万円となり、募集額(1,680万円)を上回る実績となりました(ここからは二重に源泉徴収される…)。秋に向けて大きな夢を見られる挑戦となり、陣営はじめ関係者の皆様、そしてわざわざ乗りに来てくれた武豊Jに改めて感謝です。

 まずは無事に帰ってきてくれますように。夢の続きを一緒に見ましょう。

2020年5月23日土曜日

パラスアテナ2連勝、この末脚は本物か



現役唯一の出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝3、高柳瑞厩舎)が、土曜東京のカーネーションカップ(3歳牝1勝クラス、芝1800m)に出走。中団待機から坂上で鋭く伸びて前を捕らえ、2連勝を飾りました。

前走(4月の未勝利戦)もそうでしたが、未曽有の緊急事態の中でもこうして開催を続けてくれるJRA及び開催にあたる皆様、騎手や厩舎関係者の皆様に感謝申し上げるとともに、広尾TCならびに会員の皆様と、喜びを分かち合いたいと思います。

レースはヤマニンプレシオサが飛ばし、前半1000mは58.8で通過。とはいえ2番手以降はタイムにして約1秒は離れており、先頭以外は平均~スローペースという感じ。個人的には、前目から馬場の良い内を確保して後続を封じる…というレースを想定していたのですが縦長の馬群となり外を回す形に。それでも坂上から満を持して追い出すと素軽い伸びを見せ、最後は上りを33.3でまとめ1着。重賞実績のあるセイウンヴィーナス、特別戦で掲示板に載ったシベール、カインドリー等小頭数ながらメンバーが揃った一戦を見事に制してくれました。

見ていて気になったのが、セイウンヴィーナスを交わした後再度手前を変えてゴール前で一伸びしていたこと。理想的なレースが出来たこともあり、抜き去ってからは手綱を緩める余裕ぶり。トビの大きい父ルーラーシップに似つかず「小脚の使えるタイプ」(高柳瑞師)ということもあり広いコースでのキレ勝負は不安でしたが、杞憂を吹き飛ばすパフォーマンスでした。

位置取りにこだわらずペース判断の上進めた鞍上の好騎乗が大きいことはもとより、「自在性があり、追って伸びる馬。能力がありそう」(武豊J)と言わせしめたポテンシャルには、もはや個人的な事情抜きで高い理想を期待してしまいます。今後について師は「無理をせず、成長に合わせて使いたい」とのことで一休みが濃厚。テンションが高くなりやすい馬で休み明けの今日もパドックはギリギリ持ちこたえていた程度でしたから、リフレッシュと成長を促していくことになりそうです。馬格を考えると今後もしばらくは同世代とのレースにしてあげた方が良さそうで、個人的にはラジオNIKKEI賞を思い描いていましたが、秋の楽しみを育てるのも悪くありません。

募集額1,600万のパラスアテナはこの勝利で、獲得本賞金を1,800万としてくれました。もちろん進上金などを加味すれば一口馬主の収支としてはマイナスですが、孝行な馬ですホント。心身のリフレッシュに努め、さらなる成長を期待したいです。お疲れ様、そして本当にありがとうございました。

2020年5月17日日曜日

「特別登録に出資馬が居る」というワクワク感。


さて、日曜の競馬が終われば翌週に向けて動き出すわけで、今週はそそくさと振り返りを終えて特別登録をチェック。現役唯一の出資馬パラスアテナが土曜東京のカーネーションC(3歳牝馬1勝クラス・東京芝1800m)に予定通り登録してきました。当初、新潟(早苗賞)と両にらみとの説もありましたが、新潟が登録22/16頭に対し東京は12頭。スンナリ出られそうです。


前走勝利後リフレッシュ放牧に出され、先週帰厩ののちウッド、坂路で追いきりを消化。1週前はウッドで伴Jが跨り馬なりで52.9-12.1。同じく馬なりで併せたソーラーフレア(3勝クラス)を0.4追いかけ0.2先着という上々の内容で、期待が高まります。

なお、高柳瑞師のコメントによれば過去3戦騎乗の吉田兄弟は新潟の予定につき、鞍上は武豊Jに依頼中とのこと。メンバーを見渡しましたがかち合う馬はいなさそうで、特段支障は無いと見られます。いやはや…

【想定】
エレガントチャーム 横山典
オムニプレゼンス  レーン
カインドリー    石橋脩
カトゥルスフェリス ルメール
サナチャン     武士沢
シベール      三浦
スパングルドスター M.デムーロ
セイウンヴィーナス 野中
パラスアテナ    武豊
ペルラネーラ    戸崎
ヤマニンプレシオサ 江田照
ラキャラントシス (北村宏)

こんなところでしょうか?オムニプレゼンスは津村JアウトでゴドルフィンですからレーンJ、もしくは田辺Jかと。ラキャラントシスは横山武・津村両Jがアウトのため100%推測ですが、厩舎のコネクション的には北村宏Jあたりと見られます(オークスでフィオリキアリが抽選通るかにもよりますが)。

それにしても、出資馬が特別登録に名を連ねているってのはこんなに気分が高揚するものなんですね…まずは無事に!

2020年4月19日日曜日

パラスアテナ初勝利、見違えるような行きっぷり


自分の一口初出資馬であるパラスアテナ(父ルーラーシップ/母ステラリード、美浦・高柳瑞厩舎)が今日の福島4Rの3歳未勝利戦(牝馬限定、芝2000m)で1着となり、一口馬主としての初勝利を飾ってくれました。

まずは、今日の開催を無事に挙行するにあたり尽力されたJRAの皆様、吉田隼人J、厩舎・牧場スタッフの皆様、広尾TCの皆様、そして出資者はじめこの馬を応援するすべての皆様に心から御礼と祝福を申し上げたいと思います。

アクシデントや不運により競争生活を全うできなかった同期もいる中で、まずは1つ勝ち星を挙げてくれたことは何よりの感慨です。願わくば現地で見届けたかった初勝利でしたが、今はただ開催が元通りになることを願うのみです。


さて、そのレースですが今日は3戦目にして初めての芝。

相変わらずスタートはやや後手を踏んだものの、鞍上のアクションにスッと応えてインの3番手を確保。これまでは道中の行きっぷりが課題で位置を落としてしまっていましたが、前走の芝スタートで見せた行き脚はやはり本物でした。

前半1000mは61.8と落ち着き、逃げたエルバルーチェは前走2200mを逃げて3着している馬だったこともあり前を捉えられるかが不安でしたが、4角で動くと直線でしっかりと伸び、一瞬モタれるシーンこそあったものの最後まで脚を使い2着に0.9差をつけての快勝となりました。

ステラリードの仔は上に3頭の姉がいますがいずれも中央未勝利に終わり、この馬が初めての勝ち上がりとなったのも、この1勝をより印象付けるエピソードとなりました。実は自分は入会の当初、この馬の下にあたるカイザーノヴァ(父モーリス)への出資も検討していたのですが、そうこうしているうちに締め切られてしまい…否が応にも弟への期待もより高まります。

この後は「帰厩後の様子を見ながら検討」することとなっていますが、元々クラシック登録も無いですし久々のレースでも結果を出してくれたように気性が前向きで一戦一戦しっかり走れるタイプなだけに、適度な間隔をあけて昇級戦を見定める形になりそうです。ブロック移動制限が継続すると仮定すれば、中4週で5/16(土)東京のカーネーションC(芝1800m)あたりが候補になるでしょうか。元々陣営は復帰戦に1800mを想定していた経緯もあり、恐らくはここを中心に調整されるものと見られます。

コロナ禍の終息が見通せない中、明るい話題を届けてくれたパラスアテナに改めて感謝です。雨中のレース、まずはしっかり疲れを癒してください。

2020年2月16日日曜日

パラスアテナ2戦目、芝部分の走りに希望が見えた


初出資馬のパラスアテナ(広尾TC)が、日曜の東京3R(3歳牝未勝利、D1600m)で2戦目を迎えました。

牡馬相手の新馬戦で2着した実績も買われ上位人気の一角(単6.6倍④人気)に支持されていましたが、結果は4着。訳あって道頓堀のWINSで観ていたのですが、正直複勝圏内は堅いと見ていただけに残念な敗戦となってしまいました。

レース後の陣営コメントでは、周囲の馬やキックバックに驚いたりするところがあり、直線では右ムチに反応しヨレる等スムーズに運べなかったことを敗因と見ているようです。外目から自らポジションを上げていった前走に対し、今回は馬群の中で位置取りを模索せざるを得ず、神経質なところのあるこの馬だけにそれが堪えてしまったのは考えられるでしょう。

もう一つ、自分が気になったのはダートコースでの行きっぷりです。


最初の芝の部分の走りは悪くなかったものの…


ダートコースに替わり先団から後れを取り…



みるみる位置取りを下げ、3コーナー手前ではついていけている馬の中では最後方グループにまで下がってしまいました。前走はオールダートの中山D1800mでしたがやはり道中の行きっぷりは一息で、今回は既走馬相手ということもありこれでだいぶ後ろからの競馬を強いられた側面は否めません。

もちろん、「ダートがダメだったから芝が走れる」という保証はどこにもないですが、この走りを見ている限りでは一度使ってみて具合を見ることも選択肢として加えてみても良いと思います。

幸い、休養を挟み次走は「芝も選択肢」とのコメントが陣営より出ています。気持ちが入りやすいタイプなので、休み明けとなる次走で一発回答を期待します。

まずはお疲れ様でした。
残された時間は長くないけど、今はひと時疲れをいやしてください。