調教中の落馬で骨折休養中の水口Jに代わり、藤岡康Jが手綱を取る一戦。実はこの馬に水口J以外が騎乗するのは初めてです。
今回騎乗騎手の近3年におけるこのコースの成績を調べたところ、藤岡康Jは群を抜いてこのコースと相性が良く、複勝回収率では断トツでした(大野Jに替わりダンシングサンダーに騎乗する松山Jは複回70程度、水口Jは32)。
加えて、芝スタートのこのコースにおいては枠順も重要で、上記の藤岡康Jの騎乗鞍を枠順別に調べたところ…
このコース全体の傾向がそうなのですが、それにしても外枠なら抜群の信頼度。この乗り替わりを活かしてもらいたいところです。
■中山11R ヒシヴィクトリー
長い脚を使うのが苦手な分中山を得意としており、中山2000mでは(2,1,0,2)。着外の2回は新馬戦の7着と稍重の4着で、良馬場ならパーフェクトです。ここ2走は長期休養の影響もありエンジンのかかりが今一つですが、使われて確実に上向いておりそろそろ上位に届くころでしょう。
■阪神11R コントレイル
正直、純粋な力量比較で言えばグランアレグリアが最有力とみています。しかしながら道悪でパフォーマンスを落とす懸念があるうえ、元来折り合い難を抱えておりスローペース必至の2000m戦ではスムーズに走れない可能性も想定され、印は△まで。
同じ4歳馬のサリオスは、皐月賞の通ったコースの差を考えればコントレイルと互角に近い戦いをしていたと思いますが、堀師曰く「大目標は安田記念、マイラーズCでは(一度放牧に出してから戻すことを考えれば)本番までの間隔が取りにくいのでここに使った」というスタンスらしく、勝とうという本気度で言えば微妙なところで○まで。
結果として、奇襲や大雨がない限りコントレイルにこの距離で勝てる馬はいないだろうという判断です。
但し、スロー想定で仕掛けが早くなれば漁夫の利的に伏兵馬にも3着を拾える可能性は出ると見ています。その点、有馬記念で大健闘の0.8差だったクレッシェンドラヴは雨で上がりがかかればチャンスでしょう。馬券的には7-9のワイド1点。
■阪神12R トップオブメジャー
初ダートの前走のパフォーマンスは高いダート適性を感じさせるもので、当時の3着馬と12着馬がすでに次走で勝ち上がっていることからもレベルも一定以上。もともと芝で2勝しており脚抜きの良いダートも問題なく、この相手関係ならここも勝ち負けできそうです。
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