馬体は474kgで変わらず、久々の分パドックでは気持ちの面では少しのんびりした印象でしたが馬体はできており、調教での好調ぶりを裏付ける見栄えでした。レースは二の足でハナに立つもスーパービームに競りかけられ引いて2番手を追走。ただ3角からは勝ったトーセンエディに早めに来られる苦しい展開となり、直線ではお釣りがなくなってしまいました。ただそれでも7着に残したあたりは、メンバーレベルの問題もありますが一定のダート適性を示してくれたと見て良さそうです。
レース後丸山騎手は「スタートが良かったので出そうとしたが競られてしまったのが痛かった」というコメント。戦前はじっくり構える戦法を示唆していただけに、想定以上にスタートが良かったがゆえのBプランという運びでしょうか。あのまま砂をかぶらずにマイペースで運べていたらまた結果も違ったかもしれませんし、同条件の2Rが前半通過66.2秒だったのに対しこのレースは63.7秒。クラスと距離を考えれば早めに来られたのも痛かったでしょう。
根本師も「ダートでも大丈夫」という手応えを掴んでくれたようで、レース選択の幅が広がる内容であったことは間違いないでしょう。出走状況を見ながらではありますが在厩で続戦を目指す方針とのことで、1400〜1600mか、これらの距離の適性が生きる1700m戦などが候補になってくるでしょうか。いずれにしても、ダートが選択肢に入ることでローテーションの自由度が高まり、コンディションの良さを実戦に活かすチャンスが増えたことはありがたく、あとは引き続いての成長でもう一息、優先権を取れる走りを見せてくれたらと願っています。
まずはお疲れさまでした。次もどうか無事で走れますように。
0 件のコメント:
コメントを投稿