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2023年2月19日日曜日

【2/19(日)予想】フェブラリーSの注目馬とねらい目レース(小倉大賞典)

■東京11R/フェブラリーS ケンシンコウ

3歳時にはユニコーンSでカフェファラオの③着とした後、レパードSを勝利した実力馬ですが気性難が付きまとい成績にムラがある現状。それでも前走の根岸Sではキャリアで初めて1400mを使われ最後方から脚を伸ばし⑥着と見どころがありました。その前走は陣営も位置取りを下げることは想定通りでしたが、元々4角10番手以下では(0,0,0,6)と後方一気のキャラクターではないだけに致し方のない敗戦でもありました。

そこから1Fの距離延長となる今回はある程度の位置が取れることが見込めるうえ、鞍上は積極的にポジションを取りに行くタイプのバシュロJ。先行タイプは何頭かいますが競り合って潰れるのを嫌いたい馬が大半であるうえ、大本命のレモンポップは距離不安と戦いながらの運びで必然的に後ろを気にしながら追わなければならず、自ずから前目を取れる馬にチャンスが生まれます。好位で壁を作って運べればこのメンバーなら十分通用するはずで。


■小倉11R/小倉大賞典 インテンスライト

勝ち味に遅いタイプで、毎度昇級するたびにクラス慣れの期間を置いて勝ち上がっています。現に2勝クラスで5戦、3勝クラスで6戦を要しており、昨春のOP昇級からも既に5戦を走って未勝利ですが3走前の京成杯AHでは0.3差の⑦着と健闘を見せており、徐々にG3の水になじみつつあります。前走のニューイヤーSは減った馬体を戻せたものの、終始中途半端にインにこだわった結果直線でも行き場を見つけられず不完全燃焼の⑦着でした。菊沢一Jは長らくこの馬の手綱を取ってはいますが、お手馬のクラリティスケールでさえも被せられたくない馬なのに4角で内に入れる判断ミスを犯すレベルの騎手につき、今回勝浦Jに手が替わるのはプラスでしょう。同じコースで行われた昨日の最終Rを7人気のヒルノエドワードで勝ったように、特に冬の小倉開催では勝浦Jの「伸びどころを熟知した騎乗」が目立ちます。

<表1>勝浦Jの開催場別成績(芝レースのみ)

<表2>うち、小倉芝における月別成績

<表3>さらに、1~3月の小倉芝における開催週次別成績
※「その他」は9日目以降の開催を指す。

千葉県出身・美浦所属の勝浦Jは関東メイン場を主戦場としますが、夏は北海道、そしてこの時期は小倉を拠点としています。関東以西の競馬場の中では最も成績が良いことに加え、特にこの冬開催、しかも開催が進むほどに成績が良くなっていることがデータから窺えます。冬の小倉は芝が傷みやすく、特に今開催は雨中でのレースが多く3角から傷みが大きくなっています。こうなると伸びどころの把握と、それを実現するためのポジショニングが求められ、勝浦Jの好成績はその点が奏功していると言えるでしょう。

勝浦Jが小倉大賞典に乗るのはこれが5回目で、成績自体も(0,1,0,3)と決して強調できる数字ではありません。しかし着外の4回は何れも先行してのもので、差し決着のバイアスに逆らっての敗戦でした。唯一の連対が20年②着のドゥオーモで、これがまさに小倉の乗り方を知っている人間と言わんばかりの4角まくりを見せ10番人気の低評価を覆しました。今回のインテンスライトも「出たなりでしまいを活かすレースを」陣営は画策しており、無理せず外目を回して馬場の良いところを伸びられればハンデG3なら食い込み注意でしょう。

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