前走のヴィクトリアマイルは最終的に外差し勢の決着となった中、果敢に逃げて坂上まで見せ場十分の⑤着と健闘しました。スピードの制御が難しいタイプだけにワンターンが向いていたというのもあったでしょうが、自らハイペースを刻んで残せる強みを発揮したレースでした。牝馬限定重賞のメンバーに入れば力は上位で、池添Jの継続騎乗もプラスに働くと見て。
■新潟7R/アイビスサマーダッシュ ニシノコニャック
このコースで2勝を挙げていますが、何れも前半32秒台のハイペースを中団外から差しての勝利。今回のメンバーを見るに元々出脚の良くないテイエムスパーダやモズメイメイはかなり脚を遣うはずで、他方スンナリ前につけるスピードのあるシロンやカフジテトラゴン、スコーピオンなどはこぞって内枠を引いてしまい、これらが内ラチでの先行争いを繰り広げるとなると外側の馬群はばらけることが想定されます。こうなると外ラチに寄せて差しを狙う意識のある騎手を狙いたいところで、それができる存在と言えるのが津村Jや菊沢J。ただコラソンビートは追って味のあるタイプではなく控える戦法は考えにくいだけに、素直に差しの実績のあるニシノコニャックを狙おうと思います。