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2023年3月17日金曜日

【3/18(土)予想について】※3/18(土)09:00追記

前提から申し上げますと

「ストライキが決行されている状態で開催された場合、馬券の購入は見送る」

ことといたします。

賃金体系の問題は当事者間の話し合いで決めることが前提につき私が口をはさむことでは無く、思うところはたくさんありますがその点についての論評はここでは控えさせていただきます。

一方で、本来お世話をしている担当者がつかない状態でレースに向かわされる馬たちへの影響というのは定量的に測れないうえ、我々からすればどの馬がその影響を受け、どの馬が受けていないのかの見分けが不可能であるがゆえ、不確定要素の大きい中での競馬開催に財産を投じるのはリスクが高いと判断する次第です。

こんな場末の個人ブログを見に来てくださるくらい競馬に精通された方なら周知かと思いますが、馬は繊細な生き物であり、また人間が思う以上に人間のことを理解しています。突然見ず知らずの人間に餌を与えられたり体を洗われたり、そういった微妙な環境の変化が及ぼすストレスは無視できないはずで、メンタル面の変調に起因するパフォーマンスへの影響を考えると馬券購入の難易度はかなり高くなると思料されます。

従いまして、正規の厩舎スタッフを欠いた状態で競馬開催がされた場合は、馬券の購入対象として相応しくないと判断し見送ることといたします。

尤も、この手の労働争議というのは水際のタイミングまで交渉がなされ、一定の譲歩を引き出したうえで解決するケースも多いものです。記憶に新しいところでは2014年に相鉄HD系の各社(相模鉄道・相鉄バス)が始発からストライキに突入したものの、午前7時ごろに妥結を見、順次営業を再開していった例があります。鉄道会社をはじめとした交通インフラは影響度合いの大きさもあり他業種と比較しても特に労組の力が強い業態故一概に同じようには言えないですが、調教師会も馬主から財産を預かって運用する立場である以上その管理体制を維持できない状態を放置するのは本意ではないでしょうから、とにかく今はただ一刻も早い解決を願うのみです。

[3/18 9:00追記]

中山で「事故による出走取消」が既に2件発生しており、表に見える形で影響も出始めている模様です。残念ながら今日の開催については通常の形ではできなかったということで、正式に見送りといたします。

但し、レースが開催されている以上は公式に記録として残り、過去戦歴のストックとしての扱いを変えるわけにはいきませんので、いつも通り分析やら競馬新聞の購入やらは行っております。厩務員・調教助手と同様に、競馬に関わる様々な人たちの日常は、我々ファン側のいつも通りの経済活動によって成り立つのだということを想いながら。

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