先行馬の少ないメンバー構成の中で今回唯一の「距離延長組」。過去10年の内阪神開催の2013~2019の7回における前走距離別成績は
短縮(1,1,1,17)勝率5.0%/複勝率15.0%
同距離(5,4,6,55)勝率7.1%/複勝率21.4%
延長(1,2,0,6)勝率11.1%/複勝率33.3%
となっており、サンプル数が少ないので一概には言えませんが、その分レアキャラであり出てきた時には積極的に狙いたい条件でもあります。ちなみにその距離延長で勝ったのは2013年にアイビスSDから臨戦したハクサンムーン。下した相手は安田記念から3か月ぶりのレースだったロードカナロア(しかも当時はG14つを含む5連勝中の全盛期で、そのあともスプリンターズS・香港スプリントを連勝し引退)でしたから、スプリント適性もさることながらローテの重要性は無視できないといえるでしょう。
ジャングロは1年2か月ぶりとなった前走のアイビスSDで⑥着でしたが、6番枠から中途半端な位置取りになってしまい良さを出し切れませんでした。控えてひと脚、というタイプではないだけに千直は向かなかったとも言えますし、逃げ馬不在のここは楽にハナにも立てそうで見直しは必至でしょう。
■中山11R/京成杯オータムハンデキャップ ラインベック
気難しさ故多頭数競馬を苦手にしており、11頭立て以下では(5,1,2,0)なのに対し12頭以上では(0,1,1,14)と極端です。今回は勝った4走前と同じ中山マイルの11頭立てで、スムーズに好位外目を取れるこの枠も好材料。加えてグラニット、シャイニーロックと行きたい馬がハッキリしており、苦手なスローのキレ勝負にはならなさそうです。走れる条件がそろったここは初タイトルが期待できるでしょう。
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