Special Thanks

当ブログは、広尾サラブレッド倶楽部株式会社様のご厚意により、同倶楽部の所有する競走馬の写真及びWebサイト記載情報の転載許可を頂いております。

2025年8月31日日曜日

【8/31(日)予想】新潟記念・中京2歳Sの注目馬

■新潟11R/新潟記念 クイーンズウォーク

名物ハンデ戦が今年からグレード別定に。ハンデ戦は近走実績のある馬に厳しく、また賞金別定は近年賞金の高額化が著しいG1勝ち馬や、ディープモンスターのように複数回OP特別を勝って賞金を積んでいるタイプが出にくいデメリットがあります。今回の改定でより有力馬の参戦が促されることが見込まれ、左回りワンターンの2000mという条件から、今後はここをステップに秋の天皇賞に向かう馬も今後増えてくるのではないでしょうか。今年もこれだけのメンバーが揃いましたが、この傾向が続けばG2に格上げされるのもそう遠い将来の話ではないでしょう。有力馬が力を発揮しやすい斤量設定、日本最長の直線の末脚比べ、G1勝ち馬から条件戦上がりまでメンバーの格差が大きいことを考えればそう紛れは起こらないと考えられ、急速に外差し傾向が進む今の馬場コンディションも踏まえればここはクイーンズウォークで仕方ないところでしょう。

秋華賞や小倉牝馬Sで大敗を喫したように器用さに欠け、なし崩し的に脚を遣わなくていい大箱の条件を選んで走りたいタイプ。かといってマイルは短く、大目標にしたいのはおそらく秋の天皇賞のはず。そこから逆算して同様の条件で叩けるところはここしかなく(札幌記念はコーナー4つ、オールカマーはトリッキーな中山、京都大賞典や毎日王冠では間隔が短すぎ)、もちろん叩きとはいえ狙っての参戦であることは明らかでしょう。中間の動きも文句なく、じっくり外を回して脚を伸ばす戦法は今の新潟にもマッチするはず。VMで先着したシランケドより人気していないのであれば妙味も十分です。


■中京11R/中京2歳ステークス フレンドモナコ

回次は「第1回」ですが名目上は小倉2歳Sを移設した形。とはいえ距離もコースも左右も違う小倉2歳Sを参考にするのは流石に無理があります。ここで紹介するデータは、前身という扱いではないものの昨年まで2歳OPとして継続して行われてきた(報知杯)中京2歳Sのものになります。18年にはアドマイヤマーズが勝ったレースでもありますが、なにぶん施行時期がバラバラなうえ距離も統一されてなく、1400mで行われたのは2013年が最後。そのあたりの元データの揺らぎはお含みおきください。


上記は過去10年の前走コース別成績です。中京が4勝、次いで阪神が2勝となっており、東京を含めれば坂のあるコースを走ってきた馬が7勝しています。今回は小倉勝ち上がり組の参戦が多く、この条件で絞ると5頭が該当。うち遠征が初となるパープルガーネット、前走が5頭立てでペースが参考にできないタマモイカロス、未勝利馬のアイルトンは割引と考えればマイケルバローズ(2代目)とフレンドモナコが残ります。まだ素質だけで走っている感のあるマイケルバローズは伸びしろが見込めるものの、前走騎乗した川田Jが「調教ほど動けなかった」と語っているように、実戦では善戦タイプの可能性。それならば全く人気のないフレンドモナコから入ってもよいのではないでしょうか。

左にモタレる癖があり、デビューの福島戦ではペースが遅かったのもあって終始力みながらの走り。直線ではかなり膨れる場面がありながらの⑤着で、2戦目の千直は3番枠を引き参考外。前走の中京遠征では3番手でピタリと折り合い、直線モタレる場面を見せながらもしっかり脚を遣って勝ち切りました。レースぶりからも現状は左回りの方が良く、かつ締まった流れの方がレースしやすい様子。母フレンドパリは1400m戦を勝ち上がった経歴の持ち主で距離もここまでは持ちそうだと期待します。

2025年8月30日土曜日

【8/30(土)予想】ねらい目レース(日本海S)

■新潟11R/日本海S ドラゴンヘッド

開催の進んだ芝コースが得意という馬。過去3勝は「2回札幌(連続開催)の4週目」「2回小倉(連続開催)の4週目」「春の新潟(芝の生育が不揃いですぐに傷む)の3週目」と、何れもこの条件に合致します。前走の七夕賞も連続開催の3週目というコンディションが向いての⑤着健闘で、過去には2600m戦でも好走しており1F延長も問題なし。現級であれば勝ち負けでしょう。

2025年8月24日日曜日

【8/24(日)予想】キーンランドC・新潟2歳Sの注目馬と狙い目レース(朱鷺S、WASJ4)

■札幌11R/キーンランドカップ クファシル

昨年の北海道シリーズで①②①着。ちょうど1年前のWASJでティータンJが騎乗し2勝クラスを突破しましたが、これを含め海外Jが騎乗した機会は(2,0,0,1)と走れています。唯一の敗戦はイーガンJが騎乗したデビュー2戦目のシンザン記念ですが、新馬戦とあまりにラップが違いすぎてレースになっていなかったとも見られ参考外でよいでしょう。気温の上昇とともにパフォーマンスを上げるタイプでもあり、3走前のシルクロードSは時期も良くありませんでした。良績ある北海道開催で剛腕バデルJが駆る今回は本来の動きを引き出せるチャンスと見ます。


■新潟11R/新潟2歳ステークス タイセイボーグ

前走のダリア賞はスタートが決まらず、前残りの流れを追い込むも④着まで。ただ牝馬にして既に470kgもある馬で正直新潟の内回りは向いてなく、距離が伸び外回りコースになるのはプラスと言えるでしょう。派手な勝ち方をしてきた馬たちの多くはスローから末脚を繰り出したまでで、まっとうな流れでどこまで脚を使えるかは未知数。それならばOPを経験し明確な敗因がありながら戦績に傷があるだけで人気しないこの馬から。


■新潟10R/朱鷺ステークス ハクサンバード

左回り1400mで1枠か2枠を引けたときは(2,0,1,0)。前走の関屋記念は流石に距離が長かったという敗戦で、走っても走っても人気しないタイプですが適距離に戻ったここは見直してよいでしょう。


■札幌12R/ワールドオールスタージョッキーズ第4戦 トーアライデン

行きたがるところがあり上手く収められるかが鍵となる馬。前走は逃げ馬を上手く遣ったものの、単独の2番手追走となってしまったこともありお釣りが残せず。岩田康Jが乗ると皆ちょっかいをかけにくく、周りに絡んでくる馬がいなかったのが災いする格好になりました。折り合いさえ付けば見直せてよく、これが仕掛けの早い海外勢や折り合わせるという概念のない横山典Jなどに当たったらどうかでしたが、ルメールJで駄目なら仕方ないでしょうという思いも込めて心中します。

2025年8月23日土曜日

【8/23(土)予想】ねらい目レース(BSN賞)

■新潟11R/BSN賞 ジョージテソーロ

馬群に入ると難しいタイプで、前走のジュライSは外の速い馬に被されインに閉じ込められてしまったのが敗因でした。元々はアマンテビアンコやチカッパともOPクラスで接戦していた戦歴の持ち主で、2走前の下総Sは58kgを背負って逃げ切っており斤量も問題なし。外目から無理なく好位を取れればチャンス十分でしょう。

2025年8月17日日曜日

【8/17(日)予想】札幌記念・中京記念の注目馬とねらい目レース(NST賞)

■札幌11R/札幌記念 シュトルーヴェ

アウスヴァールとホウオウビスケッツの先行争いが見込まれる中、問題は好位を誰が取るか。内目の枠を引いたリビアングラスにボーンディスウェイ、さらにはケイアイセナやトップナイフもポジションを取りたいタイプでここはなかなか決着しなさそう。さらにはローカルまくりが得意な丹内Jが駆るコスモキュランダも居るとなると、前目につけた馬にとってはかなり厳しい展開になりそうです。こうなると馬群で我慢できる馬にチャンスが生まれ得ると見て、内目を引いたシュトルーヴェを狙いたいです。直線で先行勢が垂れてくる展開になれば昨年の日経賞で見せたように馬群を割って伸びてこられる持ち味が生きる舞台と見え、コーナー径の大きい札幌コースも大跳びのこの馬には好都合。折り合い不安のキングJでも距離短縮のここなら辛抱できるはずで。


■中京11R/中京記念 トランキリテ

時計のかかる決着で好走してきたクチですが、前走の関屋記念では1分31秒台の決着の中を小差の④着に検討しました。速い上がりが求められる展開でもきっちり脚を使って来られたのはここにきての成長を感じる内容でした。加えて休み明けは仕上がりきらないタイプながらにここまで走れたのも収穫で、有力馬に休み明けが多い中叩き2走目で型通り上昇できていればここでも通用できるのではないのでしょうか。


■新潟11R/NST賞 コパノパサディナ

前走の福島テレビ賞を含め過去8枠からのスタートでは②②①③着とパーフェクト。展開に左右されるのは確かですが、外目からスムーズに追走して射程圏をキープできれば好走できる確率が上がります。外枠有利の傾向もある今の新潟ダートであればこの枠を引いたからには再度チャンスありでしょう。


2025年8月16日土曜日

【8/16(土)予想】ねらい目レース(新潟11R)

■新潟11R ハッピーパンニャ

千直はゴールに向かって減速するラップを刻むことから、ダート戦の好走実績と成績がリンクしやすい傾向にあります。それでも芝があまりにも速すぎると絶対的なスピード不足で及ばないのですが、今日の新潟はまだ昨日までの雨が残っておりソフトな仕上がりでダート馬でも十分に通用する舞台と見ます。ハッピーパンニャは現級3度の好走が何れも最後の1Fで1秒以上ラップが減速する消耗戦でのもので、このコースへの適性が高い存在と見ます。絶好枠、そして千直マイスターの1人でもある津村Jが駆るとなれば人気でも見直しは必至でしょう。

2025年8月11日月曜日

【8/11(月・祝)地方競馬予想】クラスターCの注目馬

■盛岡11R/クラスターカップ サンライズアムール

ここはアドバンスファラオが行くと思いますが、スタートが安定しないのが難点です。中間の出来だけで言えば東海Sの方が良く、ハナに立つまでにだいぶ脚を遣うことが予想されます。とはいえ飛ばすタイプでもなく、ペース自体は落ち着きそうでそうなると誰が2番手を取るかの争いになりそう。ダノンスコーピオンはスプリント戦では追走力に欠け、ヒビキも昇級後はぺースの関係から追い込み一手に。チカッパは交流競走でも中団から運ぶタイプですが、コーナーリングは右回りの方がベストというタイプで、自ずからサンライズアムールがここに収まると見ました。インには岩手勢しかおらず、アドバンスファラオを見る位置をスンナリ取れればあとは4角で外に出して交わすのみ。4走前のカペラSではチカッパに先着しており力量は遜色なし。岩手リーディング2位の高松Jがたまたま空いていたのも僥倖で、ここは大チャンスと言えるでしょう。

地元勢はラブバレットクラスでないと台頭は難しいレース。紐には素直に中央勢と、実績は見劣るも転入初戦を圧勝して勢いのあるキャンディドライヴまで。

<予想>
◎サンライズアムール
○チカッパ
▲アドバンスファラオ
△ヒビキ
△ダノンスコーピオン
△キャンディドライヴ

2025年8月10日日曜日

【8/10(日)予想】CBC賞・レパードSの注目馬とねらい目レース(UHB賞)

■中京7R/CBC賞 メイショウソラフネ

前走の北九州記念はテンが速く追走に脚を遣った分最後まで残せずの⑬着。後方外有利展開で内枠から馬群を進んだのもバイアスに逆行する負け方で、着順ほど悲観する内容ではないと見ています。中京は最後の急坂も含め上りがかかりやすく、1400m寄りの適性を持つタイプが好走しやすい舞台。現に勝ち鞍もあるうえ今回は先行争いが激しくなり中団外にポジションを取る外枠勢に流れが向きそうな展開が見込まれるだけに、前走大敗で人気が落ち着くようなら妙味十分と見ます。


■新潟7R/レパードステークス ヒルノハンブルグ

リニューアルされたユニコーンSは京都1900mコースでの施行に替わり、それまでの東京マイルでのスピード比べから一変し体力勝負の色が濃くなりました。1800mよりも最初の直線を走る距離が長く、ポジション取りに脚を遣う分(最後に急坂のある中京1900m、阪神2000mよりはマシとは言え)先行馬には厳しい舞台で、特にまだ体力のつききっていない3歳馬にはタフなレースと言えます。その中で先行して(しかも先団がびっしり広がり逃げ馬も3角で脱落した中2番手を進み)⑤着したヒルノハンブルグは力量上位の存在であるとみなすことができます。自厩舎の馬でもないのにデビューからずっと坂井Jが跨り続けるのは期待の高さ故(今週はシャーガーC参戦のためやむなく乗り替わり)。本来は一段引いた位置からレースができるタイプで、先行争いが激しくなり体力勝負の展開になれば浮上の目も。


■札幌11R/UHB賞 メイクアスナッチ

ルーラーシップ産駒らしく小脚が使えないタイプで、馬群の中でレースをさせるのが苦手。近親のラウダシオンやローウェルもそうであるようにワンターンのコースでスピードに乗せた走りをさせるのが向いており、ここ3戦は後方からしまいに賭けるレースを続け何れも最速の上りを遣えています。中山2戦は展開が向かず、前走の青函Sも内有利かつコーナー径の小さい函館では大外ブン回しも届かずでしたが、外枠を引きかつコーナー径の大きい札幌であれば届く可能性は十分。あまり飛ばしていくタイプも見当たらず馬群が固まりインが渋滞するようなら一発も。

2025年8月9日土曜日

【8/9(土)予想】エルムSの注目馬

■札幌11R/エルムステークス ウィリアムバローズ

前走のかしわ記念はコーナー4つのコースで息を入れられた分もあり②着と好走。この馬の場合距離うんぬんよりも一息で走らされるワンターンが向いてなく、小回りのコーナー4つはまさに適条件と言えます。現にローカル場のダートでは札幌・福島で2戦2勝としており、ここもJBCクラシック(船橋)を見据えた賞金加算で狙いすました一戦。大外枠からごちゃつかずに先行できそうなのもプラスで、斤量が嫌われて人気しないのであれば再度の好走期待。


2025年8月3日日曜日

【8/3(日)予想】クイーンS・アイビスSDの注目馬

■札幌11R/北海道新聞杯クイーンステークス アリスヴェリテ

前走のヴィクトリアマイルは最終的に外差し勢の決着となった中、果敢に逃げて坂上まで見せ場十分の⑤着と健闘しました。スピードの制御が難しいタイプだけにワンターンが向いていたというのもあったでしょうが、自らハイペースを刻んで残せる強みを発揮したレースでした。牝馬限定重賞のメンバーに入れば力は上位で、池添Jの継続騎乗もプラスに働くと見て。


■新潟7R/アイビスサマーダッシュ ニシノコニャック

このコースで2勝を挙げていますが、何れも前半32秒台のハイペースを中団外から差しての勝利。今回のメンバーを見るに元々出脚の良くないテイエムスパーダやモズメイメイはかなり脚を遣うはずで、他方スンナリ前につけるスピードのあるシロンやカフジテトラゴン、スコーピオンなどはこぞって内枠を引いてしまい、これらが内ラチでの先行争いを繰り広げるとなると外側の馬群はばらけることが想定されます。こうなると外ラチに寄せて差しを狙う意識のある騎手を狙いたいところで、それができる存在と言えるのが津村Jや菊沢J。ただコラソンビートは追って味のあるタイプではなく控える戦法は考えにくいだけに、素直に差しの実績のあるニシノコニャックを狙おうと思います。

2025年8月2日土曜日

【8/2(土)予想】ねらい目レース(中京12R)

■中京12R スマートロベール

前走の小倉戦は外目からのスタートでポジション取りに脚を遣ってしまい、直線追い出されるも案外伸びずで③着止まりでした。うまくタメを利かせたいだけに内枠変わりは歓迎で、坂上まで余力を持って運べれば未勝利では上位の存在だけにアッサリまで。