Special Thanks

当ブログは、広尾サラブレッド倶楽部株式会社様のご厚意により、同倶楽部の所有する競走馬の写真及びWebサイト記載情報の転載許可を頂いております。

2025年1月19日日曜日

【1/19(日)予想】京成杯・日経新春杯の注目馬とねらい目レース(ジャニュアリーS)

■中山11R/京成杯 センツブラッド

キャリアの薄い馬同士の争いとなる世代限定戦は正確な能力比較が難しいのですが、一つ幸いなのは京成杯がクラシックに直結するレースになりつつあることです。いかに本番までの間隔を取るか、という使われ方が一般的になりつつある中で、ここで賞金加算に成功すれば皐月賞に直行できるわけです。かつては仕上がり早の馬がタイトルを取るだけ取ってクラシックでは用無し、というケースも多かったのですが、最近はホープフルSを自重したうえでクラシックを逆算して使ってくる馬が増えました。クラシックを志向する水準の馬が集まるだけに、「スローペースしか経験していない馬」よりは「ミドル以上のペースを経験している馬」を評価したいですし、その中でも「ハイペースを差した馬」よりは「ハイペースを前目で頑張った馬」をより上位に取りたいです。

センツブラッドの前走は芝2000m戦にして前半が59.8と流れ、4角からの立ち上がりで早目に先頭に立って押し切ったレース。2歳戦で最長距離となる2000m戦でこのペースで前目につけ押し切れるのは能力の証ですが、前が垂れてしまった分早目に先頭に立たざるを得なかったわけで本来はもう少し壁を作って運びたいはずです。ミニトランザットがペースを作りそうなここは番手のインが取れそうで、中山巧者のルーラーシップ×マーメイドS勝ちのサマーセントであれば坂も問題ないはず。ここまでのパフォーマンスから買うならこの馬でしょう。


■中京11R/日経新春杯 ショウナンラプンタ

スタートから正面直線を目いっぱい走る中京芝2200mコースは、クラスが上がって前半が流れると途端に差し有利のコースになりがちです。


上記は2020年以降にこのコースで行われた重賞(良馬場)の③着内馬の一覧ですが、差し馬が2頭以上、多いときは3頭すべて差し馬というレースも見られます。


また、2021~23年の中京開催を抜き出すと、「距離短縮組」が最も良い成績をあげています。そのため、序列としては「前走で2400m以上を使ってきた差し馬」が最上位と考えることができます。

ショウナンラプンタは気性面の課題と向き合いながら前走の菊花賞で④着。引っ張る馬がおり距離も詰まるここは折り合いの不安なく臨める舞台で、実質的に4歳牡馬同士の争いとなるここなら平坦でしか勝ち星のないヴェローチェエラやダービー以来久々のサンライズアース、逃げるしかないメイショウタバルとの比較で自ずから上位となるはずです。


■中山10R/ジャニュアリーステークス サーマルウインド

ハコダテブショウが控える競馬を示唆しており、完全に逃げ馬不在のレースになってしまいそうです。こうなると直近芝のスプリント戦で速い入りを経験しているサーマルウインドがスピードの違いで前に行きそうですが、実は520kgという馬格はこのメンバーの中で五指に入る立派なもの。


上記は昨年12月からの連続開催における同コースの馬体重別成績。特に今年は12月に全く雨が降らなかったこともあってか、力のいるダートとなり短距離戦でも520kg超が優秀な複勝率を叩きだしています。サーマルウインドは初ダートですが、元々芝でも稍重以下なら(3,0,0,1)と力のいるコンディションに強く、前に行ってそのまま、というシーンがあっても。

0 件のコメント:

コメントを投稿