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2022年9月26日月曜日

【一口馬主】パラスアテナ引退、夢を紡ぐ頑張りを見せてくれた人馬に感謝と敬意


(出典:広尾サラブレッド倶楽部Webサイトより)

 出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝5、美浦・高柳瑞厩舎)が先日18日(日)の中山10R・レインボーS(3歳上3勝クラス・芝1800m)に出走し、15頭立ての13着となりました。レース後、左前肢の腱鞘炎が判明し、一定期間の休養を余儀なくされることに加え近走のパフォーマンスも踏まえ、このレースを以て現役を引退することが決まりました。

 2月の初音Sで15着に敗れて以来7か月ぶりとなる復帰戦。昨年の西宮Sに続いて2戦連続での大敗に、陣営はこの中間障害練習を取り入れるなどの工夫を施し心身のリセットを図ってきました。しかしながらレースでは頭の高いままで勝負どころでも全くギアが入らず、ここ2戦と同じような走りでただ回ってくるだけのレースになってしまいました。弟のカイザーノヴァにも見られるようにステラリードの牝系は頭の高いフォームになることが多いのですが、そもそも気持ちの面でオンオフが切り替えられておらず、調教の時計自体も出てはいたのですが実戦でまるで勝負にならないことが続いていました。

 馬の腱鞘炎というのもあまり聞かないですが、けがの程度としては重いものではなく程なくすれば復帰自体は難しくないとのことではありました。しかしながらこのような戦況が続き、なおかつ来春には6歳春を迎える年齢面も考慮し、このタイミングでの決断となりました。個人的にも、ここまで手を尽くして変わらないのであれば無事に次のステージに進めることが大事だと考えておりましたので、この判断を尊重したいと思っています。


 レインボーS当日は現地におり、雨の降りしきる中結果的に最後となったパラスアテナの雄姿を見届けることができました。実は中山に行ったのは彼女のデビュー戦の時以来。パドックの様子もいつも通りで、なぜこの見た目で走れないのかと不思議でなりませんでしたが、性別的なものもきっとあったことでしょう。これまでの頑張りに感謝を申し上げるとともに、良いお母さんになることを祈っています。


 パラスアテナは私が初めて一口馬主として出資を決めた際、広尾TCの4口無料特典で出資したうちの1頭でした。他3口はマミリアス、キャットウォーク、キセキノセンシに使ったためこの馬が一番早いデビューとなり、正真正銘初めての出資馬でした。結果的に初勝利、初重賞挑戦、初G1挑戦と想像をはるかに超える活躍を見せてくれ、勝ち星こそ2勝にとどまりましたが一戦一戦がとにかく楽しみで仕方ありませんでした。

 しかしながら、母ステラリードは函館2歳Sの覇者、弟のキングエルメスも京王杯2歳Sを制したという血統背景や、結局デビュー時から馬体重が大きく変動することなく5歳秋を迎えた点を踏まえれば、競走馬としてのピークは早い段階で迎えていたのかもしれません。その一方で、3歳1月のデビューでクラシック登録すらなかったこの馬が世代G1に出られるまでに出世できたのはその高い完成度故のことでしょうし、一戦一戦大事に使ってきた高柳瑞厩舎の努力の結晶であり、カーネーションCや紫苑S等限られたチャンスを確実にものにしてきた武豊Jはじめこの馬に携わった人々の丁寧な仕事ぶりが伺えました。

 何より、大敗が続き場合によっては今春で引退となっててもおかしくない状況で、ここまで現役を続けてこられたのは厩舎サイドが可能性を信じ再起のチャンスを与えてくれたからにほかなりません。こうして無事に繁殖として上がれることも含め、師を始め厩舎スタッフの皆さんに心から御礼申し上げます。


 私事ですが、最初に一口馬主を始めたときの目標は

 「G1で掲示板に入る出資馬を持つ」

 ことでありました。

 まさか1頭目でそれをなし得るとは思っておらず、今後の出資戦略をどうしようかと悩んでおりました。パラスアテナの引退により、中央現役の出資馬は3頭(アリシアン、セントアイヴス、メグルキセキ)となりこのまま縮小の方向もありかと考えていましたが、家内の「彼女の子供が待ち遠しい」という言葉に、これからも一口馬主ライフをひっそり続けていけたらと思っています。それを叶えてくれたのも、ひとえにパラスアテナのここまでの頑張りが二世への夢を紡いでくれたおかげだと感じる次第です。

 たくさんの感動と喜びをありがとう。お疲れ様でした。

2022年4月30日土曜日

【4/30(土)予想】青葉賞の全頭評価とねらい目レース

■東京11R/テレビ東京杯青葉賞

[1]①クワイエットホーク(岩田望)

東京芝は兎にも角にも上がりの絶対値が求められるコース。近5年の③着以内馬は全て「それまでに上り3番手以内で走った経験」がある馬で、今回のメンバーでは唯一この馬だけがその経験がありません。未勝利勝ちも阪神芝内回りの2200m戦で、立ち回りの良さを生かせるコースではありません。

[2]②サンライズエース(大野)

前走の大寒桜賞は前半淀みなく流れた展開を後方からまくり加減に上がっていくも1.3差の②着。この馬は切れる脚がない分、長めの距離で道中早めに上がっていって前を捕まえる戦法で好走を続けていますが、本来中京2200mは二度の坂超えがあり後方の馬が有利になるコース。スローとは言い切れない流れで先行した勝ち馬に1.3秒も離された(しかも8頭立て)のでは、②着と言えどもクラス通用の実力は怪しいと言わざるを得ません。

加えて今回はテン乗りの大野Jですが、デビューから4戦すべてに騎乗していた鮫島駿Jが東京にいるにもかかわらず乗り替わりというのが意図不明。「サンライズ」の松岡オーナーとも特に翻意にしている様子もなく、せいぜいフェブラリーSでサンライズホープの代打で乗った程度。初の関東になるので関東の騎手に…というのはわからなくはないのですが、大野Jの良績は福島・函館といった小回り平坦が中心で、東京での実績は下から数えた方が早いくらい。客観的に合理性のある理由は見出せません。

[3]③プラダリア(池添)

2走前の未勝利戦の内容が良く、前半62.5で運んだ逃げ・2番手の馬がそれぞれ①③着とする中で唯一差し込んでの②着。最後の2Fが11.2-11.5と速い上りが求められる中を中団から脚を伸ばしましたが、まだムチで寄れるなど若さを見せる中でのレースでした。この馬を含め当時の⑤⑥⑧着馬は次走で即勝ち上がっており、当時の勝ち馬ハイコーストも無事ならば上のクラスでやれてよかった素材の持ち主と見ています。

勝ち上がった前走の未勝利戦は1.1差の圧勝。そればかりか重馬場にして34.9の末脚を繰り出しての勝利で、当時の上がり2位が36.2ということからもエンジンの違いが伺えます。デビューから3戦いずれも内枠で上手く壁を作れた点も大きいですが今回も3番枠で折り合いは問題なし。位置取りを含めた運要素も強いダービーよりも、トライアルの性質上前半が緩んで最後の3Fの勝負になるこの舞台の方がよりこの馬には向くと見ます。

[3]④メイショウウネビ(松岡)

勝ち上がった未勝利戦はかなりの大雨で最後の3Fが38秒もかかるレース。メイショウサムソン×キングカメハメハという血統背景からもまっとうなキレ勝負になると…?

[4]⑤ダノンギャラクシー(ルメール)出走取消

[4]⑥アスクヴィヴァユー(菅原明)

芝を2回使って⑤⑥着としたのち、ダートに転じて②①着。全兄にダノンプラチナやミッキーバディーラが居る血統で本来もっと短いところの方がよさそうなものですが、東京で走った新馬戦では直線入る前から鞭が入ったり、勝ち上がった前走の未勝利戦にしても道中気合をつけながらの追走だったりと、スピードの絶対値で兄たちと比べてやや劣る部分が見られます。その分距離は持ちそうですし芝も走れるはずですが、いかんせん世界一の水はけを誇る東京競馬場ゆえ展開が恵まれても脚が間に合わない可能性が。

[5]⑦ロードレゼル(川田)

前走の水仙賞は1番枠から好位のラチ沿いをぴったり走る満点のコース取り。ほぼ何もしなくても勝てたレースで、キレを引き出せるタイプのジョッキーであればもっと楽に勝てていたかもしれません。先週のファルコニア然り、このように立ち回りのうまさで勝つタイプを走らせることにかけては川田Jは随一の技術を持っています。瞬発力勝負になったとしても内がまだ生きている東京であれば早めに前に取りつくことも可能ですし、追い切りも2週連続で好時計をマーク。勝ち切れないタイプでしょうが、押さえは必要な1頭でしょう。

[5]⑧ロンギングエーオ(石橋脩)

東京は4回走って⑨④③⑦着。前走中山で初めて稍重馬場を走ってまくりでの勝利を挙げましたが、東京向きのキレを持っている馬では無く。

[5]⑨オウケンボルト(M.デムーロ)

前走のスプリングSではゲート内でそわそわしている時にスタートが切られてしまい、後手を踏んでの⑨着で参考外。フェノーメノ産駒らしく距離は伸びた方が良く(というか2000m未満だとスピードが追い付かない)2400mへの参戦は好感ですが、そもそも勝ち切った未勝利戦は芝2000mにして前半が63.8もかかるスローペースを逃げ切ってのもの。首尾よくハナを切ったとしても最後のキレで負けてしまう可能性はあります。

[6]⑩ディライトバローズ(戸崎)

馬群に入れるとパニックになるが前に壁を作れないと折り合えないという難しい馬。それでも2走前は我慢させて直線で弾けての差し切りでしたが、前走のゆきやなぎ賞は早目に先頭に立ったところを外から差されての②着。重賞のペースの方がレースがしやすい可能性はあり、しっかり我慢させる戸崎Jの手が合う可能性は十分にあるでしょう。

[6]⑪レヴァンジル(レーン)

ドゥラメンテ産駒は東京より中山、2000m超より1600~1800mでパフォーマンスを上げる傾向にあり、3走前の1勝クラス戦はのちに弥生賞を制するアスクビクターモアとタイム差なしの②着。2走前に勝ちあがったゆりかもめ賞より評価が高いと言えるでしょう。数少ない距離実績を有する上、2年ぶりに来日するレーンJが鞍上とあって人気は必至。しかしながら前走のすみれSは中盤に13秒の区間もできるくらい逃げ馬に理想的なラップになったにも関わらずポットボレットに差されての②着。最後の4Fがずっと11秒台を刻む瞬発力勝負でキレに屈してしまった格好で、ここもキレが求められる舞台につき全幅の信頼がおけるかといわれると?

加えてレーンJは1200m、2400mでの回収率が極端に低く、逆に2000mであれば人気でも複勝回収率が100を超えるほどの安定感。この距離での信頼感は人気ほどではないというのが正直なところです。

[7]⑫エターナルビクトリ(武豊)

2連勝中。2走前の未勝利戦では馬群に入ったタイミングで頭を上げるしぐさを見せるなど落ち着かないところを見せながらの勝ち切り。前走の平場では最内枠から外目を回す大味な競馬ながら早めに進出した前をゴール前でキッチリ捉えての連勝でしたが、最後の600mでペースが速くなるのに合わせてアクセルを踏んだ格好で見た目以上に地力の高さを見せた内容でした。阪神1800mを使われた2戦の内容からは使える上りに限界がありそうにも映りますが、この距離なら置かれずに運べそうで台頭できる余地は十分でしょう。

[8]⑬ジャスティンスカイ(横山武)

こちらも2連勝中ですが、戦ってきた相手を考えると未勝利もフリージア賞も疑問符が付くレベルで、そのフリージア賞もアンビションがラチから離して掛かり気味にハナに立ち62.3のスローペース。これを単騎2番手のインを運んでアンビションが自滅しての押し切りですから、実質63秒くらいのスローを逃げ切った形に。そりゃ東京芝2000mでこんなペースで逃げさせてもらえたら大抵は勝てるはずですし、0.1差の②着したエイカイマッケンロは若葉Sで歯が立たず。馬柱と勝負服で人気するでしょうが、個人的にはここで買いたい要素は紐でさえ見出せません。

[8]⑭グランシエロ(三浦)

中盤に緩むところがなく、マイル戦のような流れだった東スポ杯での大敗以外は毎度自分の脚をしっかり使ってのレースができています。とはいえ前走のゆりかもめ賞は先行したレヴァンジルと大差ない脚しか使えておらずここでパフォーマンスを挙げられるかといわれると微妙なのですが、この中間の調教が抜群の一言。稍重のウッドで3頭併せで50.0-11.3という時計面はさることながら、先行した2頭を馬なりのままあっという間に抜き去った内容が秀逸。成長を見せているのはもちろん、この枠ならスムーズに中団の外を取れそうですし、極端にスローにでもならない限りは見せ場は作れそうな出来にはあるでしょう。

<予想>
◎プラダリア
○ロードレゼル
▲エターナルビクトリ
△ディライトバローズ
△レヴァンジル
△グランシエロ


■東京9R/横浜S ホウオウエーデル

元々関東圏か滞在競馬でしか走れてなく、前走の灘Sは苦手な輸送競馬で⑪着。2走前の金蹄Sは後傾戦で差し届かずの流れでした。重馬場程度で迎えそうな今日の馬場であれば前半が流れることでこの馬向きの流れになる期待があるうえ、レーンJはこのコースで(4,4,2,11)で単回112/複回109とベタ買いで儲かるレベル。3走前に既に現級で目途をつけていることを考えればここ2戦を度外視して買う手はあるでしょう。

2022年2月13日日曜日

パラスアテナ2022年初陣、進退を賭す一戦となる覚悟で

 初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝4、美浦・高柳瑞厩舎)が13日(日)の東京9R・初音S(4歳上牝3勝クラス・芝1800m)に出走、2022年の初戦を迎えます。


(出典:広尾サラブレッド倶楽部Webサイトより)

 鞍上には初コンビとなる大野Jを迎え、昨年10月の西宮S⑪着以来4か月ぶりの実戦に臨みます。中間は放牧を挟み1月上旬に帰厩、約1か月在厩で調整を続けており最終はポリトラックで併走相手を1.5秒追いかけ0.6先着という上々の動きを見せ、仕上がり自体は問題ないと見られます。

 しかしながら、昨秋以降かつての煩さが影を潜めるなどメンタル面の変化が指摘されるように。それがいい意味で大人になったということなら良いのですが、調教でも追われてからの覇気が見られず、レースに行ってもここ2戦は勝負所で無抵抗なまま流れ込む形に。体重の維持に苦労していた馬でしたが、最近では放牧先ですぐに体重が増えるようにもなったということで、当初は「ようやく成長したか」と喜んだりしたものでしたが実際昨秋以降のパフォーマンスを見ると走る方に気持ちが向いていない模様です。

 思えば、デビュー時450kgだった体重は前走で440kgに。「馬体の成長が待たれる」と思っていましたが、3歳シーズンの好走とそれ以降の低迷を考えると、デビュー時から高い完成度を有していたという可能性も考えられます。

 陣営も前向きさを出すために試行錯誤しており、今回は初めてブリンカーを装着してレースに臨みます。しかしながら、調教でもブリンカーやパシュファイヤーを装着してみたものの効果はいま一つのようで、これが実戦でどこまで活きてくるかは未知数です。


 そして、ここ1年の低迷といい頃に戻ってこない現状を考えると、5歳牝馬という立場からは今回の結果如何で「もう1年やるか否か」を判断せざるを得ないタイミングとも思っています。母ステラリードは今年で15歳、半弟のキングエルメス(父ロードカナロア)が昨年の京王杯2歳Sを制したこともありこの母系の価値が高まっているのも事実で、俱楽部ゆかりの血統馬を準OPで1年試行錯誤させるよりは、厳しいと判断すれば今年から新たな役割を…と考えるのも自然な話でしょう。

 とはいえ、当然この馬のポテンシャルがここまでとは思っていないので、無事に帰ってくることは何よりですが、狙いすました適鞍でもう一度見せ場を作ってくれることを願うのみです。骨っぽい4歳勢もいますが、一泡吹かせる走りを期待します。

2021年10月3日日曜日

サクソフォン中山デビュー、軽快さ活きる芝での活躍を期待


 出資馬で広尾TCのサクソフォン(牡2、美浦・田村康仁厩舎)が3(日)の中山5R・メイクデビュー中山(芝1800m)で初陣を迎えます。

 サクソフォンは父エイシンフラッシュ、母はレトロクラシック(母の父ディープインパクト)という血統。牝系はウェルシュステラに繋がる倶楽部ゆかりの血統で、母の姉には函館2歳Sを勝ったステラリードがおり、パラスアテナ(3勝C)、カイザーノヴァ(2勝C)、キングエルメス(新馬勝ち)も近親にあたります。募集価格は1,200万(2,000口募集につき1口6,000円)。牡馬としてはやや小ぶりのサイズ感ながらしなやかな脚捌きがかねてから評判で、その軽快さの活きる芝での活躍が期待されています。

 お盆に美浦トレセン入りしここまで相当量の本数を消化。1週前にはDWで併せ馬を行い53.1-12.8とまずまずの時計を出していますが、週によっては終いがバタバタになることもあり、まだ走る上でのメンタルにムラが残る現状です。時計の出方だけを見れば一本調子なタイプの可能性もありますが、こういった出し入れを教え込んでいくのもレースの役割の一つであり、この段階での実戦投入には教育的側面もあるでしょう。田村師も「調教で動けなくてもレースで走れる馬もいる、走ってみないとわからないので予定通りここで実戦を使う」というコメントをしており、一度使ったうえでさらなる成長を促してゆく方針のようです。

 鞍上には横山和Jを迎えます。まず今回は道中の追走としまいにしっかりお釣りを残せるかがポイントになり、エイシンフラッシュ産駒の傾向としてもう少し短い距離で台頭する可能性もありそうです。無事に帰ってきてくれることはもちろん、適性を測る意味でも、今回が自身にとっても周りにとっても実りの多い一戦になることを期待しています。

2021年8月9日月曜日

マミリアス、船橋の交流戦へ。今回ばかりは結果にシビアに


 出資馬である広尾TCのマミリアス(牡3、美浦・根本厩舎)が、10(火)の船橋9Rナイスレイン特別(ダ1600m)に出走。未勝利脱出へラストかもしれないチャンスに挑みます。

 前走、7/4の福島戦(7着)以降は在厩で調整。出走機会が得られることを最優先しての陣営の意向もあり、次走予定が確定しない中でも暑い中緩めずにここまで来ました。この時期は他陣営も考えることは一緒で、月初に予定されていた金沢の交流戦は30頭超の申し込みがあり補欠にすら入れず。そのような状況の中、よく船橋に滑り込めたというのが正直なところです。

 ここまでのマミリアスのレースを見るに、ダートだと1800mはやや長いという感触。前走で試した1700mももう一つ踏ん張り切れなかったことを考えれば、コーナー4つで1600mは丁度こなせそうな範囲でしょうか。逆に言えば今の時期の中央未勝利戦は芝は大渋滞、ダートだと1000,1200,1700,1800の4つしか距離設定が無いため出る番組に困るという状態であったため、この出走が叶ったのも運が味方したと言えます。

 中央からはマミリアス含め7頭が参戦しますが、ほぼほぼ未勝利戦で1秒差で負けている馬の集まりといった感じでしょうか。鞍上は大井の矢野J。前回の交流戦(森J)といい、力量差がなく混戦の中トップ級の騎手を確保できたことは非常に心強いです。



 中央の未勝利戦は9/5(日)で終了。残り4節となり優先権持ち以外は現状でも4節空けないと出られない状況で、出走間隔を考えればこれがラストチャンスでしょう。デビュー戦であと一歩着を拾えていたら…優先権を持って挑んだ中山戦で挟まれなければ…等タラレバを上げればきりが無いですが、それも含めてここまでの結果を甘受すべきなのが競馬であり一口馬主であると考えます。

 次に繋がるレースを、と願ってきましたが、この期に及んでは2着も殿も同じ、としか言いようがありません。これまでの経緯から決して楽観はできない舞台ではありますが、チャンスを持って挑めるということがまずは何より。コンディションや鞍上の手配など陣営のこれまでの尽力がなんとか報われるよう、出資者としてはただ祈るのみという状況。きっとマミリアスは結果で応えてくれると信じています。


 発走は19:05。明日ばかりは早めに上がらせてもらって、未来に繋がる走りを応援しようと思います。

2021年7月25日日曜日

アリシアン、デビュー戦は4着。課題と適性を探す旅はまだ始まったばかり


 出資馬である広尾TCのアリシアン(牝2、美浦・加藤征厩舎)が日曜函館5Rの新馬戦(芝1800m)に出走。単勝2.5倍の1番人気の支持を受け、4着となりました。

 注目の馬体重は494kg。6月の帰厩前が517kgだったことを思えば型通りに絞れてきた格好で想定内の範囲だったと思います。パドックでも首を使って小気味良く外目を回り、雰囲気の良さを伺わせる立ち振る舞いでした。

 レースではスタートを無難に決め、勝ったトップキャストを見ながらの2番手を追走。前半1000mが60.2とクラスと頭数を思えばかなり流れた中でしっかりレースに参加できていましたが、3角から加速する勝ち馬に対しアリシアンは鞭が盛んに入るもペースアップに対応できず。4角で2着のシンティレーションに交わされ、直線では完全に止まった格好で3着のコスモルーテウスにも抵抗できず4着での入線となりました。

 新馬戦で60秒台で逃げて上りもまとめたトップキャストは強いの一言。元々コース調教でも動けており、2着に入ったシンティレーションも含め順当な結果だったと思います。アリシアンは4着に残したとはいえ3角で早々に脱落した格好で、勝ち馬との着差は3秒5。調教でそれなりにやれていたことを思えばここまで何もできないレースになるとは思えず、レースを理解できていないか適性がここになかったかのいずれかかとは思います。しかしながら、勝ち馬が楽々逃げ切ったうえ3着以下は皆脚が上がってしまった中での結果につき、課題がどこにあるのかさえこの1戦だけではわからないというのが正直なところでしょうか。

 この馬にとって幸いだったのは、こうして早めに実戦を経験できたことで学びの機会を得られたうえ、芝ダートどちらでも可能性を見出せる血統・馬格の裏付けがあるということでしょうか。今後のレース選択含め陣営には難しい舵取りが求められますが、裏を返せばあらゆる選択肢が残されている立場であることも事実。掲示板に載ったことを考えれば思い切って休ませて立て直すこともできますし、手ごろな頭数の内にあらゆる可能性を探るために続戦していくことも可能でしょう。

 何せまだ2歳の夏。可能性を探る長い旅は始まったばかりで、無事に走り続けた先にともに喜べる舞台にたどり着けることを信じてやみません。まずはデビュー戦、本当にお疲れ様でした。

2021年7月24日土曜日

アリシアン函館デビュー、強敵相手も堂々の走りを


 出資馬である広尾TCのアリシアン(牝2、美浦・加藤征厩舎)が、日曜函館5Rのメイクデビュー函館(芝1800m)でデビューを迎えます。自身4頭目の出資馬デビューとなりますが夏開催でのデビューは初めてで、順調にここまで来てくれた有難さを実感しています。


 エピファネイア産駒、母は中央ダート1勝のベネディーレで半兄に京成杯2着のガンサリュートがいる血統のアリシアンは、募集時からとにかくその馬体の大きさで話題になっていました。6月にチャンピオンヒルズに調整放牧に出た時の馬体重が517kg。調教動画でも併せた僚馬のレイトンヒル(牡3)に全く馬格で負けておらず、その身体を活かしたパワフルなストライドが目につきました。

 パワーのありそうな体つきからダートでのデビューもあるかと思いましたが、速めをやる中で判ったのはかなり跳びの大きなタイプであるということ。時計を見ても水準級のスピードはありそうで、洋芝適性も見込める中函館芝1800m、小頭数のレースでデビューできるのはプラスでしょう。

 レースは1枠1番からのスタート、鞍上には吉田隼人Jを迎えます。内枠が仇となる可能性もあるうえ、外の各馬には好素材がズラリ。同じ函館芝コースでの追い切りで40秒台でまとめてきたシンティレーション(父ロードカナロア、半兄に2戦2勝のブライトギフト)、トップキャスト(父ダイワメジャー)の牝馬2騎に加えて、キタサンブラック産駒でOP馬ソロフレーズの下のオディロンも注目の存在です。あとは個人的には足を向けて寝られないレベルでお世話になったウインクルサルーテの全弟であるソアリングも気になるところです。それでも各媒体では注目馬として挙げられているのもちらほら見る上、専門誌でも混戦の中で一定の評価は受けているようで、俄かには期待を持てる一戦となりました。


 どの出資馬にしても1つ勝ってできるだけ長く現役を続けてもらいたいという思いで出資しているのですが、'19勢の苦境にその難しさも実感する今日この頃。今のアリシアンにとってはこの上ない舞台であるでしょうし、好結果はもちろんですが学び、収穫の多い一戦になってくれたらと思いますし、社台系クラブの強敵にひとつ胸を借りるくらいの気持ちで堂々と走り切ってくれたらと願うのみです。


2021年7月4日日曜日

キャットウォーク、デビュー戦は13着。走り切れたことが何より


 出資馬である広尾TCのキャットウォーク(牡3、美浦・尾関厩舎)が7/4(日)の福島7R・3歳未勝利戦でデビューを迎え、15頭立ての13着でレースを終えました。


 メンバーでは唯一の初出走。鞍上に木幡育也Jを迎えて挑んだデビュー戦はスタートでアオって後方から。最初の直線から出ムチが入る状況で、苦戦は必至と覚悟しました。道中も集団から離れての後方を追走していましたが、直線では外に出され最後までいっぱいに追われて脚を伸ばし、バテた2頭を交わして結果13着で入線しました。

 騎乗した木幡育Jのコメントでは「道中はコースロスを避けインを進んだが、砂を嫌がる素振りを見せたので直線で外に出したら最後まで走ってくれた」とのことで、まだレースを学んでいないながらも一定のパフォーマンスは示した形。尾形師も「ゲートの音に驚いて後手を踏んだが、普通あれで走る気を失くすところ最後まで走れたのは収穫」と言及しており、十分な調教も詰めていない中で「最悪の形」は免れたレースだったと言えるでしょう。

 この後は「一息入れて様子を窺い、地方交流競走への投票も視野」とのことです。今日の感じからはこの1~2か月で勝ちを意識するレベルに持っていくのは正直厳しいという印象ですが、一度使ってこの馬なりの前進は見込めるでしょう。まずは入厩から今日まで、ゲートに調教に輸送にレースにと初めて尽くしの中頑張ってくれたキャットウォークにお疲れ様を言いたいです。



 また同レースに出走した同じく出資馬のマミリアス(牡3、美浦・根本厩舎)は、外目をソツなく運ぶも最後は脚色が同じになり7着での入線でした。とはいえ勝ち馬から1.2秒という着差はダート参戦後では最小(地方交流を除く)で、勝ち抜けが進みメンバー層が変わる中で前進を見せていることは確実です。こちらも次走は4節程度の間隔を想定して交流競走への投票を目指す模様で、またしても同じレースに出資馬が2頭揃う可能性も。まぁそれは自分の都合でしかないので、それぞれにとってベストな選択をしてくれることを願うのみです。


 キャットウォーク、マミリアスともに残されたチャンスは多くてあと1,2回。無事にデビューを迎えレースを重ねることの大変さに思いを馳せつつ、次も無事で駆けてくれることを願うのみです。厩舎陣営はじめ関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。

2021年7月3日土曜日

キャットウォーク7・4初陣、陣営の尽力と当馬の頑張りに敬意を表して


(キャットウォーク/写真:2021年5月、テンコーTCにて。広尾TCWebサイトより)

 出資馬である広尾TCのキャットウォーク(牡3、美浦・尾関厩舎)が7月4日の福島7R・3歳未勝利(ダ1700m)にてデビューを迎えることになりました。

 キャットウォークは父スピルバーグ、母スイートマカロン。天皇賞馬スピルバーグは2017年生まれが最初の世代で、現3勝クラスのウインドジャマーが出世頭ですが産駒の全15勝(7/2現在)の内11勝がダートであり、米国系の母の血が色濃く反映された種牡馬成績となっています。母のスイートマカロンは広尾TCの会員にとってはお馴染みの肌馬で、半兄グランソヴァール(中央3勝)、全姉キャッツアイ(中央1勝、故障引退)も同倶楽部の所属。上の兄弟5頭の内4頭が勝ち上がって(地方交流含む)おり、当初から当馬への期待も高いものがありました。

 実は当馬は私が広尾TCに入会する際に4口無料特典を使って選んだ1頭でしたが、最も期待していたのがこの馬でした。力強さを感じる好馬体が目を引き、順調に使えさえすればダートの条件戦などで息の長い活躍をしてくれるだろうと…。

 この馬のデビューまでの道のりは前途多難でした。2歳の2月にボーンシストを発症し手術を経験。既にキャンターを開始していましたが騎乗の再開は2歳の9月まで時間を要しました。休養が長かった分トモの頼りなさをカバーしながら秋冬をじっくり乗り切ったところ、3歳5月にして今度はソエに悩まされることに。再び調教のセーブを余儀なくされましたが、未勝利戦の終了から逆算して5月末に入厩し尾関師が手元で調教を進めてくれたことで、何とかデビューにこぎつけることができました。

 正直、個人的にはデビューも厳しいと思っていただけに、レースでその姿を見られることは何よりです。ここまで導いてくれた尾関厩舎、テンコーTC、坂東牧場をはじめ関係者の皆様のご尽力に、改めて感謝申し上げます。


 とはいえ、休養期間が長くトモの強化が十分でない中まともに坂路で乗れていない状況につき、実戦に行ってどこまでやれるかというのはあまり強気になれないのが本音です。但しここでタイムオーバーにでもなってしまったら実質的にこの次がラストチャンスになるわけで、何とかレースに参加できるめどを立ててくれれば…というところです。


(マミリアス/写真:2021年6月24日川崎7R。広尾TCWebサイトより)

 加えて同レースには同じく出資馬のマミリアス(牡3、美浦・根本厩舎)も出走。こちらは前走川崎の交流戦で惜しい2着の後で、ここは次走権利取り(5着以内)を目指したいレース。この他にも入着経験のある馬が揃っており決して楽な相手ではないですが、一生に一度のデビュー戦。無事完走と次につながる走りを期待して、TVの前で正座待機します。

2021年4月24日土曜日

パラスアテナ、福島牝馬Sは11着。絶対不利から0.5差の健闘を称える


 初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝4、美浦・高柳瑞厩舎)が土曜新潟11Rの福島牝馬S(G3、芝外1800m)に出走。15頭立ての2番人気に支持されましたが、直線伸びを欠き11着となりました。


 前走のアメジストS(3着)から短期放牧を挟んでの一戦で、馬体重は446kg(-2)と輸送もクリア。まずまずのスタートから後方外に進路を取り、直線では外を回し前を追いましたが、前も止まらない展開の中最後は同じ脚色になってしまい勝ったディアンドルから0.5差の11着で入線となりました。

 個人的には最も恐れていた展開になってしまったという感じです。

 牝馬限定戦でペースが落ち着き、大外を回す形になってしまっては32秒台前半の脚でもないと平坦の新潟では厳しく、結局ある程度の位置にいないとどうにもならないレースでした。最近では道中の追走が難しくなっているように見受けられ、実際に好走した秋華賞もかなり位置を下げてのレースでしたから、今日もこうなることは予想していました。それでも最後に一足使えるので上位に食い込めていたのですが、意外と内も伸びるコンディションであったこと、延々向こう正面を流して前半1000mが60秒というスローペースとあっては、最後の直線だけでどうにかするのはハナから難しかったと言えるでしょう。

 ただ、着順こそ大きく負けたものの着差は0.5差。タイム差だけで言えば4着だったラジオNIKKEI賞(0.9差)のほうが離されており、不利な条件下でもしっかり差を詰めてきてくれたあたりは改めてこの馬の堅実さを示してくれたと言えます。

 あとはこの道中の追走をどうするか。単純に作戦だったのであれば出していけばいい話ですが、馬自身が道中で進んでいかないというのであれば話は別。ハマり待ちのキャラクターとして生きていかざるを得ず、使い詰めできないこの馬にとってはかなりフラストレーションのたまる展開が今後予想されます。いずれにしても、この様子では東京に使うのも得策ではなさそうですから、今後については作戦面含め検討が行われるものと思われます。


 先ずは格上挑戦の身ながら、健闘を見せてくれたパラスアテナを労いたいと思います。この堅実さが報われる日が来るよう、出資者として信じ続けていくのみです。


パラスアテナ福島牝馬S挑戦、ハンデの呪縛から放たれ自分の走りを


 初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝4、美浦・高柳瑞厩舎)が土曜新潟11Rの福島牝馬S(G3、芝外1800m)に出走します。

 前走アメジストSで3着に敗れた後、立て直し後の選択肢として当初より参戦を予定していた舞台ではありましたが新潟への開催変更となったことで登録頭数が増え、直前に回避馬が出たことで何とか16番目に滑り込んで出走が叶ったという顛末でした。師曰く「自己条件はいつでも使えるし、出られるのであれば重賞へ」という判断で参戦を決定。これまでローテーション含め慎重な発言が目立っていたことを思えば、陣営も手ごたえを感じつつある証左なのかとも感じます。

 実際、自己条件の2戦はいずれも実質トップハンデ(牝馬の2kg減を加味)で古馬牡馬も含めてのレース。450kgでデビューした馬体は前走時点でも448kgと、まだ成長が待たれる段階において決して楽な戦いではなく、それでも着をまとめているあたりは現級でやれる手ごたえを得られるレースぶりではありました。個人的には、あまりハンデが重くならず馬格の差も大きくない牝馬同士のレースのほうが今の彼女には合っていると思っているのでこの判断は本当にありがたいの一言です。自己条件では勝ち上がりの椅子は1つしかなく、重賞なら2着でも賞金は加算できるという点も大きいです。

 3戦ぶりに坂井Jが手綱を取り、大外8枠16番からのスタート。ゲートが一息で挟まれたりといった不利を受けることもあることからこの位置は良かったと思いますし、何より隣がカリオストロで直ぐに前に行ってしまいそうなので位置取りの自由度も増しそうという点でもメリットが大きいでしょう。

 本来の予定通り福島での開催であれば、初勝利の舞台でもあり大きな期待を込められましたが、正直この舞台変わりがプラスではないというのは陣営も出資者も感じているところでしょう。それでも毎回述べているように、想像を超える頑張りを見せてくれるのがこの馬の素晴らしいところ。今回もメンバーの壁、コースの壁を超える走りを期待します。


2021年3月14日日曜日

マミリアス、ダートで初入着。広がる期待と選択肢


 出資馬である広尾TCのマミリアス(牡3、美浦・根本厩舎)が14日(日)の中山3R・3歳未勝利(ダート1800m)に出走し、5着となりました。

 初ダートの前走(7着)から中1週での参戦は少し意外でしたが、昨日の雨で馬場が軽くなったことを考えれば結果としては良い選択だったと思います。今回は3kg減となる原優介Jを起用し、前進を期しての一戦でした。

 スタートでやや遅れるのはいつも通りで、促して前へ。パサパサの良馬場でスンナリ番手につけた前走と違い先団は5~6頭がひしめく争いになり、2列目からのレースとなりました。3角で先行勢から何頭か脱落する馬が出る中でもマミリアスは手ごたえよくこれらを交わし、直線では内目に進路を取りましたがそこからの伸びが一息でした。しかしながらバテることなく脚を使い続け、道中まくり加減に進出したスマートリンを最後は差し返しての5着。デビュー4戦目で初の入着を果たしました。


 従前から言われている通り、本来であれば芝の1400~1600mあたりを使いたいクチ。新馬戦6着以降、優先権のない現状では希望の番組に出すことが叶わずダートへ矛先を向けてきましたがここで結果を出したことで次は希望する番組に出られる可能性が高くなりました。一息入れて東京戦を志向するにも丁度いいタイミングですし、状態によっては来月の中山で芝1600mの番組を狙い撃ちする方向もありでしょうか。いずれにせよ、優先権を取れたことで次走の選択肢がさらに広がったことは言うまでもありません。

 明らかに距離が長かった2戦目の2000m戦を除けば、好位に取り付く脚があっても直線の伸びがいまいち…というレースが続いており、段々戦法もわかってきたところ。その一方で、ここ2戦は特にG前でしぶとく盛り返す粘りも見せており、やはり現状では逃げ~先行勢の1列目あたりでレースをして持ち味を生かすのが良さそうです。


 前を行く馬に離されてしまった今回、パサパサのダートで末を失くした前回のレースぶりを踏まえますと、正直この条件で勝ち上がれるかどうかというのは微妙なところです。とはいえ、中山だと芝は優先権がないと2000m以上でないと出られず、ダートは1200mか1800mの二択という難しい状況の中ではここしかなかったというのが事実で、それで権利を獲って帰ってきてくれるのですから本当によく頑張っています。これで次への調整はしやすくなりましたから、あとは狙いを定めて仕留めるのみです。


 今日は本当によく走ってくれました。まずは無事に帰ってきてくれますように願っています。

2021年2月27日土曜日

マミリアス初ダートは7着、収穫の大きい1戦


 出資馬である広尾TCのマミリアス(牡3、美浦・根本厩舎)が土曜中山3Rの3歳未勝利戦(ダ1800m)に出走し、7着となりました。

 馬体は474kgで変わらず、久々の分パドックでは気持ちの面では少しのんびりした印象でしたが馬体はできており、調教での好調ぶりを裏付ける見栄えでした。レースは二の足でハナに立つもスーパービームに競りかけられ引いて2番手を追走。ただ3角からは勝ったトーセンエディに早めに来られる苦しい展開となり、直線ではお釣りがなくなってしまいました。ただそれでも7着に残したあたりは、メンバーレベルの問題もありますが一定のダート適性を示してくれたと見て良さそうです。

 レース後丸山騎手は「スタートが良かったので出そうとしたが競られてしまったのが痛かった」というコメント。戦前はじっくり構える戦法を示唆していただけに、想定以上にスタートが良かったがゆえのBプランという運びでしょうか。あのまま砂をかぶらずにマイペースで運べていたらまた結果も違ったかもしれませんし、同条件の2Rが前半通過66.2秒だったのに対しこのレースは63.7秒。クラスと距離を考えれば早めに来られたのも痛かったでしょう。

 根本師も「ダートでも大丈夫」という手応えを掴んでくれたようで、レース選択の幅が広がる内容であったことは間違いないでしょう。出走状況を見ながらではありますが在厩で続戦を目指す方針とのことで、1400〜1600mか、これらの距離の適性が生きる1700m戦などが候補になってくるでしょうか。いずれにしても、ダートが選択肢に入ることでローテーションの自由度が高まり、コンディションの良さを実戦に活かすチャンスが増えたことはありがたく、あとは引き続いての成長でもう一息、優先権を取れる走りを見せてくれたらと願っています。

 まずはお疲れさまでした。次もどうか無事で走れますように。

マミリアス3戦目は初ダート、禍転じて福となれ


 出資馬である広尾TCのマミリアス(牡3、美浦・根本厩舎)が土曜中山の4R、3歳未勝利戦(ダ1800m)でデビュー3戦目に挑みます。

 当初は芝1600mの番組を目標としていましたが登録馬殺到につき投票見送り、今週の番組も3頭以上の回避がないと非抽選除外という状況で、馬の状態が良いことからやむを得ずダート戦に回る格好となりました。

 陣営の想定よりも登録馬が多かったこと自体は読みが甘かったという誹りも免れませんが、背景には折からの中央登録馬の増加に加えてスケジュールの都合上昨年より開催が1日少なかったため未勝利戦の供給数が減ったことから、昨年までの見立てよりも出走要件がよりタイトになっている現実があります。特に芝マイルはもとより需要が供給を大きく上回っており、8月の新潟開催までフルゲートの混雑が続く状況ですから、今後も権利を取れない限りは出走は難しいと考えた方が良さそうです。

 調教でもダートの走りは及第点というジャッジ、そして何より先週のサンバサウジダービーでリオンディーズ産駒のピンクカメハメハが勝利したことで、その適性が再評価されている最中での初ダート。二の足の良さはこれまでの2戦で証明済みですから、流れに乗ることができればいい線行くのでは?と秘かに期待しています。

 鞍上は根本厩舎のエース・丸山J。有力馬も数頭いますがここは強気に掲示板を狙う走りを期待したいですし、これが良いきっかけになってくれたらと願う次第。そして何より人馬無事に帰ってきてくれることをテレビの向こうから祈っています。

2021年2月21日日曜日

パラスアテナ、アメジストSは3着。現級突破を意識できる段階に


 自分の初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝4、美浦・高柳瑞厩舎)が日曜東京10RのアメジストS(4歳上3勝C、芝2000m)に武豊J騎乗で出走。単勝3.0倍の2番人気の支持を受けましたが、3着という結果になっています。

 今日は前回減らした馬体を戻し、448kg(+10kg)での出走。パドックではいつも通り外目をキビキビと歩き、状態の良さを感じられました。課題のスタートも無難にこなし道中は中団後ろを追走。しかし道中で前後の馬群が大きく離れ、4角の時点で前とは10馬身ほどの差がついてしまいました。勝ったスパイラルダイブが後方追走から馬場の3分どころを伸びたのに対し、パラスアテナは大外を回すロスもあり最後まで前を捉えられませんでした。

 追走の具合から、1番人気のヘイルメリーをマークして進んでプラン通りに捉えたのでしょうが、その内を伸びてくる馬がいたことは想定外だったのでしょう。しかしながらヘイルメリーはこのようなハイペースは未経験で、最後にはお釣りがなくなってしまったような止まり方。一方でスパイラルダイブは人気を落としていたものの現級では連続好走の実績もあり、ここで勝ってもおかしくない馬ではありました。人気上位以外にも警戒すべき馬が多いと踏んでいましたが、足元をすくわれました。

 とはいえ、絶対的な展開不利に加えて実質トップハンデの55kgを背負って0.2差3着まで追い上げるのですから、現級で安定勢力であることには確信を持つことができたレースでもありました。高いレベルで戦績を安定させることができるのも、ひとえに陣営はじめ関係者の毎回の努力あってのこと。心から感謝を申し上げます。

 次は中山で適鞍を探しに行くことになりますが、坂上からの一脚が使えるタイプですからコース条件としては好転すると見ています。次は「決める」ことを意識して観ることができそうで、楽しみがまた一つ広がる一戦となりました。

 先ずはお疲れ様でした。帰ってくるまでがレースですので、どうか無事に。

パラスアテナ、アメジストSへ出走。相手は強いが自分の走りを

 自分の初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝4、美浦・高柳瑞厩舎)が21(日)の東京10R・アメジストS(4歳上3勝C、芝2000m)に出走、OP入りを目指す戦いに挑みます。

 鞍上には3戦ぶりに武豊Jを迎え、前走の寿S(4着)から短期放牧を挟み再立ち上げ後も仕上がり順調と来ています。ハンデは引き続き55kgでトップハンデがダイワダグラスの56kgなので「隠れトップハンデ」ですが、他の自己条件馬とは賞金も違うので仕方のないところでしょう。

 今回壁となるのが相手関係です。

 デビューから3連勝中のヘイルメリーが鞍上にルメールJを配したかと思えば、神戸新聞杯5着のターキッシュパレスも横山典Jに乗り替わり。2走前に好メンバーの2勝クラスを制したシルヴェリオも力はありますし、現級で小差の好走実績ある馬も他多数。この条件ではかなりメンバーが揃った方だと思われます。

 その中で55kgを背負い伍していくことは決して簡単ではないですが、他の人気2頭が内枠に入ったのに対しこちらは中枠で自在なレース運びができそうな点はプラスが見込め、自分の力を出し切れば十分に見せ場を作ってくれるでしょう。ここ2戦はスタートがなかなか決まらず後手を踏むレースが続いていますが、うまく立ち回れる武豊Jならリカバーできそうという期待も込めて応援したいところです。

 とにかく、デビューから②④①①④②④④着と堅実に駆けてくれる孝行娘。今日も無事に、そして自分の走りで上位を脅かす、あわよくば頭を取り切るレースを期待します。

2021年1月11日月曜日

パラスアテナ2021年初戦は4着、改めて示した素質の高さ


 自分の初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝4、美浦・高柳瑞厩舎)が月曜中京10Rの寿S(4歳上3勝クラス、芝2000m)に出走。単勝2.6倍の1番人気に支持されましたが、結果4着に終わりました。

 前走の秋華賞に続く遠征競馬となり、馬体重はデビュー以来最少の438kg(-6)しかしながらパドックの雰囲気は相変わらず好調そのもので、外目をキビキビ歩くさまは気配の良さを感じさせました。

 レースはいつも通り二の足がつかず後方から。集団から離れた後方をダノンマジェスティと2頭そろって追走する形になりました。4角でも動かず直線川田Jは馬群の中を突っ込む選択を取りましたが前が開かず、ようやく進路を見つけて伸び始めたのは残り100mほどのこと。鋭い伸びを見せましたが0.3差の4着で入線となりました。

 あの伸びを思えば、観てる側からすれば安全策で大外を回した方がよかったのでは?と思うのは当然ですし、中継画面でもわかるほどに行き場を失くしていました。しかしながら、パラスアテナと同じく離れた後方を追走したダノンマジェスティは大外を回しましたが、馬場の三分どころを伸びたツーエムアロンソを捉えられなかったことを思えば、内が開く可能性に賭けた川田Jの判断もわからなくはないというのが本音です。ですが騎手は結果責任を負う立場であり、急遽の代打でかわいそうな面もありますが、今日のレースに関してはどのように言われても仕方ないでしょう。

 とはいえ、実質トップハンデの55kgを背負い、得意ではないはずの荒れた馬場を走り最後の100mほどで際どく差を詰めた走りはこの馬のポテンシャルの高さを再確認できるレースだったと言えるでしょう。牡馬混合の準OPで好戦できるのであれば、牝馬限定の重賞でも見せ場を作れるでしょうから、今後のローテ含め期待が拡がります。個人的には馬格に不安を残すこの馬がこの時点で馬群を割るレースをしてくれたということに満足しており、福島牝馬Sのようにローカルでごちゃつくレースになっても対応できるめどを立ててくれた内容であったとも感じています。


 先ずはお疲れ様でした。ちょっとパドックでも気持ちが入っていたようで、ガス抜きを含めていったん放牧かもしれません。続戦にしろ一休みにしろ、春の飛躍に向け今日の疲れをしっかりと癒してください。

2021年1月10日日曜日

パラスアテナ2021年初陣、厳しい条件を乗り越えて


 自分の初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝4、美浦・高柳瑞厩舎)が11日(月・祝)の中京10R・寿S(4歳上3勝クラス・芝2000m)に出走、2021年の初戦を迎えます。

 前走秋華賞(4着)後は放牧に出されたのち12月初旬に帰厩、ここまで1か月じっくり在厩で調整されてきました。放牧先で一旦緩めた馬体も今週時点で452kgまで戻り、態勢は整ったといえるでしょう。

 当初寿Sには33頭の登録があり出走の可否が不安視されていましたが、ハンデ戦につきアローワンス込みの負担重量で1番手(ハンデ55kg+4歳1月1kg+牝馬2kg=58kg、2番手はダノンマジェスティの57kg)となったため、優先出走の運びとなりました。しかし今回最大の課題となるのがこの斤量。上記の通り今回実質トップハンデとなり、馬体に成長の余地を残すこの馬にとっては決して楽とは言えないはずです。左回りは東京で、急坂は中山で経験済みですが初の古馬相手。加えて武豊Jが直前のアクシデントで乗り替わり。川田Jをどうこう言うつもりはないのですが、G14着馬が自己条件に戻って大威張り、というムードにはなかなかなれないというのが本音です。陣営もそして多くの出資会員の皆様も、自分と同じ気持ちなのではないでしょうか。

 とはいえ、常に初物を不安視され続けながらも、結局は我々の想像を超えるパフォーマンスを繰り出し続けているのがこの馬。デゼルやダノングロワールが回避しましたが現級好走実績ある馬も複数おり、相手にとって不足は無いでしょう。今後牝馬重賞戦線で活躍していくためにも、まずはここで目途の付く走りができたらと期待しています。

2020年12月26日土曜日

マミリアス2戦目は16着、今は「使えること」に感謝


 出資馬である広尾TCのマミリアス(牡2、美浦・根本厩舎)が土曜中山3Rの2歳未勝利戦(芝2000m)に藤田菜七子J騎乗で出走、18頭立ての16着となりました。


 レースではまずまずのスタートから好位外目を追走。前を見る位置で流れに乗りましたが向う正面でペースアップしたタイミングから位置を下げ、4角で既にお釣りなく後退。直線で進路をカットされる不利があったとはいえ、良いところなく流れ込んだだけの入線となりました。着順こそ16着ですが、17着は直線で挟まれるアクシデントあって流しており、18着も3角でついていけなくなり脱落したもので実質的には最下位だったと言えるでしょう。

 今回に関しては、出資者の大多数が感じていた通りあらかじめ苦戦は想定されていました。元々は0.3差6着に善戦した新馬戦と同じ芝のマイル戦に使いたかったものの、節の関係で除外対象となることからやむなく2000m戦に回ったというもので、陣営も「距離は少し長いかも」と語っていた通り適性を見越した出走ではありませんでした。

 馬体は+4kg。パドックでもやや集中を欠く様子でまだ子供といった感じ。二の足の良さは相変わらずでしたが、やはりこの距離を走るとなるといかに無駄なことにエネルギーを使わないかが大事なので、適性に加えて気持ちの面でも難しいレースになってしまいました。

 とはいえ、精神面の成長、学習を考えればレースを使うことが大事で、今回は適性外の距離でも出られたことに感謝すべきかもしれません。芝のマイルにこだわるならば2月の東京まで待つことになるでしょうが、この路線は未勝利番組終了までずっと渋滞するため場合によっては短距離やダートなどに使って行くことも検討した方が良さそうです。


 中距離への挑戦は厳しい結果となりましたが、短いところで引き続き前進を期待したいと思います。まずはお疲れ様でした。

2020年10月25日日曜日

マミリアスデビュー戦は6着、上々の船出


 出資馬である広尾TCのマミリアス(牡2、美浦・根本厩舎)が日曜東京4Rの新馬戦(芝1600m)に出走、6着となりました。

 今年の4月、エクワインレーシング在厩時463kgの馬体重だったマミリアス。450kg台で出てくるかなと思いましたが今日の馬体重は470kgと一回り大きくなってデビューを迎えました。パドックの感じではまだレースというものを認識していない感じで、落ち着きこそあれどもう少しピリッとして欲しいというのが正直なところでした。もしかすると、体重が増えた分はまだ絞れる余地を残しているのかとも思いつつ…

 それでもスタートするとスッと好位につけ、1・2着馬に続く3番手の位置を確保。直線に入ったタイミングでも良い手応えを見せ、前を捕らえる勢いを一瞬見せましたが坂上で後続に交わされ6着でゴールイン。惜しくも掲示板には届かなかったものの、出来を思えば上々のデビュー戦ではなかったかと思います。

 何よりスタートが良く、好位に取り付いて運べるスピードは根本師の見立て通り芝適性を示すものと言えるでしょう。直線ではややフラフラしながら走っており、坂上からのもう一伸びが無かった点も含め、今回レースを使って変わってくる期待は持てそうです。

 戦前は競馬ブックのコメントでいろいろ言われたようですが、根本師らしい謙虚さだなぁと逆に感心してしまいました。競馬というのは出資者だけで成り立つものではないわけですし、あくまで専門紙は馬券検討に資する情報を提供することが第一義ですから、無理にリップサービスする必要も無いと思います。「自分の出資馬にポジコメ出来ない調教師には預けるな」と言うのであれば、いずれ誰も預かってくれなくなるでしょう。日本の競馬は馬券を買うファンが居て初めて成り立つものですし、自分の出資馬がいつも賞賛されることなどあり得ないですから、出資者と言えど物言いには気を付けなければいけないと学んだこの数日間でした。

 「使いながら」という陣営コメントもあり、今後は問題が無ければ恐らく続戦でしょう。現状でも十分勝ち上がれるパフォーマンスだったかとは思いますが、レースを経験したことによるさらなる成長を期待して待ちたいと思います。とにかくお疲れ様でした。