このレースはどんなに前半が遅くても決まって差し決着になる年が続いています。特にソングラインが勝った2021年はロータスランドが35.3とだいぶゆったりなペースで入ったにもかかわらず、4角11番手以下の馬が②~⑦着を独占。理由はいろいろ考えられるのですが、夏を越した東京の芝は生育がよくキレを発揮しやすい環境にある、マイルの一線級に近いメンバー構成なのでそもそも紛れが起こりにくい(元々のエンジンがよい馬が多い)などが挙げられます。こうなると安定して末脚を繰り出せる馬、すなわち人気どころから入らざるを得ないのですが、その中でも前走が展開不利の要因が大きかったジュンブロッサムを抜擢します。
元々良馬場ではすべて④着以内という優等生で、前走の関屋記念は前残り展開にも泣かされた③着。トモの嵌りに時間を要するタイプでワンターンの競馬が向いており、かつ外差しが有利なこの舞台なら実績以上の前進が可能と見ます。
■京都9R/北國新聞杯 ノットイナフ
ここ4戦は番組の都合上上級戦に使われ今一つでしたが、ようやく自己条件に戻ってきました。砂を被りたくないタイプにもかかわらずなぜか内枠ばかり引かされており、今回は12頭立ての8番枠と勝ち上がった5走前以来の外目に収まりました。初ブリンカーもプラスに働きそうで、世代限定戦の相手関係を考えればここは通用の器。
■新潟10R/村上特別 プリティユニバンス
ダートに使われた前走は参考外。2走前に現級で0.2差④着があり、3走前はこのコースで勝ち上がりと通用級の力は示しています。人気どころはキレが求められる主場での実績で買われていますが、時計のかかるコンディションになってきた今の新潟なら。
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