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2022年5月7日土曜日

【5/7(土)予想】京都新聞杯の全頭評価とねらい目レース(新潟12)

■中京11R/京都新聞杯

[1]①メイショウラナキラ(秋山真)

前走の1勝クラス戦は逃げて60.6のラップを刻みながら、後半5Fはずっと11秒台という見た目以上にタフな流れで突き放しての快勝。3走前のこぶし賞のように極端に速い上りを求められるレースになると脆いですが、上りのかかる中京であれば持ち味を活かせるでしょう。但しドゥラメンテ産駒らしく気性がかなり前向きなのと、距離は伸びてプラスとは言えない分どうか。

[2]②リカンカブール(藤岡康)

前走の未勝利戦は小倉らしく、向こう正面から加速が始まったところを最後の最後で前が止まって差し切れたもの。2走前の阪神では⑥着しているように、坂のあるコースで同じ芸当ができるかと言われると?

[3]③アスクワイルドモア(岩田望)

北海道で(1,3,0,0)のあとホープフルS⑩着、きさらぎ賞④着。きさらぎ賞上位勢は次走パッとせずその相手に敗れた現状では強調しにくいうえ、下図の産駒成績が示す通り本質的には「平坦な大箱」向きのキズナ産駒故中京コースも決して合っているとは言い切れずで。


[4]④ストップザタイム(古川吉)

前走の未勝利戦は中京芝2000mにしては珍しく前半が60.9と流れました(重賞でも62秒くらいになるのが普通)。直線の急坂がある分こうなると先行馬にとっては厳しく、必然的に差し有利の展開となり恵まれた部類の勝利でここでの協調材料には乏しいです。

[5]⑤ミスターホワイト(吉田隼)

初芝の前走で圧勝を見せましたが、阪神内回りの2000mで前半が61.5と緩んだ上に馬場が渋ったのも奏功した形。上にはチェスナットコートが居ますが、2代母のネガノからはペイシャネガノ、タイガーインディといった「逃げるとしぶといダート馬」が多く出ている牝系。先々は良くなってきそうな馬ですが、芝の良馬場でいきなり重賞となると未知数な部分も多く。

[5]⑥アップデート(浜中)

チグハグな競馬だった新馬戦を叩かれたのち、ここ2戦はしまいにしっかり脚を使って①③着。但し上のリスペクトが東京に良績の集中するタイプで、この馬も上がり勝負の方が良さが出そうでキレの削がれる中京は合わない可能性も。

[6]⑦リアド(川田)

前走の毎日杯では手応えの割に伸びきれず⑤着。渋った馬場も影響したように思われ、新馬戦のパフォーマンスからもディープインパクト産駒らしくキレの活かせる良馬場の方が良いタイプでしょう。母タイタンクイーンの子供はストロングタイタン、ミラアイトーン、ギルデッドミラー等短めの距離で好走してきたタイプが多く、中京2200mという条件自体は合わないでしょうがこのメンバーならしまいだけで面倒見られる可能性もあるでしょう。

[6]⑦ショウナンアデイブ(池添)

詰めの甘いところがあり勝ち切れない分、今回ブリンカーをして臨んでくる点は変わり身が期待できます。どんなペースの競馬でも着を落とさずにやれており、前走の若葉Sは渋った馬場で参考外。3歳限定戦のメンツであれば見限れません。

[7]⑨ボルドグフーシュ(松田)

スクリーンヒーロー産駒らしくクラシックディスタンスに適性のあるタイプで、距離を伸ばした前走のゆきやなぎ賞では後傾戦をほぼ最後方から差し切った強いレースでした。スパッと切れない一方、坂があっても最後まで伸びてこられるのは阪神や中京コースに向いており、中京でも前有利の2000mよりは2200~2400mの方が走れそうです。スワーヴアラミスをはじめこの手の馬の扱いに慣れている松田J継続なら。

[7]⑩ブラックブロッサム(レーン)

前走の大寒桜賞で現にこのコースを勝っており、メンバーレベルに疑問はあれど2番手から後続を突き放した内容も圧巻の一言。中間も2週連続で古馬OP馬を相手に先着するなど、状態にも問題はありません。

ただ1点気になるのは、レーンJが中京で乗るのは今日が初めてということ。芝2200mコースはスタート後の直線が長く先行馬にとってはハイペースの罠と戦わなければいけず、加えて最後の坂で止まらないよう追い出すタイミングを考える必要もあります。今日このコースで実施されるのは京都新聞杯のみで、本番前にコースを経験する機会もありません。これほどのジョッキーに何をいまさら、とも思いつつ、馬にもコースにも初騎乗となると低いハードルではありません。

[8]⑪ヴェローナシチー(酒井)

若葉賞②着も皐月賞を自重し、ここで改めて賞金加算を狙って立て直されてきました。初勝利を挙げた4走前の未勝利戦も5か月半ぶりの実戦を勝ち切っており、休み明けの方がパフォーマンスを上げられる期待があります。2200mもすみれSで経験があり強気に乗れる点はプラスで、実を取りに来たローテーションが奏功する可能性は十分にありそうです。

[8]⑫ポットボレット(福永)

先行してかつ速い上りを使える馬で、もしプリンシパルSに出ていたら間違いなく本命にしていたでしょうが…テンの流れやすい中京コースにあって前半60秒台の流れを経験したことがない点は不安ですが、ジャスタウェイ産駒でありスピード面は問題ないでしょう。あとは同型馬との兼ね合いと上りのかかるコースを克服できるか。

<予想>
◎ボルドグフーシュ
○ヴェローナシチー
▲ポッドボレット
△リアド
△ブラックブロッサム
△メイショウラナキラ
△ショウナンアデイブ


■新潟12R リーゼントフラム

中央では未勝利も、前走の福島戦では距離を詰めて⑤着と前進を見せました。ダート1150mコースはスタート地点が芝で、平坦コースにつき極端な前傾戦になることから直線競馬との相性は良いと見ています。将来有望なミスターホワイトの騎乗を諦めてまで(しかも日曜は東京なのに)新潟に参戦する坂井Jへの手替わりで、矢作厩舎お得意の間隔を詰めたローテーション。開幕週なら内側もそれなりにやれるはずで。

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