この馬は道中置かれるところがあり、本来は勝ち上がった前走の中京戦のようにコーナー4つでゆったり流れるコースが向いています。ただ今回のメンバーは逃げ馬不在で、かつ折り合って運びたい馬が多いだけに牽制しあうと前半62秒くらいのスローペースになることが予想されます。そこまで流れが落ち着けばこの馬でも好位を取ることが出来そうで、かつ安定して33秒台の脚を使えている点から新潟外回りコースに必要な末脚の絶対値も持っています。人気のサリエラやノッキングポイントとの比較で言えば、同じだけの脚が使えてこの馬の方が前にいる可能性が高いと考えれば位置取りのアドバンテージで押し切れる可能性も十分でしょう。
■小倉11R/小倉2歳S キャンシーエンゼル
このレースは過去10年で小倉勝ち上がり組が8勝、中京勝ち上がり組が2勝しています。小倉開催なので小倉勝ち上がり組が多いのは当然ですが母数も多く(8,7,6,87)と勝率は7.4%。対象が多く絞りにくい反面、中京勝ち上がり組で勝利した馬の共通点は「中京芝1200m戦で勝ちタイムが1分9秒未満」で全体でも(2,0,0,2)と勝率50%。母数が少ないながら2頭の勝ち馬を輩出しており、今回これに該当するのがキャンシーエンゼルです。前走新馬戦で0.4千切った②着のアートフォームは既に次走で勝ち上がっており、レースレベルの比較ではこの馬が一つ抜けた存在と言えそうです。逃げて勝ちあがった馬が見事に内に固まっており、好位外目を取れそうなのも好都合で。
■札幌12R ミラキュラスライト
滞在競馬では(2,0,1,0)と安定して走れており、前走の大敗は⑭着に敗れた7走前同様福島遠征がマイナスだったことが考えられます。3走前、2走前とこのクラスでの目途は立てており、切れる脚が無いだけに動きたいときに動ける大外枠も好材料で見直し可能でしょう。
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