桜花賞トライアルが終わった後に挙行されるレースであり、マイルに対応できるスピードが無いためにマイル以下のレースへの起用を見送られてきた馬が多く集まります。一方もう少し待てば2000mのフローラSがあり距離が欲しい馬なら本来そちらを選ぶべきですが、東京向きの切れる脚が無いと厳しい舞台でもあり、タフな展開を押し切りたい馬にとっては必ずしも流れが向くとは限りません。結果、その谷間であるフラワーカップ(や忘れな草賞)に出てくる馬というのは一部の調整遅れの素質馬を除けば「マイルに対応できるスピードはないけど、かといって東京向きの切れる脚も無い馬」が多勢を占めるようにならざるを得ません。そうなるとラップの緩急が付きにくく、ギアチェンジ能力に長けた大箱向きの馬というよりはだらっとした流れを押し切れるタフさが求められるレースと考えられます。
レーゼドラマは2走前の未勝利戦の内容が秀逸。前半60秒フラットと決して先行有利ではないラップを刻みながら、2番手から直線では後続を0.9差突き放す圧勝劇。デビュー戦は京都、前走のゆりかもめ賞は東京でのレースで切れ味が求められ今一歩だった一方、中京の急坂をしっかり加速して脚を伸ばせたのは大きく中山の舞台も合うはずです。
■中京11R/中日スポーツ賞ファルコンステークス キャッスルレイク
前走のフィリーズレビューは直線で完全に詰まったこともそうですが、スタートで挟まれ3角手前では寄られて内に押し込められるなど全くスムースで無い競馬でした。2走前の紅梅Sは後方有利展開かつ3角からインブロリオに内に押し返され動けなかったのが大きく、4走前のファンタジーSは不良馬場の前有利展開を中団外に控えて0.4差なら悲観する内容ではありません。本来スムーズならもっとやれてよく、前走大敗でここまで人気が落ちるようなら。
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