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2022年2月12日土曜日

【2/12(土)予想】クイーンCの注目馬とねらい目レース(帆柱山特別、小倉12R)

■東京11R ロムネヤ

 新馬戦で高センスの勝ち方を見せたもののその後2戦が今一つ。2走前のアルテミスSはスタートからハミを取らず鞍上が終始促してもやる気を見せませんでした。前走の菜の花賞ではゲート内で突っ張ってるときにスタートを切られてしまい後方からの競馬を余儀なくされ⑤着。ただこの前走は暴走気味にハナに立ったフミバレンタインが②着に残したように明らかな内前有利展開で、それを後方大外を回して0.4差まで詰めたのですからスタートがまともなら…というところでしょう。重賞とは言え1勝クラスに毛が生えた程度の今回のメンバーなら引けは取らないはずです。

 あとは今回ルメールJが乗ってきた意味を考える必要がありそうで。

 今回の出走メンバーの中でルメールJが騎乗経験を持つのはショウナンアメリア(未勝利戦⑨着)のみで、現時点で牝馬戦線で重賞級の実績を持つお手馬はいない状況。それゆえ、木村哲厩舎×サンデーR×前走大野Jという状況のプレサージュリフトをはじめ乗り馬は選べる状況であったはずなのに、現状9番人気(11時現在)のロムネヤにわざわざ乗ってくるのは少し不可解です。

 そもそもデビューから3戦すべてロムネヤの手綱を取ってきた戸崎Jがそのプレサージュリフトに騎乗。一見すると国枝厩舎×金子真人HDというアカイトリノムスメと同じコンビにも関わらず見切りをつける格好ですが、逆に考えれば「ルメールJがプレサージュリフトを選ばなかったため戸崎Jにお鉢が回ってきた」という見方もできそうです。なぜその選択になったのかは判断がつきませんが、他の上位人気馬でもスターズオンアースやラリュエルなどその気になれば乗れたはずの馬がいたわけで、それでもあえてロムネヤに乗ってきたのにはルメールJなりの算段があるものと見られます。


■小倉10R/帆柱山特別 ニルカンタテソーロ

 久々に芝を使われた3走前の雷光特別を快勝。大外枠でスタートを決め好位で壁を作れたことが好走の要因だったのは言うまでもありませんが、最後の200mでいざ内に進路を確保すると一瞬で前を捉えたように最後の1Fで時計がかかる展開が得意と見ます。2走前は内枠で参考外、前走は直線半ばまで進路を確保できず不完全燃焼の一戦で、下記の表のとおり今の小倉芝1200mは外有利で大外枠を確保できたのは大きいです。馬場の良いところを走ってひと脚使えればこのクラスでもやれるはずで。

(参考)2022年の小倉開催における芝1200m戦の枠順別成績(先週まで)



■小倉12R キョシンタンカイ

 過去3回芝を使われていますが、明らかに距離の長かった1800m戦を除けば0.4差、0.6差といずれも現級で目途の立つ内容でした。出していくと末が甘くなる分ダートでそれを補おうとしましたが3走前、2走前のように溜めてひと脚を使わせた方が現状ではよさそうで、そうなると後方一気の決まりにくいダートよりも芝の方が活路を見出せそうです。

 ローカルの短距離戦は基本的に芝もダートも登録が多く、小倉の場合ダートは1000mか1700mになってしまうためこの馬の適性を考えれば芝1200mに出すのは決して悪い選択ではないでしょう。直近の成績だけで人気を落とすようであればこの起用は狙いたいです。

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