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2023年11月3日金曜日

【11/3(金・祝)予想】JBC4競走の注目馬

■門別11R/JBC2歳優駿 サンライズジパング

2歳戦の早期化が進む一方で、供給が追い付いていないこともあり多くのレースは10頭以下、地方や中央の1勝クラス戦では5~6頭というレースも珍しくはありません。一方このレースは来月の全日本2歳優駿に繋がるステップとして、中央馬VS道営馬の構図となり多くの馬が集まります。前身の北海道2歳優駿の時代を含めた近5年で見ると、それまでに10頭立て以上のレース経験が無かった馬では2018年のミヤケの③着が最高。中央馬にしろ地方(道営)馬にしろ、多頭数の経験がある馬を優先して買いたいレースです。

実質的に中央勢VS道営勢というレースですが、道営勢で人気が予想されるサンライズC組の2頭は何れも9頭以下の小頭数戦しか経験が無く、いきなりの多頭数戦は少々不安。となると中央勢を上に見たいところではあるものの、フォーエバーヤングは矢作厩舎でダートの新馬戦を勝った馬は次走(0,2,0,9)とほぼ壊滅状態の中強くは推しにくく、折り合えない育成の武幸四郎厩舎の2頭はこの距離でどうか、芝の小頭数戦しか勝っていないモアリジットも未知数となれば、大外枠でもサンライズジパングとなるでしょう。当時下したアンモシエラは次走ですぐ勝ち上がりとレースレベルも決して低くなく、4角で膨れたようにまだ若さを見せつつも勝ち切った内容は十分に評価できます。1週前にはウッドで51.4-11.7の好時計でノットゥルノに先着するなど状態も問題なく、軸として信頼。


■大井9R/JBCレディスクラシック ラブラブパイロ

レースクラッシャー・テリオスベルの参戦で一筋縄ではいかなさそうなメンバー構成。人気が予想されるアイコンテーラーを含め、JRA勢の多くは前から行きたい馬ばかりでテリオスベルが行き切った後で3角あたりから動こうとすれば大井の重い砂に消耗する可能性が高いです。唯一アーテルアストレアは控えてレースが出来ますが、菱田J→武豊Jと相次いで怪我で乗れなくなり、運悪く騎乗経験ある騎手全員がアメリカ、門別、先約で乗れずテン乗りのデムーロJに乗り替わり。ベストは左回りでもありここでのパフォーマンスが未知数なだけに、地方馬にもチャンスある舞台と見ます。牝馬大将格はもちろんフェブラリーS⑥着のスピーディキックですが、元々使える脚が一瞬で好位からひと脚というタイプにつき、先行馬が下がってくるのをどう交わすかという課題もあります。

それならば近走で強い競馬が光るラブラブパイロの一発に期待する手はないでしょうか。4走前のベガ賞(B2B3)では37.1の脚を繰り出して1.8差の圧勝でしたが、このレースは向こう正面から先頭に立ってなお最後まで伸び続けたという強い内容。そもそも37.1という上り自体大井では稀にみるレベルの切れ味で、それを1600mのレースで出しているのですから今の充実ぶりは本物でしょう。2走前に2000m戦を勝っており距離も問題なく、馬込みを嫌うタイプですから外枠を引けたのも好材料。基本前に行った時しか好走できない西J(サルサレイアに騎乗)からテン乗りとは言え今節人気薄での好走が目立つ藤田Jに乗り替わりはプラスと見てよく、前半上手く押さえが効けば末脚で台頭余地あると見ます。


■大井10R/JBCスプリント リメイク

ドンフランキーが居ない以上、この条件では不動の軸です。他の馬もリメイク未満のメンバーの交流重賞で力量の限界を露呈している馬ばかりで、「地元じゃ負け知らず」状態の上がり馬も見当たりません。


■大井11R/JBCクラシック ケイアイパープル

コーナー4つ以上の舞台で早めのスパートからタフな勝負に持ち込むのが身上で、砂の入れ替えでタフになった今の大井の馬場はこの馬に味方するはずです。ウィルソンテソーロの位置取りが鍵ですが、これまでは中団から自然にこぼれてくる先行勢を受け止めればよかったのに対しケイアイパープルのような脚の使い方をされると厄介なはずです。メイショウハリオ、テーオーケインズの実績馬も次を見据えたレースでもあり早目に動くことは無いはずで、ワンチャンを狙う他の馬がそれらの動きを待つような展開になればあれよあれよの好走も。

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