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2021年10月3日日曜日

サクソフォン中山デビュー、軽快さ活きる芝での活躍を期待


 出資馬で広尾TCのサクソフォン(牡2、美浦・田村康仁厩舎)が3(日)の中山5R・メイクデビュー中山(芝1800m)で初陣を迎えます。

 サクソフォンは父エイシンフラッシュ、母はレトロクラシック(母の父ディープインパクト)という血統。牝系はウェルシュステラに繋がる倶楽部ゆかりの血統で、母の姉には函館2歳Sを勝ったステラリードがおり、パラスアテナ(3勝C)、カイザーノヴァ(2勝C)、キングエルメス(新馬勝ち)も近親にあたります。募集価格は1,200万(2,000口募集につき1口6,000円)。牡馬としてはやや小ぶりのサイズ感ながらしなやかな脚捌きがかねてから評判で、その軽快さの活きる芝での活躍が期待されています。

 お盆に美浦トレセン入りしここまで相当量の本数を消化。1週前にはDWで併せ馬を行い53.1-12.8とまずまずの時計を出していますが、週によっては終いがバタバタになることもあり、まだ走る上でのメンタルにムラが残る現状です。時計の出方だけを見れば一本調子なタイプの可能性もありますが、こういった出し入れを教え込んでいくのもレースの役割の一つであり、この段階での実戦投入には教育的側面もあるでしょう。田村師も「調教で動けなくてもレースで走れる馬もいる、走ってみないとわからないので予定通りここで実戦を使う」というコメントをしており、一度使ったうえでさらなる成長を促してゆく方針のようです。

 鞍上には横山和Jを迎えます。まず今回は道中の追走としまいにしっかりお釣りを残せるかがポイントになり、エイシンフラッシュ産駒の傾向としてもう少し短い距離で台頭する可能性もありそうです。無事に帰ってきてくれることはもちろん、適性を測る意味でも、今回が自身にとっても周りにとっても実りの多い一戦になることを期待しています。

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