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2021年7月3日土曜日

キャットウォーク7・4初陣、陣営の尽力と当馬の頑張りに敬意を表して


(キャットウォーク/写真:2021年5月、テンコーTCにて。広尾TCWebサイトより)

 出資馬である広尾TCのキャットウォーク(牡3、美浦・尾関厩舎)が7月4日の福島7R・3歳未勝利(ダ1700m)にてデビューを迎えることになりました。

 キャットウォークは父スピルバーグ、母スイートマカロン。天皇賞馬スピルバーグは2017年生まれが最初の世代で、現3勝クラスのウインドジャマーが出世頭ですが産駒の全15勝(7/2現在)の内11勝がダートであり、米国系の母の血が色濃く反映された種牡馬成績となっています。母のスイートマカロンは広尾TCの会員にとってはお馴染みの肌馬で、半兄グランソヴァール(中央3勝)、全姉キャッツアイ(中央1勝、故障引退)も同倶楽部の所属。上の兄弟5頭の内4頭が勝ち上がって(地方交流含む)おり、当初から当馬への期待も高いものがありました。

 実は当馬は私が広尾TCに入会する際に4口無料特典を使って選んだ1頭でしたが、最も期待していたのがこの馬でした。力強さを感じる好馬体が目を引き、順調に使えさえすればダートの条件戦などで息の長い活躍をしてくれるだろうと…。

 この馬のデビューまでの道のりは前途多難でした。2歳の2月にボーンシストを発症し手術を経験。既にキャンターを開始していましたが騎乗の再開は2歳の9月まで時間を要しました。休養が長かった分トモの頼りなさをカバーしながら秋冬をじっくり乗り切ったところ、3歳5月にして今度はソエに悩まされることに。再び調教のセーブを余儀なくされましたが、未勝利戦の終了から逆算して5月末に入厩し尾関師が手元で調教を進めてくれたことで、何とかデビューにこぎつけることができました。

 正直、個人的にはデビューも厳しいと思っていただけに、レースでその姿を見られることは何よりです。ここまで導いてくれた尾関厩舎、テンコーTC、坂東牧場をはじめ関係者の皆様のご尽力に、改めて感謝申し上げます。


 とはいえ、休養期間が長くトモの強化が十分でない中まともに坂路で乗れていない状況につき、実戦に行ってどこまでやれるかというのはあまり強気になれないのが本音です。但しここでタイムオーバーにでもなってしまったら実質的にこの次がラストチャンスになるわけで、何とかレースに参加できるめどを立ててくれれば…というところです。


(マミリアス/写真:2021年6月24日川崎7R。広尾TCWebサイトより)

 加えて同レースには同じく出資馬のマミリアス(牡3、美浦・根本厩舎)も出走。こちらは前走川崎の交流戦で惜しい2着の後で、ここは次走権利取り(5着以内)を目指したいレース。この他にも入着経験のある馬が揃っており決して楽な相手ではないですが、一生に一度のデビュー戦。無事完走と次につながる走りを期待して、TVの前で正座待機します。

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