昨日から開幕した秋の東京開催。猛暑の影響で芝の生育は非常に良く、びっしりと生えそろった芝コースで騙しなしの瞬発力勝負が繰り広げられました。メインのゴンバデカーブースはわかりやすいですが、芝で行われた9Rのtvk賞も4F通過が49.2というスローペースながら前に行った馬が残せない決着になったことからも、どこにいようが末脚の使えない馬は通用しないというコンディションです。かといって後ろ有利なのかと言われれば必ずしもそうではなく、前にいてもそれなりの脚を持っていれば残せはするわけです。
人気上位の3頭は何れも後ろから行く馬たちですが、3頭とも東京コースで32秒台の脚で勝った実績を有しており、ここで好走する資格は十分と言えます。しかしながら、何れもここが目イチというはずはなく、ソングラインに至っては中3週でBCマイルに遠征する前提ですからここはあくまで本番で折り合わせるための試走という意味合いが強いです。そういった意味では他2頭も含めて無理をせず直線向いてからの脚でどこまで、というレースをすることが想定され、それでも大半の馬たちは交わせるでしょうが唯一ここで残せる可能性があると考えるのがノースザワールドです。
相手なりに好走できるタイプで、前に目標を置いてレースができるのが理想です。3走前のスピカSは離し逃げを打ったテーオーシリウスの2番手を追走し、重馬場で参考程度ではありますが当時⑤着だったローシャムパークに0.6差をつけての快勝。前走のメイSはスタートでアオって先手を取れなかった分の⑦着で参考外。11走前の須磨特別ではスローペースでもない中33.2の脚を使って差し切ったように持てるポテンシャルは高く、バビットがハナを主張して2番手を確保できればじっくり構える人気馬に一泡吹かせられる可能性は十分でしょう。
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