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2021年10月10日日曜日

【10/10(日)予想】W重賞の全頭評価

■東京11R

[1]①シュネルマイスター(ルメール)

 NHKマイルCで1分31秒台の時計に対応し①着、安田記念では今度は上り勝負にも対応し③着と、マイル路線で高い適性を示しました。東京芝1800mはスタート位置が200m後ろになるだけでレイアウトは1400m、1600mと共通しており、開幕週で速い時計の決着になりやすい一方で今開催はエアレーション効果もあり開幕時点でのクッション値が9.1(金曜10時時点)。東京における良馬場のクッション値は大体9~12程度の振れ幅であることを考えればかなりクッションが利き差しやすい馬場と見ることが出来ます(ちなみにNHKマイルCの日は9.2、安田記念は9.5)。

 直前はマイネルファンロンと併せて51.2-11.4をマーク。動きで言えば前走以上と見え、この次に香港マイルを予定していることからも、ここは壮行戦として一定以上のパフォーマンスは見せてくれるでしょう。但し、ここ2年の勝ち馬と違って3歳G1を勝っているため斤量は古馬と同じ56kg。3歳馬の古馬重賞勝利がトレンド化しここも人気は必至ですが、この馬に関しては恩恵無しであることに留意が必要です。

[2]②サンレイポケット(鮫島駿)

 前走の鳴尾記念時の見解が下記です。

 左回りは安定していますし長くいい脚を使えるタイプですが、直近の2つの勝ち鞍はいずれも極端に上りがかかったレースでした。前走の新潟大賞典は前半3Fが34.2とマイル戦のような流れで最後は37.6もかかりましたし、昨年のジューンSは大雨の影響でラストが37.8。中京はそれなりに上りがかかりますから好走は可能と見ますが、流れ一つで着を上げ下げしてしまうタイプなだけに極端に流れることはなさそうなこのメンバーでは取りこぼしの懸念もあります。

 その鳴尾記念は行った行ったの決着で⑥着。戦法の幅がないタイプなので総じて前有利の流れになったことはともかく、懸念していた通り上り勝負になると対応できずやはり着を落としてしまいました。昨年のこのレースで③着したときは雨の残る稍重馬場でレースの上りが35.4かかったため間に合った一面があります。開幕週で時計も速くしかも上りも速いとなるとこの馬向きの流れにはなりにくそうです。

[3]③ラストドラフト(三浦)

 毎年夏場を休養に充てており、今回も半年ぶりの実戦となりますがその休み明けは過去⑧⑦着と走れていません(いずれもOPクラス戦)。ここを叩いてアルゼンチン共和国杯に向かうのが理想と見ます。

[4]④マイネルファンロン(横山武)

 前走の新潟記念はスタートが決まらなくても無理に押さず、中団馬群から離れての追走がかえって馬の気持ちを落ち着けることに成功した要因でしょうか。コース取りの妙はあったとはいえ、必ずしもハイペースとは言えない流れをほぼ最後方からロスを承知で差し切ったのですから、潜在能力を引き出したデムーロJの好騎乗と言えるでしょう。

 折り合えるかが鍵となることから、ある程度テンが流れそうなここも問題は無いでしょう。最終追いではシュネルマイスターに遅れはしましたがこの馬自身も51.9-11.8で走れており、夏の連戦の疲れをリセットできている模様です。横山武Jが駆るだけに変に出していくとかかるリスクはありますが、上手く御せられれば食い込む余地はあるかと。人馬共にお手並み拝見の一戦となるでしょう。

[4]⑤ポタジェ(吉田隼)

 10戦のうち6戦がそのコースの開催替わり初週のレースを使われており、キレイな馬場で走らせたい陣営の意向が窺えます。前肢の掻き込みが強いタイプで、スピードの出るコンディションでこそ力を発揮するタイプでしょう。2走前の金鯱賞は重馬場に脚を取られ③着、前走の新潟大賞典は本来新潟の開幕週であるところ、急遽福島開催が中止になって連続開催の後半となったことで荒れ馬場を走らされる誤算がありながらの②着で悲観する内容ではありませんでした。但し、開幕週と言っても3走前の白富士Sの時のような硬めの馬場ではない点は考慮する必要がありそうで。

[5]⑥カデナ(田辺)

 重馬場より良馬場がいいタイプですが上り勝負は苦手で、好走歴は一瞬の脚を活かせる小回りや直線短いコースに集中しているのがその証左。昨年のようにほどほどに雨が降って恵まれるようなことがあっても相手は当時より強化されており、よくて掲示板とならざるを得ないでしょう。

[5]⑦ダノンキングリー(川田)

 前走の安田記念では最後に纏めて前を交わしましたが、まさに2年前の毎日王冠を勝った時そっくりのレースでした。東京マイルの上級戦となれば前半4Fは45秒台で流れるのが常になりつつありますが、このレースは46.4-45.3と前半がやや緩く中距離戦に近いラップで、上り勝負になったことが有利に働きました。

 状態さえ整えばしっかり上りを使えるのがこの馬の強みで、今回も4か月ぶりの実戦ですが中間はじっくり乗られ、1週前にDWで51.7-11.7をマーク。最終がBコースなのは前走同様で、調整は上々と見ます。ただ前走でG1を勝った馬がまさかここをメイチに仕上げてくるとは考えにくく、お釣りを残して秋の天皇賞かマイルCSというのが定石なはずで、額面通りの強さを発揮する舞台かと言われると何とも言えません。

[6]⑧ダイワキャグニー(石橋脩)

 昨年エプソムC、毎日王冠と連続好走を見せましたがいずれも時計のかかる馬場であったことが大きく作用しました。東京巧者ではあるものの勝ち切れるのはOPまでで、良馬場予想でメンバーの揃ったG2となると一歩足りないです。

[6]⑨ヴェロックス(浜中)

 2走前のエプソムCではコース取りも嵌って④着しましたが、逆を言えば上手く立ち回ってもG3であれが限界というのが現状です。大トビなので開幕週の馬場自体は良いのですが、メンバーが強くなるうえ馬場コンディションが良くどこを通っても伸びる状態では相対的な優位性も見出しにくいです。

[7]⑩ケイデンスコール(岩田康)

 年明けの京都金杯、中山記念と積極策で好走していた中で前走の安田記念は見せ場なく⑩着。パトロールを見る限りですが終始内に刺さるような仕草を見せており、岩田康Jが跨った最終追いでも口向きを修正しながらの登坂。気になったので中京で行われた京都金杯の映像を確認したところ、当時から口向きは課題であったようで直線で鞍上が『右に重心を寄せながら右ムチを入れる』曲芸を披露していました。


 京都金杯では内枠を引け道中ラチを頼って運べたことも大きく、今回のこの枠では安田記念同様にそれを望むのが難しそうです。となると発馬を決めて前に行くしかないのですが、ここ2戦の感じを見るとそこまでの出足もない模様で…舞台は良いはずなのですがこうした細かい点の懸念が拭えずで、買うなら次(マイルCS?)かも知れません。

[7]⑪カイザーミノル(横山典)

 普段は単走メインでじっくり仕上げる馬が、今回の最終は併せ馬で一杯に追われてきました。しかしながら馬なりの格下相手に後れを取る内容で、いくら向こうが稽古掛けすると言っても52.5-38.3-25.3-12.8と自らが失速しているわけで、現時点ではまた途上のデキでしょう。短いところの適性があるので時計の出るコンディションは歓迎ですが、このメンバーで強調できるデキでないとなると少々厳しいかと。

[8]⑫ヴァンドギャルド(福永)

 ワンターンの1800mは守備範囲で、このコースでもウェルカムS①着、東スポ杯③着とキッチリ走れています。ドバイターフ②着以来半年ぶりのレースですが8月末に帰厩しじっくり乗られ、先週・今週と2週連続でウッドで好時計をマークし動ける態勢はできていると見ます。

 何より今回の結果次第で次走はBCマイルに向かう予定とのことで、選出濃厚な情勢とはいえ負けられない一戦。マイル寄りの適性が求められる東京の開幕週なら、額面通りに走れば自ずから結果はついてくるでしょう。

[8]⑬トーラスジェミニ(丸山)

 前走の札幌記念は終始ソダシのプレッシャーを受けながらの逃げで、早めに来られ厳しい展開にもなりました。恐らく今回ダイワキャグニーは控える想定で、ノープレッシャーの逃げが叶いそうな今回は見直す手もあるでしょう。

<予想>
◎ヴァンドギャルド
○シュネルマイスター
▲ダノンキングリー
△ポタジェ
△トーラスジェミニ
△マイネルファンロン


■阪神11R

[1]①アイアンバローズ(岩田望)

 2連勝の余勢を駆っての重賞挑戦ですが、これまでの最高馬体重が498kgという馬が遠征でもないのに木曜時点で514kgというのは流石に太いのでは?と思ってしまいます。最終追いで坂路で一杯に追われていても、ラスト1Fが13.1と失速しているあたりまだ出来は途上と見ます。2400m以上の条件戦はレベルが低く軽斤の3歳馬の草刈り場となることが殆どで、3歳馬のいない春先の連勝に本質的な価値は見出しにくく現状では過剰人気の感も。

[2]②ベレヌス(斎藤)

 前走の博多Sは4角通過順がそのまま着順になるレースでの逃げ切り、2走前の阿武隈Sは内有利コンディションを2番手から運んでの③着といずれも強調できる内容ではありませんでした。そもそも芝2000mのレースで前半63秒のレースというのが珍しい部類で、そこを逃げ切っていきなりG2では家賃も高いです。

[3]③ステイフーリッシュ(川須)

 前走オールカマーの時の見解が以下です。

 前走は心房細動で無念の競走中止。この中間は久々という点も加味し、心肺機能の強化を図ってしっかり負荷をかけてきました。ただ、調教素人の意見としては一杯に追われた割に最後の1Fは動きがやや緩慢に映り、神戸新聞杯に騎乗のない藤岡佑Jが遠征することなくテン乗りの横山和Jを配した点からも、ここを叩いて次走以降が矢作厩舎の本領発揮と見るべきでしょうか。

 横山和Jが大外枠をものともせず上手く内に導き、好位のインを進んで5着。もう一伸び欲しいところではありましたが無事に走り切れたことは収穫でした。そこから中1週でここに使ってきたとなれば買いの局面なのですが、坂路での最終追いは頭が高い走り。最後の1Fで13.3と失速したのは今年の京都記念②着時と同様なので良いとしても、その時とはフォームがまるで違うことからもまだおっかなびっくり走っているように映ります。

 あと今回わからないのが川須Jを配してきた点。この馬には初騎乗です。いくら3場開催で騎手が居ないとはいえ藤岡佑Jに声をかければ乗ってくれたはずで、例えばムイトオブリガードとの二択を迫られたとしても95%の騎手はこっちを選ぶはずで声をかけていたことさえ疑問です。藤岡佑Jはこのレースでムイトオブリガードに乗ること自体はオールカマー前に決まっていましたが、矢作師の中には元々ここを使うプランはあったはずで前走でテン乗りの横山和Jを配してきたのも後腐れなく次走で関西の騎手に乗り替われるようにするためと思っていました。

 あるいは、燻っていた(?)中谷Jを引き上げた時同様に、騎乗技術以外の点の問題があり伸び悩む人材を囲い込む意図があるのかもしれませんが、普段からこの馬の調教をつけているなどの特段の接点は無い様子。仮にも在厩馬の獲得賞金額でラヴズオンリーユー・コントレイルに次ぐ3位にランクインしているこの馬を6年間重賞勝ちから遠ざかっている中堅に宛がうというのは…

[3]④モズベッロ(池添)

 中間夏負けがあり調整が狂ったことを陣営も認めていますが、だからと言ってスライドできるレースが無いこともまた事実。森田厩舎はこういう「負け戦」的な使い方をすることが少なくなく、それで馬柱が汚れた馬がラブカンプーのように大波乱を演出する要因にもなっています。今回はここを叩いての上積みに期待です。

[4]⑤ムイトオブリガード(藤岡佑)

 前走の目黒記念は終始内で蓋をされ動くに動けず。2走前の新潟大賞典はワンターン+平坦の2000mで追走に手いっぱいな中最後方から大外を回すロスの大きい競馬で0.4差⑦着。今回は4か月ぶりの実戦ですが、元々全6勝のうち4勝が2か月以上の間隔を空けてのレースでいきなりからやれるタイプ。例年ならアルゼンチン共和国杯となるところですが、今年は2回の坂越えがある阪神芝2400mでの挙行となるここへ狙いを定めてきました。良績は左回りに集中していますが、昨年の阪神大賞典では0.4差④着しているように、東京の芝2500m同様坂を2回上って道中の追走がしやすいコースで走れるという見立てもできます。

 調教の動き自体は前回も良かったですが、今回は4週連続でウッドで好時計をマークしており体調面の不安も皆無。位置を取れればこのメンバーなら十分に通用すると見ており、56kgに戻るのも好材料。東京専用機のイメージで人気しないのであればここは妙味あり。

[4]⑥ヒュミドール(幸)

 前走の小倉記念は外差し有利の展開をしっかりモノにしての②着。昇級後も差のないレースが出来ており、特に前半が60秒を超えるスローペースなら⑤⑤④②とすべて掲示板内。形の上では格上げ戦でもメンバーは小粒で、日経賞でウインマリリン、カレンブーケドール、ワールドプレミアに続く④着ならばここでもやれる素地はあると見ます。

[5]⑦ダンビュライト(松若)

 5か月ぶりのレースですが、気のいいタイプでいきなりからやれる馬。一昨年のこのレースも半年ぶりで②着、2走前の京都記念(阪神)でも4か月ぶりで③着しておりローテの不安はありません。前走の日経賞は-12kgと馬体を減らしての⑫着で、元々遠征競馬ではなかなか結果を出せていないので度外視できます。坂路でじっくり乗られるのはこの馬のいつものパターンで中間も順調。2走前のメンバーを考えればここでも評価を下げる必要はないかと。

[5]⑧マカヒキ(藤岡康)

 この馬が最後に馬券になったのは一昨年の京都記念③着時。これを含め、5年前のニエル賞以降の好走歴は道中極端に時計がかかるか上りがかかるかのいずれかのパターンに該当するレースで、年々「間に合わなく」なっているというのが正直なところ。開幕週で雨も降らないとなるとここも時計が無いと厳しいです。

[6]⑨アリストテレス(M.デムーロ)

 この馬の評価を難しくしているのが菊花賞~阪神大賞典までの戦歴です。元々距離が延びれば台頭できそうという見立てで菊花賞も4番人気に支持されての②着、そこから今年初戦のアメリカJCCでは不良馬場をものともせず勝ち切り。そこから次走の阪神大賞典では距離も馬場もこの馬に向くとみられた中で2.2差の大敗、その後は春の天皇賞④着、宝塚記念⑨着と尻すぼみの現状で、どちらが本来の姿かというのは判断が分かれるところです。

 神戸新聞杯のイクスプロージョンの項でも述べた通り、近藤英子オーナーの馬はグレースアドマイヤを基礎牝馬としておりそのルーツは欧州系。相対的に力強さを必要とする急坂コースやタフな馬場コンディション、長距離戦で力を発揮する一方キレやスピードという点では課題を持つ馬が多いです(下級条件戦は能力で押し切れても上級戦ではこうした特徴ががモロに出る)。

 しかし阪神大賞典の結果を見れば、この馬の場合あまりにタフさが求められると自身が走り切れないタイプの可能性があります。然るに「長距離」「急坂」「タフな馬場」の3つ全てが該当してしまうと厳しく、上記のうち2つが該当したアメリカJCCや春の天皇賞では好走できても、3つ該当した阪神大賞典、1つしか該当しなかった宝塚記念では走れなかったという考え方ができます。菊花賞も1つしか該当しないながら②着でしたが、正直コントレイルは3000mの馬ではないのは明らか。そこと好戦したからと言って古馬中距離路線でやっていける裏付けにはなり得ないわけで…このメンバーなら通用の余地も考えられますが、ここまで人気する馬ではないというのが正直な感想です。

[6]⑩ディアマンミノル(荻野極)

 理想は「右回りの2200m以上戦」で、助走をつけられる阪神や京都が向いています。ここ4戦は不適条件を使われ続けており、このコースでなら久々に能力全開と行けそうです。併せ馬では昨日の萬代橋特別を③着したケンハービンジャーを相手に馬なりで先着。ペース不問で自分の脚を使える点が強みで、函館記念④着の内容を考えればここは上積みあっても。

[7]⑪キセキ(和田竜)

 前走の宝塚記念では発馬は無難だったものの、出していって掛かってしまい失速。⑤着とはいえ1.2差では完敗と言ってよいでしょう。これまでは発馬が決まらないことが課題でしたが、前走もさほど遅いペースではなかったはずなのに今度は掛かってしまうという新たな問題が。実績から人気するのは仕方のないところですが、まともに走り切るための課題が続々と出てきている現状では…

[7]⑫オセアグレイト(野中)

 日経賞で0.6差⑥着の内容自体は悪くないのですが、内前有利展開に乗じてのこの馬と控えて脚を伸ばしたヒュミドールとが同じ着差となると上位に取りたいのは後者です。そもそもまっとうな中距離戦ではワンパンチ不足と言わざるを得ず、このメンバーとはいえ57kgを背負わされるのは楽ではなく。

[8]⑬ロードマイウェイ(松山)

 前走の関越Sは59kgを背負ったうえに平坦ワンターンの1800mで追走に苦労した面がありました。陣営は近走で位置取りを落としている点を考慮し、距離延長で積極策に出ることを示唆していますが元々56kg以上では勝ち切れていない馬で、2年前に勝ったチャレンジCもメンバー的にはOP特別に毛の生えた程度と言わざるを得ず当時だけ走れてもまだ足りない、という計算につき。

[8]⑭ヒートオンビート(戸崎)

 前走の目黒記念は歴史的なスローペースの中で末脚を伸ばし0.3差③着。長くいい脚を使えるタイプでない上抜け出すとソラを使うため、なし崩し的に脚を使わされる展開にならなかったことが幸いも災いもしたという言い方ができます。後ろ過ぎると届かないのでできればある程度前目につけていきたいのですが、スタートしてすぐに坂がありそこからすぐにカーブに入る阪神芝外2400mは外枠になればなるほど不利が明らかなコースです。おまけに関西重賞では今一つ消極的な戸崎Jが鞍上となると…一瞬の見せ場は作れても上位を賑わすかと言われると微妙なところです。

<予想>
◎ムイトオブリガード
○ダンビュライト
▲ディアマンミノル
△ヒュミドール
△ステイフーリッシュ
△アリストテレス

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