秋の砂入れ替えで大井の馬場は夏までとは全くの別物になってしまいました。2000mで行われたG1級レースの勝ちタイムを比較すると
6/28 帝王賞(メイショウハリオ) 2.01.9
7/12 JDD(ミックファイア) 2.04.6
11/3 JBCクラシック(キングズソード) 2.05.1
と古馬G1級同士で3秒以上の差がついています。キングズソードのJBCクラシックは楽勝故もっと追っていれば時計は詰まっていた可能性はありますが、実際に大井所属馬で夏秋を跨いで1200m戦を連勝している馬でも勝ち時計は2秒ほど遅くなっており、個体差では説明のつかない時計の掛かり具合となっています。元々中央と地方では砂の深さが違うため適性が分かれる傾向にありましたが、今の大井は特に適性の差が顕著に出ると考えてよく、中央の軽い砂や海外の土に近いダートなど、時計の出やすい馬場で好走してきた馬は信頼しにくいコンディションです。
そうなると、JBCクラシックを圧勝したキングズソードが当然に浮上します。馬自身の成長もありますが、キャリア序盤の騎手起用がもっとまともであれば3歳からダート重賞に顔を出せたレベルのはずです(兄のキングズガードは川田Jに手が替わって3歳の内に準OPまで昇級)。ただ、常に間隔を開けて使われてきた馬で前走の激走から2か月という間隔が十分なのかは確証が持てず、前走時より最終追いが軽くなっているのもやや気がかり。それならば従前から連戦ローテで結果を出しており、新旧両方の大井の馬場で好走しているノットゥルノの妙味を狙いたいです。中央場所では完全にスピード不足を露呈しておりますが、地方の右回りでは(1,3,0,1)と抜群の相性。位置取りも悪かった前走のチャンピオンズCは度外視してよく、再び②番枠を引けた今回は2走前の再現が可能と見ます。内枠2騎の争いと見て狙い打ちます。
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