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2026年4月29日水曜日

【4/29(水)地方競馬予想】羽田盃の注目馬

■大井11R/羽田盃 サンラザール

中央勢が出走できるトライアルレースは2つありますが、京浜盃は7頭立てで4頭出走した中央勢が3着までを独占、雲取賞に至っては16頭立てで4頭出走した中央勢が4着までを独占する結果に。そもそも最大12頭出られる地方勢と違い、中央勢は4頭しかない出走枠に滑り込むだけでも大変な状況なわけです。土曜のユニコーンSの登録16頭のうち7頭は2勝馬で、ケンタッキーダービーに転戦したワンダーディーンも含め10頭以上の3歳ダートOP馬の上澄みしか出られないのが南関3冠であり現段階において中央勢の圧倒的優位は揺るがないと見てよいでしょう。

それはこの2つのレースの質を見ても明らかです。何れも1000m通過が63秒ほどというスローペースで前につけた中央勢が直線入り口から加速して後続を離すという内容で、京浜盃で楽に逃げていたように見えたアイリーズはなすすべなく最下位に沈み、雲取賞でも好位のインにいたアヤサンジョウタロは4角でついていけなくなり6着という結果に。特にこの雲取賞は4着までが中央勢で5着には逃げたゼーロスが入っており、控えていた地方勢は4角から追い通しのアヤサンジョウタロすら交わせなかったわけです。7着のエンドレスソロウも道営デビューの馬で、楽逃げの叶ったゼーロス以外の南関デビュー組は中央勢と道営デビュー馬に及ばなかったという残酷な現実があります。

但し、これは南関のレベルそのものにケチをつけているのではなく、ここに有力馬が出てこないという「番組の欠陥」が問題の全てであると考えられます。例えば来週4日に行われる船橋の東京湾カップ(S2)は南関限定の重賞ですが、ここにはなんと65頭もの登録馬が殺到。特に、4連勝中のシーテープ(船橋)をはじめ本来は南関3歳勢のトップクラスとして羽田盃に出てもおかしくない馬までもがここに狙いを定めており、実はアヤサンジョウタロですら補欠4番手という混雑ぶりを見せています(実際には羽田盃に出ている馬や青葉賞に出たコスモギガンティアが回避すれば出られはすると思うのですが)。東京湾カップの1着賞金は2,000万円。一方、羽田盃はもしトリグラフヒルが回避してなく中央勢が4着までを独占したと考えれば、やっとの思いで5着に入ったところで本賞金300万円+地方馬最先着で800万の1,100万円を得るのが精いっぱい。付加賞金制度があるので6着(=地方馬で2着)なら600万円がもらえますが、7着(=地方馬で3着)では240万円なので東京湾カップの3着賞金(400万円)より低くなってしまいます。要は、南関所属馬にとってクラシックは「割に合わない」レースになってしまっており、上位層がこぞって出走を回避した結果、中間層(南関重賞に出られない程度の賞金しかない)の馬が集まるという現状が出来上がっているわけです。

※参考:NAR所属馬の奨励金・報奨金制度

今回のメンバーを見渡しても、移籍初戦を圧勝したサンラザールと道営からの移籍組であrるアヤサンジョウタロ・エンドレスソロウ以外は中距離でパッとしない成績の馬か短距離の重賞を走ってきた馬(デンテブリランテ、モコパンチなど)ばかり。道営デビュー馬を物差しにすれば地元勢に印を回す余地はほぼないというのが正直なところです。道営2騎にしても雲取賞のレースぶりを考えれば、まだ中央勢同士で潰しあいする展開にでもなれば誰かが紛れて…ということも考えられなくはないですが、ここもおそらくアイリーズが行って番手を中央勢が固め、無理のないペースで直線は3頭の追い比べ、という流れが想定される(もしアイリーズが行かなければ、スローで前付けした中央勢の瞬発力にかなう地方勢は居ない)だけに、基本的にはロックターミガン、リアライズグリント、フィンガーの順番をどうするかのレースだとは思います。

それでも無理やり紛れを期待するのであれば、サンラザールということになるでしょう。一応中央時代にはフィンガーに勝っており、前走のスターバーストカップのパフォーマンスからは1800mで1分55秒を切る水準で走れる能力を持っている可能性はあると言えます。ただ2走前の1勝クラス戦の走りからすれば上位3頭との力量差は否めないだけに、それを織り込んだうえで4番人気というのはちょっと割に合わないので個人的に馬券を買うかどうかは別の話ということで…

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