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2021年7月25日日曜日

アリシアン、デビュー戦は4着。課題と適性を探す旅はまだ始まったばかり


 出資馬である広尾TCのアリシアン(牝2、美浦・加藤征厩舎)が日曜函館5Rの新馬戦(芝1800m)に出走。単勝2.5倍の1番人気の支持を受け、4着となりました。

 注目の馬体重は494kg。6月の帰厩前が517kgだったことを思えば型通りに絞れてきた格好で想定内の範囲だったと思います。パドックでも首を使って小気味良く外目を回り、雰囲気の良さを伺わせる立ち振る舞いでした。

 レースではスタートを無難に決め、勝ったトップキャストを見ながらの2番手を追走。前半1000mが60.2とクラスと頭数を思えばかなり流れた中でしっかりレースに参加できていましたが、3角から加速する勝ち馬に対しアリシアンは鞭が盛んに入るもペースアップに対応できず。4角で2着のシンティレーションに交わされ、直線では完全に止まった格好で3着のコスモルーテウスにも抵抗できず4着での入線となりました。

 新馬戦で60秒台で逃げて上りもまとめたトップキャストは強いの一言。元々コース調教でも動けており、2着に入ったシンティレーションも含め順当な結果だったと思います。アリシアンは4着に残したとはいえ3角で早々に脱落した格好で、勝ち馬との着差は3秒5。調教でそれなりにやれていたことを思えばここまで何もできないレースになるとは思えず、レースを理解できていないか適性がここになかったかのいずれかかとは思います。しかしながら、勝ち馬が楽々逃げ切ったうえ3着以下は皆脚が上がってしまった中での結果につき、課題がどこにあるのかさえこの1戦だけではわからないというのが正直なところでしょうか。

 この馬にとって幸いだったのは、こうして早めに実戦を経験できたことで学びの機会を得られたうえ、芝ダートどちらでも可能性を見出せる血統・馬格の裏付けがあるということでしょうか。今後のレース選択含め陣営には難しい舵取りが求められますが、裏を返せばあらゆる選択肢が残されている立場であることも事実。掲示板に載ったことを考えれば思い切って休ませて立て直すこともできますし、手ごろな頭数の内にあらゆる可能性を探るために続戦していくことも可能でしょう。

 何せまだ2歳の夏。可能性を探る長い旅は始まったばかりで、無事に走り続けた先にともに喜べる舞台にたどり着けることを信じてやみません。まずはデビュー戦、本当にお疲れ様でした。

2021年7月24日土曜日

アリシアン函館デビュー、強敵相手も堂々の走りを


 出資馬である広尾TCのアリシアン(牝2、美浦・加藤征厩舎)が、日曜函館5Rのメイクデビュー函館(芝1800m)でデビューを迎えます。自身4頭目の出資馬デビューとなりますが夏開催でのデビューは初めてで、順調にここまで来てくれた有難さを実感しています。


 エピファネイア産駒、母は中央ダート1勝のベネディーレで半兄に京成杯2着のガンサリュートがいる血統のアリシアンは、募集時からとにかくその馬体の大きさで話題になっていました。6月にチャンピオンヒルズに調整放牧に出た時の馬体重が517kg。調教動画でも併せた僚馬のレイトンヒル(牡3)に全く馬格で負けておらず、その身体を活かしたパワフルなストライドが目につきました。

 パワーのありそうな体つきからダートでのデビューもあるかと思いましたが、速めをやる中で判ったのはかなり跳びの大きなタイプであるということ。時計を見ても水準級のスピードはありそうで、洋芝適性も見込める中函館芝1800m、小頭数のレースでデビューできるのはプラスでしょう。

 レースは1枠1番からのスタート、鞍上には吉田隼人Jを迎えます。内枠が仇となる可能性もあるうえ、外の各馬には好素材がズラリ。同じ函館芝コースでの追い切りで40秒台でまとめてきたシンティレーション(父ロードカナロア、半兄に2戦2勝のブライトギフト)、トップキャスト(父ダイワメジャー)の牝馬2騎に加えて、キタサンブラック産駒でOP馬ソロフレーズの下のオディロンも注目の存在です。あとは個人的には足を向けて寝られないレベルでお世話になったウインクルサルーテの全弟であるソアリングも気になるところです。それでも各媒体では注目馬として挙げられているのもちらほら見る上、専門誌でも混戦の中で一定の評価は受けているようで、俄かには期待を持てる一戦となりました。


 どの出資馬にしても1つ勝ってできるだけ長く現役を続けてもらいたいという思いで出資しているのですが、'19勢の苦境にその難しさも実感する今日この頃。今のアリシアンにとってはこの上ない舞台であるでしょうし、好結果はもちろんですが学び、収穫の多い一戦になってくれたらと思いますし、社台系クラブの強敵にひとつ胸を借りるくらいの気持ちで堂々と走り切ってくれたらと願うのみです。