前走のアンタレスSは直線で窮屈になり進路を探しながらの追い出しになった分の④着。元々ダートは芝に比べて圧倒的に上級戦の数が少なく(交流重賞は枠が限られるため中央芝重賞とは比較不能)、重賞に出られるかつそこで結果を残せるというのは絶対的な序列と言えます。今回過去5走で重賞で1桁着順で走れているのはアンタレスS④着のこの馬とレパードS②着のルヴァンユニベールの2頭のみ。ただ後者はそのあとの不来方賞でナルカミに1秒以上離されての⑤着に敗れており、同じ4歳馬でも既に古馬重賞で通用級の力を示しているタガノバビロンを上に取るべきと見ました。他がOP特別でも苦戦するようなメンバーばかりなら人気でも逆らえないでしょう。
競馬歴=(年齢-20)の一般人が、一口馬主ライフと緩めの馬券予想を綴る日記です。
【更新方針】G1(2歳戦・障害除く):全頭評価と印 それ以外:開催日ごとの注目馬をピックアップ
2026年6月20日土曜日
2026年6月14日日曜日
【6/14(日)予想】宝塚記念の予想
■阪神11R/宝塚記念
<見解>
昨日の阪神の芝レースは後半3レースで差し馬の台頭が目立つ形。アイニードユーが勝った1勝クラス戦はマイルにして前半36.0というスロー通過ですから逃げ切るのは当たり前でも、外から脚を伸ばしたテイエムスティールが3着に食い込んだのがハイライト。また三田特別も8枠のアスクコモンタレヴ、最終12Rも外差し勢のワンツースリーと外有利の傾向が出ていました。これに、有馬記念同様にミステリーウェイが主張しメイショウタバルがそれに絡めば、前を走る人気どころが早目に先頭に立たされるシーンも考えられます。
<予想>
◎ マイネルエンペラー
過去にデットーリ・シュタルケといった剛腕ジョッキーで好走しているように、しっかり追い出せる川田Jのテン乗りは大きなプラスです。昨年の有馬記念では9着に敗れたものの、骨折休養明けかつスタート後手、かつ1週目の4角で不利がありながら勝ち馬から0.8秒差の⑨着と健闘し地力を見せました。中間は併せ馬で相手を余裕で突き放す動きを見せここへ向け調整も順調。自身が日経賞を制したのに加え姉にユーバーレーベン、兄には22年にこのレースを⑤着したマイネルファンロンがいる血統で、キレだけではなくタフさが求められるコースへの適性も裏付け。インに有力馬が固まった今回の並びであれば外からスムーズに脚を使えると見て。
◯ダノンデサイル
ローテが狂うなどで順調でない実績馬が多いなかで、この馬は順調に調教をこなしています。2400mのG1を2勝しているように立ち回りとタフさが求められる舞台が向いており、この内枠も好材料。前が早めに垂れたとしても簡単にはバテない強みを活かせれば。
▲ミュージアムマイル
ドバイを自重し香港は取消の憂き目に遭うなど、順調に来られなかったのは事実。それでも最終追い切りでは仕上がった姿を見せ、スピードとタフさが求められるこの舞台への適性も有馬記念で証明済。レーンJならうまく立ち回れると見て。
△レガレイラ
一昨年の有馬記念の勝利は、道中から機動力を引き出させる戸崎Jと手が合った結果と考えています。ルメール騎手の「直線までじっと我慢して進路を確保する」乗り方は、コーナーからの動き出しが求められる京都外回りにはフィットしないと見ています。中間の調整過程は昨年度は雲泥の差ですが、4角からの動き出しが求められるコース形態を考えるとこの鞍上では全幅の信頼は置けずで。
△クロワデュノール
三億円のボーナスがかかる春古馬三冠へリーチ。逆に言えばこのニンジンをみすみす逃すわけにはいかず「仕方なく出てきた感」は否めません。中間の斉藤調教師のコメントもトーンは上がらずじまいで地力の高さは認めつつも、皐月賞のように前が崩れたときに押し出されるリスクも考慮して。
△メイショウタバル
ミステリーウェイの出方次第ではあるものの、惑わされずに自分のペースで踏めれば残せる力はあります。武豊Jが同じ過ちを繰り返すことは考えにくく、展開は向かずとも押さえは必要かと。
△コスモキュランダ
中間の調教ではあえてブリンカーを外し、本番での装着効果を最大限に高める作戦で臨みます。昨年の有馬記念もブリンカー効果で激戦の先団を集中力を切らさず走り切り②着に好走。当時と似たようなメンバー構成でマークが薄くなれば要警戒です。
△タガノデュード
大阪杯④着、春の天皇賞も⑥着と相手なりに走れるタイプ。昨日の外差し傾向を踏まえれば大阪杯だけ走れれば台頭の余地ありとみます。
2026年6月13日土曜日
【6/13(土)予想】函館スプリントSの注目馬
■函館11R/函館スプリントステークス ダノンマッキンリー
前が流れないと駄目なタイプで、前走の京王杯スプリングCもスローで上りが同じになってしまい⑮着。それでも2走前の高松宮記念では1.07.2で⑦着と善戦しているように、厳しい流れで時計も求められる展開になれば浮上できる存在です。今回は前に行きたいメンバーが多く、開幕週でスピードに乗るうえインに馬群が密集すれば追い出しも一苦労。戦法的に外を回すしかないこの馬にとってはスムーズな追い出しが叶うと見て。
2026年6月7日日曜日
【6/7(日)予想】安田記念の予想
■東京11R/安田記念
<見解>
京王杯SCを逃げ切ったワールズエンドは必ずしも逃げなければいけないタイプではなく、あくまで相手の出方を見て戦法を決める方針を示唆。これといった強力戦法タイプはおらず、場合によってはガイアフォースがハナを切る可能性すらあります。いずれにしても積極的な先行馬というのが居ない以上前半は落ち着きそうで、こうなると瞬発力勝負を嫌う組が早目の仕掛けに打って出る流れが想定されます。レース直前から雨が降る予報の府中の芝は表面に水分をまとうコンディションが想定され、大跳びの良馬場向きの馬にとってはこれが死角になる可能性も。
<予想>
◎ウォーターリヒト
前走のマイラーズカップは開幕週のスローに巻き込まれ⑬着と敗れましたが、自身も33.2の脚を使ってはおり、純粋に位置取りの差がそのまま入線順になったようなレースでした。昨年の富士Sも前哨戦らしいスロー戦を⑨着したのちマイルCSで③着に好走したように、トライアルのぬるいペースは向いてなくむしろ本番のタフな流れになった方が力を発揮できるタイプと見ています。ガイアフォースやセイウンハーデスといった先行タイプが早目に仕掛ける流れになればそれを目標に追い出せるアドバンテージが生まれると見ました。
○ガイアフォース
トビが大きく、ワンターンでスピードに乗せるレースが理想。欲を言えば平坦かつきれいな馬場がベストなだけに、マイラーズCの施行条件でマイルCSが行われたなら勝てているはずでしょう。この馬が勝ち切れないのはこのように好走するために注文が多いところがあり、今回は坂あり、開催終盤でインが痛み始めた馬場に加え直前で降雨予報とマイナス要因が増えてしまったため印は落としましたが、中間の動きは絶好でここでG1初制覇の可能性は十分でしょう。
▲セイウンハーデス
久々のマイル戦ではありますが、ワンターンへの適性は昨年のエプソムCで証明済。当時はレコード決着を自ら動いた強い内容でしたが、上りが34.3かかっても許されるというのがマイルG1との決定的な違い。ここは前に行ったとしても33秒台の上りでまとめなければ厳しく、隠されたギアの存在を信じて。
△トロヴァトーレ
ここ2戦がスローを差し切っての勝利。めぼしいペースメーカーが居ないここも同様の展開が期待でき、外枠でもまれないのもプラス。一方で中4週で使われるのは東京新聞杯以来2回目で、当時は京都金杯④→①着という臨戦過程でもあり、連続好走は未知の領域です。
△レーベンスティール
前走の大阪杯は実績のない遠征競馬にして⑥着と健闘。インで窮屈な競馬をしたときの方が脚が溜まるタイプでこの枠は苦にならないと見ていますが、Cコース替わりとはいえラチ沿いは伸びてなく、どう持ち出すかが鍵になります。
△オフトレイル
距離は1400mがベストな馬につきここはギリギリでしょうが、イン突きも外差しもできるタイプで前半が緩く流れればチャンスはあると見ます。府中のマイルを手のうちに入れている菅原明Jであれば上手く立ち回って一発も。
△パンジャタワー
高松宮記念は絶好の立ち回りかと思いきや最後に伸びを欠き④着。キーンランドCを勝ったことを考えればスピードはスプリント寄りですが、G1で息の入らない流れだと厳しいのかもしれません。タワーオブロンドン産駒という血統背景からも個人的には(NHKマイルCの時から)1400mまでの馬と見ていますが、前半が緩く流れかつ雨の影響があるようなら善戦あっても。
2026年6月6日土曜日
【6/6(土)予想】ねらい目レース(麦秋S・垂水S)
■東京11R/麦秋ステークス ゴールドハンマー
なかなかに難しい馬で、デビュー以来初めて横山典Jが乗らなかった前走の福島中央テレビ杯は出遅れも含め度外視できるレースでした。叩き2走目、中間は調教のみブリンカーを着用することで気合が入ってきたと陣営のコメントもあり、距離も現状1400mまでなら守備範囲。手慣れた鞍上に戻って巻き返しを。
■阪神11R/垂水ステークス ハギノアルデバラン
前走の六社Sは人気のトリプルコークをマークするレースをしていたところまさかの失速。ただスローで控えただけのレースになり結果的には騎乗ミスと言える内容でした。昨年のアルゼンチン共和国杯のレースぶりを考えれば準OPはいつでも突破できてよく、地元競馬に戻って見直せるはずです。
2026年5月31日日曜日
【5/31(日)予想】ダービーの予想・目黒記念の注目馬とねらい目レース(安土城S)
■東京11R/東京優駿(日本ダービー)
<見解>
抽選で通ったケントンがペースを作る可能性がありますが、いずれにしても飛ばすタイプの逃げ馬がいないメンバー構成で、好位で折り合いたい馬も多いですからスローは必至です。先週のオークスは向こう正面でリアライズルミナスがポジションを上げレースの流れを変えましたが、3歳牝馬にとってあれはかなり過酷な賭けだったはずです。他方、牡馬で言えば2017年にレイデオロが勝った時に向こう正面で2番手までポジションを上げたのが記憶に新しい(そうでもないか?)ですが、大舞台でのペース判断、そしてそれをやりきる胆力のある人馬が勝つ、ダービージョッキーという称号がただの「G1ジョッキー」とは区別して語られるのには、一生一度の大舞台で度胸あるレースが出来るかということへの評価でもあるのかもしれません。
<予想>
◎パントルナイーフ
前走の皐月賞は3角で下がってきたアルトラムスのあおりを受け最後方まで下げるアクシデントに加え、直線でも終始前が開かず全く追えないままレースが終わってしまいました。元々弥生賞を熱発で回避し、骨折明けのぶっつけだったという事情もあり状態に良化の余地を残す中のレースでしたので完全に度外視できる一戦で、この中間は3頭併せを敢行しいつもの調整スタイルを取り戻しています。昨年の東スポ杯では12秒台の区間が続くスローを見越し4角で速くなるタイミングにもかかわらずポジションを取りに行き、直線では一呼吸おいて再加速する勝ちっぷり。レイデオロのダービーを彷彿とさせる手綱さばきがここへの布石だったとしたら、前走のイメージもあって人気しきっていない今回は絶好のねらい目かもしれません。
○リアライズシリウス
皐月賞は理想的なレース運びもロブチェンが止まらず②着。一方共同通信杯では強気のレースぶりでバステール以下を完封しており、やはり自分で動きたいときに動けるレースが合っています。大箱、左回りと条件が好転する一方、ワンターンで高いパフォーマンスを見せてきただけにやはりこの距離、そしてコーナー4つの立ち回りをどうこなすか。少なくとも外枠から難しい運びを迫られるロブチェンよりは上に来られると見て対抗としましたが、直線で目標にされたときに何かに差される可能性はあるだけに。
▲アスクエジンバラ
1週前は岩田望Jがステッキを入れてしまい12秒台がやっとだったのに、肋骨骨折から復帰した岩田康Jが騎乗した最終追いでは馬なりで11秒台が出る馬。鞍上の指示に的確に反応できる今の姿は、仕掛けのタイミングが難しい東京コースにおいて大きなアドバンテージとなるはずです。「岩田再生工場」の稼働前であったサウジアラビアRCの負け方がだらしなく、左回りに若干の不安を残す分◎○との比較で印は下げましたが、自分のタイミングで追い出すレースが出来れば頭まで。
△ロブチェン
壁を作って運びたかったであろうこの舞台で17番枠を引いてしまったのは痛かったですが、自ら逃げて加速した皐月賞のパフォーマンスを思えば世代上位の実力に疑いようはありません。誰かが捲って行ったときにそこについていくようなレースが出来ればよいのでしょうが、とかく今回は逃げたり捲ったりする「誰か」頼みのレースにならざるを得ないという点で評価を下げました。
△ライヒスアドラー
パントルナイーフの勝った東スポ杯、そして前走の皐月賞と長く脚を使うレースをしての好走が目立ちます。1番枠ということで立ち回りが課題も、手のうちに入れているであろう鞍上が早目の仕掛けでエンジンを噴かせられればここでも。
△フォルテアンジェロ
皐月賞は見え見えの不利でここも穴人気。百日草特別で見せた32.8の末脚はスローが見込まれる今回再度爆発の期待も、前走にしろ前に壁があってそれを割ってくるようなレースの方が向いている可能性があり、こういう馬はスムーズだと意外と弾けないケースもあるだけに評価は抑えまでとしました。
△ゴーイントゥスカイ
青葉賞組は好戦できていませんが、冒頭にも述べたように今回はペース判断が鍵になりそうなレース。敗れた2走前は出遅れ、3走前はスタート不利でスムーズにいかなかった分でもあり、鞍上の差配で上手くポジションを取れればそう簡単には止まらないだけに。
△メイショウハチコウ
前走のプリンシパルSは好位で運んでひと脚というレースでしたが、33.8の上りでまとめてきたのは非凡なパフォーマンスでした。先に仕掛けたジャスティンシカゴを差し返した内容からは接戦・混戦向きのタイプと見え、直線でワンテンポ仕掛けを待てる展開になればチャンスあり。
■東京12R/目黒記念 ボーンディスウェイ
ダービーから100m伸びる2500mコースは坂下からのスタート。坂を2回登るコースレイアウトはタフさを要求します。ボーンディスウェイは一昨年のオクトーバーSを勝っていますが、当時は上りが34.7かかるレース。このように「タフな東京」で力を発揮できるタイプが台頭する舞台と見て狙い打ちます。
■京都10R/安土城S アスクワンタイム
前走の鞍馬Sは目の前で落馬がありそれを避けるアクシデントもあって⑨着でしたが、そもそもブリンカーを外したことで道中全く行く気を見せませんでした。スタートの改善が顕著なだけに今回は再度ブリンカーを装着し、流れについていく競馬をさせる算段で臨むここは見直せるはず。
2026年5月30日土曜日
【5/30(土)予想】葵Sの注目馬
■京都11R/葵ステークス ウチュウノセカイ
前走のカンナSは前半33.9と2歳戦にしてはペースが流れる中2番手を追走。逃げ馬が最後に止まる流れを最後まで脚を使い、1.08.2の好時計でまとめてきた内容は評価できます。良馬場の芝1200mでは2戦2勝と底を見せてなく、高速決着が見込まれる今の京都のコンディションも合うはずです。骨折明けとはなりますが中間は順調に乗れており、輸送を控えた最終追いはさらっとで問題なし。息が持ちさえすれば力は通用してよく、ここまで舐められた人気なら。
2026年5月24日日曜日
【5/24(日)予想】優駿牝馬の予想
■東京11R/優駿牝馬(オークス)
<見解>
世代戦を読み解く最大のテーマは「体力面のお釣り(ローテーションのゆとり)」と考えています。先月の桜花賞の上位勢は、スターアニス(阪神JF以来)、ギャラボーグ&ジッピーチューン(クイーンC以来)といずれも前走から2~4ヶ月の間隔を取って臨んだ「ゆとりローテ」の馬たちでした。それだけ今の3歳GⅠは消耗が大きく、ましてや3歳牝馬にとって未知の距離となる東京2400mのタフな舞台を走り切るためには、いかに心身に余力を残してここに臨めるかが時に実力や実績を凌駕しえます。
先週のヴィクトリアマイルを完勝したエンブロイダリーが現4歳世代の牝馬で最強であることは論を俟たないですが、そのエンブロイダリーでさえ昨年は9着と大敗しました。差し勢が台頭する近年のトレンドが物語る通り、ここで必要なのは最低限のキレに加えて淀みない流れを耐え抜いて最後まで脚を使い切る「タフさ」です。
<予想>
◎スマートプリエール
今回のメンバーで最もゆとりのある「中8週(フラワーC組)」というローテーション。2歳時には牡馬を相手に洋芝の札幌2歳Sで3着、前走は中山の急坂をこなして実績を残してきました。東京芝1800mのアイビーS(4着)の敗戦から「左回りのキレ勝負では分が悪い」と世間から軽視されていますが、オークスの2400mはキレではなくスタミナ勝負。ご存じ母は京都大賞典を制したスマートレイアーという血統背景からも、この舞台でこそ真の輝きを放つと見ました。
○ドリームコア
桜花賞は内が止まらない馬場で外枠を引き、壁を作れず外を回らされる競馬になってしまったのが明確な敗因でした。左回りかつ広い東京コースには抜群の実績があり、折り合いの心配もありません。イメージほど長く脚を使える馬ではないと見ていますが、その分じっくり運んで自分のタイミングで追い出せるこの舞台設定はプラス。スムーズに脚を溜める競馬ができれば巻き返しの筆頭です。
▲スターアニス
能力の高さは疑いようもないですが、問題はこれまでスピードで押し切るレースをしてきただけに押さえが効くかどうか。幸いロンギングセリーヌが行けば押し出されるようなレースにはならないと思いますが、他馬の目標にもされる存在なだけに初物尽くしの舞台で過信はできないかと。
△アランカール
前走の桜花賞はゲートのやり直しで気持ちが切れてしまったのがすべて。ただそれ以前に道中の運びやら馬体重やら中間のテンションやら注文の多い馬で、この中間も線の細さは解消せず。最終追いは火曜にポリトラックで軽めの調整としたようにコンディション維持に苦心している現状ですが、大外ズドンでも突っ込んでこられるのがオークスというレース。レジェンドのエスコートでロスなく運び末脚勝負に徹すれば見せ場はあっても。
△ラフターラインズ
フローラSは理想的なレース運びで完勝。きさらぎ賞3着の実績からも侮れない存在ですが、間隔が詰まる点と大外枠、かつスタンド前発走のプレッシャーがどうかという点で評価は下げました。
△エンネ
母ルパンⅡということでファントムシーフやディスペランツァの下にあたりますが、生産の谷川牧場から「期待した成長と乖離」していることを理由に1歳6月でターファイトCの募集が取り下げられた経緯のある馬。それがここまで駒を進めるのですから競馬はわかりません(私の出資馬に3歳5月でまだトレセン入厩もできてない馬が居ますが、臆面もなく募集続けてて少しは見習えと思います、どっちを?)。こちらも間隔が詰まる点を考慮し評価は下げましたが、しまいの伸びを見ればむしろラフターラインズよりもチャンスあるかと思ってしまうほどです。
△ロンギングセリーヌ
スマートプリエールを評価する以上、当時の2着馬だったこの馬にも印を。今回の先行勢が揃って「控える・壁を作る」競馬を示唆している中、単騎大逃げを打った際の残り目に一考。
2026年5月23日土曜日
【5/23(土)予想】平安ステークスの注目馬
■京都11R/平安ステークス ジューンアヲニヨシ
近走は「2桁馬番を引いて凡走」or「1桁馬番を引いて好走」という非常にわかりやすい傾向が出ています。今回は絶好の「2枠4番」。内のキョウキランブやハグといった馬たちが引っ張る流れを、好位のインポケットでロスなく追走できる運びが叶いそうな枠順です。3〜4コーナーで馬群が外へ膨らむのを横目に最短距離を立ち回れれば、2走前にムルソーを下した力量からすればここでも引けは取りません。外々を回らされた前走を度外視して狙うならここでしょう。
2026年5月17日日曜日
【5/17(日)予想】ヴィクトリアマイルの予想
■東京11R/ヴィクトリアマイル
<見解>
エリカエクスプレスが淀みない流れを作りそうですが、やはりこのコースは33秒台の脚を使えないと厳しくこれまでの上りの最速が34秒台に留まる同馬にとってはどこまで辛抱できるかの争いになるでしょう。前走の愛知杯で番手から勝負根性を見せたアイサンサンにしても同様で、後続の各馬はこれら先行勢を深追いはせず、自分のレースに徹するものとみられます。そうなると平均程度で極端なハイペースにはならず、Bコースの開幕週というコンディションも考えれば内外の優劣なく「締まったラップで上りを使える馬」に展開が向くことが期待できます。
あとはこの暑さ。真夏日予想の府中市にあって、夏場の開催に実績のある馬はプラスで評価したいです。
<予想>
◎カピリナ
2走前のニューイヤーSが秀逸な内容。確かにイン突きが嵌った分ではあるのですが、緩みのない流れでしまいを33.5でまとめて勝ったレースぶりは評価できます。なおかつ当時は57kg、牡馬換算で59kgを背負っての勝利ですからなおさらです。スプリント重賞を勝っているように速い流れはもってこいで、ラチ沿いをぴったり回ってエリカエクスプレスを見る流れで運べれば最後はもうひと脚が使えるはずで。
○マピュース
昨年の中京記念当日の豊明市は最高気温37度超えの猛暑日でした。当時は52kgというハンデに恵まれたのは事実ですが、今回も斤量以外(左回り、マイル、内枠、暑さ)は同じ条件が揃いました。前掛かりのレースよりも前半平均程度で流れて末脚比べの展開になる方が向いており、日本競馬への適応を見せるゴンサルベスJの手腕も込みで。
▲ジョスラン
この血統、この厩舎でわざわざ戸崎Jが乗ってきたところに勝負度合いの高さを感じます。前走の小倉牝馬Sは小倉らしい締まったペースを差し込んでの勝利で、タメを作りたい中距離馬向きのペースでなかった中で末脚を使えた点からはやはり大箱で長く良い脚を使わせるレースが向いています。初のマイルも舞台は好転すると見て注意したいです。
△エンブロイダリー
前走の阪神牝馬Sは逃げようと思って逃げたわけではない中、しっかり折り合い脚も使えました。ただ、当時の2,3,5着馬が何れも4歳馬と実質的に4歳牝馬同士のレースとなった中、上のマピュース、ジョスランら古馬重賞を勝っている組の中ではやや実績的に心もとないのは事実で。
△カムニャック
距離に目をつむってここに参戦したということは、陣営もこの馬の高い東京適性を見込んでいる証左でしょう。アイサンサンが暴走したローズSでは4角で不利がありながらも差し切っており、少々ハイペース気味でもしっかり脚は使えます。あとはスローの前走を経験してからのここで位置取りを落とさなければ。
△エリカエクスプレス
末脚はないですが、武豊Jの逃げに競りかける人馬は流石に居ないでしょうからこの馬らしい「溜めないマイペース」での逃げが期待できる舞台です。これまでは折り合いや距離を気にしてソフト気味の調整だったのが、今回は1週前にしっかり時計を出しておりこの馬本来の行きっぷりを引き出す用意はあると見ました。残り目に警戒。
△チェルヴィニア
馬柱は見栄えしませんが、一昨年の秋華賞②着以降は古馬牡馬一線級とばかり走っていました。当時3冠をともに戦ったステレンボッシュは先週のエプソムCであわやの②着と復活をうかがわせる走りを見せており、この馬も相手関係からは見直せる存在です。堀厩舎のカナテープではなくこちらにレーンJが乗ってくる点も不気味です。
△クイーンズウォーク
昨年の②着馬。その後は除外や牡馬相手で今一つというレースが続いていますが、大箱のワンターンはベスト舞台。これまで13戦全てでコンビを組んできた川田Jが乗らないという点は気がかりですが、このメンバーなら見限れず。
2026年5月16日土曜日
【5/16(土)予想】新潟大賞典の注目馬
■新潟11R/新潟大賞典 フクノブルーレイク
エプソムCが移設されたこともあり中距離勢が分散した結果、格上挑戦でも出られるようになりったこのレース。フクノブルーレイクは名目上は準OPですが元々はスプリングSで②着した実績に加え、3走前の寿Sではタガノデュードと0.1差の③着に好走するなど実力は優にOPクラスと言えます。これが53kgというのはちょっとバグに近いハンデ設定で、日本競馬への適応が見込めるゴンサルベスJの手腕も込みで先物買い。
2026年5月9日土曜日
【5/9(土)予想】京都新聞杯・エプソムCの注目馬
■京都11R/京都新聞杯 メイショウテンク
使いながら調子を上げてくる荒川厩舎。前走は2か月の休み明けに加えて、スローペースの上がり勝負となったことで出番がありませんでしたが、これは参考外として良いでしょう。レースごとに距離を延ばしながらも最後は確実に脚を使ってくるタイプで、中間の追い切りでは普段あまり攻めは目立たないこの厩舎にしては珍しくテンから意欲的に飛ばしており、位置を取りに行く姿勢を明確に示しています。アーレムアレスはスタートに不安が残り、エムズビギンも不器用さが残る現状ではあまりごちゃつく位置には入りたくないはずで、これら内枠の人気馬を尻目に好位のインをロスなく立ち回れそうなこの馬に台頭の余地は十分。多頭数の外を回らされるリスクを避け、経済コースを通っての激走に期待がかかります。
■東京11R/エプソムカップ シルトホルン
一昨年のこのレースで③着に食い込み、昨年も同時期のジューンSを制しているように東京芝1800mはこの馬にとってベストの舞台と言えます。今の東京の芝コンディションを考慮するとあまりに後ろ過ぎては届かないバイアスがあり、ある程度の位置を確保して立ち回れるこの馬の特性がピタリとハマるはず。前目で運びつつ、直線でしっかりひと脚を使える強みを活かせれば、このメンバーでも好勝負は必至と見ます。
2026年5月5日火曜日
【5/5(火・祝)地方競馬予想】かしわ記念の予想
■船橋11R/かしわ記念
<見解>
ドバイを断念した組が合流したことでかなりのハイレベルメンバーになった今年のかしわ記念。ミッキーファイトやウィルソンテソーロといった組はあくまで帝王賞を意識しての一戦となるためここが本チャンとは言えないものの、中央のG1でも勝負になっている以上はここに入れば格好はつけられるはずです。このように、実績断然の馬であっても何かしらケチの付け所はあるというのが難しいところで、オッズほど順当ではない気もしています。
<予想>
◎ロードフォンス
2走前に根岸Sを快勝した時は水分量が1%に近い「超乾燥馬場」。逆に前走の黒船賞は水分が残る稍重馬場でのもので、他の馬が苦手にするグリップの利かない馬場を苦にせず走れる点がセールスポイント。ナイター開催ではあるものの日中は初夏を思わせる暑さとなる関東地方にあって馬場の乾燥が進むのは必至で、スピードタイプの馬が揃ったここは人気落ちの妙味ありと見ました。
○ウィルソンテソーロ
チャンピオンズC、フェブラリーSと連続で僅差の②着。先に抜け出せば差されるし後ろから行けば届かないという勝ち切れなさを抱えては居ますが、昨年の南部杯を完勝したあたり早目からスピードに乗せる走りが出来れば強いです(23年のマーキュリーCも0.6差で圧勝しており盛岡巧者という可能性も無くはないですが)。スパイラルカーブの船橋は加速してコーナーを回りたいこの馬にとってはプラスで、実績馬の中ではマイナスが最も少ない存在と言えます。
▲ミッキーファイト
昨年の東京大賞典はよもやの②着も、勝ち馬の格好の目標にされた分もありました。昨年に船橋開催のJBCクラシックを勝ってもおり、コーナー4つの1800mは守備範囲でしょう。馬場の乾燥が進むことはスピードタイプのこの馬にとっては必ずしもプラスではないでしょうが、ルメール騎手がこちらを選んできたことも含めてここは地力で台頭可能と見るべきでしょう。
△コスタノヴァ
いかにも直線の長いワンターンが得意というタイプで、昨年のこのレースでは③着、その次のさきたま杯では⑪着と大敗を喫しています。ただ、そのさきたま杯含め重馬場以下では(0,0,0,2)と元々そういう馬場が得意でなかった可能性もあり馬場が良化するのはプラス。あとは立ち回りひとつで、例えばコーナーを加速しながら回れるとかが出来ればよいですがダートのないオーストラリアの騎手にそれを求めるのは少々酷な気がします。
△シャマル
連覇の内容以上に、それまで脚抜きの良い馬場でブーストを受けていた印象だったこの馬が昨年は良馬場で1600mを押し切った点を評価しています。何といっても全11勝のうち10勝を挙げる川須Jが復帰したのは心強いものの、人馬共にここに間に合わせてきたという感が強く特に川須Jは先週の復帰後9戦騎乗してすべて着外という状況につき、重くは扱いにくいというのが本音です。
△ジョージテソーロ
有力地方勢は川崎記念やダイオライト記念などに回ってしまったうえ、短距離にはファーンヒル、中距離にはディクテオンが居ますが現状マイルで中央勢と張り合える馬がいない状態。前述の2頭を管理する荒山厩舎からはリコースパローが出ますが、強力な同型がいることに加え京浜盃ではナチュラルライズに完敗してもおり重くは扱いにくい現状。それならば、ブルドックボスなどで交流重賞の実績もある小久保厩舎に、同じくキャンディドライヴなどで交流重賞好走の実績ある落合Jが跨るジョージテソーロに一発の目を期待したいです。通用しなかったとはいえ一応中央OPまで上り詰めたうえ、2歳時にはカトレアSでアマンテビアンコの②着した実績もある馬。もしノーマークで放置されるようなら押さえは必要かと。
2026年5月3日日曜日
【5/3(日・祝)予想】天皇賞(春)の予想
■京都11R/天皇賞(春)
<見解>
京都芝3200mは外回りコースを1周半、名物の「淀の坂」を2度越える非常にタフな設定です。当日の雨の降り出しは気になるところですが、馬場状態を読み切るのが難しい以上、基本的には良馬場での持続力勝負を前提に組み立てます。
今回は断然の人気が予想されるクロワデュノールに各馬のマークが集中するのは避けられず、G1らしい牽制し合う展開になるでしょう。有力馬たちが互いの出方を伺うあまり前へのケアが疎かになれば、マイペースを貫ける先行勢や、距離適性を活かしてじっくり溜めるタイプに展開が向く「淀の長距離」らしい結末を想定しています。
<予想>
◎マイネルカンパーナ
昨年の早春Sで推奨した時のように好位に付けてしぶとくひと脚を使う形が理想。逃げの手を打つであろうミステリーウェイは、決して暴走するタイプではなく淡々とマイペースを刻む馬。後続がクロワデュノールを過剰に意識して仕掛けを遅らせるようなら、この馬にとって理想的な「目標を前に置いてゆったり運べる」形が出来上がります。直線の入り口まで体力を温存できれば、最後は前にいる馬をきっちり捉え、後続の追撃を振り切るだけのスタミナと持続力は備えていると見ます。
○ミステリーウェイ
今回のメンバー構成を見る限り、他にハナを叩いてまで行きたい馬は見当たりません。昨年のアルゼンチン共和国杯で見せた二枚腰は本物で、スタミナを要する展開でこそ真価を発揮するタイプ。3200mの距離自体は鍵となりますが、安易に競りかけてくる馬が居ない今回、単騎でのスロー逃げが叶えばそのまま粘り込んで波乱の使者となる可能性を秘めています。
▲クロワデュノール
初の3200mということもあり鞍上も構えて乗るでしょうが、それを目標にする各馬も連動して控える形になりそう。昨年の皐月賞のように道中なし崩しに脚を使わされる展開は嫌ですが、互いに牽制し合って道中で息が入る流れならこの馬の絶対能力がモノを言います。距離は未知数ながら昨秋のフランス遠征で見せたようにタフな展開自体は歓迎のクチで。
△アドマイヤテラ
前哨戦の阪神大賞典を完勝。本番を見据えた「試走」としての意味合いが強いトライアルで、武豊Jがこれだけの内容を見せたのであれば、上積みはさらに大きいはず。末脚の持続力こそ一級品ですが一瞬のキレで勝負するタイプではないだけに、前が大きく引き離す展開になった際に捕らえきれるか。展開がハマれば。
△タガノデュード
大阪杯では見せ場十分の④着に食い込み、地力強化を印象付けました。瞬発力勝負ではどうしても分が悪いタイプだけに、体力が問われるこの長丁場への条件替わりはプラス。急遽レーンJへの乗り替わりが決まった点も、今の勢いがあるこの馬にとっては幸運と捉えて良いでしょう。
△ヘデントール
長期休養明けを一度使われての上積みは確実。昨年、この舞台で強さを見せた際の状態にまで戻っているかが最大の焦点になります。前走の結果は度外視できますが、課題はやはりゲート。スムーズに流れに乗ってリズム良く運べるかどうかに尽きます。
△ヴェルミセル
京都開催の天皇賞(春)において、1枠は過去24回で7勝を挙げる圧倒的な好成績。ビートブラックやヒルノダムールといった穴馬が激走する「お約束」の枠番でもあります。今のところ雨の影響はない想定ですが、予報に反して昼前から雨が降り出し水分を含んだ馬場になるようなら、昨年の京都大賞典で③着とアドマイヤテラに先着したように重馬場適性が俄然輝きを増します。内からロスなく立ち回り、瞬発力が問われない流れになれば激走の余地あり。
2026年5月2日土曜日
【5/2(土)予想】京王杯SC・ユニコーンSの注目馬とねらい目レース(胎内川特別)
■東京11R/京王杯スプリングカップ レッドシュヴェルト
ここ2戦はスプリント戦を使われましたが、追走に忙しくこの馬の持ち味を削ぐ形に。距離延長となる今回は32.8という驚異的な上がりを繰り出して差し切った4走前の白秋Sと同じ舞台でありコース実績は十分と言えます。3走前のオーロカップ(⑦着)は外差しが利くコンディションの中で無理にインを突くというチグハグな競馬でのもので力負けではありません。今の東京は当時と違いインも十分に使える状態で、アサカラキングなどが引っ張る速い流れになれば、外に持ち出す馬たちの裏をかいてインがポッカリ空くシーンも想定できます。最内枠からスムーズに馬群を捌ければ、久々のベスト条件でチャンスありと見ています。
■京都11R/ユニコーンステークス ストロングエース
京都ダート1900mはスタートから最初のホームストレッチにかけてのポジション争いで脚を使わされることが多く、先行勢にはタフなコースレイアウトです。その分、最後は逃げ・先行馬の脚が止まりやすく、差し・追い込み勢が台頭しやすい舞台でもあります。そもそも3歳春のダートOP馬は数が多くない中、関東馬ということもあってかこの馬は不当に人気を落としている印象。前走同様に道中でじっくり構える競馬が合うはずで、前の激流を尻目に再度の激走を期待したいところです。
■新潟10R/胎内川特別 デファイ
昨年のこのレースで③着。ここ2戦はダートを使われましたが大差負けで、元々合わなかったと見るほかありません。久々に好条件に戻るここは見直す手も。
■新潟12R ベルタソ
千直は最後に上りの掛かるダートや、下り坂からスタートし最初から激流になりやすい小倉芝1200mなどと共通項があります。この馬は2走前に小倉1200m戦で②着。元々新馬勝ちを収めた素質馬で、二の脚が速くスッと前に取りつくスピードもあります。初の千直も適性は高いと見え、絶好枠を引けたここは好勝負必至とみます。ベルたそ~
2026年4月29日水曜日
【4/29(水)地方競馬予想】羽田盃の注目馬
■大井11R/羽田盃 サンラザール
中央勢が出走できるトライアルレースは2つありますが、京浜盃は7頭立てで4頭出走した中央勢が3着までを独占、雲取賞に至っては16頭立てで4頭出走した中央勢が4着までを独占する結果に。そもそも最大12頭出られる地方勢と違い、中央勢は4頭しかない出走枠に滑り込むだけでも大変な状況なわけです。土曜のユニコーンSの登録16頭のうち7頭は2勝馬で、ケンタッキーダービーに転戦したワンダーディーンも含め10頭以上の3歳ダートOP馬の上澄みしか出られないのが南関3冠であり現段階において中央勢の圧倒的優位は揺るがないと見てよいでしょう。
それはこの2つのレースの質を見ても明らかです。何れも1000m通過が63秒ほどというスローペースで前につけた中央勢が直線入り口から加速して後続を離すという内容で、京浜盃で楽に逃げていたように見えたアイリーズはなすすべなく最下位に沈み、雲取賞でも好位のインにいたアヤサンジョウタロは4角でついていけなくなり6着という結果に。特にこの雲取賞は4着までが中央勢で5着には逃げたゼーロスが入っており、控えていた地方勢は4角から追い通しのアヤサンジョウタロすら交わせなかったわけです。7着のエンドレスソロウも道営デビューの馬で、楽逃げの叶ったゼーロス以外の南関デビュー組は中央勢と道営デビュー馬に及ばなかったという残酷な現実があります。
但し、これは南関のレベルそのものにケチをつけているのではなく、ここに有力馬が出てこないという「番組の欠陥」が問題の全てであると考えられます。例えば来週4日に行われる船橋の東京湾カップ(S2)は南関限定の重賞ですが、ここにはなんと65頭もの登録馬が殺到。特に、4連勝中のシーテープ(船橋)をはじめ本来は南関3歳勢のトップクラスとして羽田盃に出てもおかしくない馬までもがここに狙いを定めており、実はアヤサンジョウタロですら補欠4番手という混雑ぶりを見せています(実際には羽田盃に出ている馬や青葉賞に出たコスモギガンティアが回避すれば出られはすると思うのですが)。東京湾カップの1着賞金は2,000万円。一方、羽田盃はもしトリグラフヒルが回避してなく中央勢が4着までを独占したと考えれば、やっとの思いで5着に入ったところで本賞金300万円+地方馬最先着で800万の1,100万円を得るのが精いっぱい。付加賞金制度があるので6着(=地方馬で2着)なら600万円がもらえますが、7着(=地方馬で3着)では240万円なので東京湾カップの3着賞金(400万円)より低くなってしまいます。要は、南関所属馬にとってクラシックは「割に合わない」レースになってしまっており、上位層がこぞって出走を回避した結果、中間層(南関重賞に出られない程度の賞金しかない)の馬が集まるという現状が出来上がっているわけです。
※参考:NAR所属馬の奨励金・報奨金制度
今回のメンバーを見渡しても、移籍初戦を圧勝したサンラザールと道営からの移籍組であrるアヤサンジョウタロ・エンドレスソロウ以外は中距離でパッとしない成績の馬か短距離の重賞を走ってきた馬(デンテブリランテ、モコパンチなど)ばかり。道営デビュー馬を物差しにすれば地元勢に印を回す余地はほぼないというのが正直なところです。道営2騎にしても雲取賞のレースぶりを考えれば、まだ中央勢同士で潰しあいする展開にでもなれば誰かが紛れて…ということも考えられなくはないですが、ここもおそらくアイリーズが行って番手を中央勢が固め、無理のないペースで直線は3頭の追い比べ、という流れが想定される(もしアイリーズが行かなければ、スローで前付けした中央勢の瞬発力にかなう地方勢は居ない)だけに、基本的にはロックターミガン、リアライズグリント、フィンガーの順番をどうするかのレースだとは思います。
それでも無理やり紛れを期待するのであれば、サンラザールということになるでしょう。一応中央時代にはフィンガーに勝っており、前走のスターバーストカップのパフォーマンスからは1800mで1分55秒を切る水準で走れる能力を持っている可能性はあると言えます。ただ2走前の1勝クラス戦の走りからすれば上位3頭との力量差は否めないだけに、それを織り込んだうえで4番人気というのはちょっと割に合わないので個人的に馬券を買うかどうかは別の話ということで…
2026年4月26日日曜日
【4/26(日)予想】フローラS・マイラーズCの注目馬
■東京11R/サンケイスポーツ賞フローラステークス ゴバド
前走のクイーンカップはスタート直後に接触する不利があり、そこから終始力んで走る形に。外を回り続ける距離ロスに加え、直線でもフラつく前馬の影響でまともに追えないなど、まさに消化不良の一戦でした。評価したいのは2走前の未勝利戦で見せた33.3の末脚で、東京でこの上りが出ることは決して珍しくはないものの、末脚がインフレしていた開催前半ならまだしも開催終盤の芝コンディションを考えれば評価できる数字と言えます。今回は距離延長となりますが、中団でじっくりと折り合いをつけ持ち前の瞬発力を引き出せるようなら、前走からの巻き返しは十分に可能と見ています。
■京都11R/読売マイラーズカップ ファインライン
本質的に高速決着でこそ真価を発揮するタイプ。芝2000mでの初勝利時に前走から一気に時計を5秒詰め、前走の岸和田ステークスでもマイル戦で前走から時計を2秒詰めてして勝利しているように、速い時計への対応力はメンバー中でも際立っています。昨日の京都芝を見ても、条件戦でレコードに近いタイムが連発する超高速コンディション。ロスなく立ち回れるこの内枠は絶好で、馬場を味方にさらなるパフォーマンスの上積みが期待できそうです。
2026年4月25日土曜日
【4/25(土)予想】青葉賞の注目馬
■東京11R/テレビ東京杯青葉賞 ラストスマイル
近年の青葉賞は、直線の長い東京コースらしく後方待機組の台頭が目立つ傾向にあります。そこで重要になるのは純粋な「末脚の絶対値」ですが、今回メンバー中で33秒台の上がりを使って勝利した経験があるのはわずか4頭。その中でも注目したいのが最も前半のラップが流れていたセントポーリア賞を勝ち切っているこの馬です。スローで極限まで溜めて脚を使った馬は、重賞の締まったペースに入ると脆さを出すケースが多い一方、厳しい流れを経験しながら速い上がりを使えているこの馬はここでも通用する下地があることを示しています。前走のスプリングS(⑥着)はインで窮屈な競馬を強いられ脚を余した形。広い東京コースへの舞台替わりは間違いなく好材料で、スムーズに末脚を伸ばせる形なら一変に期待して良いでしょう。
2026年4月19日日曜日
【4/19(日)予想】皐月賞の予想・福島牝馬Sの注目馬
■中山11R/皐月賞
<見解>
中山芝2000mは1コーナーまでの距離が短く、スタート直後に急坂を登るため基本的には先行争いが激化しにくい構造です。今年のメンバーを見渡しても、逃げてナンボという徹底先行タイプが不在な構成。流れが落ち着けば3角付近からのロングスパート合戦になる可能性が高く、ここで求められるのは一瞬の「末脚の絶対値」よりも、長く脚を使い続けられる「末脚の持続力」と言えます。また、近年のトレンド通り、タフな展開になればなるほど消耗を抑えた「ゆとりあるローテ」で臨む馬の鮮度がモノを言うはずです。
<予想>
◎リアライズシリウス
共同通信杯からのぶっつけ(中2ヶ月)となりますが、その前走が早め先頭から後続を封じる強い内容。本来、直線の長い東京コースでの早仕掛けは「禁じ手」とも言えますが、そこで押し切りを図ったのは鞍上の津村Jがこの馬の末脚の持続力を相当に信頼している証でしょう。多頭数でゴチャつかない立ち回りが理想なだけに、外目の枠を引けたのはまさに僥倖。最後にもう一度待ち構える急坂さえ難なくクリアできれば、地力はこのメンバーでも上位のはずです。
○ロブチェン
この馬も共同通信杯からの直行組。使える末脚に限界があるタイプだけに、前走の東京コースは本質的に向いていなかった印象です。2走前のホープフルSのように勝負どころで溜めを利かせて最後にもうひと脚、という競馬が最も合うはずで、中山へのコース替わりと内枠確保は絶好の好材料。立ち回りひとつで争覇圏。
▲フォルテアンジェロ
ホープフルS以来3ヶ月半ぶりの実戦。2走前の百日草特別は少頭数のスローペースに甘えてのんびり構えすぎた鞍上のミスとも言える敗戦で、度外視して良いでしょう。高速決着への対応という課題は残るものの、間隔をしっかり取ったローテーションの魅力は大きく、ここへ向けた上昇度込みで期待です。
△カヴァレリッツォ
朝日杯FSから4ヶ月ぶりの休み明け。距離対応を考えればロスなくインで運びたいところですが、吉岡師が「いかに外に出せるか」と語るように本質的には馬群で揉まれたくないタイプ。レーンJが道中いかにストレスなく誘導し、直線で進路を確保できるか、その捌きひとつで上位進出のチャンス。
△グリーンエナジー
京成杯からの直行組。初勝利の未勝利戦にしろ前走の京成杯にしろ、ラスト3Fのギアチェンジを得意としており本来は東京向きの瞬発力タイプです。しかしながら懸念点はその未勝利戦で鼻出血の履歴があること。今回もし再発すれば2ヶ月の出走制限がかかり、ダービー出走が不可能になるというリスクを抱えています。ダービーで良さが生きるであろうタイプでもあり、鞍上が無理をさせない可能性も考慮し評価は抑えまでとしました。
△ゾロアストロ
きさらぎ賞からの中2ヶ月。ややエンジンのかかりが遅いタイプで、早めの動き出しが求められるこの舞台は合っているはず。前が止まる流れになればしぶとく顔を出してくる存在でしょう。
△パントルナイーフ
5ヶ月ぶりの実戦。フレグモーネで弥生賞を回避した経緯があり、調整過程としては手放しに強気にはなれないのが本音です。それでも予定通りルメールJを確保してきた点は不気味で、万全とは言えずとも格好はつけてきそうな雰囲気があり。
■福島11R/福島牝馬ステークス アンリーロード
これまで何度もこのブログで本命に推してきましたが、今回ようやく「平坦コース」+「内枠」というこの馬の好走条件が揃いました。末脚の持続力を活かしたいタイプだけに、インから位置を落としすぎずに運べれば、重賞のここでも十分に通用する力はあるはず。まだ十分にインが使える綺麗な芝でロスなく立ち回れる利を活かせれば、待望の重賞タイトルに手が届いても不思議ではありません。
2026年4月18日土曜日
【4/18(土)予想】アンタレスSの注目馬とねらい目レース(下総ステークス)
■阪神11R/アンタレスステークス モックモック
ピカピカサンダーやロードラビリンスといった行きたい面々が揃い、先行勢にもムルソーやサンデーファンデーといった実力馬が控えるメンバー構成。加えてペイシャエスが早めの仕掛けを示唆しているとなれば、3角あたりからかなりタフな持続力勝負になることが予想されます。展開的には差し馬を狙いたい一戦ですが、有力どころのブライアンセンスやタガノバビロンは内枠を引いており、多頭数のダートで馬群をどう捌くかという課題も。その点、モックモックは馬群の中でも怯まず我慢が利くタイプで、この枠順ならスムーズに脚を溜めて出し抜く競馬ができそうです。前走は中間雪の影響で思うような調整ができなかったとのことで度外視。本来の負荷をかけた調教をしっかり消化できている今回なら、一変があっても驚けません。
■中山10R/下総ステークス ラフエイジアン
前走の上総ステークスは出遅れから腹を括って最後方を進むも、4角から前が壁になり岩田康Jのお家芸であるイン突きに失敗。まともなら突き抜けていたという中館師のコメントに偽りはなく、良馬場への対応が鍵も前走を度外視して狙う価値はあるでしょう。
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