2歳戦の内、1400mで施行される重賞は今週の2重賞のみですが東京で行われる京王杯はスピード勝負の色合いが濃く、前走から距離延長で臨んできた馬が好成績を収めています。
同距離(4,2,3,41)勝率8.0/複勝率18.0
距離短縮(1,3,3,26)勝率3.0/複勝率21.2
距離延長(5,5,4,39)勝率9.4/複勝率26.4
中でも優秀なのは小倉2歳S組で、過去11頭が出走し(3,1,2,5)。今回該当は勝ったアスクワンタイムと②着だったミルテンベルクですが、瞬発力勝負になる東京でならより後ろから脚を使えるアスクワンタイムが引き続き有利と見ます。全兄ファンタジストもこのレースを制しており兄弟制覇の期待大でしょう。
■京都11R/KBS京都賞ファンタジーS ピューロマジック
同じ1400mの2歳重賞でも、京王杯と違いこちらは距離短縮組が有利です。
同距離(1,4,3,36)勝率2.3/複勝率18.2
距離短縮(3,3,2,13)勝率14.3/複勝率38.1
距離延長(3,0,2,23)勝率10.7/複勝率17.9
但し、前走でこれを超える距離を使ってきた馬というのはそもそも多くなく、今回のメンバーではヒヒーン、テラメリタ、ワイドラトゥールの3頭のみ。回収率の観点で見れば短縮組が単回69/複回79なのに対し延長組が単回378/複回167と圧倒。馬券妙味を考えれば「激走しそうな距離延長組」を狙うのが近道と言えるでしょう。距離延長=前走芝1200mを使っているとなるとほぼほぼ小倉か北海道に限られるのですが、うち「北海道開催で前走0.6以上千切って勝ってきた馬」は(1,0,1,0)と2例とも好走(17年ベルーガ①着、15年ブランボヌール③着)していました。
それに唯一該当するピューロマジックの前走は、先行勢で唯一荒れた内側を通りながら直線では後ろを振り返る余裕を見せ1.7差の圧勝。馬場が良くなるにつれパフォーマンスを上げている点からも今の京都の馬場は向いており、母メジェルダも15年のこのレースで②着。1400m迄なら守備範囲と見ます。
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