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2023年8月6日日曜日

【8/6(日)予想】エルムS・レパードSの注目馬とねらい目レース(札幌4R)

■札幌11R/エルムS ペイシャエス

昨年のユニコーンSで34.3-46.2という芝並みの前半ラップを2番手で先行し、セキフウ以下を抑えたレースぶりは実力の証明でした。その後も不良馬場のJDDを②着、小雨の中のJBCクラシックを③着と流れやすいコンディションで好走を続けており、先行馬ながらにハイペースへの適性が高いタイプと言えます。近2走は地方の深い砂かつ良馬場で全く良さが出せなかったもので、斤量増も500kgの馬格を考えれば克服可能と見ます。ここも先行馬が揃い流れが速くなりそうな中、好位のインを取れれば巻き返しは可能と見ます。


■新潟11R/レパードS エクロジャイト

過去2か月以上の間隔を開けて使われた時は(3,0,0,0)で、ここも2か月半の休み明け。前走の鳳雛Sで下したメンバーには古馬2勝クラス通用級が多数おり、今回ダートで2勝クラスを既に勝っているのはライオットガールのみという相手関係からも素直に実力上位と見ます。揉まれたくないタイプではあるものの必ずしも逃げなくてもよく、パクスオトマニカがここでも飛ばすようなら2番手集団の先頭を進めばよい話。直前も長めからウッドで負荷をかけられており、状態も問題なく人気でも信頼です。


■札幌4R ウインクルティアラ


上記は札幌のダート1700mコースの馬番別成績(20年以降)で、複勝率ベースでは9番・10番枠の好走率が高いことが特徴的です。先行優位のダート戦では中外枠が好走しやすいことは想像がつきますが、「ゲートの造り」にも理由があると考えます。


ご覧のように、札幌(函館も)のゲートは内から8頭分のところにジョイントがあり、緑の線で示したように9番ゲート(フルゲート割れの場合は内から1頭分を空けるので8番ゲート)の馬が最も前方のスペースを広く使えます。そしてそのおこぼれに与りやすいのがすぐ外の10番ゲートというわけで、この2つの馬番の好走率が高い理由の1つと考えられます。

加えて、そもそもジョイントがある理由として、どこの競馬場にも大なり小なり傾斜(バンク)が掛かっており、フルフラットな造りではゲートがひしゃげてしまいます。坂と同じようにその傾斜も競馬場ごとに違ってきますが、上の写真でもわかる通り札幌のバンクは比較的きつく、8番より内の馬はスタートして惰性で走っていれば自ずから内に寄ってしまいます。それもまた9番ゲートの好走率を高める要因になっているでしょう。


(参考)函館と比べるとバンクのきつさがよくわかります。

さて、今回その幸運の9番枠を引いたのはウインクルティアラ。このレースは近5走で逃げた経験のある馬が同馬を含め3頭しかおらず、その他2頭のレッドマグナスは痛恨の最内、グッドルックスは13番枠と流石に好位を取るのは難しそうで、最も枠的に恵まれたのがウインクルティアラと言えるでしょう。ダート1700m戦で⑤③④着と安定して走れており、その前走で③着だったチェイスザウェイは次走で勝ち上がり。脚抜きの良い馬場で行き切れれば簡単には止まらなさそうで、富田Jもペプチドナイルのレースプランを図るためここと8Rのマメコは前に行っておきたいところ。狙うなら今回と見ます。

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