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当ブログは、広尾サラブレッド倶楽部株式会社様のご厚意により、同倶楽部の所有する競走馬の写真及びWebサイト記載情報の転載許可を頂いております。

2023年8月27日日曜日

【8/27(日)予想】キーンランドC・新潟2歳Sの注目馬とねらい目レース(札幌4R、小倉8R)

■札幌11R/キーンランドカップ ゾンニッヒ

芝で稍重以下なら(3,0,0,0)。元々折り合いの難しいタイプで、距離短縮を繰り返しパフォーマンスが上向いており、3走前、2走前と重賞でも小差で好走しクラスの目途もたっています。引き続きのスプリント戦かつ道悪が見込まれるここは好走期待でしょう。


■新潟11R/新潟2歳S シリウスコルト

新馬戦は終始追っつけながらの追走で、開幕週の内前有利展開を外から差し切っての勝利でした。当時のレースぶりを考えれば距離延長+外回りはプラスで、ウッドでの最終追いも新馬戦当時から全体時計を2秒も詰めたうえラストも11.5でまとめており良化は必至。外差しが決まりつつある今の新潟のコンディションならば台頭期待です。


■札幌4R エリム

半兄エフェクトオンは内枠が得意な馬で、エリムもまた1桁馬番では③④⑤着と大きく崩れていません。ダートをこなせるかが鍵ですが、詰めの甘さを補えれば牝馬限定の現級なら上位の存在です。


■小倉8R ベレザニーニャ

前走の筑紫特別は差し決着の前傾戦を2番手につけたもので、直近で逃げた馬のいないメンバー構成+牝馬限定の2000m戦なら流れはそう速くはならないはずです。スイートピーSで0.5差の⑨着だった実績を考えれば現級では威張れるはずで、マイペースで運べれば見直せます。

2023年8月26日土曜日

【8/26(土)予想】ねらい目レース(長岡S、小倉12R)

■新潟10R/長岡S タイゲン

このコースで3戦2勝と好相性で、唯一敗れた8走前もスローペースで馬群の中に閉じ込められ何もできなかった分の⑦着で仕方ありませんでした。昇級初戦となった前走は初の1800m戦でしたが0.8差の⑦着に踏みとどまったうえ、そこから1.0秒差で⑧着のシンボは次走阿武隈Sを勝利するなどメンバーレベルの高い一戦でした。実績ある距離に戻るのもプラスで、外枠先行勢を上手くいなし好位外につけられれば。


■小倉12R タガノスペルノヴァ

このコースで未勝利勝ちと唯一の現級好走(4走前③着)があり、そのいずれも1枠と今回と同じ条件が揃っています。使いながら仕上げる川村厩舎らしくここも中1週の続戦ですが、馬房の都合か一度栗東に戻って再輸送となっており、最終は栗東CW。同じく再輸送で③着した4走前が栗東坂路での最終追いだったことを考えれば体調面の問題も無さそうです。前走でデビュー以来最少タイとなった馬体がこれ以上減ってしまうとどうかですが、維持ないしは回復基調に乗せられていればここは好走期待です。

2023年8月20日日曜日

【8/20(日)予想】札幌記念・北九州記念の注目馬とねらい目レース(小倉7・閃光特別)

■札幌11R/札幌記念 プログノーシス

土曜の札幌芝は先行有利の決着で、今日も良馬場ならジャックドールで堅いかと思われましたが明け方にまとまった雨が降り稍重馬場に。芝で行われた1Rは外差し同士の決着となり、4Rは先行3頭の決着もラチ沿いを通ったドラゴンヘッドは最後に止まってしまいました。メインも差しが届く余地が生まれると見て、ここはプログノーシスを上位にとります。川田Jが騎乗すれば(5,0,0,0)とパーフェクトな上、初戦から力を発揮させる中内田厩舎の休み明けとくれば展開のアヤ以外で負けることは考えにくく、他の馬に休み明け、叩き前提の仕上げ、夏負け不安など割り引く要素が多く、堅い決着もやむなしで最も③着内に入る可能性の高い存在と見ます。


■小倉11R/テレビ西日本賞北九州記念 ママコチャ

ブチコの娘らしく気性難を抱え、過去3度の距離短縮局面では(3,0,0,0)とパーフェクト。折り合えれば確実に好走できる馬で、ここも距離短縮+ペースアップで折り合いは容易なはず。前走の安土城Sを1.19.0で制した点からも高速決着に不安はなく、内目に控えるタイプが多く揃った枠順も好都合で勝ち負けは必至でしょう。


■小倉7R テンジュイン

今開催の小倉は昨年までと違い京都の振り替え(CBC賞など中京開催分の代替)が無く、例年以上に芝は良い状態で高速決着が続いています。昨日の佐世保S(3勝C)が1.07.1という勝ちタイムだったことを踏まえれば、条件戦でも1.07台の決着は覚悟した方がよさそうです。テンジュインは昨夏の秋吉台特別(1勝C)で1.07.1の走破時計(0.1差③着)を持っており、このレースの出走馬では唯一1.07台前半の持ち時計を有しています。

元々この馬はビッグレッドFの所有馬で、転出前は丹内・柴田大Jが16戦の内14戦で手綱を取るも未勝利。転出のタイミングで「マサハヤ」の現オーナーになり再転入後は②着2回③着2回も未だに中央では未勝利です。直近では減量効果を狙ってか若手の起用が多かったですが、今回は平場にもかかわらず全国リーディング4位の岩田望Jを配し勝負気配。内枠も引け好位で立ち回れそうなここは一発期待です。


■新潟9R/閃光特別 イルルージュ

前走初の千直で一発回答を示しましたが、未勝利戦、しかも時計の出にくい春開催で55秒台の勝ち時計は水準以上と言えます。外枠を引け、千直で圧倒的な成績を挙げる津村Jへの乗り替わりであれば本来1倍台もおかしくなく、バレてないようならここは引き続き好走期待です。

2023年8月19日土曜日

【8/19(土)予想】ねらい目レース(新潟12R)

■新潟12R クインズカムイ

オークスにも登録のあった馬(非当選除外)で、両にらみだった前走のカーネーションCは良いところなく⑬着。折り合い面に難があり、道中は後方のインでじっとするも終始カリカリするところを見せており、直線でも全くギアが上がる気配がありませんでした。中間の調整も手控えていたことを考えれば元々連戦に向いてなく、フレッシュな状態の方が走れるタイプと見るべきでしょう。今回は過去2回の好走時と同じように2週前からウッドで時計を出せており、ここは走れる態勢を整えてきたと見てよさそうで巻き返し可能でしょう。

2023年8月13日日曜日

【8/13(日)予想】関屋記念・小倉記念の注目馬

■新潟11R/関屋記念 ミッキーブリランテ

馬群の中でレースしたいタイプなのですが、ここ7戦ずっと2桁枠番を引いてしまい外々を回らされる展開が続いていました。久々の1桁馬番とはいえ理想はもう少し内でしたが、今回のメンバーは行く馬と引く馬がハッキリしておりこの並びなら4~5番手のインを取ることは苦労し無さそうです。中間軽めも矢作厩舎の好走パターンに当てはまる中2週での続戦ですので不安視する必要はなく、戦前のコメントからも陣営もインを取る意識を持っておりテン乗り丸田Jがしっかりその意向を反映する騎乗が出来れば前進可能です。頭は難しくても複勝妙味狙いで。


■小倉11R/小倉記念 カテドラル

ここ2戦はダートへ。半兄にエルムSを制したジェベルムーサが居る血統で適性を期待されての転戦でしたが、砂を被るのを嫌がる様子も見られ気性的にも向かなかったようです。小倉では4戦すべて重賞に出走して②②④②着。前に壁を作って進みたいタイプにつき内枠を引けたことはプラスで、主張したいテーオーシリウスが内枠に入り流れも速くなることは必至。最後に止まったところを捕まえるレースが出来れば台頭可能と見ます。

2023年8月12日土曜日

【8/12(土)予想】ねらい目レース(稲妻S・新潟4・札幌6)

■新潟11R/稲妻S アビエルト

新潟は約3週間にわたり降水が無く、加えて馬場の良いところを走れる千直は時計が出やすいコンディション。ダンシングニードルの勝った新潟開幕週の1勝クラス戦は2F目が9.9という超高速戦で、タイムの出方自体は同じ傾向が考えられるもののここはロサロッサーナが大外を引くなどテンの争いが激しくなりそうで好位で控えてひと差し出来る馬に展開が向きそうです。人気の中心はダンシングニードルでしょうが、格上挑戦のうえ20年以降の千直成績が(0,0,0,15)の木幡巧Jに乗り替わりでは強くは推せません。

アビエルトの2勝クラス勝ちは中京戦で2F目が10.1とかなりの高速戦を4番手追走から前を捉えて押し切ったもの。周回コースながら3角手前から下り坂になり直線に急坂のある中京はラップの刻み方も千直と近く、自身も千直では過去2回走って④②着と好走。中枠から好位の内を進めればチャンスは十分でしょう。


■新潟4R ユイアングレイス

砂を被らずに運びたいタイプで最内枠は一見マイナスですが、メンバーを見渡すと前走中央のダートで初角5番手以内だった馬は外枠の2頭のみ。この並びなら好位の外を取るのには苦労し無さそうです。前走は内目で馬群に入りいったん外に出すロスもあり、先に動いた分セイウンミライズに差されましたが負けて強しの内容と言えます。内枠先行が絶対優位の新潟ダート1800mなら決められるでしょう。


■札幌6R パラダイスシティ

⑧着した前走の福島戦は②~⑨着馬がそろって次走掲示板入りするレベルの高い一戦でした。身体が無いうえカリカリしやすく輸送でテンションが上がってしまうことが課題で、これまで3戦と違って滞在で臨めるのは大きなアドバンテージです。外目に先行馬が多く揃ったメンバー構成もプラスで、動き出しが早くなればロングスパートで届く余地も。

2023年8月6日日曜日

【8/6(日)予想】エルムS・レパードSの注目馬とねらい目レース(札幌4R)

■札幌11R/エルムS ペイシャエス

昨年のユニコーンSで34.3-46.2という芝並みの前半ラップを2番手で先行し、セキフウ以下を抑えたレースぶりは実力の証明でした。その後も不良馬場のJDDを②着、小雨の中のJBCクラシックを③着と流れやすいコンディションで好走を続けており、先行馬ながらにハイペースへの適性が高いタイプと言えます。近2走は地方の深い砂かつ良馬場で全く良さが出せなかったもので、斤量増も500kgの馬格を考えれば克服可能と見ます。ここも先行馬が揃い流れが速くなりそうな中、好位のインを取れれば巻き返しは可能と見ます。


■新潟11R/レパードS エクロジャイト

過去2か月以上の間隔を開けて使われた時は(3,0,0,0)で、ここも2か月半の休み明け。前走の鳳雛Sで下したメンバーには古馬2勝クラス通用級が多数おり、今回ダートで2勝クラスを既に勝っているのはライオットガールのみという相手関係からも素直に実力上位と見ます。揉まれたくないタイプではあるものの必ずしも逃げなくてもよく、パクスオトマニカがここでも飛ばすようなら2番手集団の先頭を進めばよい話。直前も長めからウッドで負荷をかけられており、状態も問題なく人気でも信頼です。


■札幌4R ウインクルティアラ


上記は札幌のダート1700mコースの馬番別成績(20年以降)で、複勝率ベースでは9番・10番枠の好走率が高いことが特徴的です。先行優位のダート戦では中外枠が好走しやすいことは想像がつきますが、「ゲートの造り」にも理由があると考えます。


ご覧のように、札幌(函館も)のゲートは内から8頭分のところにジョイントがあり、緑の線で示したように9番ゲート(フルゲート割れの場合は内から1頭分を空けるので8番ゲート)の馬が最も前方のスペースを広く使えます。そしてそのおこぼれに与りやすいのがすぐ外の10番ゲートというわけで、この2つの馬番の好走率が高い理由の1つと考えられます。

加えて、そもそもジョイントがある理由として、どこの競馬場にも大なり小なり傾斜(バンク)が掛かっており、フルフラットな造りではゲートがひしゃげてしまいます。坂と同じようにその傾斜も競馬場ごとに違ってきますが、上の写真でもわかる通り札幌のバンクは比較的きつく、8番より内の馬はスタートして惰性で走っていれば自ずから内に寄ってしまいます。それもまた9番ゲートの好走率を高める要因になっているでしょう。


(参考)函館と比べるとバンクのきつさがよくわかります。

さて、今回その幸運の9番枠を引いたのはウインクルティアラ。このレースは近5走で逃げた経験のある馬が同馬を含め3頭しかおらず、その他2頭のレッドマグナスは痛恨の最内、グッドルックスは13番枠と流石に好位を取るのは難しそうで、最も枠的に恵まれたのがウインクルティアラと言えるでしょう。ダート1700m戦で⑤③④着と安定して走れており、その前走で③着だったチェイスザウェイは次走で勝ち上がり。脚抜きの良い馬場で行き切れれば簡単には止まらなさそうで、富田Jもペプチドナイルのレースプランを図るためここと8Rのマメコは前に行っておきたいところ。狙うなら今回と見ます。

2023年8月5日土曜日

【8/5(土)予想】ねらい目レース(柳都S・新潟日報賞)

■新潟10R/柳都S タイセイスラッガー

被されずに運びたいタイプで、4角2番手以内なら(3,3,3,0)とパーフェクト。ダート戦においては外目の枠を引けた方が先行しやすく、故にこの馬の好走歴も外目の馬番に集中しています。コーナー径の小さい新潟では差し追い込み勢が外に振られやすく他の競馬場にもまして先行勢が台頭しやすい舞台で、自身も昨年このコースで2勝クラスを勝ち上がった実績の持ち主。絶好枠を引け菅原明Jに手が戻った今回はチャンスです。


■新潟11R/新潟日報賞 メイショウベッピン

現級を2戦して⑦⑭着と一見するとクラスの壁に阻まれているように見えますが、元々平坦コースの方が走れるタイプで阪神・中京での大敗は度外視できます。3年前にも新潟で③着した実績があり、6歳牝馬にして53kgのハンデも恵まれた感。展開の助けが欲しいタイプですが、確たる逃げ馬が居ないメンバー構成ながらハナっ速いニシノラブウインクなど先行争いはそれなりに激化しそうで差し届く流れになれば一発も。