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当ブログは、広尾サラブレッド倶楽部株式会社様のご厚意により、同倶楽部の所有する競走馬の写真及びWebサイト記載情報の転載許可を頂いております。

2026年2月1日日曜日

【2/1(日)予想】根岸S・シルクロードSの注目馬

■東京11R/根岸ステークス ダノンフィーゴ

ここはサントノーレがハナを主張すると見られますが、流石に船橋の1800mと東京の1400mではペースが違いすぎます。前走のJBCクラシックにしても中距離を主戦場とするパワー自慢の中ではスピード上位だったという話で、1200mから転戦している馬も少なくないこの舞台では道中よどみなく刻んで直線で再度35秒台の脚を使う必要があります。溜めるにしろぶっ放すにしろ、4角で早目に後続と入れ替わる図が考えられます。こうなると、砂被りを避けいつでも前を捕らえる位置につけたいエンペラーワケアあたりが速めに押し出される展開が考えられ、それを狙いたい中団勢にとって格好のチャンスが生まれると見ました。

ダノンフィーゴは好位~中団で壁を作って運びたいタイプで、6走前の阪神戦は壁が作れず大敗、3走前の京都戦も壁を作るのに時間がかかり3角まで力んだ分最後は伸びきれませんでした。ここ2走は左回りの1400mでキッチリ結果を出しており、2走前の銀嶺Sの走破タイム1.23.4は昨年のこのレースで言えば3着相当。コスタノヴァクラスが居ない今回は伸びしろで台頭可能と見ました。


■京都11R/シルクロードステークス ビッグシーザー

重賞未勝利馬が上位人気を占めるメンバー構成にあってこの馬の実績は突出しています。前走の高松宮記念はブリンカーが効きすぎてしまいハナに立つも失速。それでも外差し決着を⑨着ですから悲観する内容ではありませんでした。骨折明けとなる今回は中間じっくり乗られ、1週前には坂路で50.8-12.1の抜群の時計をマーク。何より昨年のこのレースで59.5kgを背負わされそうになり回避の発端となったハンデが今年は58.5kg(エーティーマクフィと並んでトップハンデ)と恵まれたのが大きく、冬場やローカルの実績も十分で力の要る今の京都の馬場もプラスでしょう。

2026年1月31日土曜日

【1/30(土)予想】ねらい目レース(京都12R)

■京都12R フラッシングレート

前走の京都戦は直前に3頭が除外となるアクシデントもあり、8頭立てのスローとかなり特殊な展開。インで我慢して運びましたが直線では前が全くばらけず脚を使う場面がありませんでした。それでも逃げ切ったサクからは0.3差の⑤着と大きく負けてなく、元々は野路菊Sでトップナイフに先着した実績もある馬。今の京都の馬場を苦にしないことが確認できたのもプラスで、未勝利馬も多いこの相手関係であれば引き続き好戦可能と見ました。

2026年1月25日日曜日

【1/25(日)予想】AJCC・プロキオンSの注目馬

■中山11R/アメリカジョッキークラブカップ ディマイザキッド

ここまで5回の重賞挑戦で前走アルゼンチン共和国杯の③着が最高という成績。ですが元々究極のキレ勝負は向いてなく、重賞は何れも東京、新潟、函館と上り重視もしくは平坦のキレ勝負の舞台でのもの。今回は勝ち鞍のある中山2200mでの重賞挑戦となるうえ、勝ち星が11~2月に集中しているように厳寒期に強いタイプ。初Bのアウスヴァールは掛かり気味に飛ばす懸念があり、押し出されたノースブリッジをめがけて各馬が殺到する展開になれば最後の最後に届く可能性は十分と見ます。


■京都11R/プロキオンステークス セラフィックコール

上級戦の絶対数が少ないダート戦においては前走で格上戦を走ってきた馬に妙味が生まれます。この馬は唯一の前走チャンピオンC組ですが、その前走はインで行き場がなく⑨着。中京コースを踏まえていつもの外を回す戦法を採らなかったことがあだとなった格好ですが、スムーズに自分の脚を使えていれば前進が期待できるレースぶりでした。3歳時にはみやこSを勝っており京都コースの実績も問題なく、スムーズに外目を回せる今回の枠なら見直し可能でしょう。

2026年1月24日土曜日

【1/24(土)予想】小倉牝馬Sの注目馬

■小倉11R/小倉牝馬ステークス クリスマスパレード

着外に敗れたレースのうち、クイーンSとヴィクトリアマイルは出遅れ、関東オークスは不得手なダートと敗因がハッキリしています。前走の福島記念も0.5差⑥着なら悲観する内容ではなく、前付からスピードで押し切りたいこの馬と戸崎Jが合わなかったと見るべきでしょう。紫苑Sは今回と同じく開幕週の馬場でレコード勝利。コーナーの坂からスピードに乗せられる小倉は合っているはずで、勝手知ったる鞍上に戻って見直しです。

2026年1月18日日曜日

【1/18(日)予想】日経新春杯・京成杯の注目馬

■京都11R/日経新春杯 マイネルケレリウス

ここ3戦は上がり最速の足を使っており、差す競馬が板についてきています。ここまで重賞では今一歩の成績も、エンジンの掛かりを考えると今回のようなコースが向いているクチ。AJCCではなくわざわざ遠征となるここへの参戦も、その適性を見越したものと判断できます。寒い時期が良いのか陣営からは状態が上向いている旨コメントもあり、今の荒れかけた馬場でインがバラければ突っ込んでこれるはず。それができる吉村誠Jの起用にも注意です。


■中山11R/京成杯 エリプティクカーブ

前走の百日草特別は5頭立ての4着、勝ったアッカンからは1.2差と決して強調できる内容でないことは百も承知です。一方、その前走は逃げ馬が61秒のペースで後ろを引き離し、後続もバラけた縦長の隊列。実質的には63秒くらいの超スローだったといえ、特にエリプティクカーブに関しては断然人気のガローファノを意識しての位置取りだったのでしょうがあれを離れた4番手から追いかけたのでは間に合いません(ガローファノが失速したのも誤算でしょう)。当時の上がり32.8は②着のフォルテアンジェロと同じで、同馬はホープフルSでも②着に健闘。重曹通用級のポテンシャルは見せた一線で、特殊な流れの前走を度外視して狙えると見ました。

2026年1月17日土曜日

【1/17(土)予想】カーバンクルステークスの注目馬

■中山11R/カーバンクルステークス レッドシュヴェルト

意外とハナを切りたい馬がいないメンバー構成。それに対し、番手の好位を取りたい馬が多く先団がインに密集する構図になりそうです。荒れてきた今の中山の馬場状態を考えればじっくり構えて外という馬を狙いたく、レッドシュヴェルトから行きます。前走のオーロCは進路を求めて伸びない内を選択した結果の⑧着でしたが、その前の白秋Sで進路が出来てから一気に突き抜けた内容を思えば長く上りを使う東京よりも末脚の力強さが求められる中山に向いていると言えます。直前はウッドで50.8-11.4と好時計をマークし、初距離への対応も十分と見ます。

2026年1月12日月曜日

【1/12(月・祝)予想】シンザン記念の注目馬

■京都11R/日刊スポーツ賞シンザン記念 エイズルブルーム

ここは前走で4角5番手以内だった馬が13頭もおり、その多くが好位からレースを進めたいタイプです。インを取りたい岩田康Jのルートサーティーンがまずは先手を主張し、そこに距離延長で前掛かりな気性のファニーバニーが突っかかってきてルートサーティーンは引いてインの2番手を確保。その後ろに10頭ほどの好位集団が連なるようなイメージでしょうか。しかしファニーバニーはマイルが未経験で、抑えが効かなくなってしまうと直線入り口で垂れてくる懸念が。こうなるとルートサーティーンが押し出されるように先頭に立ち、その後ろの好位集団も早目に脚を使う展開になりそうで、直線ではインが渋滞する隊形になることが予想されます。こういう展開ではスムーズに外を回せる馬が良いはずで、メンバー中で唯一4角2桁番手から脚を使って勝った経験のあるエイズルブルームに期待したいです。

前走の未勝利戦は3角から自ら動いて位置取りを上げながら、ラストはメンバー最速の脚を使っての差し切り勝ち。着差は小さくても長く脚を使って押し切ったその内容は見た目以上に評価してよく、インを取った他馬が苦労するようなら前走同様スルスルと外を上がるレースで台頭可能でしょう。

2026年1月11日日曜日

【1/11(日)予想】フェアリーSの注目馬

■中山11R/フェアリーステークス マカレイ

12月から連続開催の中山はこの時期になると少しインが掘れやすくなります。昨日のメイン(迎春S)も内を通った馬の走ったところからは砂埃が舞う様子が確認できました。ただでさえこの時期の芝は力がいるうえ、この時期の牝馬にとってタフな急坂は堪えるはず。ここは馬格があって外目を通れるこの馬から狙いたいです。

この中間はウッド中心で意欲的に追われ、最終追いは80.0-65.3-50.7からしまい11.8と抜群の動きを披露。前走の未勝利戦はスタートからインに押し込められる窮屈な競馬を強いられ、直線でも進路が出来て突っ込んだら寄られるなどスムーズにいかない中でも気持ちを切らさず差し切り勝ち。多頭数戦に臨めるメンタルの持ち主でここでも。

2026年1月10日土曜日

【1/10(土)予想】迎春Sの注目馬

■中山11R/迎春S マイネルラウレア

重度の骨折からの復帰戦で2年ぶり。3歳時にはデビュー2連勝で若駒Sを制した素質馬ですが、それ以降脚部不安でコース追いが出来ていなかったのに加え坂路で逆時計を踏むようになり、なかなか本調子でレースが出来ていませんでした。この中間は久々にウッドに入り長めから66.7-11.5の好時計をマークしており、加減しながらだった坂路調教も大晦日に14.1→13.6→12.6→12.5の加速ラップを刻んで全体も53.1の好内容。完調ではないのでしょうが良い時の動きを取り戻しており、3年前の菊花賞ではドゥレッツァから1.0差の⑦着とここに入れば十分足りるはず。明け4歳馬がマイユニバースしかいない相手関係なら地力で。

2026年1月5日月曜日

【1/5(月)予想】サンライズSの注目馬

■中山11R/サンライズステークス ダークエクリプス

中距離ではやや頭打ちの感が出てきたところで、ここ2戦は1200~1400mに矛先を向けてきました。着順こそ地味なものの前走の六甲アイランドSでは0.3差⑦着に好走しており、引き続き得意の右回り+冬場に調子を上げるタイプで前進が見込めます。昨日の京都最終でテン乗りのララマセラシオンを激走させた佐々木Jへの手変わりも好感で一発期待。

2026年1月4日日曜日

【1/4(日)予想】東西金杯の注目馬とねらい目レース(中山7R)

■中山11R/日刊スポーツ賞中山金杯 リカンカブール

シルバーステート産駒らしく中山は得意としており、一昨年の金杯を含め過去5回走って①①③⑮⑥という成績。⑮着大敗した昨年の金杯はスタートで後肢を突っ張るような格好になったうえ両隣に挟まれ位置を取れず、⑥着だったオールカマーは道中好位のインを進んでいたものの2周目の向こう正面でフェアエールング・コスモキュランダが捲ってきた影響で外の陣形が動き後方に下がってしまった上、直線では前が壁になり碌に追えず。何れも敗因がはっきりしており、外枠からでも好位を取れるダッシュ力は健在。当日のテンションが高ぶりやすいタイプで、昨冬に去勢を施され約1年という身体がなじんでくるタイミングも狙い頃で、「2度目」の金杯制覇で失われた「2つの金」を自ら取り戻してもらいましょう(やかましいわ)。


■京都11R/スポーツニッポン賞京都金杯 キョウエイブリッサ

「金を取り戻す」という観点で言えばコレペティトール(一昨年の覇者で昨年の金杯後に去勢)もそうなのですが、この馬は走破時計に限界があるタイプで1分33秒台の決着が見込まれる馬場でないと厳しく、今日の京都のコンディションでは狙いは立ちにくいかと。

◎にしたキョウエイブリッサは2走前のバーレーン王国イサ・ビル・サルマン・アルカリファ殿下来場記念でも推奨したように、休み明け2走目に変わり身を見せるタイプ。当時は前が止まらないダートにも苦慮しての⑪着でしたが、芝に戻されリゲルS⑤着を叩かれてのここは型どおりの上昇が見込めるはずです。当時勝ったランスオブカオスとは0.2差で、しかもハンデはこの馬の方が1kg重い設定だったところ、今回は逆に2.5kgもハンデをもらえる立場に。調教掛けするタイプではありますが中間も美浦の坂路を51秒台で上がってくるなど動けており、台頭の余地は十分と見ます。


■中山7R ノアヴィヴァーチェ

ここまで6戦全てで手綱を取ってきた菅原隆Jは昨年の成績が(1,1,1,67)。1勝はこの馬で勝った未勝利戦のみで、通算でも16年で21勝となかなか厳しい戦績。馬質に恵まれないという要素も無くはないのですが、現2勝クラスのメモリーグラスにデビューから6戦騎乗して⑬⑤④⑩④④着だったところ、その次から乗り替わって②②②②②①と未勝利脱出。菱田J・原Jといった中堅どころでも連対させていることを考えると、やはり割り引いて考えざるを得ないのが現状でしょう。

今回は先日の東京大賞典で大金星の立役者となった大井の矢野Jが騎乗(ジュニアCのコスモギガンティアで参戦)。中央では昨年東京ダートで初勝利を挙げており、メンコを外すのと合わせてズブさを補うのには格好のパートナーと言えるでしょう。本線は次回の東京開催かもしれませんが、馬具と鞍上で一変があるとすればここと見ました。

2026年1月1日木曜日

【2025年の狙い馬成績】

新年明けましておめでとうございます。

昨年中も毎週のお付き合いをいただき、誠にありがとうございました。本年もよろしくお願いいたします。


昨年のうちに更新できず申し訳ありませんでしたが、恒例のやつを。

【当ブログで取り上げた本命馬の年間成績】

的中:37/195R(18.9%)
※本命抜擢馬の確定着順が3着以内となったレースを「的中」としています。

単勝回収率:78.0%
複勝回収率:90.7%

【本命抜擢馬と結果の一覧】(クリックで拡大します)


レース数、的中数は偶然にも昨年と全く同じ結果になりました。要は昨年から成長していないにもかかわらず複勝回収率が下がってしまった分、単に下手になっただけでした。10月からデータラボの利用を止め、展開やオッズ形成プロセスなどデータに現れない部分を中心に自分自身で考えるプロセスを強化するようにしましたが、そのおかげで取れたものもあればそうでないものもあり、道半ばといったところです。特に、同じ馬で何回も勝負して複数回裏切られるパターン(アンリーロード、ホウオウビスケッツ、ウィリアムバローズなど)が多く、「ここで来られたら悔しくて仕方ない」という自身の精神衛生的な観点からの予想が多くなってしまう点は課題で、データ云々の前に自分に勝たなければいけないというのが大きなテーマです(そのくせ追いかけるのを止めたナムラフランクやウォーターリヒトが穴激走するあたり、逆神極まれり)。

それでも、今やデータの活用は当たり前の時代になり、データに依拠した結論で勝負していては他者との差別化が出来なくなっているのは疑いようのない事実だと思います。競馬というギャンブルは生き物でありその姿は日々刻々と変わるものだとも感じており、趣味の範疇でどこまで勝ちに近づけるかについて、スタイルに縛られずにこれからも考え続けていきたいと思います。

ただ、自分が大事にしたいなと思うのは「常に疑問から入る」観点です。

天邪鬼と言えばそれまでなのですが、自分は基本的に人気馬から入りません。昨今ではデータの普及によりだいぶ是正されてきたと感じるものの、人気、厳密には日本の競馬におけるオッズというのは(ブックメーカーが勝利可能性を基にオッズを決める方式の国と違って)実力だけで構成されているわけではなく、見かけの着順、騎手、厩舎、生産牧場、およびその馬自身の人気(血統、体色等)などが多分に反映される「紛れのあるもの」という認識に立っていることが根底にあります。

今回の集計対象ではありませんが、東京大賞典も当初はミッキーファイトで仕方ないという考えでおりました。ただ、それは本当に考え抜いた結果なのか?この馬の強さだけにフォーカスして、どこに弱さがあるのかを考えることをサボっていないか?という思考に立ち返り、最終的にはディクテオンに◎を打つ結論に至りました。もちろん、普段からホームラン狙いばかりしている人間ですので、その中の1つがたまたま的中したというだけに過ぎません。それでも、単勝1倍台という「周囲が作り上げたストーリー」に踊らされず、ちゃんと自分自身の結論でミッキーファイトに隙がないのか、あるとしたらそれを突ける馬は何なのか、という思考を巡らせることができたのは、自分が求め続けている予想の形を少しだけ実現できたと思う次第です(「少しだけ」としたのは、ナルカミが逃げミッキーファイトが差し遅れるという展開予想は全く以て外れたためです)。

自分のような弱小プレイヤーは、考えて考えて考えて考えて考え抜いた先にこそ、人と違う勝ち筋が見つけられると信じています。人気以上に信頼できる馬は何か、複穴として期待できる馬は何か。信頼度の高い筋に大きく張るという馬券の王道で勝負できないなら、せめて人より多く考えてオッズの裏をかく方法を見つけよう、そんな思いでこれからも挑んでいきたいと思います。

いつも見てくださる皆さん、本当にありがとうございます。毎週、いい緊張感とモチベーションを持ってやれているのは、ほかならぬ皆さんのおかげです。これからもよろしくお願いいたします。

2025年12月29日月曜日

【12/29(月)地方競馬予想】東京大賞典の予想

■大井9R/東京大賞典

<見解>

大井は一昨年に砂の入れ替えがあり、それまで8cmだった砂厚が9cm(JRAと同じ)に変更されたのを機に時計がかなりかかるようになりました。ウシュバテソーロが連覇した22年-23年で勝ち時計が2.05.0→2.07.3と2.3秒もかかるようになったのがその証左で、2000mで挙行されるようになった1998年以降のレコードである2010年の2.00.4(スマートファルコン)というのはもはや隔世の感すらあります。

決着時計は砂によっても変わりますが、季節によっても変わります。例えば昨年の勝ちタイムが2.04.9(フォーエバーヤング)なのに対し、今年の帝王賞を勝ったミッキーファイトの走破タイムは2.03.1。夏は軽く、冬は重くなるというダートの質がもたらす時計の違いは小さくなく、事実東京大賞典を4連覇したオメガパフュームも帝王賞は4回挑戦して1勝のみ。同じ舞台でも求められる適性が微妙に違うというのは考慮しておきたいポイントです。

<予想>

ディクテオン
この馬のパフォーマンスに感心したのが3走前の川崎記念でした。2周目の向こう正面で早目にメイショウフンジンを捕らえに行き自ら勝ちに行く競馬に出ました。結果的にはこれと一緒に後ろから動いてきたメイショウハリオに捕まってしまうのですが、直線に入ってからも長らく食らいつきサンライズジパングの猛追をしのいでの②着確保でした。これまで溜めてしまいに賭けるレースしかできていなかったところ、位置取り含めこうした器用なレースができるようになったのはまさに荒山厩舎の力と言ってよいでしょう。今回一発があるすれば「ナルカミとミッキーファイトの間にいる馬」だと考えており、好位から早目に動き出して長く脚を使えるこの馬にチャンスがあると見ました。

ミッキーファイト
国内ダート路線に敵なしと言える状況。ただ見解でも触れた通り、冬の東京大賞典は必ずしもスピードで押し切れる舞台ではないことに留意が必要。同厩のナルカミがスムーズにハナを切れた場合あえてつぶしに行くような乗り方をしない可能性もあり、そうなると前を捕らえきれない懸念も。

ナルカミ
前走のチャンピオンズCは幼さが露見し全く自分のレースが出来ず。左回りはやはり課題があるようで、陣営は悪いイメージを払しょくするべくここに使ってきたと語っています。臨戦過程は必ずしも理想通りではないにせよ調教を見る限りでは状態面の不安はなく、ナチュラルライズが折り合いに専念することを示唆している点からもハナを取れそうなここは見直してよいでしょう。

ナチュラルライズ
道中の運びに危うさを残す現状ですが、ラチを頼って運びたいこの馬にとって絶好の1番枠。今日の大井は見る限りインが使えないことも無さそうで、番手で折り合うことが出来さえすれば見せ場は十分でしょう。

ホウオウルーレット
重賞2連勝中もメンバーレベルは決して高いとはいえず、アンタレスSでミッキーファイトに1.5秒離された内容からもダート重賞の最高峰に入って戦うとなるとやや足りないというのが正直なところです。それでも4角からふかして入りたいタイプで初めてとなる大井コースへの適性は高いはず。オメガパフュームの半弟という血統背景からも押さえは必要でしょう。

アウトレンジ
チャンピオンズCは外差し有利の展開ながら⑤着。道中6番手を進んでのもので末脚にも目立つ点はなく、中京が合わなかったと見てよさそうです。平坦コースで相手も楽になるここは見直したいところですが、不思議なことに12月は(0,0,0,3)。半兄のハピもベテルギウスSではここ2年④⑥着と馬券になっておらず、寒いのが苦手な牝系なのかもしれません。

2025年12月28日日曜日

【12/28(日)予想】有馬記念の予想

■中山11R/有馬記念

<見解>

有馬記念を考えるうえでは「いかにここまで消耗せずに来れたか」が重要と見ています。
昨年の勝ち馬レガレイラは昨秋ローズS⑤着→エリ女⑤着と来ての有馬記念制覇でしたが、そのローズSは明らかに舐めた仕上げで舐めたレースをしての⑤着で、エリ女は進路を失くしたのもありますがそもそもルメールJがああいう進路取りをする時点でまだ完調でなかったと見るべきレースでした。すなわち、有馬記念は秋3戦目にして一番いい状態でレースが出来たうえ、馬群で溜めて直線で弾けさせるレースができる戸崎Jへの手替わりもプラスに作用しての勝利だったと言えます。②着だったシャフリヤールは香港からの直行で秋2戦目、③着のダノンデサイルも菊花賞からの秋2戦目と比較的ローテに余裕のある馬が上位に来ていることからも、実力が伯仲している前提ならこの秋走り切っていない馬がねらい目と見てよさそうです。

消耗度を考えるうえでは、個々のローテもそうですが「使ってきたレース」も考える必要がありそうです。翻って今年の秋古馬三冠レースを振り返ると、天皇賞はスローの上り勝負、ジャパンCは世界レコード決着と真逆の流れになりました。消耗度で言えば前者の方が小さいと考えられることから、秋2戦以上のキャリアを持っている馬の中ではJC組よりも上に取りたい存在です。

<予想>

ミュージアムマイル
コーナーを6回回る中山2500mは、絶対的なスタミナよりもスピード能力とロンスパに耐えられる持久力が求められるきらいがあり「マイル寄りの中距離馬」が活躍できる舞台と考えます。ミュージアムマイルはスピードはあっても瞬時にギアを変えることが難しいタイプで、朝日杯でアドマイヤズームに突き放されたのもマイルでの対応力に差があったためとみています。その分、3コーナーから進出して坂上まで持たせられる末脚の持久力が必要なこのコースは向いており、鞍上も昨年シャフリヤールを早目の仕掛けから②着に持ってきたクリスチャンJ。まさに「手も脚も合う」舞台で、天皇賞から約2か月ぶりとなるここに向けて状態も上向き。対古馬2kgのハンデをもらえている状況なら上位争いは必至と見ます。

ダノンデサイル
昨年の③着馬。今年はJCからの秋2戦目で上昇カーブを描けており、立ち回りが求められる中山への適性はやはり高いと見ます。戸崎Jの継続騎乗もプラスで、馬群で自分のリズムを守れれば。

メイショウタバル
天皇賞は超スローから直線で差し返すシーンも見せ0.2差の⑥着。ただそれでも上りは33.1が限界で本質的に東京で走れるタイプでないことは明らかでした。ここもどういうレースをするのかに左右されるため圧勝も惨敗もあると踏んではいますが、ガス抜きが済んだ後の秋2戦目というフレッシュさを保っての参戦は怖いです。

レガレイラ
見解でも触れたように昨年は走り切ってない臨戦過程からの勝利で、今年はセントライト記念・エリザベス女王杯と勝ち切っての参戦。お釣りに差がある状況に加え昨年から+2kgとなる斤量、またこの馬はふかしながら直線を迎えたいタイプで昨年は手替わりを好感して評価していたところ、ここに来てルメールJに戻るというのは必ずしもプラスではないと見ています。

エキサイトバイオ
菊花賞③着は4角先頭で押し切らんとする強気のレースぶり。夏を越しての成長が顕著で、ミュージアムマイルに本命を打つならこの馬も拾っておく必要があるでしょう。

エルトンバローズ
ミュージアムマイルの項でも触れたようにマイルでも通用するスピードがある馬が活躍できる舞台。陣営は早くからここへの参戦を表明していましたが、右回り、やや時計の掛かる芝と距離以外はこの馬が走れる条件が揃っている点も見越してのものでしょう。外枠を引いただけに位置取りが鍵ですが、好位のインを取れさえすれば見せ場を作れるでしょう。

タスティエーラ
秋3戦目とアテにならない脚質、また外国人騎手を確保できていない堀厩舎(=本気度はレーンJが乗っていた天皇賞・JCの方が上)という観点から割引ましたが、いつでも走ってきておかしくない実績馬。軽視は危険でしょう。

シンエンペラー
ソットサスの下という背景からもまっとうなスピード勝負には向いてなく、前走のジャパンCも②着した昨年より5秒以上早い決着時計に対応しきれず⑧着。走るなら東京よりも中山で、かつインを突いて伸びてこられるタイプなだけにこの枠も絶好。追い切りのタイムが出ず矢作師の泣きのコメントも流れましたが、そもそも能力の元値が高い馬だけに無視はできません。

サンライズジパング
レガレイラが勝ち、シンエンペラーが②着した一昨年のホープフルSの③着馬。成長途上の2歳馬が揃うだけに単純な脚力勝負ではないのは明らかですが、当時の上位2頭がどうなったかを考えればレベルの担保はあったと言えます。ダートを走る中でも重・不良では(3,0,0,0)と脚力が求められるレースで好結果を残しており、この時期の中山が合うという陣営の見立ても納得できます。転厩から約1か月が過ぎ、旧音無厩舎のスタッフも多い前川厩舎の水も合っているのか調整は順調そうで、直前の坂路での最終追いは他の馬が重い脚元に苦労する中51.9-12.2と抜群の時計をマーク。秋4戦目でも状態面は問題ないですがそれでも正攻法では厳しく、インを突いたり渋滞を避けて外をぶん回したりする戦法が取れる鞍上、具体的には騎乗経験から菅原明or鮫島駿Jが乗るなら買おうと元々決めていましたが、その通りになってしまったので買うしかありません。克駿、信じてるからな。

2025年12月27日土曜日

【12/27(土)予想】ホープフルS・阪神Cの注目馬

■中山11R/ホープフルステークス ジーネキング

G1昇格した2017年以降、勝ち馬はすべて「前走OP・重賞好走組」から出ています。連対を基準にすればこれに該当する馬は6頭居ますが、この中で自分でペースを作れそうなジーネキングから入りたいです。この馬がどれだけ強いのかは札幌2歳Sの際に新潟の未勝利戦のパフォーマンスを引き合いに説明した通りですが、ここは東京のような32秒台の脚は必要なくいかに好位から良い脚を使えるかが肝要な舞台。OPクラスでハナを切った経験があるのはこの馬だけで、様子見モードでペースが落ち着けば再度の好走は十分あり得るでしょう。


■阪神11R/阪神カップ グレイイングリーン

一昨年のこのレースで0.2差④着。賞金の関係もありなかなか理想的なレースを使えませんでしたが、今夏の朱鷺Sで3年半ぶりの勝利を挙げローテの自由が利くように。ベストの1400m戦で理想の内枠が引けたことは大きく、ここ2戦も着順こそ大きいものの33秒台の末脚を繰り出しており衰えとは無縁。混戦メンバーなら台頭余地は十分と見ます。

2025年12月21日日曜日

【12/21(日)予想】朝日杯FSの注目馬

■阪神11R/朝日杯フューチュリティステークス コルテオソレイユ

右回りでは問題なく走れていましたが、前走のベゴニア賞は初の左回りに戸惑ったのか直線で物見をするシーンがあり僅差の②着。それも直線に入ってからしばらく前が壁で追えず、加えてマークしていたコズミックボックスが案外伸びずで目標を切り替えるロスもあってのものでした。スローペースもあり結果的にドリームコアの押し切りを許したものの、相手を間違えなければ勝てていたレースと思えばこの人気は美味しいでしょう。

実はゴール前で抜けてしまうところは母のファンシャンそっくりで、生涯で2勝しましたが②着4回③着3回と勝ち味に遅いタイプでした。起用機会が限られていたのもありましたが好走歴はすべて右回りで、血統的にも阪神替わりはプラスと見てよさそうです。

2025年12月20日土曜日

【12/20(土)予想】ターコイズSの注目馬

■中山11R/ターコイズステークス ソルトクィーン

ターコイズSは道中ずっと11秒台のラップが続くレースで、道中ためを作って走りたい馬には不向きなレースです。ソルトクィーンは昨年のアネモネSでも本命に推奨しましたが、初勝利のマイル戦が前半34.0秒のハイペースを先団から押し切ったもの。ここ最近は短距離を使われハイラップのレース展開に慣れてきたところでもありますが、元々流れるレースの方が得意なだけにこの条件替わりはプラスに働くと見ます。シルバーステート産駒で中山適性も問題なく、この枠からインを立ち回る競馬が出来れば。

2025年12月14日日曜日

【12/14(日)予想】阪神JF・カペラSの注目馬

■阪神11R/阪神ジュベナイルフィリーズ タイセイボーグ

斤量の牡牝差が生まれるのは2歳10月からで、それまでは同じ斤量を背負います。人間で考えても、例えば小学校くらいまでは徒競走でも男女別ではなく単純に走力で組み分けされるのと同じで、この段階までは牡牝の差が出にくいという考えのもとにルールがつくられています。しかしどうでしょう、確かに人間の世界で就学前から運動会の徒競走に特化してトレーニングをしている子供はほぼいないと思われますが、競馬の世界では育成段階からみっちり乗り込まれ、しかも送り出す時期が早まっていると考えられます。

再三再四述べているように、今のJRAは早期デビューを促進する施策を打っており、2歳重賞の拡充や3歳未勝利戦の終了時期の前倒し(最近多少戻ってはきたものの)などは晩成の馬にとって不利となるだけでなく、早いと2月にゲート試験を受ける馬もいるなど、競争に足るだけの能力を早目につけさせるために促成栽培気味の育成をせざるを得ない状況を生み出しています。よく2歳馬は「素質だけで走っている」という形容をされることもありますが、最近の2歳馬は既にそれなりの調教量を積まれる中で自身の持つ力のある程度は既に発現していると言ってもよいのではないのでしょうか。そう考えると、果たして2歳夏の牡牝同斤というのが今の時代に合っているのか?少なくとも中距離戦については考える余地があるかもしれません。

前置きが長くなりましたが、タイセイボーグはメンバー中で唯一牡馬相手に(マイル以上の)重賞を好走。しかも8月開催の新潟2歳Sは牡牝同斤でのレースで、男馬相手に善戦したその実績は買うべきと見ます。前走はコース取り云々言われていますが、どちらかというと瞬発力の絶対値比べに劣るというタイプと見ています。新馬勝ちの舞台に戻って適度に水分も含む良馬場であればこの馬の長く良い脚が使えるセールスポイントが活きるはずで。


■中山11R/カペラステークス ドンアミティエ

元々寒い時期に調子を上げてくる馬で、ようやくこの馬の本領が発揮できる季節になりました。出走が難しい古馬ダート短距離のOPを3勝しているように中央のこの条件では上位の存在で、昇級初戦の馬や中央OPでの実績が乏しい馬たちに混ざれば妙味も十分です。

2025年12月13日土曜日

【12/13(土)予想】中日新聞杯の注目馬

■中京11R/中日新聞杯 リフレーミング

元々はこのコースで小倉記念をレコード勝ちしている実績馬。前走の福島記念はスローペースを後方から運ぶノーチャンの競馬で⑧着でしたが自身の脚は見せており、久々にキレが戻り復調を感じさせるレースでした。あまり小細工のできないタイプの馬なので外枠にデムーロJは好都合。それなりに時計も求められるコンディションならこういうタイプが来ると見て。

2025年12月7日日曜日

【12/7(日)予想】チャンピオンズCの予想

■中京11R/チャンピオンズカップ

<見解>

昨日の中京ダートは珍しく差しがバンバン決まる展開に。では内前が不利かというと単純にそういうわけではなく、10Rのワイノナオミがインを突いて②着に飛び込んだように内外の差はない様子。差し展開を見越して構える馬が増えロングスパートの争いになると、いかに前の好位を取れるか&いかにインを捌いて上がってこられるかがカギになると見ます。

<予想>

ウィリアムバローズ
かれこれ3戦連続で◎を打っていることになりますが、内前を取る馬から狙いたいというのが趣旨になります。今回のメンバーで前に行きそうなのがこの馬かナルカミかという状況の中で、ナルカミは後述の理由で印を下げる都合でこちらが上がった格好です。他の馬が苦にするコーナーでの加速を得意とし、周回コースの内枠は絶好の舞台。キャリア8戦のうち6勝が1800m戦で距離条件も文句なし。中距離戦線は長らく層が厚い時代が続きなかなか順調にレースを使えて来ませんでしたが、昨年の日テレ盃ではウシュバテソーロなどを破って勝った実績の持ち主。前への意識が薄くなれば残り目があっても。

メイショウハリオ
前走のJBCクラシック(船橋)は良化途上の出来の中で②着。ミッキーファイトが前を掃除しつつ逃げたサントノーレが残る展開ですから、そのサントノーレに唯一先着したこの馬と④着以下とでは評価が変わってきます。その前走で評価すべき点は、スパイラルカーブで4角で外に振られやすい船橋コースにあって向こう正面から加速しつつ膨れずに脚を使えたことです。この器用さがあればインを回って差してくることもできると見ます。

ナルカミ
古馬との斤量差が1kgの設定で勝った3歳馬はルヴァンスレーヴのみ(クリソベリルの時は12/1開催で2kg差)。この馬自身も唯一の敗戦が中京戦と左回りに不安を残し、テンションの高さがあっても力の違いで押し切れた世代限定戦とは相手が違います。それでも550kg級の馬体が示すように現段階でも十分にやれるポテンシャルは持っていると見ており、すべてがうまくいけば当然に勝ち負け。但し心身の成長が進むまでは、何等か差しさわりがあるとあっけなく敗れる可能性もあるタイプだと見ています。

ルクソールカフェ
カフェファラオの下らしく器用さに欠け、外枠で伸び伸び走らせた方が良いだけにこの枠自体はプラスでしょう。右へ寄れる癖があるとのことで現状では左回りが良さそうなのと、アメリカを主戦場とするジェルーJへの手替わりもプラス。このクラスのペースで1800mを走り切れるかが課題ですが、成長見込みを含め将来的にはナルカミ、ナチュラルライズとともにダート界を担う存在になり得ると見ています。

アウトレンジ
帝王賞ではミッキーファイトにクビ差の②着。中京の経験がないのが気がかりではありますが、中山でラジオ日本賞を勝っており坂のあるコース自体は問題ないと見ています。今の中京ではこの手のタイプにも警戒が必要なだけに。

シックスペンス
前走の南部杯は初ダートも上手くこなし②着。脚抜きが良かったわけでもなく最後のひと脚も見どころがありましたから、流石陣営が出走にこだわったのも理解できる走りでした。ただこの並びだとナルカミに被されるのは確実なうえ、砂かぶりを恐れて外々を回るようでは厳しいだけに評価は控えめにしました。

ウィルソンテソーロ
ここ2年は相手が悪すぎただけの②着。実質2連覇していると言ってもおかしくない実績ではあります。しかし例年と違ってこの秋は既にJpn1を2つ使われてからの参戦で、この後東京大賞典も控えていると考えれば大きな上積みは望めません。加えて気に食わないのは前走を経ての高木師の「地方のダートが合わなかった」というコメント。佐賀のJBCクラシックを含む重賞4勝を地方交流で挙げている馬の言い訳には思えず、調子もそうですが流石に全盛期の力は既に無いのかと思われます。それでもこのメンバーなら無印には出来ませんが、この馬や小手川厩舎、さらには原Jの未来が大きく変わっていたかもしれない運命の分岐を作ってしまったレモンポップの強さはつくづく罪なものです。