キャリアの浅い3歳馬同士のハンデ戦は似通った戦績の馬が多く、ハンデキャッパーはあくまで勝利度数や収得賞金で画一的に重量を決めますから配当の妙味は「見かけの戦績よりも中身のあるレースをしている馬」に注目すべきです。コレペティトールの前走・共同通信杯は0.6差の⑥着でしたが、勝ったのが皐月賞③着のファントムシーフで当時の④着馬はダービー馬タスティエーラ、⑥着のシーズンリッチも毎日杯を制するなどかなりのメンバー。中盤しっかり緩み差しが決まりにくい流れの中でここに混ざって中団から上り3位タイの脚を繰り出しての好走は評価でき、ハンデも55kgと同じ2勝馬でも恵まれた方。コーナー径の小さい福島で開幕週の内枠を引けたのも大きなアドバンテージで、バレる前のここが買い時でしょう。
■中京11R/CBC賞 ディヴィナシオン
川田Jはピンポイントでディヴィナシオンに7回騎乗しておりますが、その成績は⑤③①②④①①とオール掲示板圏内。森師はあまり騎手を固定せず、交流重賞で地元の騎手を乗せるなどその場その場で最適な打ち手を繰り出すスタイルですが、「ジャスパー」の加藤オーナーの所有馬への起用にも見られる通り特に川田Jの使いどころは心得ていると言えます。森厩舎の馬で重賞で川田Jが乗った時の成績が(3,0,3,17)で単回117/複回99。森厩舎全体が(48,70,46,647)で単回66/複回76であることを考えれば信頼度は格段に上がります。そもそも川田J側も前走で騎乗したサンキューユウガをはじめ同厩舎のジャスパークローネ、騎乗経験のあるスマートクラージュ等選び放題の中であえてこの馬を選んできたわけです。前走の函館スプリントSも不得手な小回りコース+器用さに欠ける松田Jが鞍上で大外を回し0.5差⑥着と健闘しており、広い中京+我慢してこじ開ける川田Jの騎乗でなら前進が可能と見ます。
■函館11R/巴賞 ジェットモーション
前走のメイSは道中後方追走から直線は大外に出して0.9差の⑧着。元々脚比べが得意ではないタイプでしたがメンバー最速の33.7の末脚を繰り出し、内有利決着を外から差し込んだ内容は着順以上に評価できるものでした。元々2年前のこのレースでも詰まりながら0.3差⑦着と小差で走れており、今回は2走前⑤着好走した福島民報杯以来の8枠を引け詰まりのリスクも低くスムーズなら通用の力はあるはずで。
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