[1]①ギャラボーグ(横山和)
桜花賞2着以来半年ぶり。中間の追切では格下相手に手ごたえ劣勢の内容で、1週前にしっかり追う杉山晴厩舎にしてはウッドで51秒台の逆時計というのもいただけません。春よりも前進気勢が増したという鞍上談もあり、コーナー4つの2000mがプラスとは見えないだけに。
[1]②テイエムアイラン(富田)
3連勝中ではあるものの、前走の納屋橋特別は53kgでスローの逃げ切り、2走前のメルボルンTにしても3歳限定の条件戦を逃げ切ったもの。これがもう少しスピードに乗せるタイプならばここでも好走の期待は持てますが、距離延長でいきなりG1となると…
[2]③マスターソアラ(武豊)
前走の紫苑Sは4角までインを通り直線で外に進路を切り替えキッチリ脚を伸ばすというお手本のような騎乗。決して重馬場が得意というわけではないものの、時計はかかった方が良いタイプで結果的に重馬場が味方したと考えた方が良さそうで、まっとうな良馬場でスピードを求められるとなると。
[2]④エンネ(坂井)
吉岡厩舎は週末追いのため最終の時計は地味に映りますが、日曜にウッドで69.8-11.0の時計をマーク。煮詰まりやすい気性故直前にあまりやりすぎないのはこの馬のリズムにも合っています。前走のローズSはしまいに物足りなさが残る②着も夏を全休させた分ねじが締まり切っていない中でのレースで、ブリンカー効果で位置を取ってレースが出来たのはここにつながってくるはずです。3走前のフローラSでは開幕週で外を回しながらオークス③着のラフターラインズに迫る②着と同世代ではやれるところを見せているだけに軽視は禁物でしょう。
[3]⑤タイセイボーグ(西村淳)
前走のローズSは最終追いで併せた相手が想定より速く、この馬の時計も予定より速くなってしまったとのこと。終始外を回らされタメを作れなかったレースでもあり、大敗はやむなしでしょう。チューリップ賞後の骨折で成長がどの程度か推し量ることが難しいのはありますが、少なくとも桜花賞②着のギャラボーグではなくこちらに西村淳Jが乗ってきたという点においては、鞍上はまだこの馬のポテンシャルを信じていると考えてよさそう。2歳時の実績を考えれば元々の素質は世代上位で、インでひと溜めするレースが出来れば。
[3]⑥ラベルセーヌ(荻野極)
デビュー戦となった4走前の未勝利戦の勝ちタイムは1.47.0。同じ中山芝1800mで前日に行われた中山牝馬Sの勝ちタイムを0.1上回っており、素質の高さは疑いようはありません。ただこのところの2連勝はワンターンのコースでスローから切れ味を使ったもので、2000mのフローラSでは末脚不発で⑤着と敗れていることを考えると距離かペースの壁があることは否定できない可能性が。
[4]⑦バースデイフライト(田山)
減量騎手が跨っても1勝クラスを勝てない現況。フラワーC、忘れな草賞で掲示板にも入れなかった春からの成長は一息と言わざるを得ず。
[4]⑧モンローウォーク(戸崎)
先行して好位から直線で突き放すというレースが続いていますが、決して展開に恵まれたわけではなくここ3走とも何れも逃げ馬を0.8秒ちぎっての勝利(たまたまこの3レースすべてで逃げ馬との着差が0.8)ですから、地力で勝ってきたと言って差し支えないでしょう。コーナー4つも夏の函館で経験済ですから今更不安も無く、有り余る前進気勢をどう制御するかだけが鍵。戸崎Jは適任者であると思いますが、正面スタンド前の発走で大勢の観客が見守る中平常心でレースができるかどうか。
[5]⑨スウィートハピネス(佐々木)
オークスの内容からもワンターンより周回コースの方が向いているだけに、前走ロースS⑦着からの前進は期待できるでしょう。1週前に手ごたえが渋いのはいつものことで、消耗戦になった時に浮上の可能性は押さえる必要がありそう。
[5]⑩ナイスプレーアスク(岩田康)
前走の紫苑Sの日は岩田康Jが単勝244倍の大波乱を巻き起こしたカテドラルクォーツが逃げ切った日。これと同じレースをナイスプレーアスクでも試みたものの直線では抵抗できず⑥着に沈んだ結果を見る限り、現状では2勝クラスに慣れることが先決でしょう。
[6]⑪ガーネットフレア(北村友)
芝に替わって2連勝中。ただ前走の夕月特別は53kgで前目で粘り込んだもので、少なくとも当時より2秒以上は時計を詰めないといけないここでは。
[6]⑫カナルサンマンタン(岩田望)
スイートピーSは自ら3角で動いていって勝ったもの。直線に向いても追い出しを待つ余裕があり、見た目以上に強い内容でした。サムシングスイートをはじめ当時の上位馬がすぐに1勝クラスを卒業した点も評価でき、1週前にはウッドで50秒台の好時計をマークと、外傷明けでも体調に問題は無さそう。やりたい競馬がモンローウォークと被ってしまっているのが何ともですが、力を出し切れれば。
[7]⑬ドリームコア(ルメール)
クイーンCの勝ち方を見てもインで壁を作りたいタイプで、それだけに前走の紫苑Sはあの位置で進路を開放するレースをしたにもかかわらず③着と伸びきれませんでした。鞍上はこの馬の脚の使いどころを理解していたはずで、レース後に「マイルの方がいい」と語っていたのが意味深なところ。難しい馬を上手に仕上げてきた故・萩原師の手元にあったからこそ春まで頑張れていた可能性もあり、転厩2戦目でここは正念場。
[7]⑭サムシングスイート(松山)
2勝はいずれも2000mでのもの。この手のタイプは1800m以下だとスピードが足りず、距離を伸ばして(かつ3歳牝馬の場合は軽斤も活かして)粘り込もうという作戦になりがちで、G1ではスピードも求められるだけに。
[8]⑮フェスティバルヒル(浜中)
前走のクイーンSでは+18kgで登場し春からの成長を期待させましたが、位置を取りすぎた結果ガス欠してシンガリ負け。こうなると陣営は末脚勝負に賭けざるを得ませんが、得てして絶対的人気馬がいる時にはこういう「無欲の追い込み馬」が台頭し得るものです。元々はファンタジーS勝ち、新潟2歳Sも③着の実績がある馬で、条件戦上がりの先行タイプが多い今回、インに馬群が固まって外からひと差しできるようなら気を付けるべきかもしれません。
[8]⑯ハヤブササキチャン(吉田隼)
2連勝中。前走のHTB賞は必ずしもペースに恵まれたわけではない中で先行策から押し切った内容で大崩れしないタイプでもあります。一方、ここに来て勝ち切れているのは洋芝のおかげという部分もあるだけに時計が求められるとどうか。
[8]⑰ロザーンジュ(今村)
2走前のカーネーションCでは切れ負けを露呈し、距離を伸ばした前走の1勝クラス戦もタイム差なしとはいえ勝ち切れず。G1でまっとうに流れると厳しく。
<予想>
◎フェスティバルヒル
○カナルサンマンタン
▲モンローウォーク
△エンネ
△ドリームコア
△タイセイボーグ
△ラベルセーヌ
△スウィートハピネス
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