前走の北九州記念はテンが速く追走に脚を遣った分最後まで残せずの⑬着。後方外有利展開で内枠から馬群を進んだのもバイアスに逆行する負け方で、着順ほど悲観する内容ではないと見ています。中京は最後の急坂も含め上りがかかりやすく、1400m寄りの適性を持つタイプが好走しやすい舞台。現に勝ち鞍もあるうえ今回は先行争いが激しくなり中団外にポジションを取る外枠勢に流れが向きそうな展開が見込まれるだけに、前走大敗で人気が落ち着くようなら妙味十分と見ます。
■新潟7R/レパードステークス ヒルノハンブルグ
リニューアルされたユニコーンSは京都1900mコースでの施行に替わり、それまでの東京マイルでのスピード比べから一変し体力勝負の色が濃くなりました。1800mよりも最初の直線を走る距離が長く、ポジション取りに脚を遣う分(最後に急坂のある中京1900m、阪神2000mよりはマシとは言え)先行馬には厳しい舞台で、特にまだ体力のつききっていない3歳馬にはタフなレースと言えます。その中で先行して(しかも先団がびっしり広がり逃げ馬も3角で脱落した中2番手を進み)⑤着したヒルノハンブルグは力量上位の存在であるとみなすことができます。自厩舎の馬でもないのにデビューからずっと坂井Jが跨り続けるのは期待の高さ故(今週はシャーガーC参戦のためやむなく乗り替わり)。本来は一段引いた位置からレースができるタイプで、先行争いが激しくなり体力勝負の展開になれば浮上の目も。
■札幌11R/UHB賞 メイクアスナッチ
ルーラーシップ産駒らしく小脚が使えないタイプで、馬群の中でレースをさせるのが苦手。近親のラウダシオンやローウェルもそうであるようにワンターンのコースでスピードに乗せた走りをさせるのが向いており、ここ3戦は後方からしまいに賭けるレースを続け何れも最速の上りを遣えています。中山2戦は展開が向かず、前走の青函Sも内有利かつコーナー径の小さい函館では大外ブン回しも届かずでしたが、外枠を引きかつコーナー径の大きい札幌であれば届く可能性は十分。あまり飛ばしていくタイプも見当たらず馬群が固まりインが渋滞するようなら一発も。
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