■阪神3R ヤマニンパンタジア
人には誰しも「得手不得手」というものが存在します。この馬の前走はスタートで挟まれレースにならずの⑮着。その前走の手綱を取った永島まなみJは、スプリント戦を不得手とする傾向が顕著です。
唯一1200mで勝ったのはホワイトターフの新馬戦。この時もゲート自体は平均以下でしたが、8頭立てでスタート後のプレッシャーもさほどでもなくすんなり運べました。基本的に下級条件の1200m戦は多頭数であり、ゲートの良さもそうですし馬群を的確に捌く技術が求められます。個人的には「差せる女子」として推したい騎手ではあるのですが、どうしても新人の頃は下級条件の短距離戦が主戦場になる為、成績を伸ばしにくい側面があります。古川奈Jと騎乗馬を総とっかえしたらお互いにぐんといい成績になりそうな気も…
それはさておき、上記の戦歴から「永島Jで1200m戦を走った馬の次走」の成績を調べると…
【前走距離1200m】
(3,2,2,34)単回62/複回80
+乗り替わり
(3,1,2,26)単回79/複回97
+前走9番人気以内
(3,1,1,13)単回141/複回103
元々見込まれていなかった馬はともかく、それなりの実力を見込まれていた馬(=9人気以内)の場合乗り替わりによって好成績を収めるケースが多く、今回のヤマニンパンタジアも上記全てに該当します。2走前は3角で行きたがった分お釣りを残せず、3走前の新馬戦では前残り展開を差し込んで0.2差④着。今回は前走で4角5番手以内だった馬が7頭おりペースも流れそうで、スムーズに外を回せれば好機です。
■東京12R ルージュアドラブル
5か月ぶりの実戦。これまで出走時馬体重が390~392kgだった馬が今回は410kg程度で出られそうとのことで、成長が見込めるコンディションで出てこられそうなのは何よりです。前走は4角で自ら止めてしまうような動きがあり、最後は流しての大敗ですから悲観する内容ではなかったもののどうも明らかに戸崎Jとは手が合わない模様です。2走前にテンバガーと0.1差③着した三浦Jとのコンビ復活で挑む今回は、2週前、1週前とウッドで併せ馬を消化し好時計をマーク。まともに走ればこのクラスなら突き抜ける実力はあるだけに、フルゲートを上手く克服してくれればいきなりも。
0 件のコメント:
コメントを投稿