メンバーを見渡せば、JC③着のヴェルトライゼンデとオールカマーでジェラルディーナの②着だったロバートソンキーが人気を分け合うのは必至でしょう。しかしながら元はと言えば前者はG3を1勝、後者に至っては重賞タイトル自体が無いという馬同士。そもそも今回のメンバー14頭のうち重賞勝ち馬は5頭しかおらず、冷静に見れば存外低調なメンバー構成と言えるでしょう。それならば展開利を見込んで人気薄から入るのも手と見てモズナガレボシを推奨します。
このブログにも何度か登場していますが、とにかく速い上りが使えないため上がりのかかるコンディションやコース形態の後押しが無いと厳しい馬です。中京は3角から下りに入りゴール手前で急坂があるためそこで一気に上りがかかる構造となっており、おまけにスローで逃げたアブレイズが残せなかった昨日の愛知杯を見てもわかる通り、雨の影響も受け外目にバイアスが移行しつつあります。
モズナガレボシにとっては一昨年の小倉記念がこれと似たような状態で、雨の残る外差し有利馬場を味方に勝ち切ったものでした。当時は格上挑戦で53kgという軽斤量も味方につけての好走でしたが、今回もハンデ戦でヴェルトライゼンデとは4kgの差。元々大きく崩れるタイプではなく着差はまとまっており、前走の小倉記念にしても内を進んだマリアエレーナが圧勝する流れの中終始外々を回り続けた分の大敗で度外視できます。休み明けになりますが調教負荷もかなりかけられており、2週続けてメイショウヨカゼとの併せ馬で上々の動きを披露。京都開催が再開されるとこのような恵まれる条件でのハンデG2はほとんどないだけに、ここでもう一花と行きたいところです。
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