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2021年1月11日月曜日

パラスアテナ2021年初戦は4着、改めて示した素質の高さ


 自分の初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝4、美浦・高柳瑞厩舎)が月曜中京10Rの寿S(4歳上3勝クラス、芝2000m)に出走。単勝2.6倍の1番人気に支持されましたが、結果4着に終わりました。

 前走の秋華賞に続く遠征競馬となり、馬体重はデビュー以来最少の438kg(-6)しかしながらパドックの雰囲気は相変わらず好調そのもので、外目をキビキビ歩くさまは気配の良さを感じさせました。

 レースはいつも通り二の足がつかず後方から。集団から離れた後方をダノンマジェスティと2頭そろって追走する形になりました。4角でも動かず直線川田Jは馬群の中を突っ込む選択を取りましたが前が開かず、ようやく進路を見つけて伸び始めたのは残り100mほどのこと。鋭い伸びを見せましたが0.3差の4着で入線となりました。

 あの伸びを思えば、観てる側からすれば安全策で大外を回した方がよかったのでは?と思うのは当然ですし、中継画面でもわかるほどに行き場を失くしていました。しかしながら、パラスアテナと同じく離れた後方を追走したダノンマジェスティは大外を回しましたが、馬場の三分どころを伸びたツーエムアロンソを捉えられなかったことを思えば、内が開く可能性に賭けた川田Jの判断もわからなくはないというのが本音です。ですが騎手は結果責任を負う立場であり、急遽の代打でかわいそうな面もありますが、今日のレースに関してはどのように言われても仕方ないでしょう。

 とはいえ、実質トップハンデの55kgを背負い、得意ではないはずの荒れた馬場を走り最後の100mほどで際どく差を詰めた走りはこの馬のポテンシャルの高さを再確認できるレースだったと言えるでしょう。牡馬混合の準OPで好戦できるのであれば、牝馬限定の重賞でも見せ場を作れるでしょうから、今後のローテ含め期待が拡がります。個人的には馬格に不安を残すこの馬がこの時点で馬群を割るレースをしてくれたということに満足しており、福島牝馬Sのようにローカルでごちゃつくレースになっても対応できるめどを立ててくれた内容であったとも感じています。


 先ずはお疲れ様でした。ちょっとパドックでも気持ちが入っていたようで、ガス抜きを含めていったん放牧かもしれません。続戦にしろ一休みにしろ、春の飛躍に向け今日の疲れをしっかりと癒してください。

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