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当ブログは、広尾サラブレッド倶楽部株式会社様のご厚意により、同倶楽部の所有する競走馬の写真及びWebサイト記載情報の転載許可を頂いております。

2023年9月30日土曜日

【9/30(土)予想】シリウスSの注目馬とねらい目レース(阪神12R)

■阪神11R/シリウスS ニューモニュメント

元々コリアC出走を目指していたものの、日本馬の枠はグロリアムンディとクラウンプライドで埋まってしまい選出ならず。4走前の川崎記念ではウシュバテソーロ、テーオーケインズに続いての③着で重賞戦線では上位の存在ですが、終い一手に限られるためどうしても展開に左右されがちで重賞にはあと一歩手が届きませんでした。阪神ダート2000mは前傾ラップになりやすく決め手が活きるうえ、アイルランド遠征中の小崎Jに代わりコースロスを抑えて回ることにかけては定評のある川田Jが駆るとなればここはチャンス。勝ち切れなさを進路取りで補えればここは賞金加算が可能でしょう。


■阪神12R シンゼンイズモ

使いながら仕上げる荒川厩舎の馬らしく、休み明けは叩き初戦より成績を上げてきています(新馬⑤→①着/5か月ぶり⑥→⑤着/3か月ぶり④→③着)。今回は3か月半ぶりの前走、同じ舞台で0.1差②着と好走しており、そこからの上積み必至となればここは勝ち負けでしょう。

2023年9月24日日曜日

【9/24(日)予想】オールカマー・神戸新聞杯の注目馬

■中山11R/産経賞オールカマー マテンロウレオ

勝ち切るだけの脚が無く、インを取って立ち回りで着を拾うタイプです。4走前の京都記念・3走前の大阪杯はまさにインベタで②④着と善戦しており、春に戦ったメンバーを思えばG2クラスであれば十分食い込める素地はあるはずです。前走の札幌記念は終始外を回らされた上、荒れ馬場+洋芝で進んでいきませんでした。昨日の中山は水を含んでいてもそれなりのタイムが出ており、天候が回復した今日は良馬場まで見込めます。時計が求められる舞台で内目の枠番を引けた今回は好勝負可能と見ます。


■阪神11R/神戸新聞杯 ハーツコンチェルト

ハーツクライ産駒らしく成長度合いの比較で苦戦を強いられてきましたが、青葉賞②着・ダービー③着と連続好走。阪神開催の2013~2019年のデータでは「前走がダービー」かつ「掲示板に入った馬」は(6,3,0,3)で勝率5割、複勝率75%と高い信頼度を誇ることからも、大箱向きの瞬発力タイプが額面通りに走るレースと見て取れるでしょう。但し、該当馬の単複回収率は何れも87。堅い決着を見越した買い方が必要でしょう。

2023年9月23日土曜日

【9/23(土・祝)予想お休みします】

中山の馬場の回復に時間が見込まれ、重馬場だと当たらない予想がさらに当たらなくなるので今日はお休みさせて頂きます。秋の開催は野芝オンリーなので、来週のスプリンターズステークスに向けコンディションが維持できるか気になるところです。

2023年9月18日月曜日

【9/18(月・祝)予想】セントライト記念の注目馬とねらい目レース(中山7R・9R)

■中山11R/朝日杯セントライト記念 ウィズユアドリーム

セントライト記念は過去10年で9回が4角10番手以内の馬の勝利。唯一後方から差し届いたのは一昨年のアサマノイタズラですが、この年は先手を主張したワールドリバイバルにルペルカーリアが掛かり気味に絡んできて先行勢が止まってしまうレースでした。ここ2週の牝馬のトライアル戦と違いある程度の位置を取っている馬が優勢となる背景には中山コースの特性もさることながら、本番と大差ない距離で争われる秋華賞トライアルと違い本番ではさらに800mも距離が延びる菊花賞を意識したレースになることもあるでしょう。

無論、大本命はソールオリエンスであり、調整過程や実績を考えてもケチの付け所はありません。ただ、陣営はあくまで菊花賞を目指しており、さらに距離が延びることを考えればここでポジションを取り過ぎると本番での折り合いに支障が出る可能性があります。これは他の馬についても同様で、本番でも逃げることを想定していない限りはここで積極策を打つメリットはありません(秋の天皇賞を目指していれば話は別ですが)。そうなると、自身の形が決まっているウィズユアドリーム以外に先手を取りそうな馬は見当たりません。

ここ2戦は最後の3Fで11秒台を刻みながら逃げ切っており、特に2走前は上がりの掛かる中京のしかも重馬場で34.9でまとめる好内容。3走前は新装京都の最初のレースという特殊要因もありましたが、59.8-61.1の前傾ラップを逃げ切っており、今の中山のように時計の出る馬場にも対応可能です。この中間も意欲的に併せ馬を消化しており、前走の小倉戦で輸送競馬も対応済。誰もがやりたくないであろう積極策でチャンスありと見ます。


■中山7R ナムラテディー

抜け出すとソラを使う一方で、前に壁があるとやる気を失くすという我儘ホース。それでいてスピードはあるので、うまく番手につけて直線でもたたき合いに持ち込めればやれる力はあります。ここは内~中枠の人気どころに先行タイプが多く、前走時から中間の調整も一歩前進。大敗で人気を失くすようならここは妙味アリでしょう。


■中山9R ガルヴィハーラ

悩めるダノンキングリーに安田記念を勝たせたのをはじめ、調整の難しい馬を勝たせることにかけては一級品の萩原厩舎。現代で主流になっているウッド・坂路に限らず、必要なら古馬でも芝・ダート・ポリトラックを駆使して仕上げます。そのためか調整の順調さが使用コースに現れるとも言え、例えばガルヴィハーラの場合は最終追いが

・トラックコース(ウッド、芝、ダート、ポリトラック):(2,1,1,6)
・坂路(0,0,1,3)

とトラックコースの時に良績が集中しています。着外の6回も内3回は掲示板内(④⑤⑤)で、大敗の3回は全日本2歳優駿③着後の骨折明け3戦で調子が戻り切ってない中でのレースでした。外枠を引ければ枠なりでレースをしても問題なく、昨秋もこのコース・このクラスで④⑤着と目途は立っており、前走(ダート)に続いてトラックコース(ポリトラック)で最終追いをこなせたここは前進期待です。

2023年9月17日日曜日

【9/17(日)予想】ローズSの注目馬とねらい目レース

■阪神11R/関西テレビ放送賞ローズステークス ブライトジュエリー

デビューは3月の未勝利戦。前残り天国で有名な中京の芝2000mで4角12番手から差し切ったというだけでも評価に値するのですが、直線では目の前がずらっと壁になり外まで持ち出すロスがあり、しかも左ムチを入れながらも左に寄れる有様。レースの上がりが36.1、かつ上がり2番手の馬が36.0だったのに対しこの馬1頭だけ34.6という頭一つ抜けた末脚を繰り出しており、中距離適性も相当のものと見ています。2走前のフローラSはゴールデンハインドの逃げ切りを許す流れの中で0.4差まで差を詰めての③着、前走のマカオJCTは逆に差し有利の中京芝2200m戦で3番手を進み堂々の押し切りと底を見せておらず、賞金的に不安な馬が多くトライアルという性質上動き出しが早くなることを考えれば、スタミナと末脚で自信を持って乗れるここはチャンスでしょう。


■阪神10R/仲秋S ロワンディシー

母が札幌日経OPも制したビエンナーレという血統背景から長らく中距離戦を使われてきましたが、折り合い面に苦慮することから距離を短縮。溜めればキレるタイプでもありマイルを使われてからは①③④着と堅実に走れています。前走は極端な戦法を好む藤岡佑Jのテン乗りで、上がり最速も前を捉えきれず④着。どんな癖馬もしっかりと折り合わせて勝たせようとする池添Jへの手替わりはプラスで、気性的に休み明けは苦にしておらずここはいきなりから狙えます。

2023年9月16日土曜日

【9/16(土)予想】ねらい目レース(阪神4R・12R)

■阪神4R レオンバローズ

前走は距離をマイルに詰め後方から運びましたが、流石に開幕週で前も止まらず⑥着。しまいは脚を使えるので引き続きの外回りはプラスで、前走と同じマイル戦なら位置取りもまともになるでしょう。このレースで繰り出した34.1の脚はメンバー3位タイでしたが、当時上り上位3位以内だった他の3頭は次走で③⑤③着と何れも好走。未勝利馬もおり見かけの頭数ほど混戦ではなく、現級に目途を立てている現状からもここはねらい目です。


■阪神12R リシャールケリー

前走は初めての芝レースでしたが、走り自体は悪くありませんでした。凡走の要因はスタート直後に寄られ挟まれ気が抜けてしまった分で、最後直線でもう一度スイッチが入り上がり最速の末脚で⑦着まで押し上げていました。大外枠を引いた今回はその心配もないうえ、芝スタートでスピードに乗って中団外目を運べればここでも通用級でしょう。

2023年9月10日日曜日

【9/10(日)予想】セントウルS・京成杯AHの注目馬

■阪神11R/産経賞セントウルS ジャングロ

先行馬の少ないメンバー構成の中で今回唯一の「距離延長組」。過去10年の内阪神開催の2013~2019の7回における前走距離別成績は

短縮(1,1,1,17)勝率5.0%/複勝率15.0%
同距離(5,4,6,55)勝率7.1%/複勝率21.4%
延長(1,2,0,6)勝率11.1%/複勝率33.3%

となっており、サンプル数が少ないので一概には言えませんが、その分レアキャラであり出てきた時には積極的に狙いたい条件でもあります。ちなみにその距離延長で勝ったのは2013年にアイビスSDから臨戦したハクサンムーン。下した相手は安田記念から3か月ぶりのレースだったロードカナロア(しかも当時はG14つを含む5連勝中の全盛期で、そのあともスプリンターズS・香港スプリントを連勝し引退)でしたから、スプリント適性もさることながらローテの重要性は無視できないといえるでしょう。

ジャングロは1年2か月ぶりとなった前走のアイビスSDで⑥着でしたが、6番枠から中途半端な位置取りになってしまい良さを出し切れませんでした。控えてひと脚、というタイプではないだけに千直は向かなかったとも言えますし、逃げ馬不在のここは楽にハナにも立てそうで見直しは必至でしょう。


■中山11R/京成杯オータムハンデキャップ ラインベック

気難しさ故多頭数競馬を苦手にしており、11頭立て以下では(5,1,2,0)なのに対し12頭以上では(0,1,1,14)と極端です。今回は勝った4走前と同じ中山マイルの11頭立てで、スムーズに好位外目を取れるこの枠も好材料。加えてグラニット、シャイニーロックと行きたい馬がハッキリしており、苦手なスローのキレ勝負にはならなさそうです。走れる条件がそろったここは初タイトルが期待できるでしょう。


2023年9月9日土曜日

【9/9(土)予想】紫苑Sの注目馬

■中山11R/紫苑S モリアーナ

夏の上がり馬も参戦するトライアルということでどうしても近走の馬柱がキレイな馬が人気しがちですが、基本的に春の時点で上級戦に挑んでいた馬が活躍するのが紫苑Sです。


上記は過去10年の出走馬の前走クラス別成績ですが、前走で重賞、特にG1出走馬が最も高いアベレージで走れています。ここで言う「G1」はほぼオークス(4,4,4,20)で、NHKマイルCからの休み明けというのは2000年の創設以降例がありませんが、モリアーナの場合はオークスのボーダーに届かずやむなくNHKマイルCに回った経緯もあり、実質的には前走オークス組と扱ってよいと考えます。

そもそもこういう構図になる根拠としては

・オークスに挑む馬というのは少なくとも1600m以上を走れる適性を持つことが戦歴などからある程度証明されており大崩れしにくい
・夏を休養に充てている分、夏を使ってきた馬と比べて急坂のある2000mを走り切るだけの体力がある
・降級制度の廃止により、世代限定戦と比較して古馬混合の1勝・2勝クラスのレベルが低下した(=夏競馬の勝ち上がりの価値が相対的に下がっている)

ことが挙げられます。ただ、日本においてオッズ形成に大きく影響するのは「競馬新聞の馬柱」であり、直近成績の良い馬が人気しがちなわけです。そのギャップを捉えることがこのレースでは重要と考えれば、その乗り難しさ故2走前までは武藤Jで御しきれず、前走は不本意ながら牡馬混合のG1に出て0.5差⑥着と健闘したモリアーナがここでは最も期待できると見ます。

2023年9月3日日曜日

【9/3(日)予想】新潟記念・小倉2歳Sの注目馬とねらい目レース(札幌12R)

■新潟11R/新潟記念 ファユエン

この馬は道中置かれるところがあり、本来は勝ち上がった前走の中京戦のようにコーナー4つでゆったり流れるコースが向いています。ただ今回のメンバーは逃げ馬不在で、かつ折り合って運びたい馬が多いだけに牽制しあうと前半62秒くらいのスローペースになることが予想されます。そこまで流れが落ち着けばこの馬でも好位を取ることが出来そうで、かつ安定して33秒台の脚を使えている点から新潟外回りコースに必要な末脚の絶対値も持っています。人気のサリエラやノッキングポイントとの比較で言えば、同じだけの脚が使えてこの馬の方が前にいる可能性が高いと考えれば位置取りのアドバンテージで押し切れる可能性も十分でしょう。


■小倉11R/小倉2歳S キャンシーエンゼル

このレースは過去10年で小倉勝ち上がり組が8勝、中京勝ち上がり組が2勝しています。小倉開催なので小倉勝ち上がり組が多いのは当然ですが母数も多く(8,7,6,87)と勝率は7.4%。対象が多く絞りにくい反面、中京勝ち上がり組で勝利した馬の共通点は「中京芝1200m戦で勝ちタイムが1分9秒未満」で全体でも(2,0,0,2)と勝率50%。母数が少ないながら2頭の勝ち馬を輩出しており、今回これに該当するのがキャンシーエンゼルです。前走新馬戦で0.4千切った②着のアートフォームは既に次走で勝ち上がっており、レースレベルの比較ではこの馬が一つ抜けた存在と言えそうです。逃げて勝ちあがった馬が見事に内に固まっており、好位外目を取れそうなのも好都合で。


■札幌12R ミラキュラスライト

滞在競馬では(2,0,1,0)と安定して走れており、前走の大敗は⑭着に敗れた7走前同様福島遠征がマイナスだったことが考えられます。3走前、2走前とこのクラスでの目途は立てており、切れる脚が無いだけに動きたいときに動ける大外枠も好材料で見直し可能でしょう。

2023年9月2日土曜日

【9/2(土)予想お休みします】

出張かつ休日出社のため、土曜予想はお休みさせて頂きます。

ちなみに新潟10R・赤倉特別のロードデルレイは個人的にはダービー馬になっていたはずの逸材と評価しています。ここは人気必至ですが、通過点としての走りを期待したいです。