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当ブログは、広尾サラブレッド倶楽部株式会社様のご厚意により、同倶楽部の所有する競走馬の写真及びWebサイト記載情報の転載許可を頂いております。

2026年5月24日日曜日

【5/24(日)予想】優駿牝馬の予想

■東京11R/優駿牝馬(オークス)

<見解>

世代戦を読み解く最大のテーマは「体力面のお釣り(ローテーションのゆとり)」と考えています。先月の桜花賞の上位勢は、スターアニス(阪神JF以来)、ギャラボーグ&ジッピーチューン(クイーンC以来)といずれも前走から2~4ヶ月の間隔を取って臨んだ「ゆとりローテ」の馬たちでした。それだけ今の3歳GⅠは消耗が大きく、ましてや3歳牝馬にとって未知の距離となる東京2400mのタフな舞台を走り切るためには、いかに心身に余力を残してここに臨めるかが時に実力や実績を凌駕しえます。

先週のヴィクトリアマイルを完勝したエンブロイダリーが現4歳世代の牝馬で最強であることは論を俟たないですが、そのエンブロイダリーでさえ昨年は9着と大敗しました。差し勢が台頭する近年のトレンドが物語る通り、ここで必要なのは最低限のキレに加えて淀みない流れを耐え抜いて最後まで脚を使い切る「タフさ」です。

<予想>

スマートプリエール
今回のメンバーで最もゆとりのある「中8週(フラワーC組)」というローテーション。2歳時には牡馬を相手に洋芝の札幌2歳Sで3着、前走は中山の急坂をこなして実績を残してきました。東京芝1800mのアイビーS(4着)の敗戦から「左回りのキレ勝負では分が悪い」と世間から軽視されていますが、オークスの2400mはキレではなくスタミナ勝負。ご存じ母は京都大賞典を制したスマートレイアーという血統背景からも、この舞台でこそ真の輝きを放つと見ました。

ドリームコア
桜花賞は内が止まらない馬場で外枠を引き、壁を作れず外を回らされる競馬になってしまったのが明確な敗因でした。左回りかつ広い東京コースには抜群の実績があり、折り合いの心配もありません。イメージほど長く脚を使える馬ではないと見ていますが、その分じっくり運んで自分のタイミングで追い出せるこの舞台設定はプラス。スムーズに脚を溜める競馬ができれば巻き返しの筆頭です。

スターアニス
能力の高さは疑いようもないですが、問題はこれまでスピードで押し切るレースをしてきただけに押さえが効くかどうか。幸いロンギングセリーヌが行けば押し出されるようなレースにはならないと思いますが、他馬の目標にもされる存在なだけに初物尽くしの舞台で過信はできないかと。

アランカール
前走の桜花賞はゲートのやり直しで気持ちが切れてしまったのがすべて。ただそれ以前に道中の運びやら馬体重やら中間のテンションやら注文の多い馬で、この中間も線の細さは解消せず。最終追いは火曜にポリトラックで軽めの調整としたようにコンディション維持に苦心している現状ですが、大外ズドンでも突っ込んでこられるのがオークスというレース。レジェンドのエスコートでロスなく運び末脚勝負に徹すれば見せ場はあっても。

ラフターラインズ
フローラSは理想的なレース運びで完勝。きさらぎ賞3着の実績からも侮れない存在ですが、間隔が詰まる点と大外枠、かつスタンド前発走のプレッシャーがどうかという点で評価は下げました。

エンネ
母ルパンⅡということでファントムシーフやディスペランツァの下にあたりますが、生産の谷川牧場から「期待した成長と乖離」していることを理由に1歳6月でターファイトCの募集が取り下げられた経緯のある馬。それがここまで駒を進めるのですから競馬はわかりません(私の出資馬に3歳5月でまだトレセン入厩もできてない馬が居ますが、臆面もなく募集続けてて少しは見習えと思います、どっちを?)。こちらも間隔が詰まる点を考慮し評価は下げましたが、しまいの伸びを見ればむしろラフターラインズよりもチャンスあるかと思ってしまうほどです。

ロンギングセリーヌ
スマートプリエールを評価する以上、当時の2着馬だったこの馬にも印を。今回の先行勢が揃って「控える・壁を作る」競馬を示唆している中、単騎大逃げを打った際の残り目に一考。

2026年5月23日土曜日

【5/23(土)予想】平安ステークスの注目馬

■京都11R/平安ステークス ジューンアヲニヨシ

近走は「2桁馬番を引いて凡走」or「1桁馬番を引いて好走」という非常にわかりやすい傾向が出ています。今回は絶好の「2枠4番」。内のキョウキランブやハグといった馬たちが引っ張る流れを、好位のインポケットでロスなく追走できる運びが叶いそうな枠順です。3〜4コーナーで馬群が外へ膨らむのを横目に最短距離を立ち回れれば、2走前にムルソーを下した力量からすればここでも引けは取りません。外々を回らされた前走を度外視して狙うならここでしょう。

2026年5月17日日曜日

【5/17(日)予想】ヴィクトリアマイルの予想

■東京11R/ヴィクトリアマイル

<見解>

エリカエクスプレスが淀みない流れを作りそうですが、やはりこのコースは33秒台の脚を使えないと厳しくこれまでの上りの最速が34秒台に留まる同馬にとってはどこまで辛抱できるかの争いになるでしょう。前走の愛知杯で番手から勝負根性を見せたアイサンサンにしても同様で、後続の各馬はこれら先行勢を深追いはせず、自分のレースに徹するものとみられます。そうなると平均程度で極端なハイペースにはならず、Bコースの開幕週というコンディションも考えれば内外の優劣なく「締まったラップで上りを使える馬」に展開が向くことが期待できます。

あとはこの暑さ。真夏日予想の府中市にあって、夏場の開催に実績のある馬はプラスで評価したいです。

<予想>

カピリナ
2走前のニューイヤーSが秀逸な内容。確かにイン突きが嵌った分ではあるのですが、緩みのない流れでしまいを33.5でまとめて勝ったレースぶりは評価できます。なおかつ当時は57kg、牡馬換算で59kgを背負っての勝利ですからなおさらです。スプリント重賞を勝っているように速い流れはもってこいで、ラチ沿いをぴったり回ってエリカエクスプレスを見る流れで運べれば最後はもうひと脚が使えるはずで。

マピュース
昨年の中京記念当日の豊明市は最高気温37度超えの猛暑日でした。当時は52kgというハンデに恵まれたのは事実ですが、今回も斤量以外(左回り、マイル、内枠、暑さ)は同じ条件が揃いました。前掛かりのレースよりも前半平均程度で流れて末脚比べの展開になる方が向いており、日本競馬への適応を見せるゴンサルベスJの手腕も込みで。

ジョスラン
この血統、この厩舎でわざわざ戸崎Jが乗ってきたところに勝負度合いの高さを感じます。前走の小倉牝馬Sは小倉らしい締まったペースを差し込んでの勝利で、タメを作りたい中距離馬向きのペースでなかった中で末脚を使えた点からはやはり大箱で長く良い脚を使わせるレースが向いています。初のマイルも舞台は好転すると見て注意したいです。

エンブロイダリー
前走の阪神牝馬Sは逃げようと思って逃げたわけではない中、しっかり折り合い脚も使えました。ただ、当時の2,3,5着馬が何れも4歳馬と実質的に4歳牝馬同士のレースとなった中、上のマピュース、ジョスランら古馬重賞を勝っている組の中ではやや実績的に心もとないのは事実で。

カムニャック
距離に目をつむってここに参戦したということは、陣営もこの馬の高い東京適性を見込んでいる証左でしょう。アイサンサンが暴走したローズSでは4角で不利がありながらも差し切っており、少々ハイペース気味でもしっかり脚は使えます。あとはスローの前走を経験してからのここで位置取りを落とさなければ。

エリカエクスプレス
末脚はないですが、武豊Jの逃げに競りかける人馬は流石に居ないでしょうからこの馬らしい「溜めないマイペース」での逃げが期待できる舞台です。これまでは折り合いや距離を気にしてソフト気味の調整だったのが、今回は1週前にしっかり時計を出しておりこの馬本来の行きっぷりを引き出す用意はあると見ました。残り目に警戒。

チェルヴィニア
馬柱は見栄えしませんが、一昨年の秋華賞②着以降は古馬牡馬一線級とばかり走っていました。当時3冠をともに戦ったステレンボッシュは先週のエプソムCであわやの②着と復活をうかがわせる走りを見せており、この馬も相手関係からは見直せる存在です。堀厩舎のカナテープではなくこちらにレーンJが乗ってくる点も不気味です。

クイーンズウォーク
昨年の②着馬。その後は除外や牡馬相手で今一つというレースが続いていますが、大箱のワンターンはベスト舞台。これまで13戦全てでコンビを組んできた川田Jが乗らないという点は気がかりですが、このメンバーなら見限れず。

2026年5月16日土曜日

【5/16(土)予想】新潟大賞典の注目馬

■新潟11R/新潟大賞典 フクノブルーレイク

エプソムCが移設されたこともあり中距離勢が分散した結果、格上挑戦でも出られるようになりったこのレース。フクノブルーレイクは名目上は準OPですが元々はスプリングSで②着した実績に加え、3走前の寿Sではタガノデュードと0.1差の③着に好走するなど実力は優にOPクラスと言えます。これが53kgというのはちょっとバグに近いハンデ設定で、日本競馬への適応が見込めるゴンサルベスJの手腕も込みで先物買い。

2026年5月10日日曜日

【5/10(日)予想】NHKマイルカップの予想

■東京11R/NHKマイルカップ レザベーション

※本日は都合により、本命馬のみの更新とさせていただきます。ご容赦願います。

ユウファラオがフロックと見くびられてさほど前が速くならないとすれば、格好の目標を置けるレザベーションにチャンスが生まれ得ると見ます。

2026年5月9日土曜日

【5/9(土)予想】京都新聞杯・エプソムCの注目馬

■京都11R/京都新聞杯 メイショウテンク

使いながら調子を上げてくる荒川厩舎。前走は2か月の休み明けに加えて、スローペースの上がり勝負となったことで出番がありませんでしたが、これは参考外として良いでしょう。レースごとに距離を延ばしながらも最後は確実に脚を使ってくるタイプで、中間の追い切りでは普段あまり攻めは目立たないこの厩舎にしては珍しくテンから意欲的に飛ばしており、位置を取りに行く姿勢を明確に示しています。アーレムアレスはスタートに不安が残り、エムズビギンも不器用さが残る現状ではあまりごちゃつく位置には入りたくないはずで、これら内枠の人気馬を尻目に好位のインをロスなく立ち回れそうなこの馬に台頭の余地は十分。多頭数の外を回らされるリスクを避け、経済コースを通っての激走に期待がかかります。


■東京11R/エプソムカップ シルトホルン

一昨年のこのレースで③着に食い込み、昨年も同時期のジューンSを制しているように東京芝1800mはこの馬にとってベストの舞台と言えます。今の東京の芝コンディションを考慮するとあまりに後ろ過ぎては届かないバイアスがあり、ある程度の位置を確保して立ち回れるこの馬の特性がピタリとハマるはず。前目で運びつつ、直線でしっかりひと脚を使える強みを活かせれば、このメンバーでも好勝負は必至と見ます。

2026年5月5日火曜日

【5/5(火・祝)地方競馬予想】かしわ記念の予想

■船橋11R/かしわ記念

<見解>
ドバイを断念した組が合流したことでかなりのハイレベルメンバーになった今年のかしわ記念。ミッキーファイトやウィルソンテソーロといった組はあくまで帝王賞を意識しての一戦となるためここが本チャンとは言えないものの、中央のG1でも勝負になっている以上はここに入れば格好はつけられるはずです。このように、実績断然の馬であっても何かしらケチの付け所はあるというのが難しいところで、オッズほど順当ではない気もしています。

<予想>

ロードフォンス
2走前に根岸Sを快勝した時は水分量が1%に近い「超乾燥馬場」。逆に前走の黒船賞は水分が残る稍重馬場でのもので、他の馬が苦手にするグリップの利かない馬場を苦にせず走れる点がセールスポイント。ナイター開催ではあるものの日中は初夏を思わせる暑さとなる関東地方にあって馬場の乾燥が進むのは必至で、スピードタイプの馬が揃ったここは人気落ちの妙味ありと見ました。

ウィルソンテソーロ
チャンピオンズC、フェブラリーSと連続で僅差の②着。先に抜け出せば差されるし後ろから行けば届かないという勝ち切れなさを抱えては居ますが、昨年の南部杯を完勝したあたり早目からスピードに乗せる走りが出来れば強いです(23年のマーキュリーCも0.6差で圧勝しており盛岡巧者という可能性も無くはないですが)。スパイラルカーブの船橋は加速してコーナーを回りたいこの馬にとってはプラスで、実績馬の中ではマイナスが最も少ない存在と言えます。

ミッキーファイト
昨年の東京大賞典はよもやの②着も、勝ち馬の格好の目標にされた分もありました。昨年に船橋開催のJBCクラシックを勝ってもおり、コーナー4つの1800mは守備範囲でしょう。馬場の乾燥が進むことはスピードタイプのこの馬にとっては必ずしもプラスではないでしょうが、ルメール騎手がこちらを選んできたことも含めてここは地力で台頭可能と見るべきでしょう。

コスタノヴァ
いかにも直線の長いワンターンが得意というタイプで、昨年のこのレースでは③着、その次のさきたま杯では⑪着と大敗を喫しています。ただ、そのさきたま杯含め重馬場以下では(0,0,0,2)と元々そういう馬場が得意でなかった可能性もあり馬場が良化するのはプラス。あとは立ち回りひとつで、例えばコーナーを加速しながら回れるとかが出来ればよいですがダートのないオーストラリアの騎手にそれを求めるのは少々酷な気がします。

シャマル
連覇の内容以上に、それまで脚抜きの良い馬場でブーストを受けていた印象だったこの馬が昨年は良馬場で1600mを押し切った点を評価しています。何といっても全11勝のうち10勝を挙げる川須Jが復帰したのは心強いものの、人馬共にここに間に合わせてきたという感が強く特に川須Jは先週の復帰後9戦騎乗してすべて着外という状況につき、重くは扱いにくいというのが本音です。

ジョージテソーロ
有力地方勢は川崎記念やダイオライト記念などに回ってしまったうえ、短距離にはファーンヒル、中距離にはディクテオンが居ますが現状マイルで中央勢と張り合える馬がいない状態。前述の2頭を管理する荒山厩舎からはリコースパローが出ますが、強力な同型がいることに加え京浜盃ではナチュラルライズに完敗してもおり重くは扱いにくい現状。それならば、ブルドックボスなどで交流重賞の実績もある小久保厩舎に、同じくキャンディドライヴなどで交流重賞好走の実績ある落合Jが跨るジョージテソーロに一発の目を期待したいです。通用しなかったとはいえ一応中央OPまで上り詰めたうえ、2歳時にはカトレアSでアマンテビアンコの②着した実績もある馬。もしノーマークで放置されるようなら押さえは必要かと。

2026年5月3日日曜日

【5/3(日・祝)予想】天皇賞(春)の予想

■京都11R/天皇賞(春)

<見解>
京都芝3200mは外回りコースを1周半、名物の「淀の坂」を2度越える非常にタフな設定です。当日の雨の降り出しは気になるところですが、馬場状態を読み切るのが難しい以上、基本的には良馬場での持続力勝負を前提に組み立てます。
今回は断然の人気が予想されるクロワデュノールに各馬のマークが集中するのは避けられず、G1らしい牽制し合う展開になるでしょう。有力馬たちが互いの出方を伺うあまり前へのケアが疎かになれば、マイペースを貫ける先行勢や、距離適性を活かしてじっくり溜めるタイプに展開が向く「淀の長距離」らしい結末を想定しています。

<予想>

マイネルカンパーナ
昨年の早春Sで推奨した時のように好位に付けてしぶとくひと脚を使う形が理想。逃げの手を打つであろうミステリーウェイは、決して暴走するタイプではなく淡々とマイペースを刻む馬。後続がクロワデュノールを過剰に意識して仕掛けを遅らせるようなら、この馬にとって理想的な「目標を前に置いてゆったり運べる」形が出来上がります。直線の入り口まで体力を温存できれば、最後は前にいる馬をきっちり捉え、後続の追撃を振り切るだけのスタミナと持続力は備えていると見ます。

ミステリーウェイ
今回のメンバー構成を見る限り、他にハナを叩いてまで行きたい馬は見当たりません。昨年のアルゼンチン共和国杯で見せた二枚腰は本物で、スタミナを要する展開でこそ真価を発揮するタイプ。3200mの距離自体は鍵となりますが、安易に競りかけてくる馬が居ない今回、単騎でのスロー逃げが叶えばそのまま粘り込んで波乱の使者となる可能性を秘めています。

クロワデュノール
初の3200mということもあり鞍上も構えて乗るでしょうが、それを目標にする各馬も連動して控える形になりそう。昨年の皐月賞のように道中なし崩しに脚を使わされる展開は嫌ですが、互いに牽制し合って道中で息が入る流れならこの馬の絶対能力がモノを言います。距離は未知数ながら昨秋のフランス遠征で見せたようにタフな展開自体は歓迎のクチで。

アドマイヤテラ
前哨戦の阪神大賞典を完勝。本番を見据えた「試走」としての意味合いが強いトライアルで、武豊Jがこれだけの内容を見せたのであれば、上積みはさらに大きいはず。末脚の持続力こそ一級品ですが一瞬のキレで勝負するタイプではないだけに、前が大きく引き離す展開になった際に捕らえきれるか。展開がハマれば。

タガノデュード
大阪杯では見せ場十分の④着に食い込み、地力強化を印象付けました。瞬発力勝負ではどうしても分が悪いタイプだけに、体力が問われるこの長丁場への条件替わりはプラス。急遽レーンJへの乗り替わりが決まった点も、今の勢いがあるこの馬にとっては幸運と捉えて良いでしょう。

ヘデントール
長期休養明けを一度使われての上積みは確実。昨年、この舞台で強さを見せた際の状態にまで戻っているかが最大の焦点になります。前走の結果は度外視できますが、課題はやはりゲート。スムーズに流れに乗ってリズム良く運べるかどうかに尽きます。

ヴェルミセル
京都開催の天皇賞(春)において、1枠は過去24回で7勝を挙げる圧倒的な好成績。ビートブラックやヒルノダムールといった穴馬が激走する「お約束」の枠番でもあります。今のところ雨の影響はない想定ですが、予報に反して昼前から雨が降り出し水分を含んだ馬場になるようなら、昨年の京都大賞典で③着とアドマイヤテラに先着したように重馬場適性が俄然輝きを増します。内からロスなく立ち回り、瞬発力が問われない流れになれば激走の余地あり。

2026年5月2日土曜日

【5/2(土)予想】京王杯SC・ユニコーンSの注目馬とねらい目レース(胎内川特別)

■東京11R/京王杯スプリングカップ レッドシュヴェルト

ここ2戦はスプリント戦を使われましたが、追走に忙しくこの馬の持ち味を削ぐ形に。距離延長となる今回は32.8という驚異的な上がりを繰り出して差し切った4走前の白秋Sと同じ舞台でありコース実績は十分と言えます。3走前のオーロカップ(⑦着)は外差しが利くコンディションの中で無理にインを突くというチグハグな競馬でのもので力負けではありません。今の東京は当時と違いインも十分に使える状態で、アサカラキングなどが引っ張る速い流れになれば、外に持ち出す馬たちの裏をかいてインがポッカリ空くシーンも想定できます。最内枠からスムーズに馬群を捌ければ、久々のベスト条件でチャンスありと見ています。


■京都11R/ユニコーンステークス ストロングエース

京都ダート1900mはスタートから最初のホームストレッチにかけてのポジション争いで脚を使わされることが多く、先行勢にはタフなコースレイアウトです。その分、最後は逃げ・先行馬の脚が止まりやすく、差し・追い込み勢が台頭しやすい舞台でもあります。そもそも3歳春のダートOP馬は数が多くない中、関東馬ということもあってかこの馬は不当に人気を落としている印象。前走同様に道中でじっくり構える競馬が合うはずで、前の激流を尻目に再度の激走を期待したいところです。


■新潟10R/胎内川特別 デファイ

昨年のこのレースで③着。ここ2戦はダートを使われましたが大差負けで、元々合わなかったと見るほかありません。久々に好条件に戻るここは見直す手も。


■新潟12R ベルタソ

千直は最後に上りの掛かるダートや、下り坂からスタートし最初から激流になりやすい小倉芝1200mなどと共通項があります。この馬は2走前に小倉1200m戦で②着。元々新馬勝ちを収めた素質馬で、二の脚が速くスッと前に取りつくスピードもあります。初の千直も適性は高いと見え、絶好枠を引けたここは好勝負必至とみます。ベルたそ~

2026年4月29日水曜日

【4/29(水)地方競馬予想】羽田盃の注目馬

■大井11R/羽田盃 サンラザール

中央勢が出走できるトライアルレースは2つありますが、京浜盃は7頭立てで4頭出走した中央勢が3着までを独占、雲取賞に至っては16頭立てで4頭出走した中央勢が4着までを独占する結果に。そもそも最大12頭出られる地方勢と違い、中央勢は4頭しかない出走枠に滑り込むだけでも大変な状況なわけです。土曜のユニコーンSの登録16頭のうち7頭は2勝馬で、ケンタッキーダービーに転戦したワンダーディーンも含め10頭以上の3歳ダートOP馬の上澄みしか出られないのが南関3冠であり現段階において中央勢の圧倒的優位は揺るがないと見てよいでしょう。

それはこの2つのレースの質を見ても明らかです。何れも1000m通過が63秒ほどというスローペースで前につけた中央勢が直線入り口から加速して後続を離すという内容で、京浜盃で楽に逃げていたように見えたアイリーズはなすすべなく最下位に沈み、雲取賞でも好位のインにいたアヤサンジョウタロは4角でついていけなくなり6着という結果に。特にこの雲取賞は4着までが中央勢で5着には逃げたゼーロスが入っており、控えていた地方勢は4角から追い通しのアヤサンジョウタロすら交わせなかったわけです。7着のエンドレスソロウも道営デビューの馬で、楽逃げの叶ったゼーロス以外の南関デビュー組は中央勢と道営デビュー馬に及ばなかったという残酷な現実があります。

但し、これは南関のレベルそのものにケチをつけているのではなく、ここに有力馬が出てこないという「番組の欠陥」が問題の全てであると考えられます。例えば来週4日に行われる船橋の東京湾カップ(S2)は南関限定の重賞ですが、ここにはなんと65頭もの登録馬が殺到。特に、4連勝中のシーテープ(船橋)をはじめ本来は南関3歳勢のトップクラスとして羽田盃に出てもおかしくない馬までもがここに狙いを定めており、実はアヤサンジョウタロですら補欠4番手という混雑ぶりを見せています(実際には羽田盃に出ている馬や青葉賞に出たコスモギガンティアが回避すれば出られはすると思うのですが)。東京湾カップの1着賞金は2,000万円。一方、羽田盃はもしトリグラフヒルが回避してなく中央勢が4着までを独占したと考えれば、やっとの思いで5着に入ったところで本賞金300万円+地方馬最先着で800万の1,100万円を得るのが精いっぱい。付加賞金制度があるので6着(=地方馬で2着)なら600万円がもらえますが、7着(=地方馬で3着)では240万円なので東京湾カップの3着賞金(400万円)より低くなってしまいます。要は、南関所属馬にとってクラシックは「割に合わない」レースになってしまっており、上位層がこぞって出走を回避した結果、中間層(南関重賞に出られない程度の賞金しかない)の馬が集まるという現状が出来上がっているわけです。

※参考:NAR所属馬の奨励金・報奨金制度

今回のメンバーを見渡しても、移籍初戦を圧勝したサンラザールと道営からの移籍組であrるアヤサンジョウタロ・エンドレスソロウ以外は中距離でパッとしない成績の馬か短距離の重賞を走ってきた馬(デンテブリランテ、モコパンチなど)ばかり。道営デビュー馬を物差しにすれば地元勢に印を回す余地はほぼないというのが正直なところです。道営2騎にしても雲取賞のレースぶりを考えれば、まだ中央勢同士で潰しあいする展開にでもなれば誰かが紛れて…ということも考えられなくはないですが、ここもおそらくアイリーズが行って番手を中央勢が固め、無理のないペースで直線は3頭の追い比べ、という流れが想定される(もしアイリーズが行かなければ、スローで前付けした中央勢の瞬発力にかなう地方勢は居ない)だけに、基本的にはロックターミガン、リアライズグリント、フィンガーの順番をどうするかのレースだとは思います。

それでも無理やり紛れを期待するのであれば、サンラザールということになるでしょう。一応中央時代にはフィンガーに勝っており、前走のスターバーストカップのパフォーマンスからは1800mで1分55秒を切る水準で走れる能力を持っている可能性はあると言えます。ただ2走前の1勝クラス戦の走りからすれば上位3頭との力量差は否めないだけに、それを織り込んだうえで4番人気というのはちょっと割に合わないので個人的に馬券を買うかどうかは別の話ということで…

2026年4月26日日曜日

【4/26(日)予想】フローラS・マイラーズCの注目馬

■東京11R/サンケイスポーツ賞フローラステークス ゴバド

前走のクイーンカップはスタート直後に接触する不利があり、そこから終始力んで走る形に。外を回り続ける距離ロスに加え、直線でもフラつく前馬の影響でまともに追えないなど、まさに消化不良の一戦でした。評価したいのは2走前の未勝利戦で見せた33.3の末脚で、東京でこの上りが出ることは決して珍しくはないものの、末脚がインフレしていた開催前半ならまだしも開催終盤の芝コンディションを考えれば評価できる数字と言えます。今回は距離延長となりますが、中団でじっくりと折り合いをつけ持ち前の瞬発力を引き出せるようなら、前走からの巻き返しは十分に可能と見ています。


■京都11R/読売マイラーズカップ ファインライン

本質的に高速決着でこそ真価を発揮するタイプ。芝2000mでの初勝利時に前走から一気に時計を5秒詰め、前走の岸和田ステークスでもマイル戦で前走から時計を2秒詰めてして勝利しているように、速い時計への対応力はメンバー中でも際立っています。昨日の京都芝を見ても、条件戦でレコードに近いタイムが連発する超高速コンディション。ロスなく立ち回れるこの内枠は絶好で、馬場を味方にさらなるパフォーマンスの上積みが期待できそうです。

2026年4月25日土曜日

【4/25(土)予想】青葉賞の注目馬

■東京11R/テレビ東京杯青葉賞 ラストスマイル

近年の青葉賞は、直線の長い東京コースらしく後方待機組の台頭が目立つ傾向にあります。そこで重要になるのは純粋な「末脚の絶対値」ですが、今回メンバー中で33秒台の上がりを使って勝利した経験があるのはわずか4頭。その中でも注目したいのが最も前半のラップが流れていたセントポーリア賞を勝ち切っているこの馬です。スローで極限まで溜めて脚を使った馬は、重賞の締まったペースに入ると脆さを出すケースが多い一方、厳しい流れを経験しながら速い上がりを使えているこの馬はここでも通用する下地があることを示しています。前走のスプリングS(⑥着)はインで窮屈な競馬を強いられ脚を余した形。広い東京コースへの舞台替わりは間違いなく好材料で、スムーズに末脚を伸ばせる形なら一変に期待して良いでしょう。

2026年4月19日日曜日

【4/19(日)予想】皐月賞の予想・福島牝馬Sの注目馬

■中山11R/皐月賞

<見解>

中山芝2000mは1コーナーまでの距離が短く、スタート直後に急坂を登るため基本的には先行争いが激化しにくい構造です。今年のメンバーを見渡しても、逃げてナンボという徹底先行タイプが不在な構成。流れが落ち着けば3角付近からのロングスパート合戦になる可能性が高く、ここで求められるのは一瞬の「末脚の絶対値」よりも、長く脚を使い続けられる「末脚の持続力」と言えます。また、近年のトレンド通り、タフな展開になればなるほど消耗を抑えた「ゆとりあるローテ」で臨む馬の鮮度がモノを言うはずです。

<予想>

リアライズシリウス
共同通信杯からのぶっつけ(中2ヶ月)となりますが、その前走が早め先頭から後続を封じる強い内容。本来、直線の長い東京コースでの早仕掛けは「禁じ手」とも言えますが、そこで押し切りを図ったのは鞍上の津村Jがこの馬の末脚の持続力を相当に信頼している証でしょう。多頭数でゴチャつかない立ち回りが理想なだけに、外目の枠を引けたのはまさに僥倖。最後にもう一度待ち構える急坂さえ難なくクリアできれば、地力はこのメンバーでも上位のはずです。

ロブチェン
この馬も共同通信杯からの直行組。使える末脚に限界があるタイプだけに、前走の東京コースは本質的に向いていなかった印象です。2走前のホープフルSのように勝負どころで溜めを利かせて最後にもうひと脚、という競馬が最も合うはずで、中山へのコース替わりと内枠確保は絶好の好材料。立ち回りひとつで争覇圏。

フォルテアンジェロ
ホープフルS以来3ヶ月半ぶりの実戦。2走前の百日草特別は少頭数のスローペースに甘えてのんびり構えすぎた鞍上のミスとも言える敗戦で、度外視して良いでしょう。高速決着への対応という課題は残るものの、間隔をしっかり取ったローテーションの魅力は大きく、ここへ向けた上昇度込みで期待です。

カヴァレリッツォ
朝日杯FSから4ヶ月ぶりの休み明け。距離対応を考えればロスなくインで運びたいところですが、吉岡師が「いかに外に出せるか」と語るように本質的には馬群で揉まれたくないタイプ。レーンJが道中いかにストレスなく誘導し、直線で進路を確保できるか、その捌きひとつで上位進出のチャンス。

グリーンエナジー
京成杯からの直行組。初勝利の未勝利戦にしろ前走の京成杯にしろ、ラスト3Fのギアチェンジを得意としており本来は東京向きの瞬発力タイプです。しかしながら懸念点はその未勝利戦で鼻出血の履歴があること。今回もし再発すれば2ヶ月の出走制限がかかり、ダービー出走が不可能になるというリスクを抱えています。ダービーで良さが生きるであろうタイプでもあり、鞍上が無理をさせない可能性も考慮し評価は抑えまでとしました。

ゾロアストロ
きさらぎ賞からの中2ヶ月。ややエンジンのかかりが遅いタイプで、早めの動き出しが求められるこの舞台は合っているはず。前が止まる流れになればしぶとく顔を出してくる存在でしょう。

パントルナイーフ
5ヶ月ぶりの実戦。フレグモーネで弥生賞を回避した経緯があり、調整過程としては手放しに強気にはなれないのが本音です。それでも予定通りルメールJを確保してきた点は不気味で、万全とは言えずとも格好はつけてきそうな雰囲気があり。


■福島11R/福島牝馬ステークス アンリーロード

これまで何度もこのブログで本命に推してきましたが、今回ようやく「平坦コース」+「内枠」というこの馬の好走条件が揃いました。末脚の持続力を活かしたいタイプだけに、インから位置を落としすぎずに運べれば、重賞のここでも十分に通用する力はあるはず。まだ十分にインが使える綺麗な芝でロスなく立ち回れる利を活かせれば、待望の重賞タイトルに手が届いても不思議ではありません。

2026年4月18日土曜日

【4/18(土)予想】アンタレスSの注目馬とねらい目レース(下総ステークス)

■阪神11R/アンタレスステークス モックモック

ピカピカサンダーやロードラビリンスといった行きたい面々が揃い、先行勢にもムルソーやサンデーファンデーといった実力馬が控えるメンバー構成。加えてペイシャエスが早めの仕掛けを示唆しているとなれば、3角あたりからかなりタフな持続力勝負になることが予想されます。展開的には差し馬を狙いたい一戦ですが、有力どころのブライアンセンスやタガノバビロンは内枠を引いており、多頭数のダートで馬群をどう捌くかという課題も。その点、モックモックは馬群の中でも怯まず我慢が利くタイプで、この枠順ならスムーズに脚を溜めて出し抜く競馬ができそうです。前走は中間雪の影響で思うような調整ができなかったとのことで度外視。本来の負荷をかけた調教をしっかり消化できている今回なら、一変があっても驚けません。

■中山10R/下総ステークス ラフエイジアン

前走の上総ステークスは出遅れから腹を括って最後方を進むも、4角から前が壁になり岩田康Jのお家芸であるイン突きに失敗。まともなら突き抜けていたという中館師のコメントに偽りはなく、良馬場への対応が鍵も前走を度外視して狙う価値はあるでしょう。

2026年4月12日日曜日

【4/12(日)予想】桜花賞の予想

■阪神11R/桜花賞

<見解>

昨日の阪神牝馬Sではエンブロイダリーが逃げ切り勝ちを収めた一方で、外からカムニャックが鋭く脚を伸ばしており、馬場の内外における有利不利はそれほど大きくないと見ています。先行馬の頭数こそ揃っていますが、その多くが「番手でも構わない」タイプ。ハナに固執する馬が不在なだけに、道中は互いに様子を伺う形になり極端なハイペースにはならないでしょう。そうなれば、阪神外回りの長い直線とゴール前の急坂を、どれだけ目いっぱい脚を使って伸びてこられるかという「末脚の持続力」が勝負の分かれ目となると考えます。

<予想>

ジッピーチューン
前走のクイーンC(②着)は、テンション面を考慮して調教をかなりソフトに仕上げていた中での好走。陣営のトーンも決して高くなかったことを考えれば、地力の高さが際立つ内容でした。上位馬がラチ沿いを立ち回る中、この馬だけが直線で外に持ち出し、最後まで目いっぱい脚を伸ばしていた点は高く評価できます。2走前の中山での勝ちっぷりからも急坂への対応力は証明済み。前走からの上昇度はメンバー随一と言える存在で、有力馬が牽制し合う流れになれば、一気に大物食いを果たすチャンスは十分にあるでしょう。

アランカール
前走のチューリップ賞は、本番を見据えて武豊Jが「脚を測る」ことに徹したような一戦。ここで見せた操縦性の向上は目覚ましく、極端な競馬を強いられた阪神JFの時のような脆さはもうありません。名手がトライアルで手の内に入れた感があり、中団からスムーズにレースを運べれば、自ずと前進が期待できるはずです。

ディアダイヤモンド
前走のアネモネSは、道中からゴールまで11秒台のラップが続く厳しい流れを自ら勝ちに行く積極的な競馬で押し切った強い内容でした。ある程度締まった流れを前目につけて、そこからもう一脚を使えるのは今の阪神コースでは大きな武器。ここでもう一段上のギアを使えるようなら、上位争いに加わってきても驚けません。

ドリームコア
前走のクイーンCは直線で前が壁になり、実質300mほどしか追えない消化不良の競馬でした。ただ、3走前のサフラン賞では外を回した際にそれほど伸びきれてなく、急坂が苦手か使える脚が短いタイプという懸念もあります。多頭数かつフルゲートの外枠をどう克服するか、鞍上の手腕が問われる一戦になります。

スターアニス
これまでの好走パターンは前半33秒台という超ハイペースを後方から差し込む形。前走の阪神JFにしても、先行馬が総崩れになる展開に助けられた面は否定できません。非凡なスピードは持っていますが、今の落ち着きそうな想定のなかで勝ち切るには何らかの展開の助けが必要になるタイプでしょう。

リリージョワ
牝馬限定戦においては牡馬相手にどれだけ戦えてきたかを重視したいところ。もみじSで後に重賞戦線で活躍するダイヤモンドノットを下している実績は、ここでも侮れないものがあります。

ブラックチャリス
函館2歳Sで②着。その時の勝ち馬がファルコンS②着のエイシンディードであることを考えれば、この馬の持つスピード能力は重賞級。この枠が鍵も、地力は通用して良いはず。

ナムラコスモス
牡馬混合のこぶし賞を勝ち上がってきた勝負根性を評価。派手さはありませんが、タフな流れになっても最後までしぶとく脚を使える強みがあり、連下の端には押さえておきたい一頭です。

2026年4月11日土曜日

【4/11(土)予想】ニュージーランドトロフィー・阪神牝馬Sの注目馬

 ■中山11R/ニュージーランドトロフィー ディールメーカー

新馬戦はフィロステファニの②着。無事であれば明日の桜花賞でも中心視されていたであろう素質馬だったことを考えれば、負けて強しの内容でした。その後は中山マイルで2連勝を飾っており、キャリア3戦ながらこの舞台では底を見せてなく、フィロステファニ以外には負けていないと考えれば「実質無敗」と言っても差し支えない臨戦過程です。中山マイルの実績がモノを言うレースですが、底を見せていない2戦2勝の2頭に人気が流れるようなら、中山マイルで既に2勝を挙げているこの馬にこそ妙味があるでしょう。


■阪神11R/サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス クランフォード

実績馬の多くがここを目標というよりは次走のヴィクトリアマイルへ向けた「叩き」という位置づけ。加えて展開を自ら作れそうな馬が他に不在というメンバー構成も、この馬には追い風となりそうです。元々暖かい時期に調子を上げるタイプであることも好材料。今週からBコース替わりとなる阪神の良好な芝コンディションを利して、マイペースで良いところを通れれば、そのまま残り目があっていいはずです。


2026年4月5日日曜日

【4/5(日)予想】大阪杯の予想

 ■阪神11R/大阪杯

<見解>

阪神芝2000mは内回りコースを使用し、スタート直後に急坂があるため序盤のペースは落ち着きやすいのが特徴です。しかし、今回のメンバー構成を見ると、セイウンハーデスが逃げない意向を示しており、メイショウタバルの単騎逃げが濃厚。同馬は溜めてキレを競うタイプではなく、後続に脚を使わせるような「じわじわと加速するラップ」を刻みたい口でしょう。これに付き合わされる各馬にとっては、3角から4角にかけて長く脚を使わされるタフな展開が予想されます。昨日の雨が残る芝コンディションも相まって、純粋な瞬発力よりも「末脚の持続力」と「道中のタフさ」が問われる一戦になると見ています。

<予想>

ファウストラーゼン

近走はまくりのイメージも定着していますが、本質的には一瞬のキレよりも長く良い脚を使えるタイプ。今の力の要る阪神の馬場はこの馬にとって絶好のコンディションと言えるでしょう。早めに前が踏み出す展開になれば、瞬発力勝負に賭けたい他馬が最後苦しくなるところでこの馬の持続力が真価を発揮するはずです。中間も重い栗東ウッドでしまい10秒台をマーク。最近の栗東ウッドはタイムがインフレ気味で11秒台がゴロゴロ居ますが、10秒台まで時計を詰められれば本物といえるでしょう。17番人気で激走した一昨年のホープフルS以来久々にG1の舞台でマークが薄くなるここは、プレッシャーから解放された本来の走りが期待できると見て。

メイショウタバル

昨年の天皇賞(秋)は極端にペースを落としすぎたことで、不慣れな瞬発力勝負に持ち込まれたことが敗因。本来は宝塚記念での完勝が示す通り、時計の掛かる馬場を得意としており、稍重以下の馬場では(3,0,0,1)と抜群の安定感を誇ります。同型の存在がない今回は自分のリズムで運べる公算が高く、粘り込みのシーンは十分に考えられます。

タガノディード

どんな展開でも相手なりに走れる堅実さが最大の武器。2歳時には朝日杯FSで5着に食い込むなど、早くから世代トップクラスと渡り合ってきた実績があります。荒れ気味の今の馬場において、スムーズに立ち回れる外枠を引けたのは好材料。前走の小倉大賞典で見せたような、タフな流れでの差し込みを警戒したい一頭です。

ショウヘイ

ハイレベルな現4歳世代において、日本ダービー③着の実績は色褪せません。好位から一脚を使う形を得意とするだけに、2000mへの距離短縮で位置取りを極端に悪くしなければ、このメンバーでも通用していい地力を持っています。

クロワデュノール

前走のジャパンカップは遠征帰りという難しい調整過程の中で大崩れせず、ダービー馬としての矜持を見せました。世代トップクラスの実力は疑いようもありませんが、今回は当初短期免許の海外勢への乗り替わりが既定路線であったと推察される点や、中間の追い切りにも北村友一Jが跨らなかった点がどう影響するか。その分、印は抑えまでとしました。

ダノンデサイル

昨年の活躍からも、現役トップクラスの実力馬であることは間違いありません。一度は遠征を検討しながら自重した経緯がありますが、調整自体は順調と見てよいでしょう。ただ、この距離への短縮で追走が忙しくなり、勝負どころで位置取りを落とす懸念は拭えず、連下候補として。

レーベンスティール

嵌まった時の爆発力は現メンバーでも屈指のもの。ただし、非常に気性が難しく、コントロールが鍵となるタイプ。今回は外枠を引き当てたことで、道中に壁を作ってリズム良く運べるかが最大の課題となります。スムーズなら一気に突き抜けるシーンもありますが、諸刃の剣の側面も。

セイウンハーデス

今回は控えて外から末脚を伸ばす「新境地」への挑戦を示唆しています。エプソムCで見せたような機動力ある走りができればG1でも見劣りしませんが、コーナー4つの内回りコースでその立ち回りが機能するか。内枠を引いたことで、かえって捌きが難しくなるリスクも考慮しての評価です。


2026年4月4日土曜日

【4/4(土)予想】ダービー卿CT・チャーチルダウンズCの注目馬

■中山11R/ダービー卿チャレンジトロフィー サイルーン

堀師いわく、蹄が平らで柔らかい馬場の方が走りやすいというタイプ。3走前の東風S勝ちも重馬場でのもので、5歳シーズン以降は中山マイルで3戦3勝と相性の良いコースです。ここは被されたくないエンペラーズソードが展開を引っ張りそうで、ケイアイセナ、ミニトランザットあたりもそれを追いかけるのに加え雨馬場の騎手心理として前へ前へという意識も働けば、好位を取りに行った馬たちで直線ではインが渋滞する展開も考えられます。そうなれば大外枠からスムーズに運ぶこの馬にチャンスがあると見て。


■阪神11R/チャーチルダウンズカップ エイシンティザー

前走の1勝クラス戦はスローで位置なりの決着になってしまい、好発から引いたこの馬にとってはもったいないレースに。陣営もその意識があり今回は好位から積極的なレースをするはずで、トライアルの脚比べになりがちな舞台での本気度を買いたいです。当時先着を許したバルセシートはともかくシーミハットクとは位置取りの差といえ、妙味があるならこちらでしょう。

2026年3月29日日曜日

【3/29(日)予想】高松宮記念の予想・マーチSの注目馬

■中京11R/高松宮記念

<見解>

中京競馬場は3角から直線の入り口までが下り坂で、そこから急坂を上ったところがゴールです。特に1200mコースの場合割とスタートしてからすぐに下り坂が始まるため、位置を取ろうとして最初にスピードに乗せてしまうと必要以上に飛ばすことになってしまい最後の失速を招きます。ゆえに1200mぴったりを走れるスタミナでは厳しく、1400m寄りの適性が求められるコースと言えます。加えて今開催の中京が差しの決まる芝コンディションであることを考えれば「1400m以上の実績のある馬」「差しないしは追い込み脚質」から狙っていきたいところです。

<予想>

レッドモンレーヴ

過去4度のG1挑戦は⑥⑨⑪⑮着。厚い壁に阻まれていますが走ったのはいずれもマイル戦。この馬にとって適距離は1400mまででマイルは微妙に長く、ブリンカーを着用して臨んだ前走の東京新聞杯でもゴール前で止まってしまったのは単純に距離の問題とみられます。それでもこれまでは追っ付けながらの追走だった馬が道中で抱える余裕も出るなど馬具の効果は大きく、最後の脚もしっかり使えていたところを見ればあとは距離さえ間違えなければ、というポジションにいる馬ではあります。昨年のオーシャンS(⑨着)では32.3の上がりを使えており急坂にも問題はなく、最後に前が止まりやすいコース構造と差しが決まる芝コンディションを最も味方につけられそうなのはこの馬ではないのでしょうか。

パンジャタワー

昨年のNHKマイルCの覇者ですが、レース歴代3位の決着時計で走り切ったようにスピード勝負になった分もあり本質的には1400mがベター。前走の1351ターフスプリント(⑤着)は終始外を回らされた分もあり、最内枠に条件が好転するここは飛ばす前を見ながら好位の外を取れそうな陣形です。スタートを五分にさえ決められれば。

サトノレーヴ

昨年は完勝といえる内容でしたが、ここ2戦はスタートが決まってなく中間はゲート練習を敢行。そのうえ堀厩舎お得意の短期免許外人を確保できなかったために今回はルメールJと初コンビ。上手く出せさえすれば順当でしょうが、たぐいまれなスピード能力故その制御の難しさもあるだけに…

ジューンブレア

ピューロマジック、インブンシブルパパと快速型の逃げ馬が飛ばすとすれば、3番手=実質的なハナはこの馬が取りに行くと見ます。典型的な先行押し切りタイプだけにスピードだけでは難しいこのコースでどうかですが、前の激流に各馬が惑わされる中そうでもないペースで淡々と走って残してきそうなのもこの人馬です。

ナムラクレア

鞍上を工夫してもローテを工夫しても惜しい競馬止まりになってしまう馬。それでもいくつか挑んだG1の中で最も勝利に近い条件はここでしょう。今回は前が飛ばしてしまいが活きる流れになりそうで、そこで差し込んでくるチャンスは十分。

ペアポルックス

18番枠からのスタートでシンガリ負けを喫した昨年の反省から、今回は思いっきり下げてインを突く競馬をやってくるでしょう。間に合うかどうかはともかく、差し展開になった時にスルスルとインを突いてくる存在には警戒が必要です。

ララマセラシオン

前走の阪急杯ではインを縫うように上がってきての②着。2連勝していた京都の条件戦と違い、前傾戦の重賞でもしまいを使えた点は予想以上の成長が伺えます。1400mからの距離短縮ローテに該当する点からノーマークは危険と見ます。


■中山11R/マーチステークス ショウナンライシン

前走の総武Sは陣営曰く馬に活気が無かったとのことで参考外。軽めのダート+インを立ち回ってしまいを活かすレースが向いており、それまで3戦連続で掲示板を確保する走りが出来ていたのはそのいずれかか両方の条件が揃っていたことが挙げられます。内枠+(現時点では)稍重馬場ということで好走条件が2つ揃ったここなら。

2026年3月28日土曜日

【3/28(土)予想】日経賞の注目馬

■中山11R/日経賞 マイネルケレリウス

前走の日経新春杯は4角通過1,2,3番手の馬がそのまま上位3着までを独占。この超絶内前有利馬場で末脚を使って④着に食い込んできたのがマイネルケレリウスでした。展開も不向きだった前走と違ってここは前に行きたい馬が多いうえ、4角から加速の始まる中山芝2500mであればばらけた内を掬えるこの馬の強みが活きるはずと見ます。

2026年3月22日日曜日

【3/22(日)予想】阪神大賞典・愛知杯の注目馬

■阪神11R/阪神大賞典 シュヴァリエローズ

一昨年のステイヤーズSを制して以降、古馬G1と苦手な渋化馬場でのレースが続き大きな着順が並びますが何れも度外視できるもの。前走の有馬記念にしてもスタートで両隣から競られて無理をせず後方から運び直線では前が壁になる不利があっての0.9差⑩着であれば健闘の部類でしょう。人気が予想される4歳勢はじっくり構えるレースが予想され、逃げが予想されるファミリータイムは初の3000m戦。長距離に自信のある先行馬であるこの馬がエアポケットに入り込んでノープレッシャーの好走を果たす可能性は小さくないと見ました。


■中京11R/愛知杯 ソルトクィーン

2走前のターコイズSのように流れるレースでひと脚使うのが理想的。前走の洛陽Sはスローの瞬発力勝負になり流れが向きませんでしたが、1200mからの臨戦も多いこの舞台はペースが流れることは必至。中京コースは3~4角が下り坂で坂上で止まってしまう馬も多い中、前目のポジションを取り抑えて下ることが出来ればしっかり走り切れるはずで。

2026年3月21日土曜日

【3/21(土)予想】フラワーC・ファルコンSの注目馬

■中山11R/フラワーカップ コズミックボックス

このレースの穴パターンは「前走東京で切れ負けした馬」にあります。昨年①着のレーゼドラマ、一昨年②着のホーエリートは何れも前走で東京の自己条件を使って敗れた馬たち。馬柱の見栄えからすれば「自己条件で歯が立たなかった馬が重賞で勝負になるのか」と見られ人気が落ちるのが常ですが、33秒台の上りが求められる東京と最後の急坂への対応が求められる中山に求められる適性は本来別のはず。特にコズミックボックスの前走のベゴニア賞は33秒台の脚を持つ勝ち馬と2着馬が後ろを突き放したレースで、勝ったドリームコアは次走でクイーンCを制したように重賞級の実力馬。自分のレースをして④着だったコズミックボックスの評価を下げる必要はなく、直線でインが渋滞しやすいこの時期の3歳牝馬戦にして大外枠はむしろプラス。母が紫苑Sを制したレーヴデトワールという血統背景も後押しで。


■中京11R/中日スポーツ賞ファルコンステークス テルヴィセクス

初芝の前走で一変の好走。当時の勝ちタイム1.21.9は同日行われた2勝クラス(リチャードバローズ)と全く同じで、差し決着の古馬戦に対し2番手を先行し同じタイムで押し切ったテルヴィセクスは評価してよいタイムと考えます。母ジョリーダンスは阪神牝馬Sを勝つなど1400mでたびたび波乱を演出してきた快速牝馬で、今回はダイヤモンドノットが控えるとすればペースが落ち着き直線では馬群が密集することが想定され、外枠に1200mからの距離延長組が多い中差し有利の中京芝のコンディションも考えれば好位外をスムーズに回れる馬にチャンスが来ると見て。

2026年3月15日日曜日

【3/15(日)予想】スプリングS・金鯱賞の注目馬

■中山11R/フジテレビ賞スプリングステークス ミスターライト

世代限定戦らしく、前付けからひと脚を使って勝った馬が揃った今回。前走4角5番手以内の馬が実に12頭もおり、フレイムスターが逃げそうなことだけはわかりますがその後ろがどうなるかは全く分かりません。中山はマイルと1800mではコースのつくりが全く違うためマイル実績を当てはめるのもやや危険。かと言ってこの時期の世代限定2000mの条件戦にエントリーする馬はスピード不足を認めているようなもの。ここは同じ舞台で前走強い勝ち方を見せたミスターライトに期待したいところです。

前走の未勝利戦は外3番手を追走し、主導権を握ったサンヴィクトワールを直線入り口で捕らえると急坂で突き放す圧勝劇。0.6秒ちぎったサンヴィクトワールはゴーラッキーの勝った新馬戦の③着馬で、ゴーラッキーはデビュー2連勝を決めており当時②着のバステールは先週の弥生賞を制覇するなど、レベルの高い新馬戦でした。さらにデビュー戦でミスターライトとタイム差なしの①着だったゴーイントゥスカイは京都2歳Sでアスクエジンバラとクビ差の接戦を演じており、人気馬との比較でも引けを取らない実績の持ち主です。最近のトライアルは層が薄く、1勝馬でも通用可能なのはバステールが証明済み。戦績で人気が甘くなるならこちらから入りたいところです。


■中京11R/東海テレビ杯金鯱賞 ニシノレヴナント

前開催でも感じましたが、今の中京は開幕週から差しが決まる印象です。実際金鯱賞と同じ舞台で昨日行われた茶臼山高原特別(2勝クラス)は前半59.5の平均ペースながら道中最後方近くにいた3頭が上位を独占。上り順位も1,3,2位と単純に「上りを使える馬」が上位に台頭する舞台になっています。今回のメンバーの中では「上り32秒台を使った経験のある馬」が4頭出走していますが、唯一それで勝ったのがニシノレヴナントでした。その3走前のオクトーバーSは東京コースにして前半1000mが59.7とクラスを考えればかなりのスローで、前残り必至なところを4角15番手から差し切る強い内容でした。2走前のアルゼンチン共和国杯にしてもミステリーウェイが逃げ切ったところを0.3差の⑨着なら評価してよく、ここもホウオウビスケッツがしっかりペースを落として逃げるでしょうが直線勝負のレースになるなら十分台頭の目はあると見て。

2026年3月14日土曜日

【3/14(土)予想】アネモネSの注目馬とねらい目レース(中山6R)

■中山11R/アネモネステークス メイショウハッケイ

過去5年の上位入着馬15頭のうち実に12頭が馬体重450kg以上。この時期の牝馬が中山の急坂を上るにあたって馬格は重要なファクターです。この記事は当日昼の時点で書いているので当然馬体重はわかりませんが、今回「過去2戦ともに450kg以上で出走」してきている馬は5頭。そのうち唯一重賞実績(ファンタジーS③着)を持つメイショウハッケイを中心視しようと思います。ここ2戦はポジションを取りに行って伸びきれないレースが続いていますが、ファンタジーSやその前のりんどう賞②着時は脚を溜める競馬で結果を残しており、現状はこの形の方が合っている様子。先行競馬で結果を残している馬が勢ぞろいしたここは格好の「ポツン」が決まりそうな舞台と見て。


■中山6R サンデーパーティー

3走前の未勝利戦が強い内容。番手で折り合い直線馬なりで先頭に立つと後続を突き放す圧勝劇。当時の②③着馬も既に勝ち上がっており、メンバーレベルも十分。ここ2戦は状態を落としたこともあってか位置が取れずのレースが続いていましたが、3か月ぶりで立て直されたここは見直してよいでしょう。

2026年3月8日日曜日

【3/8(日)予想】弥生賞の注目馬とねらい目レース(大阪城S)

■中山11R/報知杯弥生賞ディープインパクト記念 コスモギガンティア

公営競技の人気回復に伴い、賞金の増額が進むJRA。賞金が増えるということは生産の投資がペイしやすくなるということでもあり、現にサラブレッドの生産数は21世紀に入り再び増加に転じています。2025年の生産頭数は20年ぶりに8,000頭の大台に乗りましたが、では増えた分JRAのレースが増えるかと言えばそうはいかず。競馬法で「1日12レース」という上限が決まっているうえ、芝の保護や暑熱対策の観点を考えれば今の枠組みでこれ以上レースを増やすのは現実的ではなく、また厩舎の数にも限りがあります。溢れる新馬をコントロールするために「3走連続10着以下の未勝利馬は3か月出走停止」などの制度面で抑制を図っているのが現状で、要は「中央デビューや在籍にこだわるな」というメッセージが込められています。

近年、ダートでそこそこ出世した馬が地方転出するケースが増えています。昔は頭打ちとなった馬の再就職先という意味合いが強かった「地方転出」ですが、交流重賞の出走枠を確実に得るため等ポジティブな理由での転出が増え、実際にディクテオン(中央OP)が東京大賞典を制覇、イグナイター(中央新馬勝ち)がJBCスプリントを制するなど、中央勢と伍する活躍を見せています。それと同時に「地方デビュー馬」の地力強化も進んでおり、門別デビューからすずらん賞を制したビッグカレンルーフがフェアリーSで僅差の②着するなど、□地・○地だからと言って侮れない時代になっています。

コスモギガンティアは川崎の河津厩舎所属。京成杯を制したプレイアンドリアル、札幌2歳Sを制したトラストでも実績のある厩舎ですが、この馬自身は母の兄に笠松所属ながらデイリー杯を制したフジノテンビーがいる血統で、芝でもやれる素地を持っています。前走のジュニアCではマイルの流れに置かれてしまいましたが、メンバー最速の33.9の脚を使い0.2差の⑤着と健闘。父ダノンバラードという血統背景からも距離延長は歓迎のクチで、内の2頭がやりあいライヒスアドラーが早仕掛けで前を飲み込む流れになれば最後のひと脚が届く可能性も。


■阪神11R/大阪城ステークス トゥデイイズザデイ

2走前の関越S、前走のポートアイランドSとゲートが決まらず大きな着順が続いていますが、今回は偶数番の外枠を引け最後から2番目にゲート入りする格好に。悪さをするリスクが少なく枠入りできるのは歓迎で、3走前のジューンSも4か月ぶりで②着するなど気持ち的にも鉄砲で走れるタイプ。人気を落としてはいますがこのコースは(1,2,0,0)と好相性で一発も。

2026年3月7日土曜日

【3/8(土)予想】フィリーズレビュー・中山牝馬Sの注目馬

■阪神11R/報知杯フィリーズレビュー トワニ

昨年の京王杯2歳Sで3着に好走。当時勝ったダイヤモンドノットは朝日杯でも2着しており、牡馬相手に戦ってきた実績はここでは一枚上手です。前走のこぶし賞は直線入り口で外に出そうとしたところを押し返されてしまったロスもあり3着でしたが、実績ある1400m戦に戻って終いまで脚を使うレースが出来ればここでも。


■中山11R/ローレル競馬場賞中山牝馬ステークス アンリーロード

前走の小倉牝馬Sは外を回らされて12着。着順こそ大きいですが勝ったジョスランからは0.5差と僅差で、前走のように外に進路を確保するよりは本来馬込みで我慢させるレースが向いているタイプ。今回は内目の枠を引け、得意の1800mでコーナー4つの中山なら置かれる心配もなさそう。昨夏に阿武隈Sを勝ちオープン入りしたものの、そこからがいまひとつでハンデは据え置き。立ち回り一つでいつでもやれるはずで最低人気に留め置かれているなら妙味あり。

2026年3月1日日曜日

【3/1(日)予想】中山記念・チューリップ賞の注目馬

■中山11R/中山記念 サンストックトン

1番人気の想定は中山実績のないセイウンハーデス。続く上位人気もレーベンスティールやチェルヴィニアとアテにしにくいタイプが揃った印象です。中山金杯をうまく乗って勝ったカラマティアノスは連戦で力む面が出る懸念があり、昨年②着のエコロヴァルツも本来はインで壁を作りたいタイプでこの枠はギリギリというところ。シャンパンカラーもワンターンで良さが出る馬でどれも一長一短というメンバー。それならば前走のAJCCで5着と復調を見せたサンストックトンの一発は無いでしょうか。その前走は②着まで0.2差という接戦で、後方のインをじっくりと運び最後に脚を使うレースでした。それでも2200mは気持ち長い印象で、良績のあるコーナー4回のコースに戻るのはプラス。ここも早目の仕掛けを目論む馬が多く揃った印象で、動き出しが早くなりコーナーで馬群がばらければインを立ち回れる良さが出るはずと見ます。


■阪神11R/チューリップ賞 エイズルブルーム

前走のシンザン記念でも◎推奨しましたが、折り合い難を見せ力みながら後方を追走し⑥着。勝ったサンダーストラックはインを縫うように上がってきての勝利で、ここはコースロスが大きく出た結果となりました。今回陣営はリングハミへの変更を決断し、がっちり抑えてしまいを引き出す作戦を取るものと見られます。現状で桜花賞当確というメンバーがおらず、権利取りを意識して早目の動き出しが想定される中で、最後の最後に差し届く画を期待して。

2026年2月28日土曜日

【2/28(土)予想】オーシャンSの注目馬

■中山11R/オーシャンステークス ヨシノイースター

過去芝レースで2桁馬番を引いたときは(3,4,1,0)とパーフェクトに走れています。中山芝1200mは緩いカーブからスタートするので内枠が有利になりがちですが、開幕週ということもありいつも以上に内前に殺到する流れになるとインで包まれるリスクよりも外をスムーズに立て回れるタイプが台頭し得ます。加えて、BCターフスプリントで見せ場を作ったインビンシブルパパや快速自慢のピューロマジック、逃げて3連勝中のフリッカージャブ等先行争いは激化必至のメンバー構成。高速決着の実績も十分で、坂上で止まったところを最後まで脚を使える強みを活かせれば。

2026年2月23日月曜日

【2/23(月・祝)地方競馬予想】かきつばた記念の注目馬

■名古屋7R/かきつばた記念 エコロクラージュ

内の2頭が引っ張りそうな陣形ですが、そもそもジャスパーロブストは一気の距離短縮でハナを取り切れるのかという不安があり、60kgを背負うシャマルも良馬場では信頼度は今一つ。これらを外を回って追いかけることになるであろうウェイワードアクトやマテンロウコマンドは距離ロスを強いられることになり、ダノンフィーゴは1400m特化型という戦歴でマイルでは大敗していることから1500mは丁度適性の境目と言えそうです。それでも能力でどうにかする可能性はありますが、ワンターンの競馬しかしてこなかった馬にいきなりコーナー4つの1500mがうまく走れるかは未知数で、それならばオーバル競馬に慣れている地方馬から入るのも手と考えます。

エコロクラージュは昨年のサマーチャンピオンで③着の実績があり、南部杯でもシャマルに先着を果たし⑤着。当時④着だったサンライズジパングとは0.1差と接戦を演じており、このメンバーでもやれる素地はあると見ています。弥富に移転した名古屋競馬場は土古時代と違い直線が長い一方でコーナーの出口が急なつくりになっており、道中で外を回らされるとかなり厳しいです。先述した中央勢を尻目に小牧太Jがタイトにインを回り直線で脚を使うレースが出来ればこの舞台でも。

2026年2月22日日曜日

【2/22(日)予想】フェブラリーSの予想・小倉大賞典の注目馬とねらい目レース(高千穂特別)

■東京11R/フェブラリーステークス

<見解>

今日の東京ダートは1%前半の含水率という超乾燥馬場。人間でも、カラッカラの砂浜を走るより多少水分がありグリップの利く砂の方が走りやすいのと同じように、こういう馬場が向いているか否かという適性がモノを言うレースになると見ています。JRAのダートにおける「良馬場」の含水率は0~9%程度とかなり幅があり、今回のような完全な乾燥馬場も稍重(7%~)に近い良馬場もすべて馬柱では「良」と表記されます。そこで今回は各馬の「好走時含水率」に注目して予想しています。

<予想>

ロードクロンヌ
前走のプロキオンSがゴール前含水率1.1%の超乾燥馬場。京都ダート1800mは同距離の他場と比べてもかなり時計が出やすく、スピード決着を前目から押し切った内容からはマイルも問題ないと見ています。初の芝スタートが課題ですがこの馬自身は芝でデビューしており、未勝利戦時代には③着1回を含む3度の入着歴もあり問題なし。ダブルハートボンドとの比較で考えれば、勝負付けの済んだ感のあるチャンピオンズC組より別路線組に妙味ありと見ます。

ウィルソンテソーロ
一昨年のこのレースでは⑧着に敗れましたが、当時は急遽(2週前)原→松山Jへの乗り替わりが決まるなどのゴタゴタがあったうえ、スプリンターのドンフランキーがハナを切りラストは37.8もかかる消耗戦を2番手で追いかけた厳しいレースでした。今回は意志をもって飛ばす馬は居ないメンバー構成で、昨年の南部杯を完勝したようにワンターンの競馬は向いています。調教が渋いのもいつものことで、23年のチャンピオンズカップでは含水率1.4%の超乾燥馬場を猛然と追い込んで②着の経験あり。前走の内容を踏まえればここでも力は上位のはずです。

コスタノヴァ
大出遅れから②着に突っ込んできた昨年の武蔵野S以来。昨年のこのレースは含水率2.6%の乾燥馬場を走り切っての勝利でした。中間の動きは今一つも、鉄砲は(4,2,0,0)とパーフェクトに走れています。近走スタートが決められていない対策として着用する初ブリンカーが効きすぎる懸念もあり印は落としましたが、まっとうに走れば最後は見せ場を作れるはずです。

ダブルハートボンド
「牝馬にしてはパワー型」というのが正しい形容と見ており、本来はスピードで押し切るレースが理想なタイプ。一昨年の舞鶴Sで含水率1.0%の超乾燥馬場を勝った経験はありますが当時は牝馬限定戦。この超乾燥馬場で牡馬相手にどこまでやれるかという点では未知数で、抑えまでとしました。

シックスペンス
もう少し外枠であれば印を上げたいところでしたが、今回さしたる先行馬が少ないこともありこの枠からでも好位の外を取れればやれてよいはず。チャンピオンズカップでは足元の不安から坂路メインの調整となるも、この中間は国枝厩舎の勝ちパターンであるウッドでの併せ馬をきっちりこなし、態勢は整ったと見てよいでしょう。

ラムジェット
一時の不調を脱しチャンピオンズC③着。小牧加Jが跨り障害練習や普段の調教をつけるようになってから良化したという談話もあり、フォーエバーヤング世代No.2の実績を考えればここでも通用の素地は十分にあるでしょう。ワンターンで置かれる懸念が課題も、広い東京コース自体は合うはずで。

ペプチドナイル
一昨年の勝ち馬。ウィルソンテソーロの項でも触れましたが当時はハイペースで脚を失くした馬が多い中、マイル寄りのスピードを活かしての勝利でした。セキフウが③着に突っ込んできたように特殊なペースの恩恵を受けたのは事実であの一戦を以てここで買えるかというのは別にしても、中間の動きには良い頃の雰囲気が戻ってもおりこの枠からスンナリ好位外を取れればやれても。

サクラトゥジュール
初ダート。ゆえに適性が測れないところではありますが、元々馬群で我慢させて直線で脚を使わせるレースが得意ゆえ、この馬場さえこなせればやれるだけの力はあると見られます。堀厩舎優先の事情があるとはいえ、昨年コスタノヴァで制したキングJが駆ってくるというのも不気味な存在で。


■小倉11R/小倉大賞典 シルトホルン

前走の小倉日経賞は逃げたレーゼドラマが前後半60.6-58.8という後傾ラップで逃げ切ったもので、後ろの馬たちにとっては厳しい展開に。それでも最後は最速の上りで②着に来ており、今回はそれなりにペースも流れそうなところ、重賞騎乗が最後(最終日の来週土曜は阪神にいるためオーシャンSへの騎乗は無い)となる藤岡佑Jのケイアイセナに無茶なまくりをかますような騎手は流石にいないでしょう。とすれば隊列に動きはなく、それらを見る位置で進められそうなこの馬にチャンスが来るでしょう。昨年1番人気だった馬がここまで人気が無いのは鞍上のせいでしょうが、石田Jは一昨年7勝、昨年14勝と所属の新開厩舎の成績以上(一昨年6勝、昨年13勝、何れも平地)に勝ち星を重ねステップアップしている若手有望株。小倉大賞典は2月開催となった2000年以降実に5人もの「JRA重賞初制覇騎手」を輩出(M.デムーロ、川田、川島、川須、鮫島駿)しているレースでもあり、鞍上の格で人気を落とすようなら。


■小倉9R/高千穂特別 オベイユアマスター

前走の小倉戦では終始外を回るロスの多い競馬ながら最後に脚を見せ⑦着。勝ち馬から0.5差、②着馬からも0.2差に走れていただけに、進路取りの妙が問われる一戦でした。岩部Jの欠点はこういう安全運転の騎乗スタイル故ロスが大きくなること(その分、ニシノジャガーズのような癖馬に乗るのには向いているのですが)。古川吉Jへのスイッチはプラスで、最終週で馬群がばらけたところを突っ込んでくる期待も込みで。

2026年2月21日土曜日

【2/21(土)予想】ダイヤモンドS・阪急杯の注目馬

■東京11R/ダイヤモンドステークス ボーンディスウェイ

先行力を活かすレースから、ここ2戦はしまいを伸ばす形にシフトチェンジ。結果こそ③⑧着ですが、前走のアルゼンチン共和国杯は勝ったミステリーウェイから0.2差、今回人気の中心でもあるスティンガーグラス(②着)とは0.1差と小差の接戦を演じています。スティンガーグラスとの比較で考えれば当時同斤だったハンデは0.5kg差と条件は好転。ハーツクライ産駒の適性を考えればこの距離もこなせると見て。


■阪神11R/阪急杯 グレイイングリーン

この馬はきれいな馬場でないと走れないタイプで、開催終盤の荒れ始めた芝で行われた前走の阪神カップは④着。開幕週の良馬場という今日の阪神は絶好の条件でしょう。前残りが懸念されるところですが、中10日で参戦のメイショウチタンがハナを主張しアサカラキング等スピードのあるタイプがそれを追いかける展開を考えればペースは流れそうで、セオリーと逆張りの差し勢に妙味があると見ます。

2026年2月15日日曜日

【2/15(日)予想】京都記念・共同通信杯の注目馬

■京都11R/京都記念 ジューンテイク

一昨年の京都新聞杯の勝ち馬。同年秋には荒れ馬場+稍重の神戸新聞杯(中京)で2着した実績もあり、この舞台とグリップの利きにくい馬場への適性を有しています。屈腱炎からの復帰後は精彩を欠くレースが続くも、前走の中日新聞杯で久々の③着と力のあるところを見せてくれました。人気が予想されるエリキングは大跳びなタイプで本来このような馬場は向いてなく、骨折明けのヘデントールもここは安全運転に徹するはず。荒れたインを構わずに突っ込めるこの馬の良さが活きるチャンスと見ます。


■東京11R/共同通信杯 リアライズシリウス

前走の朝日杯FSは初の遠征、初の右回りと課題も多い中、ゲートの遅れを挽回しきれず⑤着に敗れました。4か月ぶりで+12kgという馬体は成長分かと思いますが、実戦での体の使い方が付いてきてなかったようにも感じます。ひと叩きされて臨む今回は中間俊敏な動きを披露し、ゲート練習も問題なし。この先クラシックに進むにあたりコーナー4つの戦いになった時にどうかという点はあれど、実績のある左回りのワンターンであれば素直に信頼できるはずで。

2026年2月14日土曜日

【2/14(土)予想】クイーンCの注目馬

■東京11R/デイリー杯クイーンカップ ゴバド

前走の未勝利戦は大外枠からのスタート。入りで壁を作れずやや力むところもありながら、直線までがっちり抑えてからの上り33.3の脚で差し切り勝ち。昨秋の東京はレースの上りが32秒台を計測することもしばしばあったほど「末脚のインフレ」が発生していましたが、流石にこの日は最終日ともあって1日通して上り32秒台を計測した馬はゼロ。最終12Rのジャパンカップも最速はカランダガンの33.2、②着のマスカレードボールも33.4という上がりタイムですから、他の馬たちが10月や11月前半のレースで記録している33秒台前半よりは重く扱うべきパフォーマンスと考えます。当時の②着だったアウダーシアも次走ですぐに勝ち上がっており、相手が強くなるとは言えめぼしい実績馬は数頭のみ。前走のパフォーマンスをもってすればここでも食い込める余地はあると見ます。

2026年2月11日水曜日

【2/11(水・祝)地方競馬予想】クイーン賞の注目馬

■船橋11R/クイーン賞 テンカジョウ

中央のダートG1は年間で2つしかなく、そのうちの1つでありチャンピオンズCに出て1.0差⑦着に健闘したテンカジョウはここに入れば上位でしょう。元来のスタートの不安定さに加え差し台頭の流れになったことが大箱のG1で善戦できた要因であることは否めない(実力以上に恵まれた)のですが、ここはリヴェルベロがハナを叩きペースが流れるのは必至。前が早目に潰れ中央勢が押し上げられると自ずから我慢比べになるはずで、仮に出遅れても上位は確保できるという見立てです。

2026年2月9日月曜日

【2/10(火)予想】東京新聞杯・きさらぎ賞の注目馬

■東京11R/東京新聞杯 エンペラーズソード

この時期の東京は芝の生育が春や秋と比べて今一つ。おまけに春開催に向けラチ沿いを保護する観点からDコースが使われ、コーナー径が大きく外を回す馬にとっては不利なレースになりがちです。実際に一昨年インを通った馬で④着までを独占し、昨年も逃げたメイショウチタンが③着に健闘するなど、内前を取れる馬を見極めることが肝要と考えます。

メイショウチタンが離した逃げを志向するところ、そのすぐ内にいるエンペラーズソードにとっては離れた2番手から目標を追いかける絶好の位置取りが叶うチャンスです。前走の秋色Sを1.31.9という好タイムで逃げ切り。淀みないペースを刻み自らも加速できる強みは、一昨年③着のホウオウビスケッツにも通じる素養が伺えます。硬くなった芝でスムーズに前目で運べれば、大事に運ぶであろう実績馬を向こうに回すシーンも十分にあると見ています。


■京都11R/きさらぎ賞 ローベルクランツ

前走の東スポ杯は3角で挟まれパニックになる一幕が。ここでハミが抜けてしまいレースにならなかったが故の⑧着で度外視できると見ます。この馬の強さが垣間見えたのが2走前の未勝利戦。少頭数の縦長という特殊な展開で、最後の3F目が12.3要しておきながら2F目から11.4-11.4と急加速が求められる中を後方から押し上げて勝ち切りました。今回も少頭数かつクラシックを見据えたステップという性質もあり飛ばす馬はいなさそうで、大箱向きの素質馬が揃った中直線向いてからの一瞬のキレが求められる展開ならこういうタイプが浮上すると見ます。

2026年2月8日日曜日

【2/8(日)予想お休みします】

小倉のみの開催となり、その小倉も降雪の影響が見通せないこともあり推奨には至らなかったため、今日はお休みとさせていただきます。

代替開催となる明日の京都、明後日の東京については、馬場コンディションを勘案した上で改めて掲載する予定です。

2026年2月7日土曜日

【2/7(土)予想】ねらい目レース(京都12R)

■京都12R クリノミニスター

前走は直線で挟まれ不完全燃焼、2走前は出遅れで物理的に届かず、3走前は外枠から前を取るもインから突っ張ってきた馬に外を回されロスの大きいレースに。何れも敗因がはっきりしており、現級で②③着の実績がありながらも人気を落としているのが実情です。被されるのもよくないタイプなだけに中枠は好材料で、嵌れば通用の力はあるだけに今回は狙える条件と見ます。

2026年2月1日日曜日

【2/1(日)予想】根岸S・シルクロードSの注目馬

■東京11R/根岸ステークス ダノンフィーゴ

ここはサントノーレがハナを主張すると見られますが、流石に船橋の1800mと東京の1400mではペースが違いすぎます。前走のJBCクラシックにしても中距離を主戦場とするパワー自慢の中ではスピード上位だったという話で、1200mから転戦している馬も少なくないこの舞台では道中よどみなく刻んで直線で再度35秒台の脚を使う必要があります。溜めるにしろぶっ放すにしろ、4角で早目に後続と入れ替わる図が考えられます。こうなると、砂被りを避けいつでも前を捕らえる位置につけたいエンペラーワケアあたりが速めに押し出される展開が考えられ、それを狙いたい中団勢にとって格好のチャンスが生まれると見ました。

ダノンフィーゴは好位~中団で壁を作って運びたいタイプで、6走前の阪神戦は壁が作れず大敗、3走前の京都戦も壁を作るのに時間がかかり3角まで力んだ分最後は伸びきれませんでした。ここ2走は左回りの1400mでキッチリ結果を出しており、2走前の銀嶺Sの走破タイム1.23.4は昨年のこのレースで言えば3着相当。コスタノヴァクラスが居ない今回は伸びしろで台頭可能と見ました。


■京都11R/シルクロードステークス ビッグシーザー

重賞未勝利馬が上位人気を占めるメンバー構成にあってこの馬の実績は突出しています。前走の高松宮記念はブリンカーが効きすぎてしまいハナに立つも失速。それでも外差し決着を⑨着ですから悲観する内容ではありませんでした。骨折明けとなる今回は中間じっくり乗られ、1週前には坂路で50.8-12.1の抜群の時計をマーク。何より昨年のこのレースで59.5kgを背負わされそうになり回避の発端となったハンデが今年は58.5kg(エーティーマクフィと並んでトップハンデ)と恵まれたのが大きく、冬場やローカルの実績も十分で力の要る今の京都の馬場もプラスでしょう。

2026年1月31日土曜日

【1/30(土)予想】ねらい目レース(京都12R)

■京都12R フラッシングレート

前走の京都戦は直前に3頭が除外となるアクシデントもあり、8頭立てのスローとかなり特殊な展開。インで我慢して運びましたが直線では前が全くばらけず脚を使う場面がありませんでした。それでも逃げ切ったサクからは0.3差の⑤着と大きく負けてなく、元々は野路菊Sでトップナイフに先着した実績もある馬。今の京都の馬場を苦にしないことが確認できたのもプラスで、未勝利馬も多いこの相手関係であれば引き続き好戦可能と見ました。

2026年1月25日日曜日

【1/25(日)予想】AJCC・プロキオンSの注目馬

■中山11R/アメリカジョッキークラブカップ ディマイザキッド

ここまで5回の重賞挑戦で前走アルゼンチン共和国杯の③着が最高という成績。ですが元々究極のキレ勝負は向いてなく、重賞は何れも東京、新潟、函館と上り重視もしくは平坦のキレ勝負の舞台でのもの。今回は勝ち鞍のある中山2200mでの重賞挑戦となるうえ、勝ち星が11~2月に集中しているように厳寒期に強いタイプ。初Bのアウスヴァールは掛かり気味に飛ばす懸念があり、押し出されたノースブリッジをめがけて各馬が殺到する展開になれば最後の最後に届く可能性は十分と見ます。


■京都11R/プロキオンステークス セラフィックコール

上級戦の絶対数が少ないダート戦においては前走で格上戦を走ってきた馬に妙味が生まれます。この馬は唯一の前走チャンピオンC組ですが、その前走はインで行き場がなく⑨着。中京コースを踏まえていつもの外を回す戦法を採らなかったことがあだとなった格好ですが、スムーズに自分の脚を使えていれば前進が期待できるレースぶりでした。3歳時にはみやこSを勝っており京都コースの実績も問題なく、スムーズに外目を回せる今回の枠なら見直し可能でしょう。

2026年1月24日土曜日

【1/24(土)予想】小倉牝馬Sの注目馬

■小倉11R/小倉牝馬ステークス クリスマスパレード

着外に敗れたレースのうち、クイーンSとヴィクトリアマイルは出遅れ、関東オークスは不得手なダートと敗因がハッキリしています。前走の福島記念も0.5差⑥着なら悲観する内容ではなく、前付からスピードで押し切りたいこの馬と戸崎Jが合わなかったと見るべきでしょう。紫苑Sは今回と同じく開幕週の馬場でレコード勝利。コーナーの坂からスピードに乗せられる小倉は合っているはずで、勝手知ったる鞍上に戻って見直しです。

2026年1月18日日曜日

【1/18(日)予想】日経新春杯・京成杯の注目馬

■京都11R/日経新春杯 マイネルケレリウス

ここ3戦は上がり最速の足を使っており、差す競馬が板についてきています。ここまで重賞では今一歩の成績も、エンジンの掛かりを考えると今回のようなコースが向いているクチ。AJCCではなくわざわざ遠征となるここへの参戦も、その適性を見越したものと判断できます。寒い時期が良いのか陣営からは状態が上向いている旨コメントもあり、今の荒れかけた馬場でインがバラければ突っ込んでこれるはず。それができる吉村誠Jの起用にも注意です。


■中山11R/京成杯 エリプティクカーブ

前走の百日草特別は5頭立ての4着、勝ったアッカンからは1.2差と決して強調できる内容でないことは百も承知です。一方、その前走は逃げ馬が61秒のペースで後ろを引き離し、後続もバラけた縦長の隊列。実質的には63秒くらいの超スローだったといえ、特にエリプティクカーブに関しては断然人気のガローファノを意識しての位置取りだったのでしょうがあれを離れた4番手から追いかけたのでは間に合いません(ガローファノが失速したのも誤算でしょう)。当時の上がり32.8は②着のフォルテアンジェロと同じで、同馬はホープフルSでも②着に健闘。重曹通用級のポテンシャルは見せた一線で、特殊な流れの前走を度外視して狙えると見ました。

2026年1月17日土曜日

【1/17(土)予想】カーバンクルステークスの注目馬

■中山11R/カーバンクルステークス レッドシュヴェルト

意外とハナを切りたい馬がいないメンバー構成。それに対し、番手の好位を取りたい馬が多く先団がインに密集する構図になりそうです。荒れてきた今の中山の馬場状態を考えればじっくり構えて外という馬を狙いたく、レッドシュヴェルトから行きます。前走のオーロCは進路を求めて伸びない内を選択した結果の⑧着でしたが、その前の白秋Sで進路が出来てから一気に突き抜けた内容を思えば長く上りを使う東京よりも末脚の力強さが求められる中山に向いていると言えます。直前はウッドで50.8-11.4と好時計をマークし、初距離への対応も十分と見ます。

2026年1月12日月曜日

【1/12(月・祝)予想】シンザン記念の注目馬

■京都11R/日刊スポーツ賞シンザン記念 エイズルブルーム

ここは前走で4角5番手以内だった馬が13頭もおり、その多くが好位からレースを進めたいタイプです。インを取りたい岩田康Jのルートサーティーンがまずは先手を主張し、そこに距離延長で前掛かりな気性のファニーバニーが突っかかってきてルートサーティーンは引いてインの2番手を確保。その後ろに10頭ほどの好位集団が連なるようなイメージでしょうか。しかしファニーバニーはマイルが未経験で、抑えが効かなくなってしまうと直線入り口で垂れてくる懸念が。こうなるとルートサーティーンが押し出されるように先頭に立ち、その後ろの好位集団も早目に脚を使う展開になりそうで、直線ではインが渋滞する隊形になることが予想されます。こういう展開ではスムーズに外を回せる馬が良いはずで、メンバー中で唯一4角2桁番手から脚を使って勝った経験のあるエイズルブルームに期待したいです。

前走の未勝利戦は3角から自ら動いて位置取りを上げながら、ラストはメンバー最速の脚を使っての差し切り勝ち。着差は小さくても長く脚を使って押し切ったその内容は見た目以上に評価してよく、インを取った他馬が苦労するようなら前走同様スルスルと外を上がるレースで台頭可能でしょう。

2026年1月11日日曜日

【1/11(日)予想】フェアリーSの注目馬

■中山11R/フェアリーステークス マカレイ

12月から連続開催の中山はこの時期になると少しインが掘れやすくなります。昨日のメイン(迎春S)も内を通った馬の走ったところからは砂埃が舞う様子が確認できました。ただでさえこの時期の芝は力がいるうえ、この時期の牝馬にとってタフな急坂は堪えるはず。ここは馬格があって外目を通れるこの馬から狙いたいです。

この中間はウッド中心で意欲的に追われ、最終追いは80.0-65.3-50.7からしまい11.8と抜群の動きを披露。前走の未勝利戦はスタートからインに押し込められる窮屈な競馬を強いられ、直線でも進路が出来て突っ込んだら寄られるなどスムーズにいかない中でも気持ちを切らさず差し切り勝ち。多頭数戦に臨めるメンタルの持ち主でここでも。

2026年1月10日土曜日

【1/10(土)予想】迎春Sの注目馬

■中山11R/迎春S マイネルラウレア

重度の骨折からの復帰戦で2年ぶり。3歳時にはデビュー2連勝で若駒Sを制した素質馬ですが、それ以降脚部不安でコース追いが出来ていなかったのに加え坂路で逆時計を踏むようになり、なかなか本調子でレースが出来ていませんでした。この中間は久々にウッドに入り長めから66.7-11.5の好時計をマークしており、加減しながらだった坂路調教も大晦日に14.1→13.6→12.6→12.5の加速ラップを刻んで全体も53.1の好内容。完調ではないのでしょうが良い時の動きを取り戻しており、3年前の菊花賞ではドゥレッツァから1.0差の⑦着とここに入れば十分足りるはず。明け4歳馬がマイユニバースしかいない相手関係なら地力で。

2026年1月5日月曜日

【1/5(月)予想】サンライズSの注目馬

■中山11R/サンライズステークス ダークエクリプス

中距離ではやや頭打ちの感が出てきたところで、ここ2戦は1200~1400mに矛先を向けてきました。着順こそ地味なものの前走の六甲アイランドSでは0.3差⑦着に好走しており、引き続き得意の右回り+冬場に調子を上げるタイプで前進が見込めます。昨日の京都最終でテン乗りのララマセラシオンを激走させた佐々木Jへの手変わりも好感で一発期待。

2026年1月4日日曜日

【1/4(日)予想】東西金杯の注目馬とねらい目レース(中山7R)

■中山11R/日刊スポーツ賞中山金杯 リカンカブール

シルバーステート産駒らしく中山は得意としており、一昨年の金杯を含め過去5回走って①①③⑮⑥という成績。⑮着大敗した昨年の金杯はスタートで後肢を突っ張るような格好になったうえ両隣に挟まれ位置を取れず、⑥着だったオールカマーは道中好位のインを進んでいたものの2周目の向こう正面でフェアエールング・コスモキュランダが捲ってきた影響で外の陣形が動き後方に下がってしまった上、直線では前が壁になり碌に追えず。何れも敗因がはっきりしており、外枠からでも好位を取れるダッシュ力は健在。当日のテンションが高ぶりやすいタイプで、昨冬に去勢を施され約1年という身体がなじんでくるタイミングも狙い頃で、「2度目」の金杯制覇で失われた「2つの金」を自ら取り戻してもらいましょう(やかましいわ)。


■京都11R/スポーツニッポン賞京都金杯 キョウエイブリッサ

「金を取り戻す」という観点で言えばコレペティトール(一昨年の覇者で昨年の金杯後に去勢)もそうなのですが、この馬は走破時計に限界があるタイプで1分33秒台の決着が見込まれる馬場でないと厳しく、今日の京都のコンディションでは狙いは立ちにくいかと。

◎にしたキョウエイブリッサは2走前のバーレーン王国イサ・ビル・サルマン・アルカリファ殿下来場記念でも推奨したように、休み明け2走目に変わり身を見せるタイプ。当時は前が止まらないダートにも苦慮しての⑪着でしたが、芝に戻されリゲルS⑤着を叩かれてのここは型どおりの上昇が見込めるはずです。当時勝ったランスオブカオスとは0.2差で、しかもハンデはこの馬の方が1kg重い設定だったところ、今回は逆に2.5kgもハンデをもらえる立場に。調教掛けするタイプではありますが中間も美浦の坂路を51秒台で上がってくるなど動けており、台頭の余地は十分と見ます。


■中山7R ノアヴィヴァーチェ

ここまで6戦全てで手綱を取ってきた菅原隆Jは昨年の成績が(1,1,1,67)。1勝はこの馬で勝った未勝利戦のみで、通算でも16年で21勝となかなか厳しい戦績。馬質に恵まれないという要素も無くはないのですが、現2勝クラスのメモリーグラスにデビューから6戦騎乗して⑬⑤④⑩④④着だったところ、その次から乗り替わって②②②②②①と未勝利脱出。菱田J・原Jといった中堅どころでも連対させていることを考えると、やはり割り引いて考えざるを得ないのが現状でしょう。

今回は先日の東京大賞典で大金星の立役者となった大井の矢野Jが騎乗(ジュニアCのコスモギガンティアで参戦)。中央では昨年東京ダートで初勝利を挙げており、メンコを外すのと合わせてズブさを補うのには格好のパートナーと言えるでしょう。本線は次回の東京開催かもしれませんが、馬具と鞍上で一変があるとすればここと見ました。

2026年1月1日木曜日

【2025年の狙い馬成績】

新年明けましておめでとうございます。

昨年中も毎週のお付き合いをいただき、誠にありがとうございました。本年もよろしくお願いいたします。


昨年のうちに更新できず申し訳ありませんでしたが、恒例のやつを。

【当ブログで取り上げた本命馬の年間成績】

的中:37/195R(18.9%)
※本命抜擢馬の確定着順が3着以内となったレースを「的中」としています。

単勝回収率:78.0%
複勝回収率:90.7%

【本命抜擢馬と結果の一覧】(クリックで拡大します)


レース数、的中数は偶然にも昨年と全く同じ結果になりました。要は昨年から成長していないにもかかわらず複勝回収率が下がってしまった分、単に下手になっただけでした。10月からデータラボの利用を止め、展開やオッズ形成プロセスなどデータに現れない部分を中心に自分自身で考えるプロセスを強化するようにしましたが、そのおかげで取れたものもあればそうでないものもあり、道半ばといったところです。特に、同じ馬で何回も勝負して複数回裏切られるパターン(アンリーロード、ホウオウビスケッツ、ウィリアムバローズなど)が多く、「ここで来られたら悔しくて仕方ない」という自身の精神衛生的な観点からの予想が多くなってしまう点は課題で、データ云々の前に自分に勝たなければいけないというのが大きなテーマです(そのくせ追いかけるのを止めたナムラフランクやウォーターリヒトが穴激走するあたり、逆神極まれり)。

それでも、今やデータの活用は当たり前の時代になり、データに依拠した結論で勝負していては他者との差別化が出来なくなっているのは疑いようのない事実だと思います。競馬というギャンブルは生き物でありその姿は日々刻々と変わるものだとも感じており、趣味の範疇でどこまで勝ちに近づけるかについて、スタイルに縛られずにこれからも考え続けていきたいと思います。

ただ、自分が大事にしたいなと思うのは「常に疑問から入る」観点です。

天邪鬼と言えばそれまでなのですが、自分は基本的に人気馬から入りません。昨今ではデータの普及によりだいぶ是正されてきたと感じるものの、人気、厳密には日本の競馬におけるオッズというのは(ブックメーカーが勝利可能性を基にオッズを決める方式の国と違って)実力だけで構成されているわけではなく、見かけの着順、騎手、厩舎、生産牧場、およびその馬自身の人気(血統、体色等)などが多分に反映される「紛れのあるもの」という認識に立っていることが根底にあります。

今回の集計対象ではありませんが、東京大賞典も当初はミッキーファイトで仕方ないという考えでおりました。ただ、それは本当に考え抜いた結果なのか?この馬の強さだけにフォーカスして、どこに弱さがあるのかを考えることをサボっていないか?という思考に立ち返り、最終的にはディクテオンに◎を打つ結論に至りました。もちろん、普段からホームラン狙いばかりしている人間ですので、その中の1つがたまたま的中したというだけに過ぎません。それでも、単勝1倍台という「周囲が作り上げたストーリー」に踊らされず、ちゃんと自分自身の結論でミッキーファイトに隙がないのか、あるとしたらそれを突ける馬は何なのか、という思考を巡らせることができたのは、自分が求め続けている予想の形を少しだけ実現できたと思う次第です(「少しだけ」としたのは、ナルカミが逃げミッキーファイトが差し遅れるという展開予想は全く以て外れたためです)。

自分のような弱小プレイヤーは、考えて考えて考えて考えて考え抜いた先にこそ、人と違う勝ち筋が見つけられると信じています。人気以上に信頼できる馬は何か、複穴として期待できる馬は何か。信頼度の高い筋に大きく張るという馬券の王道で勝負できないなら、せめて人より多く考えてオッズの裏をかく方法を見つけよう、そんな思いでこれからも挑んでいきたいと思います。

いつも見てくださる皆さん、本当にありがとうございます。毎週、いい緊張感とモチベーションを持ってやれているのは、ほかならぬ皆さんのおかげです。これからもよろしくお願いいたします。