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当ブログは、広尾サラブレッド倶楽部株式会社様のご厚意により、同倶楽部の所有する競走馬の写真及びWebサイト記載情報の転載許可を頂いております。

2025年1月26日日曜日

【1/26(日)予想】AJCC・プロキオンSの注目馬とねらい目レース(壇ノ浦S)

■中山11R/アメリカジョッキークラブカップ ボーンディスウェイ

一瞬のキレには劣るものの道中からじわっと加速できるタイプで、弥生賞③着など中山に良績が多いのも納得です。前走の中山金杯は差し決着の中を前目で踏ん張っての③着と力を見せました。好位外目を取れるかが好走のカギなだけに、再度の外枠も問題ありません。アウスヴァールが先手を主張して道を作ってくれればスンナリポジションが取れるはずで、変なまくりに出そうな人馬も居ないメンバー構成ならここに入っても自分のレースができるでしょう。


■中京11R/プロキオンステークス ホウオウルーレット

コンビを組んで④①②①着と手が合う岩田康Jに戻っての一戦。前走のベテルギウスSは前で運んだ馬の決着となり流れも向きませんでしたが、この馬自身も最終追いがいつものウッドではなく坂路とソフトでした。今回はウッドで3頭併せを敢行。遅れはしたものの元々稽古は地味な馬で問題視する必要はなく、好位のインを取れそうなこの枠も好材料。とにかく今の中京ダートはインを取って運んだ馬がバンバン上位に来るコンディションで、理想はハナを主張するであろうサンデーファンデーの後ろあたり。スリーエイチの2頭はゲートが速いとはいえず、その外にも差し勢がずらりと並んだ今回は「岩田ポジション」が取れるチャンスでしょう。


■小倉11R/壇ノ浦ステークス ダークエクリプス

冬の小倉開催は3年連続の参戦。一昨年は別府特別①着、昨年はこのレースで②着と得意にしており、前走の函館戦からここを目標にじっくり作られてきました。昨年は最後に止まったところを差されてしまいましたが、今の小倉芝のコンディションであれば平均ペースなら止まらないはず。芝中距離の3勝クラス戦はここを逃すと最終週の関門橋Sまで無いため、陣営としてもここで決めたいはずで。


2025年1月25日土曜日

【1/25(土)予想】小倉牝馬Sの注目馬とねらい目レース(初富士S)

■小倉11R/小倉牝馬ステークス セントカメリア

いくら馬場がいいとはいえ、このメンツでは前半57秒くらいのペースになることは必至でしょう。そんな乱ペースの2000mを走り切れる牝馬というのも決して多くはなく、おそらく直線では先行勢が垂れてインが渋滞になることが予想されます。ここで狙いたいのは「ハイペースを差せる馬」かつ「外目を回してきそうな馬」です。今回のメンバーの中で前半57秒台のレースでの好走経験がある馬は何頭かいますが、脚質的に外を回さざるを得ないであろうセントカメリアから入りたいです。

前走のターコイズSは距離短縮で折り合えたとは言え、結果的に前目につけていた馬たちでの決着となり流れが向きませんでした。再度2000mを使うとなると折り合いが鍵ですが、乱ペース必至のこの舞台であれば問題ないはず。4走前の小倉記念(中京)では前半57.1の流れから、レコードで勝ったリフレーミングと同じ上がり34.1の脚を遣い0.3差⑤着と健闘。当時先着したコスタボニータも出ていますが、前付けしてひと脚、というタイプで今回は位置取りに苦労しそうなだけにチャンスが生まれ得るのはこちらでしょう。


■中山11R/初富士S ロジマンボ

前走の常総Sは痛恨の出遅れで⑬着。前目での決着となった中でも最後は脚を遣えており、使われながら確実に良化しています。元々が連戦で調子を上げるタイプで、未勝利勝ちは7戦目、1勝クラス勝ちは叩き3走目、2勝クラス勝ちも叩き4走目。発馬が鍵も外枠ならリカバリーもたやすく、叩き4走目となるここで人気しないのであれば。


2025年1月19日日曜日

【1/19(日)予想】京成杯・日経新春杯の注目馬とねらい目レース(ジャニュアリーS)

■中山11R/京成杯 センツブラッド

キャリアの薄い馬同士の争いとなる世代限定戦は正確な能力比較が難しいのですが、一つ幸いなのは京成杯がクラシックに直結するレースになりつつあることです。いかに本番までの間隔を取るか、という使われ方が一般的になりつつある中で、ここで賞金加算に成功すれば皐月賞に直行できるわけです。かつては仕上がり早の馬がタイトルを取るだけ取ってクラシックでは用無し、というケースも多かったのですが、最近はホープフルSを自重したうえでクラシックを逆算して使ってくる馬が増えました。クラシックを志向する水準の馬が集まるだけに、「スローペースしか経験していない馬」よりは「ミドル以上のペースを経験している馬」を評価したいですし、その中でも「ハイペースを差した馬」よりは「ハイペースを前目で頑張った馬」をより上位に取りたいです。

センツブラッドの前走は芝2000m戦にして前半が59.8と流れ、4角からの立ち上がりで早目に先頭に立って押し切ったレース。2歳戦で最長距離となる2000m戦でこのペースで前目につけ押し切れるのは能力の証ですが、前が垂れてしまった分早目に先頭に立たざるを得なかったわけで本来はもう少し壁を作って運びたいはずです。ミニトランザットがペースを作りそうなここは番手のインが取れそうで、中山巧者のルーラーシップ×マーメイドS勝ちのサマーセントであれば坂も問題ないはず。ここまでのパフォーマンスから買うならこの馬でしょう。


■中京11R/日経新春杯 ショウナンラプンタ

スタートから正面直線を目いっぱい走る中京芝2200mコースは、クラスが上がって前半が流れると途端に差し有利のコースになりがちです。


上記は2020年以降にこのコースで行われた重賞(良馬場)の③着内馬の一覧ですが、差し馬が2頭以上、多いときは3頭すべて差し馬というレースも見られます。


また、2021~23年の中京開催を抜き出すと、「距離短縮組」が最も良い成績をあげています。そのため、序列としては「前走で2400m以上を使ってきた差し馬」が最上位と考えることができます。

ショウナンラプンタは気性面の課題と向き合いながら前走の菊花賞で④着。引っ張る馬がおり距離も詰まるここは折り合いの不安なく臨める舞台で、実質的に4歳牡馬同士の争いとなるここなら平坦でしか勝ち星のないヴェローチェエラやダービー以来久々のサンライズアース、逃げるしかないメイショウタバルとの比較で自ずから上位となるはずです。


■中山10R/ジャニュアリーステークス サーマルウインド

ハコダテブショウが控える競馬を示唆しており、完全に逃げ馬不在のレースになってしまいそうです。こうなると直近芝のスプリント戦で速い入りを経験しているサーマルウインドがスピードの違いで前に行きそうですが、実は520kgという馬格はこのメンバーの中で五指に入る立派なもの。


上記は昨年12月からの連続開催における同コースの馬体重別成績。特に今年は12月に全く雨が降らなかったこともあってか、力のいるダートとなり短距離戦でも520kg超が優秀な複勝率を叩きだしています。サーマルウインドは初ダートですが、元々芝でも稍重以下なら(3,0,0,1)と力のいるコンディションに強く、前に行ってそのまま、というシーンがあっても。

2025年1月18日土曜日

【1/18(土)予想】ねらい目レース(カーバンクルS、中京5R、中山12R)

■中山11R/カーバンクルステークス ジャスティンスカイ

依然として時計が出るコンディションにあって、昨年の鞍馬Sを1.06.9で制したように時計勝負に強いジャスティンスカイの出番があると見ています。前走のタンザナイトSでは位置を取るレースをして⑥着でしたが、2か月半ぶりの実戦でデビュー最高タイの540kgと絞り切れなかった分もありました。距離を詰めて使われ続けているようにテンションに課題があり、調教で絞るのには限界があるためひと叩きされたここは上積みも見込めるはず。内前有利ではあるもののゴール前はインの芝が掘れはじめており、最後のひと脚で決まる展開になれば頭まで。


■中京5R シャルクハフト

前走は1コーナー手前の落馬事象を回避して減速する不利。しかも4角5番手までの馬が掲示板を独占する前残り決着を追い込んで⑥着なら十二分に評価できる内容でした。本来はもっと位置を取って運べる馬で、初速のつかないタイプの多い今回のメンバー構成なら好位から運んで好走可能でしょう。


■中山12R パストラーレ


シルバーステート産駒にとって鬼門の東京で小差の好走。上記のデータが示す通り、東京と中山では連対率が倍も違います(芝ダートともに同様の傾向)。今回は主導権を取ることを企図しての距離延長ですが、人気のトライデントスピアが先団で蓋をすれば逃げを打った馬にチャンスが生まれ得ると見ます。

2025年1月13日月曜日

【1/13(月・祝)予想】シンザン記念の注目馬とねらい目レース(ニューイヤーS・中京7R)

■中京11R/日刊スポーツ賞シンザン記念 アクルクス

昨日の淀短距離Sは1枠のソンシとバルサムノートのワンツー決着。③着も逃げたグランテスト、④⑤着にもインを立ち回り直線でラチ沿いを伸びてきたホープフルサイン・エトヴプレが入るなど、特に短距離戦ではいかにインを走れるかが重要な舞台になっています。それだけに、内枠に実績馬が入るとだいぶオッズにも織り込まれている様子でこのレースも例にもれずインに入ったマイネルチケット・タイセイカレント・リラエンブレムといった顔ぶれが人気の一角に。ここまで極端であれば、オッズ的に軽視されている内枠勢を買っても良いのではないでしょうか。

アクルクスはここまで2戦とも京都を使われましたが、右回りでは内にもたれる面があり実際に新馬戦は直線でまっすぐ走らせるのが精いっぱいという内容で勝ち切りました。前走の秋明菊賞は1400m戦にして前半3Fが36.9という超スローペースを差しての⑤着。もたれは相変わらずも前に馬を置いて折り合い自分の脚は遣えていただけに、距離延長と左回り替わりで前進の余地は残していると見ます。実績馬も多く足りない可能性はありますが、見限る要素も無いだけに内枠でここまで人気が無いのであれば。


■中山11R/ニューイヤーステークス イフェイオン

体質的になかなか続けて使えない一方、休み明け緒戦はどうしても気合が入りすぎてしまうのがネック。実際に初勝利は新馬を叩いて中3週の未勝利戦で、同様に3か月振りの実戦だった桜花賞から中3週のNHKマイルCでも⑤着と好走しています。大外枠がどうかも、これら好走時と同じ叩き2走目の中3週で走りごろでしょう。


■中京7R ダノンブリザード

気難しいタイプで、前に壁を作ってメリハリをつけて走らせたい馬。実際過去2桁馬番を引いたときは(0,0,0,3)なのに対し1桁馬番では(1,2,3,2)。1桁馬番で臨んだ直近2走が着外ですが、2走前は芝短距離でしか結果を残せていないドイルJ、前走は騎手抽選レースで昨年未勝利の土田Jに当たってしまった分でした。まともな鞍上に戻るここは再度見直せるはずです。

2025年1月12日日曜日

【1/12(日)予想】フェアリーSの注目馬とねらい目レース(淀短距離S)

■中山11R/フェアリーステークス ニシノラヴァンダ

デビューの早期化が進む中、3歳重賞においては「どれだけ間隔を取ってレースに臨めるか」が重要な要素になりつつあります。


上記は2023年以降の3歳重賞の「前走間隔別成績」になります。数の少ない連闘と半年以上明けは別として、一番数の多い「9~25週(2~6か月)」が全てにおいてよい数値になっています。早期デビュー可能な育成施設を有する社台系の生産馬が底上げしている事実もありますが、特にフェアリーSのように1勝馬が多数を占める構成のレースになると目標レースから逆算して調整できるメリットがより顕著に出ます。


こちらはフェアリーS単体の過去10年における間隔別成績です。「中4週」というのは阪神JFからここに来る馬が中心で、そもそもそこで好走した馬は来ないですから凡走馬の巻き返しで数値が良くなっている部分があります。その特殊要因を考慮しなければ、そもそもフェアリーS自体も2か月以上の休み明けの馬が有利なレースと言えます。

ニシノラヴァンダはちょうど半年ぶりのレース。前走の函館2歳Sで②着した後、馬体の成長を促すため秋は全休。今回は20kgほど増えてきそうとのことですが、元々が420kg前後の小柄な馬なのでビルドアップは問題ないでしょう。今回のメンバーで唯一牡馬相手に重賞連対の実績があり、Cコース替わり初週の時計の出る馬場であればスッと前付けできるスピードは大きな武器。人気の盲点となりそうなここがねらい目と見ます。


■中京11R/淀短距離ステークス バルサムノート

折り合いに難があるうえ右回りではモタレてしまうことから、3走前に朱鷺Sで①着したように現状では左回りの1400m以下がベターという馬です。重賞ではパンチ不足もOP級では(2,0,0,1)と実績は十分。ここ2戦はメンバーや距離、回りなど合わずの敗戦で度外視可能なだけに、OP特別、左回り、1200m、好位を取れそうな内枠と条件の揃った今回はチャンスでしょう。

2025年1月11日土曜日

【1/11(土)予想】ねらい目レース(迎春S)

■中山11R/迎春S ファンタジア

堀厩舎の主戦の座を射止めた佐々木J。しかしながら序列として一番上なのはモレイラJ・レーンJをはじめとする短期免許勢です。先週の京都金杯でも「ずっと待っていた」キングJを鞍上に迎えたサクラトゥジュールでキッチリ勝利。中山に佐々木Jが居ながらキングJを迎えるファンタジアは、2走前の中山牝馬Sでも1.0差にまとめるなど準OPでは既に上位の力量を示しています。キレに欠けるだけにじわっと動ける長丁場も向いており、早目にふかせられる中山2200mなら能力全開でしょう。

2025年1月6日月曜日

【1/6(月)予想】ねらい目レース(万葉S・サンライズS)

■中京11R/万葉ステークス サンライズソレイユ

2勝クラス在級(=2階級格上挑戦)にして52kgというのはやや見込まれた感もありますが、そもそも前走のグッドラックHは勝ったスティンガーグラスが抜けており負けて強しといったところ。その前のステイヤーズSでスローペースを押し上げての⑥着も評価できる内容でした。その2走前に一緒に走ったゴールデンスナップ(牝馬)やメイショウブレゲとは当時はハンデが2kg差だったところ、今回は4kg差とさらに有利な状況に。キレる脚が使えない分上がりのかかりやすい中京開催は好都合で、人気でも妙味は十分かと。


■中山11R/サンライズステークス マイネルレノン

昨日の中山は芝1200mの1勝クラス戦で1.07.1の決着時計。昨年末の開催に続き時計の速い馬場となっています。マイネルレノンは高速決着に強く、前走の南総Sも1.07.4で走り②着に好走。当時は勝ったカピリナをはじめ出走メンバーのほとんどが牝馬で、比して斤量を背負う立場の牡馬の中では最先着。牡馬中心のメンバー構成のここは改めて。

2025年1月5日日曜日

【1/5(日)予想】東西金杯の注目馬とねらい目レース(中山8R)

 本年もよろしくお願いいたします。皆様の2025年が幸運と的中に満ち溢れますことを祈念いたします。

■中山11R/日刊スポーツ賞中山金杯 エアファンディタ

前走のチャレンジCは2000m戦にしては少し流れたものの、その分最後に差しが決まる展開にもなり③着好走を果たせました。急かさずに我慢できる武豊Jとも手が合っていた印象ですが、前回指摘した通り元々毎回自分の脚は遣えており8歳になっても衰えはありません。ここは先手を取りたいギャラクシーナイトに対し大外のホウオウビスケッツがどこまで競りに行くかに加え。クリスマスパレードの出方によってはかなり前半が流れる展開になることが予想されます。再度この馬の末脚が嵌る可能性に期待しても。


■中京11R/スポーツニッポン賞京都金杯 メイショウチタン

中京開催の金杯はとにかく内前を取れるかが鍵で、セルバーグが再度の積極策を示唆している今回すんなり2番手を取れそうなメイショウチタンにチャンスが回ってくると見ます。2走前の朱鷺Sは熱中症で参考外、前走のキャピタルSでもまだ尾を引いていたところで今回ようやく立ち直ってきたタイミングにテン乗りの横山典J。1週前の追い切りにも騎乗し坂路を49秒台で駆け上がってくるなど推進力を取り戻した様子で、他にお手馬がいたにも関わらず6年ぶり2回目の手綱となるこの馬を選んだとなれば要警戒です。


■中山8R ディオアステリア

既に現級では2度の③着がありクラス通用の力は示しています。前走の尾張特別でも中団のインをうまく運べていましたが、直線で待って内を突けばいいものをなぜか外に外に進路を求めて結果まともに追えずの⑩着。レースに参加していないに等しく、4走前に④着しているこのコースで仕切り直しは可能でしょう。