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当ブログは、広尾サラブレッド倶楽部株式会社様のご厚意により、同倶楽部の所有する競走馬の写真及びWebサイト記載情報の転載許可を頂いております。

2024年7月28日日曜日

【7/28(日)予想】アイビスSD・クイーンSの注目馬とねらい目レース

■新潟11R/アイビスサマーダッシュ ディヴィナシオン

時計勝負に強く上りのかかる展開で脚を遣えるタイプ。2走前、前走と行き場をなくし不完全燃焼のレースでしたが、元々前に壁を作って最後に抜け出したいクチだけに今回外枠を引けたのも好都合です。飛ばしたいタイプが多くいつも以上に上りがかかることが予想されるここは展開も味方しそうです。


■札幌11R/北海道新聞杯クイーンステークス ラリュエル
輸送が苦手で遠征では馬体を減らしていましたが、前走初の滞在競馬となった函館の巴賞では+10kgと馬体を回復させ⑤着。今回も札幌滞在で中間は順調に乗り込めており、もう一段の上昇が期待できる舞台。母カウアイレーンは2010年のこのレースで③着しているうえ、稍重以下で(2,0,0,1)と渋った馬場も苦にしない血統。牡馬相手に中距離戦で掲示板を確保した前走以上が見込めるならば、牝馬限定戦なら注意が必要でしょう。

2024年7月27日土曜日

【7/27(土)予想】ねらい目レース(札幌12R・新潟11R)

■札幌12R サイレンスゴールド

人気の中心はダートに戻るジョーローリットですが、二の脚で那覇に立つタイプで必ずしもスタートがいいわけではなくこの枠は疑問。それならば1000m戦で①②着と安定感が光るサイレンスゴールドから行きたいです。前走は主張する各馬を遣って4番手追走からしぶとく脚を遣っての②着。重馬場、かつコーナー径のきつい函館で控えての好走は評価してよく、今度は逃げられそうなメンバー構成につき押し切り期待です。


■新潟11R ニシノコニャック

千直は前走で経験したペースが速いほどスタート後のポジション取りが有利になりますが、前走も千直だった馬は揃って内~中枠を引いてしまいました。外目の枠を引いた中では3走前・2走前に千直を走り、かつ前走の中山ダート1200m戦で前半33.4のハイペースを2番手追走したニシノコニャックが出脚がつきそう。その前走はズブズブの差し決着で失速してしまいましたが、元々ダートで好走しているように上りのかかる千直は向いているクチ。中枠勢を行かせて外ラチ沿いでひと溜め出来れば理想です。

2024年7月21日日曜日

【7/21(日)予想】中京記念の注目馬とねらい目レース(札幌4R/12R)

■小倉11R/中京記念 アルナシーム

小倉での開催は2年ぶり。21/22年の同レースは何れも後半4Fがずっと11秒台という後傾戦となり、スピードの持続力が求められることから1800m戦でもマイル寄りの適性を持つ馬が活躍し得る舞台です。加えてテーオーシリウスにセルバーグとハナを叩きたい馬が揃ったため、前半もそれなりのペースで流れることが予想されます。

今回内枠を引いたアルナシームはハイペースを見ながらの3番手が楽に取れそうな構成。もともと気持ちが入りやすくペースが流れた方がレースしやすいうえ、最終追いでは横山典Jが自ら手綱を取りウッドで前半から飛ばす調教を施してきました。この時期は負担と輸送を考えウッドでは4F程度で仕上げる馬も多い中で、あえて輸送前の木曜に長めから飛ばす調教を仕掛けてきたのは本番に向けたガス抜きの意図がくみ取れます。もともと能力は高く評価されてきた馬。得意のスピード勝負に持ち込めれば一介の中距離馬には負けないでしょう。


■札幌4R ドンクロノス

デビュー2戦は東京のダート1400mを使われ、スタート一息から上り最速で追い込むも大敗が続いています。ゲートが安定せずワンターンのコースでは置いて行かれるのもあるのですが、2戦とも鞍上がとても勝ちに行っているとは思えない騎乗で無駄に負けている面もあると考えます。デビュー戦は道中でついていこうとせず直線では申し訳程度に鞭を数発、前走は直線で進路に迷って無駄にウロウロするなど最後方を走っている馬のやることではないというレース。距離延長、コーナー径が大きく差しの決まりやすい札幌替わり、比較的メンバーも落ち着いたここなら巻き返しは可能と見ます。


■札幌12R ワイノナオミ


ドレフォン産駒は札幌芝での成績が抜群に良く、全場で唯一単複いずれの回収率も100を超えています。しらかばSの該当馬(マスクオールウィン、カルネアサーダ)は人気ですが、昨夏の札幌で③④着したこの馬は今のところ人気なし。得意コース替わりで一発秘める存在と見ます。

2024年7月20日土曜日

【7/20(土)予想】ねらい目レース(テレQ杯・TUF杯)

■小倉11R/テレQ杯 シェイクユアハート

先行できれば小差で好走している安定株。この手替わりもプラスでここは好勝負必至でしょう。


■福島11R/TUF杯 ダテボレアス

昇級後大敗続きから立て直され中間は好気配。本当に良くなるのは叩いた次なのでしょうが、良いときは連続好走できるタイプで買い時としては休み明けの今回を狙い打ちます。

2024年7月15日月曜日

【7/15(月・祝)地方競馬予想】マーキュリーCの注目馬とねらい目レース(名港盃)

■盛岡12R/マーキュリーカップ(18:15発走) アラジンバローズ

先ず、帝王賞が終わり有力馬が休みに入るこの時期は中央勢も手薄になりがちで、重賞を勝っているのはクラウンプライドのみというメンバー構成。実際過去10年で地方所属馬が4度馬券に絡んでおり、波乱の目も十分に探せるレースとなっています。

このレースを考えるうえで重要な要素の一つが斤量です。別定戦のここは以下のように負担重量が決められています。

基本:3歳50kg、4歳上54kg、牝馬-2kg
G1勝ち馬:+5kg
G2勝ち馬:+3kg
G3勝ち馬:+1kg
さらに重賞競走3勝ごとに+1kg
(いずれもJpnグレードを含む&2歳戦の成績は除く)

要はいくらOPで勝ちがあっても重賞未勝利馬は加算がなく、中央勢でもクラウンプライド以外は54kgで出られてしまいます。そのクラウンプライドはここはコリアCへの叩きなうえ、前走のかしわ記念は地方馬も混ざる中で大敗しており近走の成績からは強気になれないところ。またこれでしんどくなるのが中央実績のある地方馬で、今回最も重いのがスワーヴアラミス(北海道)の58kg(G2勝ち&重賞3勝で+4kg)ですが、実に1年半以上勝っていない中この斤量は厳しいでしょう。同じくG3勝ちで55kgを背負うケイアイパープルも、最近は自慢のまくりが不発でさすがにピークアウトの感は否めません。ここは54kgを背負う馬から狙いたいところです。

次に、過去10年のうち地方所属で馬券に絡んだ4頭のうち3頭(ユーロビート、タイムズアロー、ランガディア)はいずれも元中央OP馬、残るヴァケーションはJpn1勝ち馬であり何れも確かな実績を有している馬ばかりです。岩手勢からは4頭が参戦していますが、中央でOPだった馬はグローリグローリのみ。ですがヒロシクンやタイセイアベニールに完敗している現状では往時の力を望むのは難しく、これが交流重賞初挑戦というグランコージーも含めてみちのく大賞典組は強調材料に乏しいです。

では他地区に目を移すと、54kgで出られる馬ではアラジンバローズ(兵庫)とパワーブローキング(船橋)がOP在籍経験あり。パワーブローキングは移籍初戦の前走を快勝しましたが、中央時代から重馬場に強いタイプで脚抜きのよい馬場が幸いしたこともありました。それならば、昨年の阿蘇Sでキングズソードから0.3差の③着した実績もあるアラジンバローズを狙いたいです。当時の②着馬スレイマンは先日のプロキオンS②着馬でもあり、今回出ている中央勢と比較しても実績では見劣らず。前走は久々かつデビュー以来最高体重と叩きの一戦であることは明らかで、絞れてスタートが決まれば一発の魅力は十分でしょう。


■名古屋11R/名港盃(16:50発走) トランスナショナル

中央OPでも④⑤着がある実績馬で、金沢移籍後も既に5勝を挙げ昨年のオータムC(笠松)で重賞初制覇。2走前の笠松戦を1.4差で圧勝したようにはまった時の強さは健在で、主戦の松戸Jではなく愛知の丹羽Jを配してきたところも陣営の勝負気配を感じます。2000m実績の乏しい馬も多いここなら台頭余地はあると見ます。

2024年7月14日日曜日

【7/14(日)予想】函館記念の注目馬

■函館11R/函館記念 サンストックトン

よく「巴賞の成績が直結しないレース」と評される函館記念ですが、前有利決着になる巴賞に対し函館記念の行われる最終週は得てして差し決着になりやすいことが要因です。サンストックトンはその巴賞で⑥着でしたが、当時上位入着を果たした馬は4角時点で10番手以内におり早目に脚を遣ったがための結果で、4角11番手以下の馬ではこの馬が最先着でした。今年は比較的馬場が持っており昨日の函館2歳Sも外差し勢は不発に終わりましたが、今回逃げそうなアウスヴァールは一昨年の北海道シリーズで⑬⑫着、番手を取りそうなホウオウビスケッツは昨年放牧先での夏負けが長引き復帰が遅れるなどともに夏場に弱い馬。この馬自身は北海道で(2,2,0,1)と得意にしており、3走前にはAJCCで得意といえない不良馬場を0.4差⑦着と健闘。ここなら足りてもおかしくはありません。

2024年7月13日土曜日

【7/13(土)予想】函館2歳Sの注目馬

■函館11R/函館2歳ステークス ヤンキーバローズ

馬は群れて走る生き物なので、競い合う相手が多ければ多いほど力を発揮しやすくなります。故に少頭数戦は得てして時計は地味になりがちでレベルも高くないと見られがちですが、この馬の勝った新馬戦は5頭立てにもかかわらず1.09.7と水準級の勝ち時計。それもスタートからフワフワして子供な面を見せながらしっかり併せて勝ったあたり、能力の高さを感じる内容でした。中間は明日の函館記念に出走するデビットバローズと併入するなど動きも抜群で、今の幼さなら大外枠も歓迎のクチ。母キャンティバローズはファンタジーSを、その姉ファインチョイスは11年のこのレースを勝つなど仕上がりの早い牝系も後押しです。

2024年7月7日日曜日

【7/7(日)予想】七夕賞・プロキオンSの注目馬とねらい目レース(小倉8R)

■福島11R/七夕賞 ダンテスヴュー

母クロウキャニオンは仔出しに長けた繁殖で、初仔キラウエアから15世代連続で中央デビュー、うち14頭が勝ち上がりと素晴らしい成績。ただ裏を返せば、仕上がりが早く勝ち上がるもその後の成長が追い付かないタイプが多いとも言え、特に2番仔のボレアス以降11世代続いてディープインパクトを付けられた中で古馬重賞を勝ったのはヨーホーレイクのみ。一方でキングカメハメハを付けられたのは1番仔のキラウエアとダンテスヴューのわずか2頭なのですが、そのキラウエアは2歳から6歳まで毎年1つずつ勝ち星を重ねてオープン入りした戦歴の持ち主。ダンテスヴュー自身も昨年夏の博多Sで一変の勝利を挙げており、ディープを付けられた他のきょうだいとは異なる成長曲線を持つ可能性は高いと言えます。

前走の福島民報杯は直線で窮屈なところに入ったうえ外差し決着で内を進まざるを得ず⑦着。それでも勝ったリフレーミングとは0.3差と着差程負けてはおらず、当時同斤だったハンデがここでは2kg貰いとなるのも大きいです。この中間は福島民報杯よりさらに一段動きがよくなっており、暑い時期も問題なし。すっかり中距離で勝てなくなっている鞍上だけが懸念ですが、イン有利でもなくかといって外差しとまではいかない今のコンディションであれば直線で真ん中を伸びてこれそうなこの馬の出番があっても。


■小倉11R/プロキオンS デシエルト

前に行きたい馬がそこそこ揃った中で、ヤマニンウルスの動き出しがポイントになりそうです。ヤマニンウルスが勝つレースは前が掃除された後で後方待機勢が着を拾うのがお決まりのパターンになりつつありますが、下り坂で4角を迎える小倉においてはこれに続いて上がってくる後方待機勢は必然的に外に膨らみ、コースロスの大きい競馬になりがちです。こうなるとヤマニンウルスより後ろかつインを回る意識の強い鞍上が駆るデシエルトにチャンスが生まれ得ます。気持ちの難しいタイプでしたがここにきてようやく落ち着いて走れるようになり、位置を取らなくてもレースできるのは成長と言えます。最終追いもメンタルに配慮してごく軽いものでしたが1週前にしまいを伸ばす形で好時計を見せており、出来は問題なく力を出せると見ます。


■小倉8R シゲルミライ

集中力が続かないタイプで、距離短縮となる今回は最後まで走り切れそう。加えてコースロスなく内を回りたいだけに最内枠も歓迎のクチで、展開や枠順がかみ合わないレースが続き人気を落としたここは妙味ありと見ます。

2024年7月6日土曜日

【7/6(土)予想】ねらい目レース(マリーンS)

■函館11R/デルマーサラブレッドクラブ賞マリーンステークス トウセツ

前走のアンタレスSは向こう正面でニューモニュメントに被されそうになり仕方なく早めに動かざるを得ず、4角までじっくり運びインを進んだ上位勢に対し外を回っての④着でした。キングストンボーイが内に入ったこともあり無茶なまくりをしそうな人馬は見当たらず、自分のタイミングで動き出すレースが出来ればここでも好勝負可能なはずです。