2走前の能勢特別の内容を評価したいです。当時は56kgを背負い、55kgで②着だった3歳牡馬アスクドゥポルテを完封。後半4F11秒台が続くラップを押し切っており、向こう正面から下り坂が続く小倉のコース形態もこれに似たラップを刻むことから舞台適性は高いと見ています。このレースは修学院S組から3頭が出ていますが、当時の斤量差で言えば勝ち馬ミッキーゴージャスと0.7差⑥着だったこの馬は同斤で、今回3kg(=約3馬身≒0.6差)の斤量差は妥当と言えるでしょう。その上で、当時⑤着だったセントカメリアに対しては斤量差が1kg→3kgに拡がるので計算上は優位に立っていること、器用な立ち回りが要求される小倉2000mコースで内目の枠を引けたことを踏まえれば人気差ほどの力量差は無いはずです。
■京都11R/淀短距離S キャプテンドレイク
冬場に良績が集中する馬で、かつ休み明けは太目が残りやすく走らないタイプ。前走のタンザナイトSは+16kgとお釣りを残した仕上がりでしたが、最後方から0.5差⑥着まで押し上げてきました。芝が脆く先行勢がスピードを生かしにくい今の京都の馬場ならば間に合ってよく、得意時季、叩き2走目の前進期待です。
■中山11R/ニューイヤーS フィールシンパシー
中山マイルで崩れずに走れていますが、2走前の紅葉Sでは1.31.9の勝ち時計をマークしており時計勝負への対応力も見せています。月曜の最終レースで1.32.5の時計が出たように今の中山は高速決着が見込まれ、メンバー中唯一マイルで1分31秒台の時計を持っているこの馬の出番と見てよいでしょう。
■中山6R バビロン
過去2戦とも東京の1800m戦に使われ⑥⑦着。前走の未勝利戦は直線で進路を探しながらの分もありましたが、何れも速い上りに対応できていませんでした。現3歳世代が初年度となる父アルアインは現役時代皐月賞・大阪杯と上がり勝負になりにくいG1を2勝しており、サンプルは少ないながらも東京芝は延べ15頭が出走し(0,1,0,14)と苦手な様子。半兄のワセダインブルー、ハイエストピーク、ダイワチャーチルも揃って東京で勝てず→中山で未勝利勝ちという経歴をたどった兄弟で、この舞台替わりが吉と出れば。
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