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当ブログは、広尾サラブレッド倶楽部株式会社様のご厚意により、同倶楽部の所有する競走馬の写真及びWebサイト記載情報の転載許可を頂いております。

2023年7月30日日曜日

【7/30(日)予想】アイビスSD・クイーンSの注目馬とねらい目レース(ポプラS)

■札幌11R/北海道新聞杯クイーンS キタウイング

今回3歳牝馬は3頭出走しており、何れもオークスに出た馬たちでその中でも③着と最先着を果たしたドゥーラが人気の中心です。但し牝馬限定の2400mという条件はそもそも国内ではオークス以外に設定が無く、成長途上の馬も多い3歳5月の段階では「走り切れた馬がおのずと上位に残る」という構図でしかありません。ドゥーラは札幌2歳Sを勝って以降マイルの流れについていけておらず、距離延長で結果を出した点からも本質的にこの距離が合っていたと見てよいでしょうが、だからと言って敗れた他2頭の評価を著しく下げる理由にはなりません。前日時点ではライトクオンタムが2番人気ですが、この馬にオークスでも先着し重賞2勝と実績でも上回るキタウイングがなぜ8番人気(前日13時時点)なのか理解に苦しみます。

オークスは距離不適、桜花賞は上級戦の経験の少ない杉原Jの判断ミス、チューリップ賞もスローペースで控えた杉原Jの判断ミスと敗れた理由はハッキリしており、手替わりのここは改めて狙えるタイミングでしょう。てか江田照Jって未だに52kg乗れるんですね…


■新潟11R/アイビスサマーダッシュ シンシティ

昨年の②着馬、しかもメンバーは昨年よりも与しやすいと見えるこの舞台で何故か昨年(2番人気)よりも人気を落としています。千直は5回目ですが、決着タイムが54秒台以下だと(0,1,1,0)なのに対し55秒以上かかると(0,0,0,2)。高速決着に強いタイプで、着外に敗れた2回は春と秋の開催で芝の状態が良くない中でのレースでした。野芝オンリーの新潟は芝の生育が最も旺盛になる夏開催がベストコンディションで、昨年同様の時計勝負になれば順当でしょう。


■札幌10R/ポプラS グラスデスティーノ

良績はダートの良馬場に集中しており、ここ最近は芝を使われたり馬場が悪かったりと不適条件でのレースが続いていました。5走前には現3勝クラスのブレイクフォースを完封した実績もあり、松田Jとのコンビでは一昨年の札幌でやはり良馬場のダート1700m戦で③着しています。直近の敗戦がクラスの壁と見られ人気はしないでしょうが、現級で得意条件で走れるのはある意味これが初めてで狙う価値はあると見ます。

2023年7月29日土曜日

【7/29(土)予想】ねらい目レース(関越S・新潟12R)

■新潟11R/関越S ヤマニンサンパ

前走のエプソムCの時にも述べましたが、全3勝をワンターンの1800mで挙げておりこの条件は合っています。そのエプソムCは約1年ぶりのレースでも身体は出来ていましたが、テン乗り杉原Jの経験値不足か外から被されることに対する危機意識が無く、のんびり馬群の中を走っていたらジャスティンカフェなどにあっという間に外を取られて身動き取れず。進路を確保してからの末脚には見どころがあっただけに、0.6差の⑧着とはいえまともな騎手が乗っていればもっと上の着順はあったはずです。その点今回は騎乗経験(⑦①着)のある団野Jへの手替わりで狙える局面で、人気は覚悟のうえで押さえざるを得ません。


■新潟12R テセウス

千直で2桁枠順を引いたときは②⑤②⑤②③③とオール掲示板。好位を取って運びたいタイプで今回はテンの速い馬が内枠に集中したうえ開幕週ということもあり、先行馬は内ラチを進む可能性があります。外ラチを取ることができれば十分巻き返せてよく一発も。

2023年7月23日日曜日

【7/23(日)予想】中京記念の注目馬とねらい目レース(しらかばS)

■中京11R/中京記念 シュリ

このコースで2勝を挙げており、敗れたレースも苦手な上がり勝負に持ち込まれたり後退してきた先行馬のあおりを受けたりと理由のつくものです。昨年の関屋記念の時にも触れた通りこの馬は折り合いに難があり、緩急のつく中距離戦よりも一定のペースで流れるマイル戦の方が力を発揮できるタイプです。平坦の新潟マイルは中間ずっと11秒台が続くコースでこの馬向きなのですが、直線も平坦でキレのない馬には厳しい舞台でした。その点中京は向こう正面から下り坂が始まり早目のラップが刻まれる一方でゴール前の急坂のおかげで適度に上がりの掛かる造りになっています。ホウオウアマゾンが主張すればスンナリ隊列は決まりそうで、最終週で適度に馬群がばらけそうなのも好都合。気性的にも休み明けは問題なく、昨年の関屋記念よりも条件が好転するここなら期待大です。


■札幌11R/しらかばS ルピナスリード

開幕週の短距離戦と聞くと圧倒的に内枠有利と想像されますが、頭数が多くなると内で渋滞が起こりスムーズに外を回れた馬の方が好走するパターンがあり得ます。


上記は過去10年の札幌芝1200m戦のうち「開幕週に16頭立てで行われたレース」に限定した馬番別の成績です。母数が少ないですが、言うほど内枠の恩恵はないばかりか勝ち馬の過半数は2桁馬番から出ており、大外の16番枠が最も高い好走率だったりします。もう一つ注目頂きたいのが「平均人気」。やはり内目の馬番の方が総じて人気しやすく、好走率のわりに外枠勢の人気はさほどでもありません。こうしたイメージと実態のギャップが馬券妙味を生みます。

さて、ルピナスリードの話に戻りますがご存じファントムシーフの姉。こちらはダイワメジャー産駒で距離適性は短め。とはいえコーナー径の大きい中京で3勝を挙げているように大箱向きかつ好位からひと脚を使いたいタイプなのは弟同様で、札幌コースの外枠は好走しやすい条件でしょう。前走は道悪が影響しての大敗で度外視でき、3走前の淀短距離S0.3差④着の時だけ走れればここでも力量差は無いはずで。

2023年7月22日土曜日

【7/22(土)予想お休みします】

出張で競馬場のない県に来ており、土曜も朝から仕事のため予想お休みいたします。

気になるのは函館メインのTVh賞のエクセトラ。待てば新潟に適鞍がありそうなものなのにここに来てあえて1200mを使う意図?

2023年7月16日日曜日

【7/16(日)予想】函館記念の注目馬とねらい目レース(中京スポニチ賞・湯の川温泉特別)

■函館11R/函館記念 ロングラン

前走の新潟大賞典でも◎としましたが、どうもこの馬は左回りを苦手にしているようでその前走含め3回走って何れも1秒以上の大敗。2勝を挙げたダートでも東京戦では4秒差で負けているので根本的に合わないと思われます(今にして思えばそれに気づかず申し訳ございません…)。前走推奨時から繰り返しますが3走前の小倉大賞典0.2差④着だけ走れればここでも力は足りてよいはずです。

加えて週中大雨に見舞われた函館は調教コースのコンディションもイマイチで、16頭中15頭が函館滞在していましたが重くなったウッドで負荷がかかり過ぎることを避けてかローシャムパークやブローザホーンをはじめ実に8頭が最終追いを函館の芝コースで敢行。対してこの馬は元々七夕賞に向け調整されていたところ除外の憂き目に遭い、直前は美浦の南Wで調整。調整過程では唯一難を逃れられたと言え、前走大敗で人気を落とすようなら要注意です。


■中京10R/中京スポニチ賞 エコロデイジー

好走歴は左回りに集中しており、かつ芝1400mなら①④⑥⑤⑥と着をまとめられています。前走の知多特別では距離短縮で位置取りを落とし前を捉えきれなかった分の0.1差④着で評価してよく、絶対的な逃げ馬も見当たらないメンバー構成で中団から流れに乗れれば前進期待です。


■函館12R/湯の川温泉特別 スマートルシーダ

間隔を開けた方が良く、2か月未満の続戦は(0,0,0,9)なのに対しそれ以上なら(2,1,2,2)。前走の福島中央テレビ杯は中3週での続戦でパフォーマンスを落としましたが、約3か月ぶりのここは立て直され巻き返し可能でしょう。昨年の夏も現級で北海道参戦しており、やはり2か月以上の間隔を開けられた時は③②着。テン乗りルメールJで決めてもらいましょう。

2023年7月15日土曜日

【7/15(土)予想】函館2歳Sの注目馬とねらい目レース(中京12R)

■函館11R/函館2歳S コルルディ

函館2歳Sは経験の少ない2歳馬同士かつ1200m戦ということもあり多くの馬は前に行きたいレースですが、その分馬場が重くなると途端にズブズブの差し決着になります。過去10年の内良馬場でなかった2回(何れも稍重)の③着以内馬の4角通過順位は22年(6)(1)(13)/15年(5)(13)(6)と控えた馬が優位。但しここに出てくる馬の大半は函館芝1200mを勝ち上がってきており、明確な差し馬は戦歴からは読み解けません。

コルルディは初戦をやはり同じコースで逃げ切った馬ですが、ハナに立つと周囲を気にしてフラフラ。直線でも今ひとつギアが入りきらない中の辛勝で、レースに集中できていない中で押し切った新馬戦でした。陣営も「あれならハナには立たない方が良い」と言及しており、少なくとも今回この馬は前に馬を置く形でレースするのは確実でしょう。元々2歳戦の隊列なんてゲート出るまで分からないものですが、その中でも今回好走期待値の高い控える競馬をしそうな馬という意味ではこの馬から入るのが安全と見ました。


■中京12R スマイルバック

休み明けの方が好走できるタイプで、2か月以上の間隔を開けて使われた時は④⑤⑦②②着。唯一の着外は前半のペースが速すぎる1000m戦での敗戦で、それを除けば大きく崩れていません。ここ3戦の内容からも牡馬混合戦でも目途は立てており、被されない外枠からスムーズに運べれば上位期待です。

2023年7月9日日曜日

【7/9(日)予想】七夕賞・プロキオンSの注目馬とねらい目レース(五稜郭S)

■福島11R/七夕賞 ヒンドゥタイムズ

先ずこのレース、とにかく先行馬が多く前走逃げた馬だけで4頭、4角5番手以内だった馬は実に9頭も。ただでさえ内が荒れてきている今の福島でこの隊列だと、最後にどれだけスムーズに外を回せるかが勝負のカギになります。必然的に後ろから進むタイプの馬の方が有利ですが、前走で4角10番手以下だった馬の中で最も外枠を引いたのがヒンドゥタイムズというわけです。

昨夏の去勢後は馬が変わったかのよう。3走前の小倉大賞典でようやく初タイトルとなりましたが、以前の難点であった夏の暑さにも負けず連戦使いができるようになったのが大きいです。相変わらず調教は良く動き、最終追いではドンフランキーを置き去りに。なし崩し的に脚を使うレースは向いており天気も不問。差し決着の中で最もチャンスがありそうな存在として中心視します。


■中京11R/プロキオンS メイショウテンスイ

とにかく重馬場で良く走る馬で、全成績(4,4,4,22)のうち重・不良で(3,1,2,2)。OP級でも20年のサマーチャンピオン②着を含め4度の好走があり、このコースも重馬場で行われた昨年のエニフSで③着の実績。被されるとやる気を失くすタイプで、今回はこの馬より外には行きたい馬が見当たらないのも好都合。頭で買えるタイプではないですが、複系の軸としてなら上位人気が相手でも高配当が期待できます。


■函館11R/五稜郭S コーストライン

洋芝では(2,1,0,1)。唯一着外に敗れた昨年のこのレースは内枠を引き掛かり気味のスタートから1角で下がってきた故障馬のあおりを受けたうえ、直線入り口でも挟まれる不利。それでも0.8差⑩着というのは悪くなく、外枠を引いた今回スムーズに運べればここでもチャンスはあるはずです。

2023年7月8日土曜日

【7/8(土)予想お休みします】

年に何回かの土曜出勤のため、お休みいたします。
天気が持ちますように…

2023年7月2日日曜日

【7/2(日)予想】ラジオNIKKEI賞・CBC賞の注目馬とねらい目レース(巴賞)

■福島11R/ラジオNIKKEI賞 コレペティトール

キャリアの浅い3歳馬同士のハンデ戦は似通った戦績の馬が多く、ハンデキャッパーはあくまで勝利度数や収得賞金で画一的に重量を決めますから配当の妙味は「見かけの戦績よりも中身のあるレースをしている馬」に注目すべきです。コレペティトールの前走・共同通信杯は0.6差の⑥着でしたが、勝ったのが皐月賞③着のファントムシーフで当時の④着馬はダービー馬タスティエーラ、⑥着のシーズンリッチも毎日杯を制するなどかなりのメンバー。中盤しっかり緩み差しが決まりにくい流れの中でここに混ざって中団から上り3位タイの脚を繰り出しての好走は評価でき、ハンデも55kgと同じ2勝馬でも恵まれた方。コーナー径の小さい福島で開幕週の内枠を引けたのも大きなアドバンテージで、バレる前のここが買い時でしょう。


■中京11R/CBC賞 ディヴィナシオン

川田Jはピンポイントでディヴィナシオンに7回騎乗しておりますが、その成績は⑤③①②④①①とオール掲示板圏内。森師はあまり騎手を固定せず、交流重賞で地元の騎手を乗せるなどその場その場で最適な打ち手を繰り出すスタイルですが、「ジャスパー」の加藤オーナーの所有馬への起用にも見られる通り特に川田Jの使いどころは心得ていると言えます。森厩舎の馬で重賞で川田Jが乗った時の成績が(3,0,3,17)で単回117/複回99。森厩舎全体が(48,70,46,647)で単回66/複回76であることを考えれば信頼度は格段に上がります。そもそも川田J側も前走で騎乗したサンキューユウガをはじめ同厩舎のジャスパークローネ、騎乗経験のあるスマートクラージュ等選び放題の中であえてこの馬を選んできたわけです。前走の函館スプリントSも不得手な小回りコース+器用さに欠ける松田Jが鞍上で大外を回し0.5差⑥着と健闘しており、広い中京+我慢してこじ開ける川田Jの騎乗でなら前進が可能と見ます。


■函館11R/巴賞 ジェットモーション

前走のメイSは道中後方追走から直線は大外に出して0.9差の⑧着。元々脚比べが得意ではないタイプでしたがメンバー最速の33.7の末脚を繰り出し、内有利決着を外から差し込んだ内容は着順以上に評価できるものでした。元々2年前のこのレースでも詰まりながら0.3差⑦着と小差で走れており、今回は2走前⑤着好走した福島民報杯以来の8枠を引け詰まりのリスクも低くスムーズなら通用の力はあるはずで。

2023年7月1日土曜日

【7/1(土)予想】ねらい目レース(TVh杯)

■函館11R/TVh杯 グランアリエル

ビッグアーサー産駒はこの馬を含む現4歳世代が最初ですが「平坦・小回り」に滅法強く、それは場所別の成績に表れています。


上記のように福島・函館といった平坦小回りコースが抜きんでて好成績で、東京や京都、またローカルでも札幌といった比較的コーナー径の大きいコースは総じて低調(阪神も外回りでは好走ゼロ)です。グランアリエルの3勝は函館と新潟内回りで、ここ4戦は中京・中山・新潟直千(不良馬場)とスピードを活かしにくい舞台での敗戦で度外視できます。5戦ぶりに戻ってきた得意舞台で行き切れれば変わり身があっても。