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2022年3月6日日曜日

【3/6(日)予想】弥生賞の注目馬とねらい目レース(大阪城S、阪神12)

■中山11R/弥生賞ディープインパクト記念 ボーンディスウェイ

 2歳~3歳路線のOP以上のレースが整備された一方で、下級条件がそれに合わせて増えているわけではないため上級戦のレベルはさほど増えておらずむしろ下がってさえいます。

 例えば今年の3歳世代の先週までのレースにおける平均出走頭数は、新馬・未勝利・1勝クラスのいわゆる「下級条件」が14.1頭なのに対しOP以上のレースは11.8頭。この中にはフェニックス賞でデビューを迎えたデュガと未勝利の身で格上挑戦した馬が含まれるため、実際はもっと少なくなります。使い分けの弊害、という見方もありますがそもそも勝ち上がる馬を増やさないで上級戦ばかり増やしたのですから構造上こうなることは当たり前で、スカスカの夏競馬の下級条件戦を含む値でこれだけの差が出ていますから、世代限定の上級条件戦の戦績を鵜呑みにできないというのが現実です。

 戦歴が少なく馬柱の良い馬に人気が集まりがちな世代限定戦は、むしろ下級条件を勝ち上がってきた馬に注目すべきと考えます。今回のメンバーでそれに該当するのはアスクビクターモアのみですが、これに加えて「自己条件を勝ち上がり、上級戦で力を出し切れていない馬」を採ろうと考えたときに出てきたのがボーンディスウェイです。

 2走前の葉牡丹賞の内容が優秀。

 12.5-11.3-12.3-12.8-12.7-11.9-11.5-11.7-11.4-12.5

というラップを自ら刻んでの逃げ切りで、後半に入って連続して11秒台の脚を使っています。これは向こう正面からまくり気味に上がってきた馬が何頭かいたためで、この時上がってきた馬はそれぞれ⑦⑧着と返り討ちにあっています。前半が61.6というのは一見恵まれたように見えますが、それでいて後半を59.0でまとめたことで勝ち時計は2.00.6と水準級。しっかり自らの脚を使えるタイプの先行馬と言えそうです。

 前走のホープフルSは外有利展開をインの2番手を進んでのもので、外に進路を取った勢が台頭する中で終始インにいて0.5差の⑤着なら健闘の部類。この中間は3週連続してDWで50秒台-11秒台の好時計をマークしており、賞金的にもここで出走権を獲得しなければいけない立場で仕上げに抜かりなし。重賞好走馬が人気している中でも上位を張れておかしくありません。


■阪神11R/大阪城S バイオスパーク

 実は2年前のこのレースでも◎を打ち当時は④着。スタートでトモを落とし位置取りを悪くしてしまいました。スタートが課題なのは今も変わらないのですが、この馬は上手く内に入れられたときに好走する傾向があります。今回は久々に内目の枠を引け、昨日のチューリップ賞でも最内をついたピンハイが②着したようにインは良好なコンディション。この相手関係なら立ち回り一つで一発あっても。


■阪神12R オンリーワンスター

 9歳牝馬、もう4年9か月勝てていませんが末脚は健在で、前走の平場戦も進路を探りながらのやりにくいレースながら0.3差④着と好走しています。ペースが緩んだタイミングで少し行きたがる場面もあり、牡馬混合戦でペースが流れた方がレースしやすいはず。4kg減でもう一押しがあれば台頭の目は十分でしょう。

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