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当ブログは、広尾サラブレッド倶楽部株式会社様のご厚意により、同倶楽部の所有する競走馬の写真及びWebサイト記載情報の転載許可を頂いております。

2025年2月23日日曜日

【2/23(日)予想】フェブラリーSの注目馬

※おことわり

本日は外出につき、G1全頭評価は割愛させていただきます。

■東京11R/フェブラリーステークス  サンデーファンデー

このレースが圧倒的に末脚優位なのは周知のところですが、その根本にあったのは「ハイペースを演出する短距離馬の存在」でした。例えば昨年ならドンフランキーのように本来1400m以下を主戦場とするスピードタイプが参戦し全体のペースを引き上げていましたが、近年短距離馬はリヤドダートスプリントへの参戦を選ぶケースが増え、スピードタイプが揃うことが少なくなりつつあります。実際インティは35秒台のペースで逃げ切ったわけで、ペースが緩みさえすれば先行勢にもチャンスのあるレースです。

今回前に行きそうな馬は5頭ほど居ますが、34秒台以下で逃げ切った経験のある馬はゼロ。各馬ともハナにこだわらない姿勢を見せているうえ、ブリンカー着用で行く気を見せているミトノオーも逃げを好まない田辺Jの騎乗となると無理して押していくような真似はしないはずで、前に行く馬にとってはペース的にも恵まれることが想定されます。

サンデーファンデーはここ2戦徹底先行が板についての②①着。距離短縮、ワンターンなど越えるべきハードルは多いですがそれは他の逃げ馬も同じこと。逃げたい馬の中では近走最もタフなレースを経験しており、ゲートが決まりさえすれば先行自体は容易いはずでしょう。あとは有力どころに差し馬が揃ったことでペースが恵まれれば一発も。

2025年2月22日土曜日

【2/22(土)予想】ダイヤモンドS・阪急杯の注目馬

■東京11R/ダイヤモンドステークス マイネルケレリウス

4勝全てが左回りでのもの。前走のステイヤーズSは1年半ぶりの右回りでしたが、0.4差⑦着と長距離適性を示してくれました。スローでじっくり運んで長く脚を遣わせたいタイプなので、必然的に東京や新潟外回りといったコース形態が向くわけですが、あまりに緩いと折り合いの懸念も。今回はジャンカズマがいる分ペースは流れそうで、前に目標を置いて早目に踏み出せれば簡単には止まらないはず。


■京都11R/阪急杯 シュバルツカイザー


G1の前哨戦の間隔が長くとられることに伴い、今年から2月の京都開催となる阪急杯。京都で施行されるのは実に30年ぶりということで、当然ながら近年のデータはありません。上記は「近10年の京都芝1400mの古馬重賞における前走距離別成績」を抽出したものですが、基本的に距離短縮組が好走していることが見て取れます。今回距離短縮で臨む馬は(障害帰りのヴァトレニを除き)4頭いますが、下が荒れていると走らないオオバンブルマイ、先行タイプで位置取りを落とす懸念のあるセッション、締まった流れではついていけないドナベティは軽視し京都金杯⑦着から臨戦のシュバルツカイザーを推したいです。

年齢的なものもあり現状では1400mが合っている様子。前走は流石に距離が長く、やや時計のかかる今の京都のコンディションも味方しそうです。インで我慢させて空いたところを突きたいタイプですから、岩田康Jの戦法ともがっちり嵌るはず。重賞としてはメンバーにも恵まれた感があり、3走前、2走前とこの距離で小差好走している実績を考えればやれても。

2025年2月16日日曜日

【2/16(日)予想】京都記念・共同通信杯の注目馬とねらい目レース(東京7R)

■京都11R/京都記念 リビアングラス

バビットが注文を付けて出していけば隊列はすんなり決まりそうですが、ここは明らかな叩きという実績馬が多くペースはあまり上がらないと思われます。前走の八坂Sは弟のインザモーメントとの叩き合いを制して押し切り、3歳時には京都新聞杯で③着している通りこのコースは得意としており、速い上がりが求められない今の京都であれば十分対応できるはずで展開利を見込んで狙いたいです。


■東京11R/共同通信杯 ワンモアスマイル

3走前は京都2歳Sの勝ち馬エリキング&ホープフルS②着のジョバンニの③着、2走前は阪神JF②着のビップデイジーの②着と相手関係に泣かされるレースが続いています。前走ぶっちぎられたナグルファルもちょっとエンジンが違うという勝ち方で、実質的にここ3走ずっと重賞級の走りをしていると言っても過言ではありません。冬の東京は上りの絶対値もさることながらポジションを取って運べるかが重要で、ここもスロー必至の流れから前目で脚を遣えるこの馬のチャンスは十分と見ます。


■東京7R ロードブライト

中央未勝利ながら2月の東京は④③④着と堅実。この時期は体調が良いようで、前走もやや置かれ気味の追走から直線で脚を遣い③着とタイム無しまで追い上げてきました。喉の問題もあり稽古で攻めきれない分前走は+20kgとやや余裕も感じ、一度使っての上積みも期待できるここは再度の好走期待。

2025年2月15日土曜日

【2/15(土)予想】クイーンCの注目馬

■東京11R/デイリー杯クイーンカップ ギフテッド

3歳重賞を制したファントムシーフ、ディスペランツァの下に当たる血統。前走のジュニアカップは発馬が決まらず後方から運びましたが、前残り展開にも泣き⑧着でした。それを度外視すればまだ見限るには早く、重賞好走実績も少ないこのメンバーなら発馬さえ決まれば勝負できるはずです。わざわざ東上し関東馬の重賞に騎乗する岩田康Jというのも不気味で。

2025年2月10日月曜日

【2/10(月)予想お休みします】

稍重が残るようであれば1頭推奨を予定していたのですが、良馬場まで回復したので取り下げさせていただきます。

皆様良い月曜日をお過ごしください。

2025年2月9日日曜日

【2/9(日)予想】東京新聞杯の注目馬

■東京11R/東京新聞杯 マテンロウスカイ

昨年はインを立ち回り馬群を縫って伸びてきたサクラトゥジュールが①着、先行したウインカーネリアンとホウオウビスケッツが②③着、2番枠からラチ沿いを運んだアスクコンナモンダが④着と内前を取った馬の上位決着でした。それだけこの時期の東京はポジション取りが重要で、その展開を外枠から運び昨年⑤着したマテンロウスカイは最も展開に抗ったレースだったと言えます。

元々ギアチェンジが苦手なタイプというのはここで何度も取り上げている通りですが、決して早い脚が使えないわけではなく2走前の天皇賞でも33秒台の脚で⑤着と健闘しています。セオが大外枠を引きメイショウチタンも往時の行きっぷりにない現状ではハナを主張しそうな馬はおらず、この枠でも前につけることはたやすいでしょう。前目から速い上がりで流れ込む展開にできれば。


■京都10R/令月ステークス エティエンヌ

凍結防止剤の入ったダートは乾きが遅いうえ、水分と違って塩化カルシウムは粘り気を持つため稍重でも脚抜きの良い馬場とはならず、力のいるコンディションになることが予想されます。1200m戦につきどうしてもポジション争いが激しくなりがちですが、こういう時こそ末脚で着の拾えるタイプを狙いたいです。

エティエンヌは前走のカペラSで激流を控えての⑤着。ただその前走は馬体重400kg台の中型馬が台頭するスピード戦であり、500kg超のこの馬に1分10秒台の決着は少し忙しかった印象です。力のいる馬場でなら間に合うはずで、前がやりあってくれれば突き抜けても。


2025年2月8日土曜日

【2/8(土)予想】ねらい目レース(RKB賞・早春S)

■小倉10R/RKB賞 トーアライデン

今日の小倉は晴れ間はあっても気温が低く回復が望めない芝コンディション。切れる脚が無く渋った馬場が合っているトーアライデンにチャンスが巡ってきたと言えるでしょう。昨年の冬に小倉で1勝クラスを卒業しており舞台適性も問題なく、近走はダートを使われた分見栄えしない成績ですが元々は現級③着の実績の持ち主。じわっと好位のインを取れるこの枠なら見せ場は作れるかと。


■東京11R/早春ステークス マイネルカンパーナ

スローの瞬発力勝負で前目から脚を遣うことに長けたタイプ。今回のメンバーを見渡すと見事に誰も行かなさそうでドスローは確定的。前目への意識の強い津村Jでポジションを取りに行ってくれそうな点も頼もしく、誰かがまくりでペースを乱すことが無ければここは残り目があっても。

2025年2月2日日曜日

【2/2(日)予想】根岸S・シルクロードSの注目馬

■東京11R/根岸ステークス ショウナンライシン

8枠を引けたときは(2,2,0,0)とパーフェクト。馬混みを避けてレースがしたいタイプですが、3走前のグリーンチャンネルCでは馬群を避けて後方のインを進み差し切る競馬を見せており「末脚を遣える先行馬」と言えます。とにかくこの根岸Sというレースはラスト3Fで鋭い脚を遣えないと勝負にならず、ここも末脚自慢が揃った一戦となりました。一方、脚抜きの良いコンディションなだけに後ろ過ぎると届かない懸念もあり、位置を取って運べてひと脚を持っているショウナンライシンにとってはうってつけの舞台でしょう。ドンフランキー、メイショウテンスイあたりが先団を形成するならその外3番手が取れそうで、それらが止まるのを待って追い出せば残り目も。


■京都11R/シルクロードステークス マイヨアポア

例年と違い1月に使われなかった京都。その分芝は良い状態で、今日も稍重発表ながらクッション値は9.5(9が標準で数字が大きいほど硬い)とスピードが出るコンディションになっています。ピューロマジックが飛ばすであろうここは33秒台前半~32秒台の流れも想定されますが、これについていける存在を考えればのルミエールADで前半32.0のペースからしまいに31.7の脚を繰り出して差し切ったマイヨアポアが挙げられます。

芝での勝ち星は千直の2勝のみ。コーナーありのコースは向いていないようにも見えますが、母が千直で3勝を挙げたエバーローズという血統背景もあり千直以外に使われる機会が極端に少なかっただけで、1200mがダメというのは早計に思えます。6走前の多摩川Sの1400mは流石に長かったと見るべきで、芝1200mは新馬戦で③着がありますが、この時も前半それなりに流れた中で先頭・2番手が①②着するところで4角12番手から鋭い脚を遣って食い込んできただけに、ハイペースで光る末脚を持っておりこれを以てすればコーナー2つの1200mでも十分に対応できるはずです。この中間はウッドで自己ベストの49.9-11.5という猛時計を出しており、引退レースとだけあって調教も手抜き無し。何れも前走で手綱を取ったクファシル、ダノンタッチダウンではなくこちらに乗ってくる北村友Jも不気味なだけに。

2025年2月1日土曜日

【2/1(土)予想】ねらい目レース(白富士S)

■東京11R/白富士ステークス グリューネグリーン

実はこのコースでは③④⑤着と崩れてなく、トモに疲れがたまりやすいようでじっくり立て直されてきたのは好材料でしょう。京都2歳Sを勝ったものの元々陣営も先々良くなってくるとの見立てで、稽古が地味なのもいつものこと。てっきりアルゼンチン共和国杯④着のアドマイヤハレーに乗るものと思っていた田辺Jがこちらを選択したのも気になるところで、中団からしまいを遣うレースが嵌りそうな舞台で一発期待です。