■中京3R カンノーリ
新馬戦はフロムダスクの④着。森厩舎だからというのもありますがとにかく稽古からよく走っていた馬で、ここは通過点という勝ち方。これに負けたのは仕方ありません。今回2Fの延長となりますが、注目したいのはこの一族の距離延長時の成績が良い点です。
3代母エイシンギャロップはノーザンテーストを父に持ち、現役生活こそわずか2戦で引退したものの母として小倉3歳S(当時)を勝ったエイシンサンサンを輩出。そこからエイシンニーザン、エーシンリターンズ等の活躍馬が産まれました。一族の傾向として距離延長時の好走(&高配当)が目立ち、距離延長時の全成績は(18,16,20,118)で勝率10.5%/複勝率31.4%で単回110・複回101とベタ買いで儲かるレベル。オジュウチョウサンも出走した19年ステイヤーズSで11番人気③着に激走したエイシンクリックもこの一族で(当たり前ですが)この時も距離延長ローテでした。
これらの顔ぶれからも想像がつく通り、この一族は前向きな気性の持ち主で前々から勝負したいタイプが多いです。カンノーリも叩き2戦目と距離延長で前目のポジションを取れれば、スロー必至の2歳未勝利戦で前残りの恩恵を受けられる期待があります。
3走前の中京記念の時にも言及しましたが使いながら仕上がるタイプで、この夏は1年2か月の休みを叩いて⑪⑪⑧⑤着と徐々に上向き加減。この頭数、このメンバーではスローは必至で、外を回して差しに回ったのでは間に合わないでしょう。馬群を割って伸びることができるのがセールスポイントのこの馬にとってはチャンスと言える舞台で、叩き5戦目でそろそろ走り頃でしょう。
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