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2025年5月25日日曜日

【5/25(日)予想】オークスの全頭評価とねらい目レース(韋駄天S)

■東京11R/優駿牝馬(オークス)

[1]①アルマヴェローチェ(岩田望)

前走の桜花賞では上り最速の脚を繰り出し②着。ベストのレースは出来たとはいえ、相手に走られすぎたというのが本音でしょう。ただ今回もまた渋化馬場の恩恵を受けられそうな立場であるうえ、血統的にもマイルよりこちらの方が力は出せるはず。オークスは過去10年なんだかんだ言って桜花賞組が7勝を挙げており、鬼門の内枠とはいえ今回も別路線組に脅威となる存在が見当たらない以上は有力視不可避でしょう。

[1]②レーヴドロペラ(大野)

札幌2歳Sはアルマヴェローチェから1秒以上離されての⑤着。芙蓉S②着の実績はあれど当時買ったジェットマグナムはその後OPで苦戦を強いられ、③着に降したミッキーマドンナも1勝クラスすら勝てていない現状。距離に魅力はあったとて、根本的に牝馬の中で伍せるだけのスピードが不足していると言わざるを得ません。

[2]③パラティレーヌ(丹内)

前走のフラワーCは伸びあがるようなスタートから挟まれ後方から。それでも脚を見せての②着と力量を感じさせる走りではありました。ただ、出遅れの原因となったゲート内の駐立にも現れていたように、精神面の成長が途上で環境の変化に敏感なタイプ。初の東京に地下馬道、スタンド前の大歓声と危うい要素は少なくなく、前走駆った川田Jが来ないというのも現状での評価を表しているだけに。

[2]④アイサンサン(北村宏)

緩いペースのマイルでしか走れてなく、ここでの通用根拠は見いだせません。

[3]⑤リンクスティップ(M.デムーロ)

前走の桜花賞ではスタート後にぶつけられ後方から。3角最後方からのまくりで③着まで押し上げましたが、マイル戦であれだけ後ろからになってしまってはあれが限界でしょう。鞍上もエンジンの掛かりに課題があることを指摘していたように、コース替わりは間違いなくプラス。前走時にも触れたとおりきさらぎ賞の相手関係を考えれば牝馬クラシックでは主役を張れる存在で、外差しの決まりやすいオークスという舞台にも手が合う鞍上で改めて。

[3]⑥ビップデイジー(幸)

割と流れた桜花賞でもハミを噛んでしまい⑪着。さらに距離が延びるここはこらえさせるだけでも厳しく。

[4]⑦レーゼドラマ(坂井)

前走のフラワーCでは4角から加速をつけての快勝。ただ逃げ切って勝ったこのレースの上りは35.4。2走前のゆりかもめ賞では33秒台の上りについていけず⑥着に敗れており、早目に踏んでいくレースが出来るかがカギとなります。直線の長い東京では33秒台を繰り出せる馬も少なくないだけに、外差し有利のコンディションで2秒以上のセーフティリードを作れるかとなると?

[4]⑧サタデーサンライズ(田辺)

ドゥーラやハギノピリナのようにマイル実績のない馬が穴を開けるパターンは決まって外差しです。これらの馬たちは、中距離戦を差して勝ってきた経歴がありギアチェンジの競馬に対応できる素地があります。対して平場を前目で押し切る程度のスピードしかないようではこの舞台ではそもそも厳しく、サタデーサンライズはまさにそのタイプに当てはまるだけに好走の目は薄いでしょう。

[5]⑨エンブロイダリー(ルメール)

前走の桜花賞では直線半ばでアルマヴェローチェに来られるともうひと脚を繰り出して完封。アドマイヤマーズ産駒が芝の稍重以下で勝ったのはこれが初めてで、血統のカルマを超えて勝ち切れるとなると相当な実力があると考えてよさそうです。父父であるダイワメジャーの産駒はマイルまでとそれ以上で戦績がくっきり分かれる傾向があり、この馬にとってもベストではない可能性こそあるものの能力の絶対値を考えれば印は回さざるを得ません。

[5]⑩タイセイプランセス(石橋脩)

前走のフローラSは権利獲得まであと一歩の③着。小柄なタイプで開幕週のきれいな馬場が合っているうえ、実質1勝クラス戦のメンバーで前半が流れ差し決着になった点も大きかったです。馬場が重くなるのは歓迎できず、前走の見た目でこんなに人気するのは少々危険かと。

[6]⑪ウィルサヴァイブ(団野)

勝ち切ったのはスローの短距離戦のみ。ここで通用する論拠は見いだせません。

[6]⑫ブラウンラチェット(レーン)

前走の桜花賞は出ムチが入るも出ていけず⑨着。エンジンの掛かりが遅く距離延長はプラスになりそうなものの、ちょっとここ2戦が別馬のような負け方。鞍上で人気しているものの調教後馬体重も前走からさらに減らしており馬体の成長が無いのは明らかで、それでいて気性面がどんどん難しくなっているというのは…

[7]⑬タガノアビー(藤岡佑)

2走前(!?)のフローラSでは内枠があだとなり直線外に持ち出せず⑤着。スタートが悪いうえ器用さが無いため、外目を回して脚を遣わせたいタイプなだけにこの枠はプラスでしょう。前走の矢車賞は超スローを最後方(といっても6頭立てですが)から差し切っており、ギアチェンジの競馬にも対応可能。3走前の未勝利戦のように上りの掛かるコンディションでも走れており、すべてがスムーズに来た時には要警戒。

[7]⑭サヴォンリンナ(北村友)

サンライズジパングの下という血統。ただ前走の忘れな草賞は前半62.7のスローペースを押し切ったまでで、ここで通用するスピードは窺えず。

[7]⑮カムニャック(シュタルケ)

前走のフローラSはトライアルにしてはそれなりに流れた分もあり、課題の折り合いも何とかなっての差し切りでした。追い込み有利の展開で中団から33.4の脚を遣えたのはレベルの違いを感じさせ、締まった流れの方が走れる現状なら上級戦もプラス。友道厩舎らしく1週前に猛時計を出しており調整過程に抜かりもなく、別路線組最大の惑星ならこの馬でしょう。

[8]⑯ゴーソーファー(津村)

前走のフローラSでは馬群でハミを取らず⑯着大敗。未勝利戦は逃げ切り、3走前の1勝クラス戦は最後方からの差し切りと、器用さが無く極端なレースしかできない現状です。ここも後方外からのレースをせざるを得ず、32秒台の脚が使えるとかでもない限り。

[8]⑰ケリフレッドアスク(ディー)

切れる脚が使えず前目で粘るレースしかできない現状。差し有利のオークスの展開にも不向きで、藤原厩舎お得意の舐めた仕上げでは(シャフリヤールのような元値の高い馬ならともかく)上り目も乏しく。

[8]⑱エリカエクスプレス(戸崎)

前走の桜花賞は最内枠も考慮しての積極策でしたが、最後に止まっての⑤着。フローラSまでは1週前のウッドで順時計でこらえられていたところ、前走の1週前は逆時計。行きたがる面が出ていたのもそのためだった可能性があり、今回も1週前が逆時計となると折り合いは厳しいでしょう。

<予想>
◎リンクスティップ
○アルマヴェローチェ
▲エンブロイダリー
△タガノアビー
△カムニャック


■新潟11R/韋駄天S ロードベイリーフ

3年以上勝ってないとはいえ芝短距離戦では善戦を続けており、千直もその多くが内枠を引いてしまったもの。本来は叩いてからのタイプですがこの中間は障害練習を行っていたもので、普通の休養とは区別して考えてよいでしょう。この絶好枠を引いてこの人気にとどめ置かれるようなら狙いたいです。

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