半兄ヴェルデグリーンはジャングルポケット産駒ながら重賞勝ちはオールカマーと中山記念の2勝。祖母にウメノファイバーが居る母系で、いとこのサンリヴァルも皐月賞②着とキレよりも牝系の力強さが前面に出る一族と言えます。
デビュー戦は東京の2000m戦でスローの追い比べとなりキレ負け気味の③着でしたが、当時の②着馬はおろか1.1差の④着馬も次走で勝ち上がっておりレベルの高い新馬戦でした(勝ち馬はミッキーカプチーノ)。一転して前走の1800m戦はエエヤンが1000m57.9で逃げるかなりのハイペースを離れた2番手を追走し、3角から差を詰めにかかると最後は後続を相手にせず突き放しての快勝でした。このレースの上がりは36.8。東京コースとしては異常なまでの前傾戦で、自ら動いていき最後の700mにわたって脚を使い続けた勝ちっぷりからも中山や阪神内回りといった上がりを要する舞台の方が向いていると言えます。行く馬のいないメンバー構成で自ら動いていける点もプラス。末脚自慢がどっしり構えているうちにリードを確保できれば残り目十分でしょう。
■東京8R フクウン
だいぶバレバレなのですが、前走が内枠を引き直線でどん詰まり。ハイペースで続々垂れてくる先行馬をモロに受けてしまい全く追えませんでした。一転して大外枠を引き条件好転となる今回はただでさえ人気してしまうのですが、単勝オッズだけ見るとここ2戦不完全燃焼のロードジャスティスや惜しいレースが続くバルミュゼットの方が上。人気順が逆転しない前提ならこれでもまだ妙味がある方と見て推奨します。
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