デビューは3月の未勝利戦。前残り天国で有名な中京の芝2000mで4角12番手から差し切ったというだけでも評価に値するのですが、直線では目の前がずらっと壁になり外まで持ち出すロスがあり、しかも左ムチを入れながらも左に寄れる有様。レースの上がりが36.1、かつ上がり2番手の馬が36.0だったのに対しこの馬1頭だけ34.6という頭一つ抜けた末脚を繰り出しており、中距離適性も相当のものと見ています。2走前のフローラSはゴールデンハインドの逃げ切りを許す流れの中で0.4差まで差を詰めての③着、前走のマカオJCTは逆に差し有利の中京芝2200m戦で3番手を進み堂々の押し切りと底を見せておらず、賞金的に不安な馬が多くトライアルという性質上動き出しが早くなることを考えれば、スタミナと末脚で自信を持って乗れるここはチャンスでしょう。
■阪神10R/仲秋S ロワンディシー
母が札幌日経OPも制したビエンナーレという血統背景から長らく中距離戦を使われてきましたが、折り合い面に苦慮することから距離を短縮。溜めればキレるタイプでもありマイルを使われてからは①③④着と堅実に走れています。前走は極端な戦法を好む藤岡佑Jのテン乗りで、上がり最速も前を捉えきれず④着。どんな癖馬もしっかりと折り合わせて勝たせようとする池添Jへの手替わりはプラスで、気性的に休み明けは苦にしておらずここはいきなりから狙えます。
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