京都外回りで少頭数、なおかつ先を見据えたステップレースの側面もある3歳重賞となるとスローペースは必至。陣営は番手競馬を希望してはいますが、おそらく誰も行かなさそうなので今回もこの馬がハナを切ることが予想されます。改修後も芝コースの水はけの悪さは相変わらずで、この天気では回復は難しそう。切れ味が削がれ前目の馬に展開が向く流れの後押しもあれば。
■東京11R/エプソムカップ ラケマーダ
名目上は宝塚記念のステップレースという位置づけにつき、その本番が3週間前倒しになったことに伴いエプソムCも1か月前倒しで開催されることに。ただ、過去10年で実際にエプソムCから宝塚記念に行った馬はわずか2頭で(0,0,0,2)。中距離馬にとって上半期の総決算で、大阪杯春の天皇賞など国内に加え、サウジにドバイ、香港などいろいろな路線から直行する賞金持ちの馬が多くなったことが主因ですが、そもそもワンターンでほぼマイルといって差し支えのない東京1800mとコーナー4つの内回りコースで争われる阪神2200mとでは求められる適性が全く異なり、むしろここに出る馬は安田記念を目指した方が現実的な気もします(中3週であればできなくはない)。
ラケマーダは前走の小倉大賞典で③着。前半が流れる展開も向きましたが、ここ最近は気難しさもマシになりしっかり控えるレースが出来ています。1800mでもマイル寄りの適性が求められる舞台はぴったりで、メイショウチタンが主張するところにビーアストニッシドが追いかけ、さらに押さえの利かないシュトラウスが絡んでくる展開になればしまい勝負の色が強まることは間違いありません。カシオペアS、キャピタルS、洛陽Sと重賞好走級の馬たちと小差で走ってきていることも踏まえればここは通用してもいいはず。
■新潟11R/駿風S ウォータールグラン
二の脚の速さがセールスポイントで、促さなくても32秒台でハナに立ててしまいます。その分コーナーのあるコースではためを作った後続にやられてしまうレースが続いていますが、一息で押し切れる千直でなら見直せるはず。中枠からであればむしろかぶせる形で先行出来、自分の形に持ち込めればスピードは間違いなく通用級で。
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