前走は久々の芝戦を叩いて7着でしたが、最内枠でスタートタイミングが合わず後手を踏んたレースでした。道中で脚を使った分坂上で垂れましたが、0.6差に踏みとどまったあたりは調子の良さをうかがえました。今回はそこからダートに戻し距離延長となればハナは叩けるはずで、加えて他に先行馬が居ないメンバー構成。遠征競馬で過去結果が出ていない点がどうかですが、矢作厩舎の短期続戦ローテでもありここは好戦期待と見ます。
■東京11R サトノティターン
このコースは(4,1,2,1)。1000m級のレースや芝ではコロッと負けてしまうように、ゆったり運べるコース条件は合っています。ヒロイックテイルはじめ他にもこのコースで高いパフォーマンスを発揮する馬は多いですが、今回は展開が鍵になると見ます。
恐らくはメイショウワザシがハナを切り、バンクオブクラウズ、ヒロイックテイルが番手につける展開。これらにタイサイ、バスカヴィルあたりが続いていくものと見られますが、東京はすっきりしない天気でおそらく馬場は稍重~重で行われると見られます。こうなるとある程度道中は流れ、2分8秒台の決着になる可能性があると見ています。
このコースで2分8秒台のタイムを持っているのはサトノティターン(2.08.0、重)とハヤヤッコ(2.08.8、良)の2頭のみ。但しハヤヤッコは割と極端なレースをしないとスパッと切れないタイプで、10頭前後くらいのレースでシンガリ一気が理想。今回は少し頭数が揃い過ぎました。対してサトノティターンは中団から運べるタイプで、外目の枠も引けた今回は位置取りに苦労することはないでしょう。
加えて今回は石橋脩Jに手替わり。大型馬の扱いを心得ているという件については以前マーチSの展望で触れたとおりですが、ダート戦での体重別の生涯成績もなかなかのものです。
馬体重と成績が比例するのはダート戦の常ですが、超大型馬であれば買い続けて(ほぼ)儲かるレベル。少なくとも580kg台で出てくるであろうこの馬とはマーチSの勝利も含めて(3,0,0,3)で、敗れた3回は「芝レース」「2000m未満レース」「内で包まれ追い出し遅れ」と敗因が明確。59kgでは昨年のこのレースで3着しており、エルデュクラージュ、マスターフェンサーと先着を許した2頭は交流重賞でも好走できるレベルの馬。8歳ですがまだ18戦しかしておらず、直近2戦の大敗で人気を落とすうえ相手関係的には昨年と同様か若干薄くなる今年のメンバーなら妙味ありと見ます。
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