全4勝のうち3勝が「右回りコーナー4つ」のコースで挙げたもの。長い直線での末脚比べよりは小回りで決め手を活かすレースが向いているのですが、7走前にテレQ杯を勝って以降6戦続けて左回りもしくはコーナー6つ以上のレースに使われ続けており、今回は久々の好走シチュエーションでの出走となります。5走前のアルゼンチン共和国杯では展開に恵まれたとはいえ⑤着と健闘しており、流れ一つで重賞でもいい勝負ができるところを見せてくれました。牝馬2頭が54kgを背負うことから、この馬含めた55kgの牡馬3頭が実質的な最軽量ですが、アウスヴァールの昨年はホウオウビスケッツが蓋をしてくれた部分が大きく、昨年◎を打ったサンストックトンはOPでは頭打ち。マイネルメモリーにとっては今回が妙味ある舞台と見ます。
■福島11R/ラジオNIKKEI賞 アタラシイカドデニ
ハンデ戦ではあるものの、3歳の夏でクラシックに乗れなかった馬しか集まらないため実力でハンデ差をつけることが難しく、実質的には見た目の戦績で斤量を背負わさざるを得ません。基本的に1勝馬は53kg、2勝馬は55kg、リステッド連対馬が56kg、重賞連対馬が57kgといった具合で、ここからレース内容などを勘案し±1kgの調整が入っているイメージです(昨年の勝ち馬オフトレイルも白百合S②着で56kgを背負っていました)。
但し、制度の問題点か「1勝馬=53kg」としてしまったがために恵まれていると思われるのが、転入馬で1勝クラスを勝っていながら53kgに据え置かれたアタラシイカドデニです。スタートに難があるもののなぜか内田博Jが乗ると無難に出せており、同騎手が手綱を取った4走前・3走前に中山マイルで②①着としています。2走前のNZTはスタート失敗、前走の白百合Sも1800m戦にしては最初の3Fが34.0とかなり流れてしまい展開向かずの大敗でしたが何れも度外視できるもので、3走ぶりに手綱が戻った今回自分のペースに持ち込めさえすれば一変があっても。
■函館9R/臥牛山特別 マイバラード
滞在競馬と洋芝が合っており、昨年も函館で⑤③③着と滞在2戦目から連続好走。前走は開幕週で大外枠を引かされての⑥着ですから悲観する必要はなく、昨年同様に中1週で続戦するここは型どおりの前進が期待できそうです。
■函館12R/湯の川温泉特別 マルプリ
どうしても展開の助けが必要になってしまい、前走もインで詰まって全く追えずの⑧着。洋芝は1週ごとの消耗が野芝より大きく、開催3週目のここはもう少しばらけてくれるはずで、再度内枠を引いたここも我慢の競馬が出来さえすればチャンスありでしょう。
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