■東京11R/京王杯2歳S フロムダスク
今回のメンバーで芝レースへの出走経験のある馬のうち、唯一良馬場で走ったことがないのがフロムダスクです。しかしながらこの馬はいかにもな森厩舎の外国産馬で、デビュー戦も勝ち方自体は地味でしたが、1週前の坂路で48秒台をマークするほどのスピードの持ち主。良馬場であったならもっと楽に勝てていた可能性すらあります。
前走のカンナSはゲート内で煩い仕草を見せスタート後手。トリッキーな中山芝1200mの先行争いでラチ沿いを塞がれてしまいブレーキを踏むなどチグハグな競馬でしたが、スタート後長く直線を走る東京であれば、多少のミスはカバーできるでしょう。東京の秋開催は進行につれラチ沿いが固くなり時計が求められるのが例年の傾向で、良馬場で秘めたスピードを全開できればアッサリも。
■阪神11R/KBS京都賞ファンタジーS ブトンドール
前走の函館2歳Sは差し有利展開の恩恵もありましたが、ロスの大きいコーナーリングからよく差し届きました。デビュー2連勝はいずれも函館芝1200mの稍重馬場で、時計で押し切るタイプでない分距離延長も問題ないでしょう(ビッグアーサー産駒なのでマイルまで行くとどうかですが)。中間はアロマデローサと併せて先着するなど、一息入れて状態も良好。この先の重賞はマイル以上のレースが多く、ここでもう一丁を狙っての参戦でしょうから素直に期待です。
被されるとよくないうえ切れる脚も無いため、被されずに運べ時計のかかるシチュエーションが理想。現に5走前の現級④着は函館芝でのもので、昨年夏も札幌芝で⑥⑤着と小差のレースをしており時計のかかる洋芝が向いた結果でした。よって現状は洋芝か、時計が求められないダートでしか期待できないという現状です。
ここ最近は全く自分の走りが出来てなく、ダートに戻った前走は最内+距離短縮で位置を取れず。2走前も被されて早々終戦、3走前は外目の3番手こそ取れましたがレース上り33.6で全く歯が立たずで、6走前・7走前はスタート決まらずこれもまた被されてしまいました。しかし7走前の⑥着が好内容で、今回と同じ東京ダ1600mを使われ2番手外追走から直線で一時は先頭に立ち見せ場を作りました。結果として差し決着に屈したものの先行勢では最先着で、稍重だった馬場を考えればよく頑張りました。今回は大外+時計のかかる良馬場で条件はガラリと好転するうえ牝馬限定戦。好走条件の揃ったここは一変あっても驚けません。
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